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2016/04/25

2か月遅れとなってしまいました。
この間熊本大地震など、いろいろな出来事がありましたが、
まずはこちらを書かなければならないので取り急ぎ。

的を射ているアドバイスができていない部分もあるかもしれません。
今年はビギナー部門の感想も一緒にアップしてみました。

B1 カイン
今のシガーボックス使いを象徴する、
高さもある難易度の高いシガーボックスの技の応酬の鹿児島産シガーボックス使い。
技の難易度の高さは他のシガーボックス使いに比べても引けを取らず、
シガーボックスの大会でいい成績を残せる力は充分あると思います。
<アドバイス>
現状曲に合わせてできる技を並べただけになっており、
このままではもったいない。技を生かせる演技構成を考えてみよう。
「小技」を活かせるようになると強くなると思います。

B2 ぐっち
女性シェーカーカップ使い、まだ10カ月という短い歴でステージに立とうとする姿勢をまず評価したい。
大会では衣装も普段通りだったりする人もいますが、きちんとした格好であったのは好感が高いです。
まず、シェーカーカップと言う道具はなかなか見ることができないので、
かなり独学で頑張らないとならない道具であり、少し他の人よりハードルが高いんですよね。
ちゃんとルーチンができていることだけでも素晴らしいと思います。
<アドバイス>
今は技のバラエティをそろえていくことが大事ではないかと思います。
ただ単に難易度の高い技を成功させることを目標にするのではなく、
いかに多くの技を覚えておくか。
ぱっと見なるべく「どう違うのか」が伝わるような技を中心に覚えておくといいでしょう。
これは、大技に限らず、小技も多く。
ルーチン作りをするとき、多くの技の中から今回見せたい技を厳選できるよう、
技のバラエティは豊富にとっておくにこしたことがありません。

B3 パニーニ
ぐっちさん同様10カ月でステージに立つという姿勢を評価したい、女性ディアボロ使い。
しかも、彼女は10カ月とは思えないくらいルーチンにドロップが少なく、
また、演技の内容も周囲を見ているからか、よくできていたと思います。
<アドバイス>
どこが悪いということは無いので、全体的に強化をしていくのがいいと思います。
例えば難しい技をできるようになること。
ステージのたち振る舞いを覚えていくこと。でしょうか。
多くの演技を見て、幅広くジャグリングの見せ方を取り込んでいきましょう。

B4 サンサン
エキスパート部門で出ていたとある人が別の道具(けん玉)でビギナー部門に挑戦。
勿論ルール上は問題ありません。
流石にステージ上の動きはビギナーとは言えないくらいこなれていたか。
<アドバイス>
残念ながら、「けん玉」をジャグリングのレベルとして昇華させるには技のレベルが足りないと考えます。
ところどころ「おおっ!」という技はあったのは事実ですが、まだ技の数/難易度共に物足りない。
とはいえ、盛り上げてくれるつもりで参加していただいたのでしょうから、
そんなアドバイスを送るのも無粋かもしれませんけどね……w

B5 ヤリザP
昨年に引き続き参加してもらった沖縄県からやってきたシガーボックス使い。
ノリノリの音楽で演技してくれました。演出も努力しているなと言う印象は受けました。
それから、なかなか面白い技を多く持っていて将来性を感じます。
<アドバイス>
ルーチンの作り方について、音楽とポーズは面白かったと思います。
ただ、「できる技を並べて、ちょっとおもしろいポーズをとってみた」だけであると伝わってしまっていてもったいないです。
ルーチンを自己満足で終わらせず、お客さんの目で見てみましょう。
どうしたら観客に面白くキャラクターが伝わるか、技をやったときに拍手をもらえるかの観点で
ルーチンの構成を考えてみてください。

B6 aki
何故彼がビギナー部門なのかと、誰もが思ったであろう超絶デビルスティック使い。
審査員が全員全項目に「A」をつけているのが何よりもの証拠。
ただ、主催者の意図としては彼のような人が出たとしても他の人の審査に影響がないという目論見があったので
勿論こういう形のエントリーも歓迎です。

特にアドバイスはありませんw
安定感/技のレベルなどは間違いなく日本でもトップクラスのデビルスティック使いで、
構成も申し分ありません。
大技の練習もされているようで、その安定感が上がれば一気に今年の日本人ジャグラーの
台風の中心に来そうなくらいの実力があります。

E1 スミス
ホーム静岡県立大学ジャグリングクラブ五臓六腑のシガーボックス使い。眼鏡のスミス。
投げたシガーボックスをだるま落としの逆のような感じで間にシガーボックスをはさみこんでバランスを取るなど、
あまり見たことのない技が多く、もう少しすると日本のシガーボックスのトップクラスに次ぐくらいのレベルには
なりそうな気配もします。
<アドバイス>
本人も自覚しているようですが、立ち上がりのミスの多さが目に付いてしまいました。
(むしろ、後半立ち直ったことに関しては逆にとても凄いと思います。……僕は前半で崩れると後半もぐだぐだになるため。)
ルーチンの前半から飛ばしていくという方針でもいいっちゃいいのですが、
まずは観客と自分との間の緊張を取り除いていくところから。つまりはもっと確実性の高い技から
初めていくのが良いのではないでしょうか。

E2 ひろた
ご存知ひろたくんは今回ハットという新しい道具をひっさげ、ボール&ハットの二種目で挑戦。
IJAチャンプとなりながら、さらに上を目指す姿、見習わなくてはなりません。
相変わらず演出の「濃さ」は健在で、彼の場合はちゃんと曲のテーマに合わせてネタ(まさにネタ)を
仕組んでくるところが、いわゆる「大道芸」にも通じるところがあり、大変好感が持てます。
彼が本気になったら20分くらいのショーも一人でこなせるようになってしまうのではないでしょうか。
<アドバイス>
今回彼にしては珍しくドロップが目立ち、それは二番手で会場がまだ温まりきっていない中
観客の声援が少し少なくて調子を崩してしまったのか、照明が良くなかったのか、色々な要因があると思うのですが、
ただ、「目立った」と言ってもリカバリーが早いので、実はそこまで気にならなかったのです。
ドロップしても何かそのドロップを利用した一ネタがあったりすると余裕が生まれると思いますので、
決められたルーチンではなく、ときには大胆なアドリブを入れることができるなど、
精神的余裕があるとまた変わってくるのではないでしょうか。

E3 かとけい
珍しいスタッフ使い。ダイナミックな演技を見せてくれました。
スタッフという特殊な道具の面白さがよく伝わっていて面白い演技だったと思います。
特に、3本使った技は演技としても大きく見え、ジャグリング的にも面白く、迫力がありました。
<アドバイス>
スイング系の道具をジャグリングの観点から評価するのは難しいのですが、
同じ速度で回転させているとメリハリがきいていないように見える傾向にあると思います。
時にはゆっくり、ときにはスピードをつけて回転させるなど、演技の中に起伏をつけると変化を感じます。
勿論、スタッフを早く回転させるためにはかなりの筋力がいるはずですから、
逆に通常の速度をもう少し落とし目にするなどという工夫が必要になります。
特に2曲使っているわけですから、1曲目と2曲目では対照的な雰囲気でやってみるなど、まだ改良できる点は多いと思います。
やっているときの表情まで意識して演技に取り組んでみてください。

E4 とり☆めし
男女二人組のデビルスティッカー。終始笑顔を忘れていない演技が印象に残っています。
二人ともかわいらしいキャラクターでよかったですね。
演目内容にもとても工夫がみられ、なんとか独創性を出そうという気持ちを感じました。
<アドバイス>
舞台の上でやるというのは緊張が付き物で、やはり慣れていないとドロップがあることでしょう。
特に二人組以上の場合は、落としたときにどこからスタートするかを迷いがちで、
二人の意気を合わせるのがとても大切です。
ルーチンを「通して練習する」というのが大事で、ミスをした時のリカバリーを
ちゃんと身につけておくと精神的に余裕が生まれるのではないかと思います。

E5 おーや
静岡のディアボロ使い。この大会では、オール1ディアボロで挑戦。
まず、演技中の姿勢がきれい。さすが数々の大会をこなしてきただけのことはあります。
ステージ上でもとても余裕がうかがえ、あまり緊張せずにパフォーマンスできていたと思われます。
普段と変わらないでできたのか、ドロップが少なかった印象があります。
<アドバイス>
ディアボロ単一の大会ではなく、ジャグリングの大会で求められるのは
ジャグリング的な難易度、技の派手さなのではないかなというのが僕の意見です。
インテグラル系などの技の面白さは感じるところではあるのですが、
飛びぬけて「この人馬鹿だなぁ!!」と思わせるような技の存在があるとさらに高得点を得られるのではないでしょうか。

