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YouTubeに、バンドの新しい音源をアップいたしました!
こちらです!
新ボーカリスト、emiriの歌声を、ようやく全世界に向けて発信することができました。
ライブにお越しくださいました皆さまはもちろん、女子サッカークラブ『スフィーダ世田谷FC』のホームゲーム会場にいらしている皆さまにはお聴きいただいておりましたが(スタジアムでぼくらの楽曲『SFIDA』<クラブ公式サポートソング>をBGMとして流していただけているので)、それ以外の方々に、彼女がどのような歌い手なのかをようやく感じていただけるようになりました。
『青いバレエシューズ』、という楽曲です。
2011年12月に発売した1stアルバム『ループシュート』に収録している曲です。作詩・作曲は、ギターの田中)。
そのボーカルパートを、新ボーカリスト・emiriの歌唱により再録したニューバージョンです。
6月末から、『スフィーダ世田谷FC』のホームゲーム会場で発売開始しているシングル『SFIDA』に、カップリングとして収録しています。
ところで…。
今回アップした素材は、あくまで“音源”であります。
映像は1枚の静止画のみ…。見た目は単調です。その点はご容赦ください…。
で、このYouTube素材。不肖私、太田祥三が製作いたしました。
これまでバンドのYouTube音源は、すべてとある方にお願いして作っていただいていたのですが、今回はその方のスケジュール調整がどうにもつかず…。
このような事情もあり、そろそろこの壁に挑むタイミングなのかもしれないと腹をくくり、製作にトライしてみたのです。
インディベンデントなアーティストは、マルチな能力が必要です。
YouTube始め、ネットを活用することで告知を広められる可能性が上がっています。
しかしながら、チャンスがあっても予算がないのがインディペンデント。
なので、HP製作、各種SNSの運営、フライヤーのデザイン、そして動画編集等々、宣伝に関することは何でも自分でできたほうが良いのです。
さらに言えば、音楽製作においても、自分でできる範囲が広い人のほうが、もろもろ有利です。
どんな楽器でも演奏でき、作曲、編曲、作詞ができ、録音機材と録音できる環境まで持っていれば最強です。
しかし、もろもろのスキルを身に付けるには時間が必要…。
その時間があるならば楽器の練習をすべきだと考えています(言い訳がましいですが、練習時間の確保さえも難しいわけで…)。
とはいいつつ、静止画1枚のYouTube音源くらいは、自分で作れてもいいのかな、とは、常々思ってはいました…。
というわけで、自分でやるしかない状況でもありますしたし、やってみた、という次第です。
なんとかかんとか、完成することができました。
ただ、正直、スキルがある人であれば、1時間もかからずに完成できるレベルだと思われます。
もっとも時間がかかる作業は、写真選び、でしょう。
ちなみに、今回ぼくが行った作業は、大体、以下のとおりです。
1・“Illustrator”&“Photoshop”を使っての、写真にロゴを埋め込み、トリミングする作業。
2・“GarageBand”を使っての、音源の編集(途中でフェードアウトさせて、曲を短くする作業。といいつつ、この作業は3の“iMovie”上でも行えるはずです。多分…)。
3・“iMovie”を使っての、画像と音源の一体化作業。
1の作業で使う2つのソフトについては、仕事柄、多少使えます。なので、これは概ね問題ないのです。
問題は、2と3です。これら2つのソフトは、使用しているパソコン、“MacBook Pro”にデフォルトで搭載されているソフトにも関わらず、ほとんど使ったことがないのです。
“GarageBand”は多少触ったことがありますが、“iMovie”に至っては、立ち上げたことすらないに等しいです(間違って立ち上げちゃったことがあるくらいのもの)。
というわけで特に“iMovie”は、まったく何もわからないところから、操作の仕方をググりながら…。
ググってもよくわからず。小さなことでつまづきながら…。
特に苦労したのは、画像をジャスト16:9の大きさにすることでした。
いざ完成してYouTubeに上げてみると、両サイドに黒いふちが付いてしまっていたり、上下が切れてしまっていたり…(“iMovie”上でも確認できるのですが、そのことに気が付いたのは最後の最後)。
そうすると、“Illustrator”&“Photoshop”に戻って微調整。
そしてまた“iMovie”で作業をして、そしてYouTubeにアップして見え方を確認。
