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2007/10/22

みなさん、こんにちは。
チェロの金子鈴太郎です。
前回は、音楽家のお仕事のお話しを書きましたが、
今回は、ちょっと具体的に、最近やった仕事の事を書いてみます。

9月27日、28日と2日間、長岡京室内アンサンブルというオーケストラのコンサートでした。
通常、オーケストラというと、ヴァイオリンが30人ぐらいいて、チェロも10人ぐらいいて、
管楽器がたくさんいて、真ん中に指揮者がいて、というのが多いのですが
この長岡京室内アンサンブルというオーケストラは、
ヴァイオリン8人、ヴィオラ3人、チェロ2人、コントラバス1人だけ、
指揮者も無しでコンサートをします。
指揮者がいないので、どうやってみんな弾くタイミングを合わせるかというと、全員、積極的に一緒に呼吸をして合わせます。
リハーサルも、普通は指揮者が上手いこと説明しながらみんなをまとめて進めていくのですが、この団体はメンバーがそれぞれまずいと思ったところを発言して、相談しながら進めていきます。
人数が、通常のオーケストラのように多いと(100人近くいます)、それも無理なのですが、14人という人数なので、それも可能なんです。
でもやっぱり、14人がそれぞれ「こう弾きたい」という気持ちがある訳だから、当然、違う考えだったりもします。
そういうのを、リハーサルで納得いくまで相談して、何度も弾いてみて、決めていくわけだから、当然リハーサルは、ものすごい長時間になるわけです。
毎日朝から晩までやるので、3日目、4日目になってくると、みんなやつれてきます。笑

しかも、コンサートで弾いている最中に、「あーここはこう弾きたい!」という
新しいアイディアが出てきて、それをみんなに知ってもらうために
サイン、というか気配を出したり、それに気が付いて対応したり、
という感じなので

終わった後で、「あそこは良かった」とか「びっくりした」とか、けっこうスリリングな本番です。
でもそういう、言葉にしない、音と気持ちの会話というのが、コンサートの醍醐味なのかな、と思います。
たぶん、みなさんがコンサートを聴きに行かれても、舞台ではそういう事が起きてるのかもしれません。
野球やサッカーの試合で、選手どうしがやってるのと、一緒なんですね。

と、今日はちょっとディープな内容の記事になってしまいましたが、
また次号を楽しみにしていてください。
さ、また頑張って弾いてきます。
みなさん、ご機嫌よう!

2007/10/22 12:00 | 未分類 | No Comments

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