E6 金令木
バトントワリングの技をベースとした技が組み込まれたクラブジャグラー。
クラブを空中で跳ねさせたり地面と平行なスピンで投げるなどは普通のクラブ使いではなかなかできない技。
高度な技が光った内容と思います。
途中、髪を縛るという演出は舞台下の需要をよくわかってらっしゃると感じました(笑)
<アドバイス>
演出で髪を縛る箇所がありました。それだけだと唐突な感じがするので、もう少し面白い演出が多くても良かったと思います。
例えば、最初はスーツ+メガネとかで、スーツ脱いで演技開始→途中で眼鏡置く→途中で髪縛る
など、ストーリー性が感じられるだけでぐっとおもしろくなるのではないかと。
技の難易度は十分のものを持っていると思いますので、
あとは、こういう舞台の上でもできる機会がたくさん持てるといいなぁと感じました。

E7 井本賢
最終的に6つまでのハットを使ったハットジャグラー。
前半はほとんどミスがなく、スピーディーでかっこいい、正統派ハットの演技を披露してくれました。
演技中の姿勢がきれいで、ダイナミックに見えましたね。ステージ映えもしていました。
最後、アドリブで技を決めたところにはショーマンシップを感じました。
<アドバイス>
2曲目の演目が少し背伸びし過ぎた感があります。
それぞれがかなりの大技で、決まれば凄かったのですが、やはり決まらないことには評価ができません。
練習では決まっていたかもしれませんが、やはり、照明・当日の精神状態・体調等、
事前にはわからない情報もたくさんあるでしょうから、
「決まれば凄い」技と言うのは入れすぎないのがいいのではないかと思います。

E8 沓間 弘樹
東北からやってきた正統派トスボールジャグラー。
やった技もまさに正統派。実にスマートな演技だったと思います。
演技中の姿勢がいいのも奇術研究会の方ならではという感じがします。
舞台の使い方もうまかったですね。
<アドバイス>
照明が厳しかったでしょうか。
今回のステージ、ステージ上のありとあらゆるところから照明が来ていたため、
割と逃げ場がなくてつらかったのがあるかもしれません。
ただ、ジャグラーが舞台に立つと概して照明にやられるものです。
こういう状況で平常な演技ができるようになるためには、人前に立つ経験がとても必要。
特に、コンテストの場合、「いつもは拍手がもらえるタイミングで来ない」ということも往々にしてあります。
多くの経験を積んでくださいね。

E9 hanehituji
沖縄産の活きのいいシガーボックス使い。
まず、大技中心の構成で攻め込んでくるところが、現在でもシガーボックス界のトップクラスを走る
稲葉君のインスパイアなんだろうなと好感が持てますね。
失敗こそ確かにあったのですが、しっかりと大技を決めていました。
シガーボックスの技とは思えない高さのある技で、迫力も満点でしたね。
<アドバイス>
hanehitujiくんのシガーボックスには、2つの将来があると思います。
ルーチンとして完成度を高くしていくか、それとも難易度をさらに難しくした上で精度を上げていくかです。
ルーチンとして完成度を上げていくのだとしたら、もっと音楽を意識した作りをするといいでしょう。
ジャグリングだけでなく、音楽やダンスのことを少しかじってみても損は無いのではないでしょうか。
一方で、もし難易度をさらに難しくして精度を上げていく、いわゆる「技の暴力」を目指すのであれば、
選曲した音楽が主張しすぎです。歌詞のない曲、さらに起承転結のない曲でもいいと思います。
昨年JJF優勝のなごつき君の演技など参考になると思います。

E10 小辻太一(優勝)
現在静岡にお住まいのコツジさん。表情・動作、どれをとっても完璧なキャラクターで、
さすが多くの舞台を経験しているだけはあるなと思いました。
勿論それだけではなく、技のレベルも高く、またドロップも少なく、完成された演技。
JJF等、技術よりの大会では評価されにくいのかなと思いましたが、
じゃぐなぎ杯では審査員からも高評価を得られ、よかったです。
<アドバイス>
強いて言うとしたら、スタート30秒間くらい無音のところがありました。
これはもちろん音楽にそう入っていて、「ん?」と観客にも思わせる演出の一つだと思いますが、
流石に長すぎで音響担当も不安だったのではないでしょうかw
もう少し舞台スタッフにやさしい配慮をしていただけると主催側としては助かりますw
それ以外に何をアドバイスしろというのでしょう。
今度どこかで一緒に舞台企画してくださいw

E11 じゃぐたくさん
じゃぐなぎきってのジェネラリストであるじゃぐたくさんが今回は自分のメイン道具であるディアボロで挑戦。
1ディアメインでの出場とのことでしたが、技のバラエティの豊かさが素晴らしい。
要所要所で「おおっ」と盛り上げる演出を入れるなど、以前よりはるかに成長していて嬉しく思います。
<アドバイス>
やや安定志向が強かったと思います。リスク承知の技が1~2あっても良かったと思います。
単純にハイトスして4回縄跳びをしてキャッチとか。
ディアボロの大会ではなくジャグリングの大会であり、単純な技でもりスキーなら拍手をもらえるはずです。
概してジャグリングの大会は派手な技が多いのが好まれますから、技の独創性と合わせ、
そういう「単純に難しい」技があっても盛り上がると思います。

E12 ほーしん
中部のジャグリング公演IaK0T仲間であるほーしんさんの出場。
デュアルデビルを回しながら平気でトリックを出してしまうところあたりにレベルの高さを感じます。
キャラクターも中立を保っており、ベテランの貫録を感じました。
今後のほーしんさんの目指す道にもよるのですが、実力者だけに、是非とも注目を集めてほしいところです。
<アドバイス>
奇を衒った演出はしなくても充分技だけで色々な大会に挑んでいける実力を感じました。
が、最近のデビルスティックの技のレベルのインフレーションの中において、
大会で何かしらのインパクトを残すためにはさらなるえぐめの技か、ハイレベルな完成度が必要と感じました。
いわゆる「綺麗になりすぎない」というやつで、一発で観客の全員を「うお!」と言わせられるようなドギツイ技があるといいですね。

E13 かまなる
同じく中部ジャグリング公演IaK0T仲間であり、かなり初期のじゃぐなぎでも3位以内入賞を果たしたことのある
かまなる氏の参戦です。
コンセプトはいわゆる「ショーンスタイル」の3ボールとそれより多い数のミドルナンバーズの演技。
(※ミドルナンバーズとは僕が勝手に読んでいる言葉であり、一般的ではないと思います)
マルチで正統派なボールジャグラーを目指している姿、素晴らしいと思います。
正統派ジャグラーはどんな大会に出ても強いと思います。ぶれないで続けてほしい。
<アドバイス>
今回ややルーチンが崩れ気味だったのは「照明のせい」だと言いきってしまっていいと思います。
(それは、本当に照明がジャグリングの邪魔をしてミスをするというのも含みますが、
 照明がある舞台に慣れていないという意味でもあります。)
それよりは、序盤で失敗した後の立て直し方を脳に覚えさせておいたほうがいいのかなと。
ミスが続いた場合の精神の持ち方。通常ではなかなか難しいところですが、
練習を繰り返していると、調子が悪い時にミスが出続けるということはあると思います。
そういうときこそがチャンスであり、そういう時に精神を立て直す練習をしておくとよいと思います。

E14 ハヤト
かの有名なナランハジャグリング部ハヤトさんの参戦。昨年JJFに出場し、その勢いのままじゃぐなぎ杯にも出場していただきました。
技のレベルも、演技の内容も隙がなく、語彙が少なくて申し訳ないですが「上手い。」
ドロップも少なく、ディアボロ勢が大会に慣れていることを象徴しているかのような演技だったと思います。
<アドバイス>
今回は3位入賞という結果でしたが、
さらなる上位の大会で上位の成績を目指すのであれば、さらにここから発展させていかなくてはならないと思います。
それは、技のレベルであったり、演出の派手さであったり、とにかく全体的にです。
完成しているものがあり、さらにそれを上回るものを作っていくのはとてもハードで、
特にハヤトさんのような名前が知れてしまっている人になると、本当に厳しいものです。
ですが、それがないと成長しませんよね。
(そして、これは僕も同じで、多くのジャグラーが感じていることでしょう。)

E15 丸山修平
予選ビデオを見たときに、「今年彼を色々な大会で目にすることになるだろう」と直感した人。
何年か前にじゃぐなぎ杯に出場していただいたのですが、その頃からさらに輪をかけて上手くなっていると思いました。
まずは技のレベルの高さ。
そして、技と技のつなぎのクラブの動き、一つ一つが「難易度の高い動き」をしていて
圧倒的なパフォーマンスだったと思います。
<アドバイス>
あまり多くのアドバイスはいらないなと思いますが、
強いてのアドバイスをするとしたら、ルーチン練習はビデオで撮影しておいて後でちゃんと見返し、
反省点等を都度挙げておくことかなと思います。
既に技のレベルも演技のレベルもジャグリングの大会の上位に入れる実力があると感じましたが、
ビデオで自分の演技を見返してみて、細かいところを修正していくことでまだ演技が磨けるのではないかと。