10回繰り返して、ようやくジャストに…。
で、その頃になってようやく、“iMovie”上で、簡単にジャストに切り取れる機能があることに気が付き…。
そんなこんなでなんとか完成です。
1つ、壁を越えられました。
自由自在ではないものの、とりあえず的な静止画1枚のYouTube素材は作れるようになりました。
ところで、初めから終わりまでの3分40秒くらいをかけて、画面が微妙にズームインしていきます。
これ、iMovieに搭載されている“Ken Burns”というエフェクトなんですね。
なんでもこの機能名は、アメリカを代表するドキュメンタリー映像作家の名前だとか。
静止画上でのズームやパンニングを、氏が得意技として使っていたらしいです。
“iMovie”では、これがデフォルトで“オン”になっています。
最初はこれがかかっているのに気が付かず…。
トリミングがおかしくなっていたのは、この機能がかかっていたからでもあるんです…。
で、終盤でやっとこれがかかっていることに気が付き、オフにする方法を探すのに手間取り…。
でも最後は、この機能をコントロールする方法をつかみ、今回の作品の中では効果があるのか半信半疑ながらも、適用させてみました。
最初と最後でどのようにズームしているのかにも注目していただけましたら幸いです。
(注目するほどのことではないのですが…)。
ではでは、何卒何卒、この新たなYouTube音源を、ぜひぜひご覧くださいませ。
押忍
『アー写』という言葉を耳にしたことがございますでしょうか。
“アーティスト写真”の略です。
『宣材写真』という呼ばれ方もします。“宣伝材料写真”の略ですね。
音楽事務所やレコード会社がオフィシャルに製作する、アーティストの紹介写真のことです。
業界用語、とのことです。
業界、とは、音楽業界なのですが、マスコミ業界でも概ね普通に使います(多分、広告業界でも使っていることでしょう)。
ちなみにぼくは、大学を卒業して以来(89年卒業)、ずっと雑誌の編集をしてきました。
雑誌というと、大概CD紹介ページがあり、そこを担当するとレコード会社の人とやり取りすることになります。
そうすると、「『ジャケ写』をください」とか、「『アー写』を載せたいのですが」とか、普通に使うようになるのです(『ジャケ写』は分かりやすいですよね。CDのジャケット写真のことを指しています)。
レコード会社の方がそのように言うので、真似をして使ってきました。
ところで今思い出しましたが、昔は『ジャケ写』にしろ『アー写』にしろ、モノクロのものはプリント(紙焼き)で支給され、カラーのものはポジ(フィルム)で支給されていましたですね(それぞれそのほうが印刷に使いやすいのです)。
ポジフィルムを大量に用意するのは、経費がかかったでしょうね…(今はデータですので、複製にかかる費用はゼロです)。
前書きが長くなってしまいました…。
今回、何を書きたいかというと、当バンドで新たに『アー写』を撮影しました、という話です。
『アー写』は何かと必要です。
ぼくらはインディペンデントなバンドですから、雑誌に取り上げられたりすることは今のところほとんどないので(1回、『Player』という老舗音楽雑誌で小さく取り上げていただいたことはありますが…)、『アー写』は必要ないと思いきや、
最近は、ライブハウスのHPのスケジュール欄で、写真も載せてくださるパターンが増えています。
そういう時に、それなりの素材があるかないかで、印象が大きく変わってきます。
やはり、それっぽく見せるためには、『アー写』があるに越したことはありません。
なので、費用をかけ(とは言いましてもお友達価格ですが…)、それなりの『アー写』を用意していました。
2011年の暮れに1stアルバムをリリースしたのですが、そのブックレット(歌詞カード)用に写真を撮って、ついでに『アー写』も撮りました。
それから約4年が経過。
ボーカリストが卒業し、そして新たなボーカリストを迎え…。
いよいよ、新たな『アー写』が必要となったのです。
前回のライブでは『アー写』の代わりにフライヤーの写真をHPに載せていただいたのですが、6月と8月にライブが決まり、どちらも写真を載せていただけるとのことで…。
急遽決意して、『アー写』の製作に踏み切りました。
先日のリハの後に、街中で撮影いたしました。
使っている練習スタジオの周辺が割と閑静なエリアなので、野外で撮ろうと決断しました(撮影スタジオとか借りられる予算があるわけもなく…)。
天気が心配だったのですが、当日になって雨予報から曇り予報に変わり(実際は晴れました)、なんとか撮影を敢行することができました。
すでに、バンドのFacebookページで公開していますが、これです!
実は、風景違い等、あと数パターン撮れています。
どれも力作ぞろい。
しかし。
お見せしたい気持ちはやまやまなれど、温存です…。
それぞれ、ここ一番というタイミングで解き放っていこうと思っています。
ちなみにこの写真、「ボーカリストはカメラ目線で、それ以外のメンバーはカメラを見ないように」、という約束事のもと撮影したのですが。
1人を除いてみんながカメラ目線になっているという…。
(約束を忠実に守ったメンバーは、極端にも真上を見上げているという…)。
撮影はとても楽しいひと時でした。
カメラマンの方が張り切ってくださって、限られた時間、シチュエーションの中、攻めの写真が撮れました。
そんなこんなでございまして。
新メンバーになり、『アー写』も確保でき、もろもろがだいぶ落ち着いてきました。
次のライブは、6月12日(金曜)、渋谷です。
それについては、また後日改めさせていただきます。
今後とも、『3-4-3』を何卒よろしくお願いいたします。
押忍
今回は、確定申告に関して綴らせていただきます。
トランペット吹きであるところでの当コラムであるわけで、関係ないテーマのようですが…。
あながち関係なくもなくてですね。
と言いますのも。
ぼくの本業はライターです。
しかしながら、申告書類の職業名欄には「文筆業・音楽製作業」と記入させていただいています。
実際、音楽をすることで若干の収入があることも事実です(ライブのギャラとかCDの売上とか。経費のほうがよほど多いわけですが…)。
ということで、自己申告ではありつつ、確定申告も“トランペットを吹いているところの私”的な話題の範疇にあるのです。
ちなみに、ライターとしては、カーオーディオ・カーナビ関連のお仕事が中心です。
最近では、大手カーナビメーカーである、『カロッツェリア』(パイオニア)様のHPで、開発者インタビュー的なコーナーの原稿を担当させていただきました(他は、専門誌、専門サイトが中心です)。
最後のページには、簡単なプロフィールも載せていただいておりますので、お時間がございましたら覗いてみてください。
で。
確定申告です。
ぼくはここ3年ほど、『e-Tax』で書類作成・提出を行っております。
パソコンを使って自宅からネット経由で申告をするのです。
これ、住基カードに登録が必要だったり、カードリーダーが必要だったり、事前にネット上での証明書がどーのこーのとか、ちょいちょいわかりにくく面倒です。
毎回、なんらかエラーが出ては格闘し…。結局はなんとなくできるのですが。
翌年になると、前年の手順を忘れていて、また格闘しつつなんとかできて。
3年目になると、割と覚えていて、結構スムーズにできたりして。
スムーズにできるようになると、結構便利です。
24時間、自宅にいながらにして申告できますし、税金の計算が自動なんですね。
これがほんとに便利です。
手書きで行う場合、計算方法がわかりません(調べればわかるのかもしれませんが…)。
ところでぼくは、Macユーザーなんですね。
『e-Tax』は、Macではやりにくいんですよ。これがたまにきず、です。
対応OSのレンジが狭かったり、対応プラウザが限定的だったりするのです(Macの場合“Safari”のみ。“Firefox”は非対応です)。
ぼくは昨年までは、“Mac OS 10.6”を積んでいました。
ぎりぎり対応していて大丈夫でした。
でも…。
昨年の秋に、iPhone6を導入したのですが、同期させるにはMac OSが最新でなければいけないという事態に見舞われましてですね…。
OSを新しくすることには抵抗がありました。
使えなくなるソフトが出てくる可能性があるからです。
『e-Tax』に関しても、なんとなく嫌な予感を抱きつつ…。
とりあえずソフトについて調べてみると、ぼく的にメインどころのアドビのソフトは大丈夫っぽい感じがあり、ままよと最新OSにアップグレード。
案の定、使えなくなったソフトが出ました。
寄りによって、HPをアップロードするソフトが…。
バンドHPの更新ができなくなるピンチに見舞われたわけです。
(って、そのソフト、2、3000円で新しいものが買えるのですが…)。
といいつつ。
ぼくはMacを2台持っています。
貧乏人ですが、万が一パソコンが不調になった時、仕事的に相当にやばくなります。
なので、危機管理としてサブ機を導入しているのです。
バックアップからサブ機を立ち上げ、メイン機とまったく同じ中身になっています。