E16 八巻奈央
えぐい技を多数持つフラワースティック使い。
スティック系はこうでなくてはというくらいレベルの高い技の応酬で、見たいものを見せてくれたなと思います。
隙なく続く大技の連発が素晴らしかった。
演技にも貫禄があって、ミスをしてもあまり動じずに立て直せるメンタルの強さも素晴らしいなと思います。
<アドバイス>
奈央君の場合、アドバイスするとしたら演技の完成度に尽きると思います。
ドロップしたときにあっさり拾ってしまうので、ほとんど演技に影響はしていないと思うのですが、
(つまり、ドロップしたことに対してあまりダメージが大きくない)
やはりドロップは少ないに越したことは無いですから。
大技はとても素晴らしいので、小技のコンビネーションの練習を強化するのもいいと思います。

<総括>
優勝は3ボールの小辻太一さん、
じゃぐなぎ杯は、「キャラクターを持っていたり、独特の世界観を持っている人が強い」
という分析があるようですが、まさにその分析通りの演技が優勝しましたね。
2位の丸山さんもそうです。
ただ、この二人に関して言えば、キャラクターや世界観はもちろんのこと、完成度も高かったことが評価につながったと考えます。

今回は「ステージの上」という、これまでのじゃぐなぎ杯とは違った状態での開催となりました。
じゃぐなぎ杯という大会は、元々JJFやIJAに向けた下準備のために腕試しとして使ってほしいという理由で主催し始めた大会ですから、
この大会を経て「ステージに立つということがどういうことか」ということを
初めてステージに立つ人は実感できただろうし、
何度もステージ立っている人でも経験をさらに積めたのではないでしょうか。
(僕も、いまだにステージ上の演技と言うのはテンパります。)

<今後のじゃぐなぎ杯について思うこと>
この後はじゃぐなぎ杯の今後についての話。

じゃぐなぎ杯は審査方法と言うのは実はなんやかんやで毎回見直しをしていまして、
例えば前回まで「技術点」「演出点」「完成度」の3つそれぞれに各審査員ごとの偏差値をつけ、その偏差値を合計したものを点数とする
(つまり、平均点は150点となる)
……という方式でしたが、今回は、
「技術点」「演出点」「完成度」の3つの合計の偏差値を点数としました。(つまり平均点は50点になる)

このやり方はまあよしとして、
各カテゴリの点数の付け方について少し。

「完成度」は言わずもがな演技の「デキ」であって、この項目がない場合、できもしない技をガンガンにやり続けて
技が決まろうが決まらなかろうが「盛り上げたもん勝ち」にしないための配慮。
(実際盛り上げたもん勝ちというところは無いこともないが。)
この項目があるからこそ「リスクの大きい技を取るか」それとも「無難に決めていくか」という葛藤が生まれるわけです。

なので、この項目は外すつもりは無いです。

一方で、「技術点」「演出点」について。
舞台上でのジャグリングを競技としてみなしたとき、例えば、すべての競技者が自分がやりたい通り完璧な演技ができた
(つまり、(演出としてのドロップを除いた)ドロップが無く、姿勢のふらつきも無かった)場合、
それ以外で評価される点は2つあると思っています。
それが、「決めた技の難易度(=当然技の数が多ければ多いほど評価は高くすべき)」と、「ルーチンのセンスの良さ」の2つです。

例えば、極端な話ですが、
「ただその場に突っ立って3ボールカスケードを行うだけの演技」より、
「ただその場に突っ立って5ボールカスケードを行うだけの演技(=決めた技の難易度が高い)」や、
「最初にトランクからボールを出すところを見せて3ボールカスケードを行ってフィニッシュでポーズを決めた演技
 (=ルーチンのセンスの良さが高い)」の方が評価されるべきです。

僕は前者を「技術点」として、後者を「演出点」と呼ぶことにしていましたが、
これら二つの項目は、ジャグリングが多様であることと同様に
人(審査員)の感じ方と言うのもさまざま。

とても抽象的な評価ポイントである「演出点」は勿論ですが、
「技術点」も、例えば人によって「3ボールカスケード」と「シガーボックスの中抜き」ではどちらが難しいかわからないように、
多くの技について、絶対的に評価できる人がいるとは思えません。

だからこそ、審査員と言うのは「観客の代表」であり、
本来なら観客として見に来た人から無作為に指名してその人に評価させるというのが正しいのかもしれません。

が、例えば、
「5ボールカスケードはできるけれどシガーボックスはできないから、5ボールの方がシガーボックスの中抜きより簡単!」
……というような評価をする人がいないように、
「ジャグリングの経験は豊富」で「公平な審査をしてくれそう」な人に審査員をお願いすることになります。

「技術点」と「演出点」について、
なるべく意図したとおりに評価してもらえるよう、来年から
「技術点」「演出点」という名前で無く、「技点」「ルーチン点」のような呼び方にしようかなと考え中。

2015/06/26

皆様お久しぶりです。

昨年より目標としてきました大会、IJA(国際ジャグリング協会)主催、
サマーフェスティバルの「チャンピオンシップ」「インディビジュアル部門」
のビデオオーディションをクリア、ファイナルに進出しました。

5年ぶり、2回目の挑戦となります。
日本人の皆様には色々なところでお見せしていますが、
今回は「ドラゴンボックス」または「竜半ボックス」と僕が呼んでいる道具を利用しての
出演です。

正直IJAからの「おめでとう、出演できます」メールを見るまでは
びくびくしていましたが、
無事出演することがかなってよかった。
ただ、昨日出演者一覧が送られてきて、正直ショックを受けたのですが、
よくこの中で僕予選通過したな……と思いますw

とにかく、泣いても笑っても後4週間程度しか時間が残されていません。
今のうちからメンタルなトレーニング、フィジカルなトレーニング、しておきたいと思います。

それとは別個に、5連休カナダ旅行できるわけですから、
そちらはそれで楽しみにしております。
観光する精神的な余裕があればいいですがw

Junk Stageの記事もなかなか着手できずすみません。
最近ゲームが面白いのと、練習もしなきゃで、
なかなか記事を書いている時間がとれませんね……

実は、これ以外にもう一個記事を書いたのですが、
投稿するのを忘れていました。
近日中に公開します。

2015/04/29

今さらではありますが、
2月末~3月最初に開催された「じゃぐなぎ杯」エキスパート部門の感想を。

前に書いた通り、
僕自身今じゃぐなぎ杯の存在意義について考えるところがあったりとか、
そんなに開催のモチベーションが高くなかったりするわけですが、
ひとつのじゃぐなぎ杯の特徴として、
「審査員が演者にアドバイスを送ることを推奨している」というものがあります。

2か月遅れになってしまい、若干記憶がおぼろげになっているところもあり、
コメントはちょっと簡単ではありますが、
参考にしてもらえるのであれば主催者冥利に尽きます。

1:やましょー(シガーボックス)
<良かったところ>
技のバラエティの豊かさ、特に、バランス系の技というのは
他のシガーボックス使いとの違いを出そうとしているのが伝わりました。
また、ステージ上の動き、ポーズの取り方、舞台の広く使い方などは
基本を押さえている感じでルーチンを作ったことのない人にお手本にしてほしいくらいです。

<アドバイス>
一番最初の演技順ということで、
お客さんもあったまっていなくて大変だったと思います。
今回の演技順は僕が意図して決めたものですが、
「序盤は観客に拍手をしてもらうように演技を作る」ことを意識するといいでしょう。
(こういう、序盤に観客と自分のプレッシャーを和らげるテクニックをメルティングというそうです)
今回、「トップバッター」という
特殊な状況に慣れていなかったものもあり、思うように演技できなかったと思いますが、
いかなる状況にも立ち向かえるような経験を積んでいくときっと安定感が上がると思います。

2:Dee(ハット)
<良かったところ>
技のバラエティの豊かさ、ハットという道具はなかなかスポットライトが当たりませんから、
技の全てが観客に新鮮に伝わったのではないかと思います。
舞台の使い方はベテランの貫録と言ったところなのではないでしょうか。
ドロップにあまり動じないメンタルの高さもあったと思います。

<アドバイス>
彼は同じサークルなので知っているのですが、
練習時間があまりとれていなかったんだろうなぁという感じです。
(その中でも果敢にじゃぐなぎ杯に挑んでくれて感謝したいです)
普段人前でやってないルーチンとは思うのですが、
やっぱり日ごろからある程度(いつふっと振られても良いように)
練習しておくのがいいのかなぁと思いますw
(まあ、その「振る」のが自分だったりするわけですが……w)