というわけで、サブ機は当初のOSのまま“10.6”の状態をキープしています。
バンドのHPの更新は、サブ機で行っております。
で。
メイン機のOSを最新にしたものの、パソコン自体は2010年製ですから最新OSは負担なのでしょうか、ちょっと動きが遅くなりましてですね…。
で、その後すぐに、また新しいMac OSが、無料でリリースされたのでした。
10.10『Yosemite』というやつです。
もう10.9にしちゃってるわけですし、アップグレードしたらひょっとして動きが良くなるかもと考えて、10.10、いってみました。
そして、確定申告。
対応OSのレンジが狭いので、早めに対応を確認しておこうと、今日、チェックしてみました。
不安的中…。
なんと、対応OSは、
10.7、10.8、10.9 …。
ぼくのマシンは、サブ機が10.6、メイン機が10.10…。
なんたる…。
というわけで、サブ機もメイン機も、今の状況から変えたくない事情があり(何となく不安というレベルの話ですが)、今年は税務署に行って申告しようと考えています。
(よく分からない税金の計算部分を、税務署で教えてもらいながら申告書類を作る、というやり方でやろうと思っています)
長々としてしまいました…。
何が言いたいかというと…。
アップルさん、頻繁にOSを新しくしないでください、ということと、
国税局さん、Mac OSの対応レンジ、広げてください…、ということです。
ここで言ったところで、単なるグチなのですが…。
くぅ……。
押忍
2012年の2月2日に初コラムを掲載させていただいて、早、概ね丸3年。
ここを1度でも訪れてくださいましたすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
月に4コラム投稿を自らに課しております。
今年もなんとか、ノルマをまっとうできました。
ノルマは達成できましたが、クオリティ的にはしょぼしょぼでしたね…。
それなりに読み応えあるものを投稿しようとネタを絞りつつ、単に告知であったり活動報告であったりと…。
そして、最後の最後がこんな形で…。
ノルマ達成のためだけの回、的なタッチになってしまっています。
一応締めですので、今年のコラムの後日談的なことを綴らせください。
まずは…。
発端は昨年のことなのですが。
2013年の9月末から始めました禁煙、未だ継続中です(経過も何度かコラムにさせていただきました)。
正直、今でもまだ吸いたくなることがありますね。
行き詰まった時に吸いたくなります
タバコを吸う夢も、時々みます。
しかし、このまま続ける所存です。
高いから…。
あと、今年の8月の終わりに、部屋の2階に住む方が引っ越しされたことをコラムにさせていただきましたが、なんと、12月27日にようやく新たな方が引っ越されてきました。
どのような方かは不明です。男性か女性かも不明です。
ほぼ、丸4か月間も空き家でした。
ぼくの住んでいる物件、周辺の物件に比べて少々家賃が割高なのかもしれません…。
それはどうでもいいんですが、この4か月間、こちらの出す音で人様に迷惑をかけてしまうのでは…という心配をしなくて良くて、快適に練習できました(も消音器をつけてやっていますので、小さい音しか出ないのですが…)。
でも、その続編コラムで紹介いたしましたとおり、上に誰も住んでいないことを利用してこちらの音がどれほど上に聞こえるかをテストできました。
傾向と対策は万全ですので、今後は以前ほど気にしないで大丈夫です。
そして今年のコラムの中でぼく的にもっとも大きなテーマとなりました、バンドのボーカリストがバンドを卒業したことの後日談ですが…。
12月31日現在、新たな方を発表できるまでには至っておりません。
でも、それほど遠くないタイミングで、なんらか発表できるかな、という気もしております。
この件につきましては、しかるべきタイミングで、丁寧にご報告させていただきたいと考えております。
この3か月間、手を尽くして新たなシンガーを探しました。
有り難いことに、ぼくらのバンドで歌ってみたいと手を挙げてくださる方が何人もいらっしゃいました。
本当に、有り難い話です。
お問い合わせくださいました方々、スタジオまでご足労いただいて音合わせに臨んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
さて。
来る2015年、さらなる飛躍をと、目論んでおります。
まずは、バンド活動のリスタートが最優先目標ですが、活動を再開させた暁には、本年同様ライブごとの自己ベスト更新を目指し、そして当バンドを気にいってくださる方を少しでも増やせるように、精進していきたいと思っております。
ではでは皆さま、良いお年をお迎えください。
2015年も当コラムを、何卒よろしくお願い申し上げます。
押忍。
皆さんはどのようにして音楽を手に入れていらっしゃいますでしょうか。
配信で買われている方が多いのでしょうか。
手軽な“MP3”から、上等な“ハイレゾ”まで、いろいろとありますよね。
でもぼくは、今でもCDを買っています(買うペースは落ちていますが…)。
CD自体に強い思い入れがあるわけではないのですが、やっぱり“モノ”として増えていくのは楽しいですし、どのCDがどこに置いてあったのか探すのが面倒であったりもしますが、“モノ”としてライブラリされているほうがしっくりきます。
(ケースを開けて、なぜか中身がないこともままありつつ…)
CDが良いなと思うもう1つの理由は、“国内盤”、“輸入盤”、あるいは“中古盤”という選択肢があることです。
気になっていたものが安価で見つかったりするとうれしいですしね。
あと個人的な事情として、主にブラジルの音楽を好んで聴くということもCDが良い理由の1つになっています。
そんなことを言いながら今調べてみましたら、ブラジルものでもメジャーどころは結構MP3盤でリリースされていますね。そうなんだ…。
というわけで、CDが良い理由が揺らぎつつですが、やっぱりCDがいいですよ。
で。
そのブラジルの音楽なのですが。
以前に比べて、情報が少ない印象があります。
今の“旬”が分かりにくくなっているんです。
ぼくの“アンテナ性能”が落ちているだけである可能性も…。
そんなこんなで情報に欠けるなか、とにかく新しい音楽を手に入れたいと考えたら、手っ取り早くCDショップにゴーです。
ずばり、タワーレコードのワールドミュージック売り場のブラジル・コーナーは大変参考になります。
プッシュされているものの中から、プッシュされるがままに気になるものを買ってみます。
そして。
ここ数年、活用させていただいているのは“セレクト・ショップ”です。
ぼくが信頼してよく行くのは、青山の「スパイラル」というビル。
この中に雑貨屋さんがあって、その奥にCDを並べているスペースがあります。
全体的な点数は多くないのですが、その中でブラジルものも10枚弱くらい置いてあるでしょうか。
ベタな有名アーティストの新譜なんかもちょっと混じりつつ(そしてそれを買うことも多々…)、ぼく的によく知らないアーティストのものが、どれも良質なんです。
ここではすべてが試聴できます。
説明を読んで気になるものを手に取り、試聴用の普通のCDプレーヤー(今は「マランツ」のCDプレーヤーでした。多分エントリーモデル)の前に用意された椅子に座り、ヘッドフォンで聴きます。
このおしゃれな街で、このおしゃれな施設の中で、このおしゃれな雑貨屋の片隅で、椅子に座ってよくわからないけれどもなんかとてもおしゃれな音楽を試聴している自分…。
この感じが好きなのです…。正直。
ぼくは東京が好きなんですね。
で、その中でも、表参道〜青山は、特に好きな場所の1つです。
ただ憧れているだけで、全然ホームではないですし、街を歩いて場違いな感じはあるのですが、それでも好きなんですよね。
表参道〜青山が好きと言った瞬間に、自分の田舎者具合を露呈しているようで、その意味でも気恥ずかしいのですが…。
ちなみに、「スパイラル」の中の雑貨屋さんの品揃えは本当におしゃれです(購入したことはないですが…)。
いつかここを彼女と訪れるのが人生の夢です。
娘、とでも良いですね。
…(遠い目)。
さてさて。
そんなこんなでございまして、ぼくの好きな表参道を新しいiPhone6で撮影してみたら、なんとなく綺麗に撮れたので載せさせていただきます。
結局、「表参道〜青山が好きだ」という話になってしまいました…。
で、実は1番言いたかったのは、「スパイラル」のCDコーナーのバイヤーさんはグレートだ、ということです。
いつもお世話になっております。
ありがとうございます。
押忍。
今回はいつも以上に“番外編”的色彩が濃いです…。
「iPhone6」の使用感をレポートさせていただきたいと思います。
って今さらなのですが、「誰かに伝えたい」と思ったことがございまして…。
「iPhone6」、付属のイヤフォンの音質がなかなか良いんですよ!