3:清水公太(ディアボロ)
<良かったところ>
他の出場者に比べ、特に安定感が高かったところが印象的です。
勿論、技の難易度もビンビンに伝わってくる内容で、
ディアボロの大会等で第一線で戦っているだけのことはあると感じました。
競技がどういうものかということがわかっていて挑んでいるので、
こういう大会では強いですね。

<アドバイス>
演技時間が6分と長いので、もう少し「遊び」の時間があっても良いのではと思います。
音楽で言うと、「間奏」的な部分で、
例えば、ディアボロの個数を増やす時などに、
直前の技を終える→拍手をもらう→観客席を一望→ディアボロのあるところまで歩いていく
→ディアボロをとる→もう一度舞台中央まで戻ってくる→2個目のディアボロを見せる→演技再開
など、時間を使える部分はたくさんあります。
安定感があるだけに、こういうゆとりが持てれば、その分ルーチンの密度が濃くなるのではないでしょうか。
演出の種類にも依存しますが、ご参考まで。

4:70322(コンタクトジャグリング)
<良かったところ>
クリスタルボールという、重い素材を使ったアクティブなコンタクトジャグリング
(※マイム的な要素メインではなく、高いリスクのあるボディーロールという意味)
は斬新に感じました。こういったコンタクトジャグリングは一般的にはステージボールが使われますよね。
あまり見たことのない技も多く、観客席からのどよめきが聞こえていましたね。
曲の変化に合わせてルーチンのメリハリを効かせていたのも良かったと思います。

<アドバイス>
演技全体の「完成度」をもっと高めてほしいです。
それは、単にドロップを少なくすべしという意味ではなく、
動作の綺麗さ(ここで足を動かす、何歩動く、指先は曲げるのかどうなのか)
まで意識して完成度を高めていってください。
勿論ドロップしないことも重要ですが。
今後の伸びに大変期待できる内容でした。

5:クロ助(シガーボックス)
<良かったところ>
技のオリジナリティ。そして、こだわり。
クロ助さんの特徴である「あの技」を徹底的にこだわっているのが素晴らしいです。
日本人ジャグラーが好みそうな演技ですね。
キャラクターもあり、構成も良かったと思います。
「じゃぐなぎ杯」としての感想で無くなってしまうのですが、これまで
昨年7月のシガーボックス大会、11月の社会人大会と
今回のじゃぐなぎ杯、全てルーチンを変えているところが素晴らしい。
つまり、それはまだルーチンを伸ばせるモチベーションが高いということです。
さらに良い演技を期待したいです。

<アドバイス>
クロ助さんの「あの技」は、我々は知っているからいいとして、
演目を作るにはやはり「初見」を意識して作るべきというのが僕の意見です。
つまり、「あの技」に入る伏線をちゃんと用意しておく構成の方が
僕としては好みです。

6:村木慎也(オフストリングスヨーヨー)
<良かったところ>
ヨーヨーの世界からまず殴りこみをかけてきたというチャレンジ精神ですね。
「ジャグリングの世界でも評価されるものを作りたい」という目的を達したのは
審査員の高評価を見ればわかるのではないでしょうか。
ジャグリングの観点から見ても、技一つ一つのスピード感が素晴らしかった。
ドロップが少なかったところもヨーヨーの厳しい世界を戦い抜いている猛者の証明ですね。

<アドバイス>
ジャグリングのショーとしての観点から言いますと、
まだヨーヨーの世界から抜けきっていないと感じました。
例えば「最終的に手元に戻ってくるもの」などのヨーヨーのルールから抜け切れていないということです。
ピルエットなど、「ヨーヨーの世界では評価につながらない」技も
ジャグリングの世界では評価の対象となります。
むしろ、そういうジャンルを開拓するのが
ジャグリングの世界でも戦うことのできる肝となってきそうな気がします。

7:らっせ~ら世良(デビルスティック)
<良かったところ>
完成度の高さと、演出の良さが目立ちました。
特に、技と技の間の間の取り方がメリハリがあって好印象。
舞台を動く動き方も洗練されており、とにかく演技が綺麗に見えました。
客目線の演技ができていた、ということですね。

<アドバイス>
構成は素晴らしいし、このままショーになってしまうと思うのですが、
コンテストとして見た場合、技術レベルにもう少し比重を置きたいと感じます。
現時点でもよい技はあるのですが、大きなどよめきになる技が欲しい。
「火力の高い技」と一般的に言われますが、
例えば、凄く長い連続技を止めずにやりきるというのも一つの方法。
確かに技を止めて拍手をもらうのは大切なのですが、
時に、技をしている間に拍手が自然とわき起こるようなテクニカルな部分も必要です。

8:かんば(ボール)
<良かったところ>
独自の世界観をもった演技でしたね。
4ボール中心の1ルーチン目から、体の動きの綺麗さを重視した2ルーチン目
と、曲が変わった後の変化が大きかったのが個人的には印象深かったです。
(1曲目と2曲目とあまり変化が無いな……という人も多いですからね。)
体の動かし方もなめらかで洗練されていました。

<アドバイス>
かんばさんのスタンスのルーチンはコンテストとして見ずに
普通のジャグリングのショーとして見た場合はとてもいいムードを持っていると思いますが、
コンテストになると、どうしても印象が薄くなりがちです。
全員の演技が終わった後に、インパクトに残っている、というのは
(例えコンテストとしてルーチンを組んでも)難しいんですが、
例えば(本当に思いつきで言いますが)とてもゆっくりやるとか、何かストーリー見たいのを作ってしまうとか、
そのくらいのレベルのことをやらないと厳しい、今の日本のジャグリングのレベルは
それほどまでに上がっています。
いいアドバイスをあげることができないのがもどかしいですが、
かんばさんのようなスタイルを持つ人全体の課題なのではないかと思います。

9:いづた(シガーボックス)
<良かったところ>
動きのダイナミックさ。
彼ほどの動きのダイナミックさが出せるシガーボックス使いはなかなかいないと思います。
シガーボックスというのは概して高さに弱い道具ですが、
それを克服できている、
というより、むしろ高さが出ているのが普通の用にやってしまっているところが素晴らしい。
超時間連続で技をやり続けるパートがある等、技術的にも爆発力を持っていました。

<アドバイス>
やはり大会ともなると練習と感触が違うんだと思いますが、
ドロップが多くなってしまったのはやはり大会ならでは、なのではないのでしょうか。
そもそも予選で送られてきたビデオを見ると、アウトドアで撮影されていますし、
大分甲斐性も感じたのですが、やはり本番は何が起こるかわからないもの。
前半でミスをして崩れないように、メンタルにも負荷がかかる練習ができればいいのですが。
「ルーチンを人に見てもらう」ことも練習の一つと思いますので、
チャンスを見て積極的に人前でルーチンをするなどしてみてはどうでしょうか?

10:高森啓史(ディアボロ)
<良かったところ>
しょっぱなからガンガンにストレートを打つような、気持ちのいい始まり方でした。
とてもロングスパン(=途中で技を止めずに連続して技を決める)パートが多く、
ミスせず続いたところは確実に拍手をとっていました。
高度なことに挑戦していたと思います。
決めた技も、僕には目新しく感じました。

<アドバイス>
構成の意識を高めるのがいいと思います。
現状、音楽は「かけっぱなし」の状態で技を次々とやっている状態に近い印象で、
もっと有効に活かせると思います。
やっている技は凄いので、そういう(音楽を無視した)スタンスもありだとは思うのですが、
だとしたら歌詞が無い曲の方が適していると考えます。
人の受け売りですが、
「自分がもう一つの楽器を演奏している」ようにやるのがよいのではないでしょうか。

11:しゅわっち(ボール)
<良かったところ>
ルーチンの雰囲気を的確にとらえた音楽を選べていたと思います。
この意識があるだけでルーチンとしてはぐっと良いものになっていると思います。
2つのボールがくっついて移動するのが技の肝になっていたのですが、
その音楽がこの技の不思議さを一層際立てていて良かったですね。
また、曲の雰囲気に合わせ、
あまり表情を出さないキャラクターというのも雰囲気作りにプラスになっていました。

<アドバイス>
オリジナルの技中心の構成、特に「核」となる部分がある演技については、
その「核」をどう料理できるかが勝負だと思います。
そういう意味で、もっとえぐめの技があっても良かったのではないかと。
雰囲気がまた独自だったので、そことバッティングしてしまうかもしれませんが、
ピルエットやボディースローなど、派手目の技とあわせてみると良いのではないでしょうか。
雰囲気を活かすとしたら、もう少し構成を練るのがいいですね。
「二つくっついているのが不思議でしょう?」ということを、
もっと序盤でアピールできたら良かったと思います。

12:aki(デビルスティック)
<良かったところ>
ルーチンの大部分をデュアルデビルで通したというのが
まず「攻めているなあ!!」という感じで前衛的ですね。
ルーチン全体として見た場合、とんでもない難易度だと言えます。
この難易度にもかかわらず、目立ったドロップもないところもまたすごい。
これで高校生だというのですからたまりませんね……

<アドバイス>
演出面から。舞台を広く使えているという感じはしたのですが、
なんとなく動いてしまっているような気がします。
動く時はメリハリをつけて移動する。
つまり、移動するときは「技をちゃんとし終わって、アイドリング状態
(技の「アイドリング」ではなく、何も技をしていない状態のこと。
 デュアルプロペラを続けているだけの状態、など。)
で動き、足を止めてから次の技をやる。
ということの意識をしっかり持っておくと技が綺麗に見えるようになるでしょう。
技術レベルは高度なものを持っていますから、ルーチンの作り方をもっとこだわってみてください。

13:hanehitsuji(シガーボックス)
<良かったところ>
まずは、去年の彼の演技から見て、大変な成長を感じました。
「気迫」という言葉が適切と思いますが、それを感じる演技でした。
観客へのアピールの仕方、舞台っを広く使い方など、
去年甘いと感じた部分が全て克服されていましたし、
技も高度な技をガンガン決め、さらに多少の軌道の乱れを拾える甲斐性もありましたね。
技術力はもはや第一線で活躍するシガーボックス使いと比較しても
そん色のないレベルなのではないでしょうか。

<アドバイス>
技術はとてもよかったですが、演出/構成はまだ良くなると思います。
特に、音楽への意識がもう少し高くてもいいのではないかなと。
シガーボックス使いだけではなく、他のジャグラーの動画も、
音楽をどう上手く利用しているかを研究しながら見てみてください。
音楽に合わせて技をやりながら、自分が気持よくなるように演技できたらそれが一番なのですが。

14:工藤正景(ディアボロ)
<良かったところ>
彼もまた、去年と比べて成長を感じた一人です。
体の使い方も良く、体のキレもよくてダイナミックな演技ができていたと思います。
また、自分独自の世界観を出そうとしている努力を感じました。
そもそも、体を動かしながら技をするということ自体難しいですから、
それができるというのが彼の強力な武器であると考えます。

<アドバイス>
曲、特に2曲目が、ループする曲(ゲーム曲に多い)だったため、
ルーチンの緩急が無く、惜しいことをしていると思いました。
無論、ループする曲を選ぶというのもありなのですが、
せっかく演出の上手さを感じるので、
いわゆるAメロBメロでは流れるように演技をし、
サビの部分で大技を連続で決める、などの演出のできる
起承転結のある曲をチョイスするのが有利と思います。

15:ひろた(ボール)
<良かったところ>
清水君と並んで完成度が高い演技でした。
さらにその上でキャラクターもできているわ、技も高度だわ、
演技の間の「遊び」も面白いわ、曲も活かせているわ、
たった数分でギャラリーをグッと引き寄せることができる稀有な存在と思います。

<アドバイス>
ありません(笑)

……というと冷たいように聞こえるかもですが、
そのまま突き進んでほしいというのが感想で、
下手なアドバイスはいらないんじゃないかなぁ。

強いて言えば、似たような技がルーチン中何回か出てきたりして、
そこに変化をつけてもいいんじゃないのかなぁと思うのですが、
その「同じような技が出てきた」という印象に残っていないので
(そのアドバイスを)口にするのすら無粋な気がします。

16:稲葉悠介(シガーボックス)
<良かったところ>
演技を見ていたとある人物によれば「舞台に立った瞬間入賞するのがわかった」
くらいの気迫があったそうで、
流石に僕はそれは極端だろうと思いますが、その気迫が本当であることを証明しました。
技術レベル、間違いなく今の日本のシガーボックス界でトップ中のトップクラスの実力を身につけましたね。
演出、文句ありません。
ダイナミックで、観客へのアピールもかっこよく、
スピード感、危機迫る表情、舞台の使い方、全て素晴らしかった。

<アドバイス>
もはや残されているのは完成度だけでしょう。
充分完成度も高かったのですが、ドロップがあったのも事実。
このレベルのルーチンが、高次元の完成度を持っていたら
どれほど観客席が盛り上がるのか、今から楽しみです。
通常の練習で足りなければ、がっつりと人に見てもらうのも練習の一環です。
幸いにもすんでいるところにはサークルがたくさんあるでしょうから、
色々なところに足を運び、
「ルーチンを見てもらう」(生で)ということをしてみてください。

17:矢口純(デビルスティック)
<良かったところ>
技術レベルの高さ。こちらもほぼルーチン通してデュアルデビルという
驚異的なルーチン。(何故こんなことができる人が1つの大会に2人もいるのか。)
しかも、決めた時に「うおおおーっ!!」というどよめきを起こせるポテンシャルがありました。
抜群な舞台の使い方の上手さもありましたね。
左右に「ただ動く」のではなく、技を止めながら走る、技をやりながら動く、メリハリが効いていました。

<アドバイス>
やはり完成度、というか、この後の大会でじゃぐなぎ杯より
完成度が高いレベルで挑んだ大会があり入賞しているわけですが、
まあ、このレベルの演技であればもはや完成度で入賞が決まると言って
過言ではないのではないでしょうか。
別の人へのアドバイスと重複しないようにすると、
本番の舞台で自分がパフォーマンスしているところの
イメージトレーニングなんかも有効です。
僕が良く言うのが、舞台袖でコールっを受けるところからのイメージトレーニング。
その時に、緊張することができたら良いイメージトレーニングができている証拠です。

総括です。
最近のジャグリングコンテストのレベルの上昇を象徴するように、
じゃぐなぎ杯もまたレベルが上がっていたと思います。
昨年までだったら予選通過しているようなレベルの人も、
予選時点でやむなく落選をさせなくてはいけないということも
今後多くなってくるでしょう。

最近ちょっと
自分のアドバイスも古い価値観になってないか大変心配ではありますので、
本当に↑の感想はご参考までにしていただきたいです。

毎年出場していただける皆様に感謝いたします。

2015/04/01

1月中旬に行われたJMoF「Wild West Show」と1月末の「両国コメディーナイト」の話を。

JMoFは愛知県の某ホテルで開催されたイベント。ヒョウガ君が参加してきました。
JMoFというイベントは、昨年も参加しましたが、
全国各地から愛知県に「ケモノ愛好家」さんたちの集まるイベント。(※他に適切な呼び方がありましたら教えてください。)
昨年も記事にしましたので、どういったイベントなのかはそちらを見ていただくとして。
2日目の夕方からショーがあるのですが、それのリハーサルを午前中にやるというスケジュール。

集合時間は9:30だったか、そこからリハーサルを開始して12:00までに終わらせなくてはなりません。

イベント責任者である七輝さんも言っていましたが、
このショーは、楽器演奏あり、ダンスあり、さらにヒョウガ君のようなジャグリングもありと言う、
「ごった煮」なイベント。
しかも、参加者の半分以上がこういった舞台に「慣れていない」。

例えば、僕のようなショーに慣れている(鑑賞的意味でも、出演的意味でも)者ならば、
「最後出演者を一人一人呼びだす→中央で一礼して(次の出演者の為にその場所を開けるため)後ろに下がって端っこによる」……ということを、言われなくてもなんとなく感覚でわかってしまっているのですが、
それすらも知らない人が過半数を占めているという状況で、つまり、「そういうことをやる」ということを逐一説明しなくてはならない。

本来なら、リハーサルと言う奴は、出演者の為と言うよりは音響のスタートのタイミング、照明のタイミングを音響さん照明さんにわかってもらうため……なのですが、
七輝さんが音響兼照明兼舞台監督と言うスーパーマンをやってのけたので、ほぼ「出演者の為の」リハーサルとなっていましたね。

とはいえ、当然のことながらリハーサルも押す押す。11:45でようやっと前半の組が終了。
しかし、ここは腕のいい七輝さん。「後半は精鋭部隊(舞台慣れしているということ)を揃えてありますんで」と、ぱぱっと残りの4組のリハーサルを完了させ、しかも、本番ほぼ障害なく進行させるという神懸かり的な采配を見せつけましたw

何しろ、イベントのスタッフが足りていないのは間違いないので、せめて七輝さんが舞台監督に専念するか、逆に舞台監督を誰かに任せておいて、照明と音響に専念できるくらいでないと大変かなぁと感じました。

話は変わりまして。
1月末に行われた「両国コメディーナイト」への出演は、珍しく(本当に最近珍しい)僕、「竜半」が参加してきました。
個人的には今年7月に開催されるIJA(ジャグリングの国際大会)への布石としたかったのですが。
まあ、僕のジャグリングを「コメディー」と言えるかと言うと(正直に言うと)ちょっと微妙なところであり、
どちらかと言うと「濃いキャラクター」を期待されていたのかもしれませんが、
最近その「濃いキャラクター」も、ヒョウガ君にお株を奪われつつあるなぁと感じた舞台でした(笑)

あと、今回演目に使う曲を作っていただいた方に生で演技を見せたかったというのもあります。

大変面白いステージだったのですが、今日はリハーサルの話。

本番はミスもそこまで多くなく、いい感じでまとまっていたのですが、
実はリハーサルはボロボロでした。

シガーボックス系の道具は、手元しか見ない都合、ステージで照明に遮られ……ということはあまりないんです。
でも、もともと天井が低いことと、さらに、舞台として組まれたステージの所為で、
ほぼ正面からライトが当たる状態……だったと思います。

道具が空中で消えるんですよw
コンディションも悪かったせいもあると思うけれど、とにかくボロボロ。

さらには、大きく腕を振る技の時に「ガーン!!」と道具を天井にぶつけてしまって動揺しまくる始末。

こんな精神状態でまともにできるわけがないw

主催のしんのすけさんが、「まあ、こういうことがわかるためのリハーサルだから。」と、照明の調整を促し、もう一度部分的にやってみることにして、なんとか精神状態を元に戻す。

そして、本番も、まあ大丈夫でして、「急所(天井に当てそうなところ)」を回避するなどのことができたのは本当にリハーサルのおかげ。
正直、ちとリハーサルを軽視していた部分もあるので、この経験はとてもいい経験になりました。

そう言えば、今までも意外とリハーサルがボロボロの時の方が本番が上手く言っていたりするんだよなぁw
リハーサルも、本番もちゃんとできるようになりたいですね……。

2015/03/20

毎年、僕の主催するサークル「浜松スポーツジャグリングサークル」で開催されている
ジャグリングの大会、「じゃぐなぎ杯」は、今年は2/28~3/1に開催されました。

こちらの出演者の感想を人ごと書くのが例年なのですが、
ちょっと今その時間はなさそう。
どこかに書きためておいて全部完成させたら公開という流れになると思います。

さて、
そのことよりも先に考えねばならぬことがあります。

その1週間後に「中部学生ジャグリング大会」なるものが行われました。
この大会は「中部」と銘打ってはいるものの、全国どこからの参加も可能で、
「学生」……幼稚園、小学生から大学院生であればだれでも参加できるというもの。

これの審査員も僕は受け持ったわけです。

中には、じゃぐなぎ杯に出場して、さらに中部学生ジャグリング大会にも参加する人もいました。
さらにいえば、その後関東学生大会、関西学生大会も開催されました。

そもそも、じゃぐなぎ杯は、
ジャグリングの大会が極端に少ない時期、(その頃はジャグリングの大会と言えばJJF(※日本最大のジャグリングの祭典)内で行われるチャンピオンシップくらいしかなかった)
もう少し気軽に参加できるような大会を作ろう、という趣旨で作ったものです。

それが今や、シガーボックス、ディアボロ、デビルスティックに関して言えば道具別の大会もあり、
さらに上記のような(学生に限定されているとはいえ)地区大会まで開催されています。

そんな中、じゃぐなぎ杯を開催する意義と言うものはあるのだろうか?
もはや、じゃぐなぎ杯は役割を終えていて、他の大会で充分ではないのだろうか?

出場者にとっては確かに経験も積めるし、大会によって微妙にルールの違いもあったりするので
ありがたいのかもしれませんが、3月にこう続けざまに大会があっても「そうそう違う結果は出ない」と思います。

そして、体育館で行う「じゃぐなぎ杯」より、ステージの上で行う「中部学生大会」の方が、よっぽど大会としてしっかりしている。(スタッフも多い。)

開催前からそういう思いはあり、今回のじゃぐなぎ杯に、希望すれば先着順で出場できる「ビギナー部門」、幅広くジャグリングの道具を扱える人を評価する「ジェネラリスト部門」を作って「色」をつけたのもそういう理由があったからというのもあります。

ゲーム形式で行った「ジェネラリスト部門」は、色々な課題こそあれ、成功したと思っています。
そして、「ビギナー部門」も、予想以上で、上級者の出場する「エキスパート部門」とは全く別のベクトルでの面白さがありました。

ただ、これら2つの部門の開催が可能だったのは、今僕の仕事が比較的忙しくなく、精神的にも時間的にも余裕があったから(Junk Stageの更新はサボっていましたが……)であり、来年果たして同じことができるかどうかはわかりません。
というか、そもそも、来年は今年まで使っていた体育館の取り壊しが決まっているため、場所を新たに探さなくてはならないということまであります。

「色」と言う意味では、じゃぐなぎ杯は意図的にイベントの数を少なくしてあり、
これは、主催の僕の負担を減らすのと同時に、意外と練習時間が少なくなってしまいがちなこういうジャグリングの大会で、「だべる」ことでの交流ができるという特徴もあるように思いますが……

どういうスタンスがのぞまれているのか、
そりゃ、開催すれば毎年のように感謝されますし、それで満足かなぁとも思うのですが、
イマイチ開催にあたって「独りよがり」で行っているような気がしてなりません。実際、(手伝ってくれた方には申し訳ないのですが)今回は周囲の協力が仰げず、とても苦しかった。

……まあ、僕のモチベーションがもうそこまで高くないことがこういう思いにつながってしまっているのかもしれません。

2015/01/19

現在喪中ですので、新年のあいさつは控えますが、皆様、今年もよろしくお願いいたします。

さて、今回の記事は去年の末に本来やる筈だった、「2014年の目標達成状況」及び「2015年の目標」です。

一年の計は元旦にありとか昔から言ってますが、今年の元旦はうちのドラゴンのコタツに入っている写真を撮るための悪戦苦闘をしていたため、19日という大変遅いタイミングでの投稿となります。
写真撮影に協力していただいた両親に感謝いたします。

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というわけで、本題。
昨年から、ジャグラーである「竜半」としての目標と、大道芸パフォーマーである「ジャグリングドラゴンヒョウガ」のマネージャーの目標を立てております。

まずは、ヒョウガ君の目標。昨年立てた目標の振り返りです。
・清水みなと大道芸 出場 →達成。
・大道芸ワールドカップin静岡 オン部門に応募。オフ・オン問わず。 →達成。オフ部門に出場。
・↑2つ以外のフェスティバルに参加 →達成。
・何かヒョウガ君グッズを作る →達成。
・今の演技に何かしらの変化をつける →達成。

なんと、今気がついたのですがフル達成です。
去年1年、ヒョウガ君は充実した年だったのでしょう(笑)

「清水みなと大道芸」は5年連続、「大道芸ワールドカップin静岡」は4年連続で出場ということになりました。
二つとも大きなイベントであり、毎年出場させていただけるのは本当にありがたい。
今年も継続して出場できるように頑張りたいと思います。

それ以外のフェスティバルとしては、3月に行われた「うつのみや大道芸フェスティバル」、5月に行われた「ふくやま大道芸」への出場を果たしているので、これは達成しています。

「ヒョウガ君グッズ」……は、売れたかどうかは別として、Tシャツとカードゲームを作りました。さらに、ヒョウガ君グッズではないのですが、ジャグリングの道具のデザインされたタオルも作成。
利益が出たかどうかは……ですが、少なくともグッズを作るノウハウができたことに成長を感じます。

演技の変化……は、「ちょっと」ですが、いい感じにストーリーができたと思います。
2012年である程度「ストーリー」はできていたのですが、2013年に作ったネタがとても良くできていたので、「ストーリー」が崩れてしまったんですよね。それが、2014年バージョンになって復活できたのが大変良いと思います。しばらくはこのバージョンでやっていけるんじゃないかな。
とはいえ、変化させていかないと、毎年見に来てくれるお客さまに申し訳ないし、何よりルーチンワークになってしまって僕がつまらない。今後も少しずつでもいいので変化をさせていければと思います。

上記踏まえたうえで、今年の目標。
・清水みなと大道芸出場。
・大道芸ワールドカップin静岡、オン部門に申し込む。出場する(オン・オフ問わず)
・関東と関西で出演の機会を1回ずつ作る
・「浜松」「大道芸」で検索をかけた時にヒョウガ君のページが上位に表示されるようにする
・小道具(おもにキャリー系)を強化し、運搬をもっとスムーズに行えるようにする

「清水みなと大道芸」「大道芸ワールドカップin静岡」はともに地元で非常に大きなイベント。是非とも出たいのですが、僕が「出たい」と言っても出してくれないのが大道芸のフェスティバルの厳しいところ。
ビデオオーディションを勝ち上がって出場権を勝ち取らねばなりません。
フェスティバルとしては、新しい人を呼びたいと思うし、そういう意味では、年々出演に必要なレベルは上がって行っていると思っていただけるといいと思います。
特に、「大道芸ワールドカップin静岡」は、オフ部門のパフォーマーの中だと、「連続出場回数」が長いほうから数えた方が早いくらい。本当に出場は厳しくなっていると思いますが、去年からそれなりに演技も変わっていますから、そこをしっかりPRして出演につなげたいと思います。

次の「関東」と「関西」の出場機会について。広くパフォーマンスをやって、大道芸ファンの方に名前を売っていきたいなぁと思っています。
ただ、この2つの地域はやるならやっぱり地元のパフォーマーさんを呼ぶでしょう。その方が交通費が安く済みますから。だから、やはり自主的に参加できる機会を狙っていかなくてはなりません。
「関東」は、ありがたいことに事前に言えば出演させていただけるポイントがあるのですが、問題は「関西」。自分のジャグリングを育ててくれた地であるため、なんとか行きたいのですが…… 機会を逃さないようにしたいです。

また、地元のイベントでもちゃんと呼んでもらえるようにしたいです。
googleで検索をかけると、ヒョウガ君のページがなかなか出て来なくて、これじゃあ依頼も入らねえよなぁと。
せめて、10件表示した時に最初のページに出てこないとチャンスすらないですからねぇ。
因みに、正月休みを利用してリニューアルしました。 こちら。
それに伴って、地元でもちゃんと呼んでもらえるイベントの回数を増やせるといいんですけどね。

あと、パフォーマンスではないのだけれど、備品周りをちゃんとして運搬をスムーズに行えるようにしたい。
以前より大分ましになったとはいえ、まだまだ。
これが、僕の体力を削り、アシスタントをやってくれる方の負担になってしまっている現状なんとかしなくては。
とりあえず、持っているキャリーカートをもっと大きくするところからかな、と思います(笑)

勿論、出演機会がそう多くありませんから、
一回一回大事にして、パフォーマンスを常により良くしていくようには意識していきたいです。

次は、竜半の昨年の目標。
・竜半boxのルーチンさらに改良 →達成したけど……
・7ボール (とりあえず)70キャッチ超え →未達成
・クラブのルーチンを作る →未達成

んー、駄目でしたねw
竜半boxのルーチン改良は、できたし、人前でもやったけれど、
まだ不満です。
今年の夏に国際大会に出るまでに間に合うか。

7ボール70キャッチはそもそも練習をあまりしていない。
クラブもしかり。最近腕落ちたんじゃないか?
多少できるようになった技もあるけれど、進歩はゆっくり。
まあ、年齢も上がってきたことだし、こればっかりは仕方ない……って妥協すると成長止まるからな!!!!
ちゃんと練習しろよ、僕!!

今年の目標です。
・IJA(ジャグリングの国際大会)出場

これにつきます。
そのために、
・今の演技の改良……が間に合えば。
・人前に立つ機会を増やす

この2つをしっかりと実行すること。
あと、
・週に4回は練習。各2回以上ルーチンを通す。

これ。
ヒョウガ君の目標と並列しないといけないので、毎週4回、というのは厳しいかもしれませんが、
少しくらい命削るつもりでやらないと。うん。

頑張りたいと思います。
応援よろしくお願いいたします!

2014/07/31

「バリアフリー」と言う言葉がありまして、
ホテルや駅などで、車いすなどが自由に通れるように
階段を設置している横に坂道を作ってくれたり、広いエレベーターが設置されていたり。

勿論、本来の「バリアフリー」というのは、他にも
点字ブロックであったりとか、音の鳴る信号機とか、
そういうのも含まれるわけですが、
今日の記事は、先に書いた坂道やエレベーターの話。

勿論これらは足の不自由な方や車いすを使っている方のために作られたものです。
しかし、これらは
大荷物をトランクで運ぶ我々ジャグラーにとっても大変ありがたく、
とても有効に使わせていただいております。

前にも書いたと思いますが、
ジャグリングの道具と言うのは、けっこう重いもので、
パフォーマンスをする時等、多くの道具を持ち運ばなくてはならない時は、
車輪のついたトランクで移動することが多々。

しかし、エスカレーターやエレベーターのついていない階段なんかが
あるところに来ちゃった時は、正直「あーーー」と思います。
気合いを入れてトランクを抱え上げ、頑張って階段を上り下りします。

しかしこれ、我々はまだトランクを抱え上げられるからいい。

これが車いすの方となると、単純にその階段は「使えない」わけであり、
他の道を探すか、あるいは駅員さんに助けを求めなくてはならないわけですよね。

それに比べ、エレベーターがあったり、坂道があったりするだけで
移動がなんと楽になることか。

あと、他にも、広い改札機とか、広いトイレとか、こちらもありがたいです。

まったく自分勝手ではあるのですが、色々な場所にバリアフリーが
たくさん導入されるといいなぁと思っております。

2014/06/30

同じ日に2回更新してしまってすみません。

前回WJDの記事を書きましたが、
その呑み会での出来事を少しだけふりかえりたいと思います。

僕には、
同世代で未だにジャグリングを続けている友人……というのが大変少ない現状になっています。
学生時代の同世代のコアなジャグリング仲間は、半分はプロに。残りのだいたい半分はジャグリング自体から引退した状態となっています。

半分プロになっているのは凄いと思いますけれど。

つまり、
僕のように「アマチュアでジャグリングを楽しむ」というスタンスのジャグラーと言うのは、
「ほとんどいない」と言いきっていい状態となっています。

その、残り1人であった僕自身も、最近は「ヒョウガ君」という相棒を得たおかげで、
「アマチュア」と言っていいのかどうかわからない状態になっています。

まあ、ヒョウガ君には中の人などいなくて、
僕はしがないマネージャーであることは何度も言っていますけれど、
ともかく、「純粋にジャグリングを楽しみ、そして、ジャグリングの大会等に挑む」という
同世代のジャグラーは本当にいなくなってしまった。

少し上の世代に1人いますが、その彼も、そこまで遠征に熱心では無かったりするので、
やはり、「同世代」には「いない」。

しかし、少しずつ、少し下の世代もそういう状況になりつつあるようで、
最近は、イベント事に、僕が年齢の頂点になるかならないかくらいの
我々が「社会人呑み」と呼ぶ呑み会がイベント毎に開催されるようになってきました。

これの転機は昨年12月の社会人大会の後かな。
その後、ことあるイベント事にこんな呑み会が発生していまして、
もう、この呑み会に参加するためにイベントに行くようなもんです(笑)

一次会などは、
「ジャグラーで」「同世代(少し年齢は僕より下だけど)で」「ゲームが好き」という4人が
1つの机に集まって、
他のジャグラーですら近寄れない空間となってしまいましたw
(とても楽しかったと心から言います。 Rさん、Bさん、Y田、是非またやりましょう。)

ところが、
二次会になったら、何故か、僕のジャグリングの現在のスタンスについて
とても僕が責められ続けまして。
大変悲しい状況になってしまいました。

先の日記にも書きましたが、
「なんであなたはシガーボックスをやらずにクラブばっかり練習しているんだ!!!」
「あなたのやるべきなのは竜半ボックス(ドラゴンボックス)(※最近使ってる道具です)ではない!!!!」
要約するとそんな感じであったと思います。

因みに、本当に最近この手の話を良く言われます。

その二次会では完全に四面楚歌だったので、強く反論することはできなかったですし、
何より感情的になって場を委縮させるのはどうかと思ったので強く言うことはできませんでしたが……

まあ、ただ、家に帰って、冷静に考えてみると、
何故こういうことを言われてしまうのかと反省する部分もあります。

例えば、僕も昔某さんが素晴らしいジャグリングのパフォーマンスをしているのを見て……
いたのですが、その後その人は、ジャグリングからパントマイムに方向をシフトしていきました。

その時、「いやいや、本当はこの人は凄くジャグリングがうまいんだ、みんなこの人のジャグリングを見てほしいんだ!!!」という思いがとてもしました。

僕は……自惚れているわけではないですが、
確かにJJF(日本大会)で3位をとるなど、シガーボックスを使ったパフォーマンスで、
人前に立ち……そして、拍手を受けてきた者です。
いわば、「竜半節」というものがあるわけで、その「竜半節」というのは、僕にしか出せないもの、
だから、その「竜半節」をまた見たい、 そういう意見なのかなぁ

……と、前向きにとらえればいいんでしょうか。

こんなことを書くと本当に思いあがりも甚だしいと思ってしまうわけですが………

ただ、「「竜半ボックス」を使ってまでIJA(国際大会)に出たいんですか?」
とまで言われたわけですが、それについてはしっかりと反論をしておきましょう。

「出たい」です。
IJAは僕がジャグリングに本格的に目覚めた舞台であり、あのステージに立つということは
僕のジャグリング生涯における目標でもあります。

まだ大学一年生だった僕に、先輩方が忘れもしない、箕面市の「西南公民館」で見せてくれたIJA1999年の
ビデオ、克明に覚えています。
当時、「5つのボールを投げれることが一番凄い」と思っていた僕にとって
「7つのボールで」「技をやる」ということがどれくらい強烈なインパクトとして伝わっていたか。

当時と比べ、多くの日本人がIJAに出場するようになって、
「IJAのチャンピオンシップに出る」と言うこと自体の相対的な価値観が失われつつあるように思いますが、
僕にとってまったくそんなことはありません。

「じゃあ、何故シガーボックスじゃなくて「ドラゴンボックス」なのか?」

それは、現時点で、シガーボックスのガンガンな技を見せるよりも、
「ドラゴンボックス」という新しい道具の面白いところを観客に向けて発信したいからです。
現時点で、「ドラゴンボックス」という道具は世界的に見てまったく新しいジャンルの道具であり、
既存の道具には存在しないファーストインパクトが望めます。

「ドラゴンボックスでやっている技が既存シガーボックスの技の延長上であり、インパクトが薄いのでは」

これはその通りで、現状ではまだまだ演目として甘いということは自覚しています。
ただ、そこまで高度な技は要求されていないと思っていて、
何故なら、いわば全ての技が初見であり、難易度を測る手段が審査員にあるかどうか
微妙なところだからです。

あと2つインパクトのある技があれば充分だと考えていて、
そして、その技は必ずしも技術的に難しい技では無くてもよいと思っています。

……まあ、ともかく、
演者の僕が「今大会でやりたいもの」はドラゴンボックスであり、そこは見守ってほしいなぁと思うわけですが、駄目なんでしょうか。
「(社会人大会で、シガーボックスを使わずにドラゴンボックスだったので)がっかりしましたよ」
とまで言われてしまいましたが、新しいことに挑戦しようとしていること自体を否定されると
こちらとしてもがっかりです。

2014/05/14

「ジャグラー」というパチスロがあるらしく、googleなどでジャグラーと検索すると
やたらとパチスロが引っ掛かって大変迷惑でございます。

そもそも、この「ジャグラー」、どう見てもジャグリングだけをしている人ではなくてピエロです。

僕がインターネットと言うメディアを使い始めて、
しばらくたったころ、色々な無料で行えるゲームが氾濫するようになってきました。

テレビ等でできるゲームが複雑化・美麗化される中、
昔ながらのドット絵で表されたり、あるいは抽象的な記号であらわされるゲームと言うのもまた
それはそれで大変面白いものであります。

しかも、どっぷり浸かる必要があるテレビゲームに比べ、
無料で行えるゲームと言うのはとても気軽。
今でこそスマホなどのアプリのゲームがたくさんありますが、
昔はブラウザでやるゲームと言えばFLASHのゲームでした。

そんなFLASH時代、”JUGGLER”というゲームがあったのですが、
僕の周りでぷち流行していました。
JUGLLER
たまたま最近また発見しましたのでご紹介。

「ブロック崩し」のブロックが無くて球が複数でボールが放物線を描くといえばだいたいどんなゲームかわかるでしょうか。
ただ単純に複数のボールを空中に打ち上げ続けるだけのゲームです。最初は3個から。

flashgame_juggler_2

墜ちてくるボールを跳ね返すので、ジャグリングと言うよりはテニスのラケットでボールをリフティングしている感じのゲームではありますが、
アイコンがビーンバッグ(※ジャグラーの使うボール)をかたどっているので愛着がわきます。

1000点突破するとラケットが狭くなり、さらに1000点追加するとボールが4つになります
flashgame_juggler_4
あわあわ……

学生時代は5個まで増やした記憶がありますが、残念ながら4つの狭いラケットまでしか行きませんでした。

どうぞお時間のある時にやってみてくださいませ。

2014/05/01

ここ最近、ジャグリング部・ジャグリングサークルと言った類のものが全国各地に出来上がってきていますので、
新生活の始まる4月からジャグリングを始めるような人もいるのではないでしょうか。

今日は、そんな方々のために、ジャグリングの道具を取り扱うジャグリングのお店についてお話をします。

「ジャグリングのお店」というと、2種類ありまして、
「メーカー」と「ショップ」です。

名前の通り、「メーカー」はジャグリングの道具を作る企業。
「ショップ」はそれを販売するところです。

ジャグリングの「メーカー」は大半が海外。
「ショップ」から、「黄色いクラブ1000本売ってください」と注文を受けて、
そのための材料をそろえ、作って、「ショップ」に納品をします。
「ショップ」はそれを我々に売ってくれるというわけです。
(実際の流通が本当にこのようになっているかは知っているわけではないのであくまで想像。)

材料などは一気に仕入れたほうが安くなりますから、
「メーカー」としては、我々個人個人が注文するよりも、
ショップが大量に発注してくれたほうがありがたいということになります。

メーカーがショップを兼ねることも多々ありまして、
そういうお店では「ショップ」に卸さない分安く売っている場合もあります。

しかし、
例えば海外のショップ兼メーカーに個人が注文しようとすると、英語で取引をしなくてはならないし、
関税やら発送の手配やら諸々どうしていいかわからず、
そういう手続きをするくらいなら日本のショップにお願いしてしまった方が早いと思います。

さらに、昔聞いた話ですが、海外のメーカーは割といい加減で(※今はどうかは知りません。)
例えば、赤を発注したのに桃だったとか、今までクラブの持ち手が白だったのにグレーになっているとか、
(オレンジ色を発注したのに柿色(オレンジ色より薄い)だったりした、ということもあるらしいですが、こういう細かいところに日本人は厳しいのです……)
不良品なんかも混じっているかもしれません。
そういうことが起こったりした場合は文句を書いたメールやら、返品手続きやら更に面倒臭いことが。

ショップでは一律に商品を扱っていますから、我々のところに届くのはちゃんと赤いボールや持ち手が白のものになっているので安心です。

それに、「ショップ」が選りすぐった海外のメーカーの商品を一か所で注文できたほうがありがたいですよね。

現在、日本にある程度ジャグリングの文化が広まり、定着したこともあって
日本国内には数店舗「ジャグリングショップ」が存在しています。

最大手である「ジャグリングショップナランハ」は、僕がジャグリングを始める少し前に設立されたジャグリングショップ。
主に海外のメーカーから仕入れた商品を販売しているお店で「ここで買えば間違いない」と思います。
ナランハの商品は、東急ハンズのパーティーグッズのコーナーでも見かけたりします。

初心者にジャグリングショップをお勧めする場合、間違いなくここをお勧めしています。
対応も丁寧で、値段も良心的です。
そして、何より「対応が早い」。

昔は、「注文した商品が次の日に届いた」なんてことは珍しくなく、
「購入手続きをした直後に届いた」「まだ道具を選んでいる最中に届いた」「買おかなと思った瞬間に届いた」
等と言われるほどです。(ジョークですよ、念のため……)

勿論、今でも大変届けていただくのが早いので、急に道具が壊れた時とかにありがたい話です。

自身が「メーカー」でもある「ラドファクター」は、ディアボロに強いショップです。
日本トップ級のジャグラーとコラボレーションした道具を扱っているので、上級者向けかなという印象があります。 (初心者向けの商品もあります。)
ボールやリングを自社生産していて、僕もラドファクター製のボールを持っていますが、使っていてとても頑丈な感じがします。
店員さんもとてもフレンドリーです。

あと、地方のイベントとかでラドファクターくじをやって当たると商品がもらえるとか大入り袋の企画をやってくれたりとかで、
お祭り好きな会社なのかなぁとか思ってます。

ジャグリングショップと言えば日本ではこの2本柱です。
「どちらがよい」とかではなく、例えばラドファクターのボールをナランハでも取り扱ったりしていますし、「両方良い」です。

ただ、ナランハもラドファクターも東京にあり、地方に住んでいる場合、
イベントで臨時出店をしてもらわない限りは実際にボールやディアボロを触ることはできません。

そこで、地方にあるジャグリングショップに出向くわけです。
ショップによっては、独自に自社生産している道具を扱っているところもあったりしますが、
あまりラインナップも、値段も、ラドファクターやナランハと変わらないものを取り揃えています。
(というか、世界的に見たってそこまでジャグリングの道具の種類は多いわけではない)
実物を触れる分、また、送料が節約できる分、こちらで購入した方がよい、ということになるんではないでしょうか。

地方にあるジャグリングショップも、全国各地にあるわけではありませんが、
これからマイジャグリング道具を持とうとされている方で、
近くにジャグリングショップのある方は、是非とも訪問してみてください。

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