そう感じたのでググってみたら、そのような評判を多く見つけることができました(すでに十分話題になった後、というわけなのですが…)。
ちなみにぼくは、iPhoneを「3」の頃から使っています。
で、付属のイヤフォンは使う気にならず、これまでは市販品を買って使っていました。
「4S」を使っていた時などは、付属のイヤフォンを1度も試していません。
ちなみに最近は、オーディオテクニカ製の「ATH-M30」というヘッドフォンを使っています。
まあ、これも大した物ではないのですが…。
いわゆる耳に被せる、DJが使うようなタイプのヘッドフォンです(見た目だけで言って)。
今、値段を確認しようとネットで調べたのですが、すでに現行モデルではなくなっているようで、価格がよく分かりません。
そもそもオープン価格です。
買った時は確か、8000円くらいだったように思うのですが…。
ただ、それくらいの価格帯のものの中では、これがベストでした(個人的に)。
で、「iPhone6」の付属のイヤフォン。これとそう遜色ない印象なのですよ。
ちなみそのぼくの愛用しているヘッドフォンと比べると、やっぱり低域のエネルギー感とかドライブ感は「ATH-M30」のほうが上だと思います。でかいですから、その辺はやっぱり。
しかし「iPhone6」のやつは、中高域が割と生き生きとしている印象です。
金属系の打楽器などは特に、そのもの感(リアリティ、実在感)が高いんです。
というあたりが、ぼく的なお気に入りポイントです。
先日、1泊の出張で、パソコンも一眼レフカメラもリュックに入れて、さらにヘッドフォンを入れるスペースを確保できず、持って行くことを断念したんですね。
しかしその日は、どうしても聴き込みたい音源があり。
そうだ、付属のあれ、聴けないよりはいいよね、ということで持って出たんです。
で、何気なく聴いていたら…。
どうも、妙に音がいい…。
でググってみて、ああそうなのねと気が付いた、という次第なのです。
この付属のイヤフォン、使ってない人も多いのでは…、と思うのです。
皆さま、これ、十分使えます。
少なくとも、1万円以下の市販品に買い換える必要性は低いと思われます。
2万、3万のものを考えているのなら、確実にそちらのほうがいいでしょうけれども。
「iPhone6」は、あと、バッテリーの持ちがかなり良いですね。
「4S」と比べて3割は向上した、と思っていましたが、倍は持っている気がしています。
ただ、でかい…。やっぱりでかいです…。
そして、薄いのにもなかなかなじまないです…(持った感じは以前のモデルのほうがいいです…)。
しかし、イヤフォンの音は結構いい!
「iPhone6」ユーザーでイヤフォンを使っていない方、使ってみてくださ〜い!
まじです!
押忍
今回は、ぼくらのバンドを“サポートアーティスト”としてくださっている、女子サッカークラブ『スフィーダ世田谷FC』の、今シーズンの闘いについて綴らせていただきます。
去る11月3日のアウェイゲームを持って、今シーズンのリーグ戦全日程を終了されました。
昨シーズンは、なでしこリーグ9位チームとの「なでしこリーグ&チャレンジリーグ入替戦」に出場し、死闘の末敗退…。
切ない幕切れでした。
その雪辱を期すべく臨まれた今シーズン。
結果は、11勝5分6敗、勝ち点38で、16チーム中6位という成績でした。
客観的にみて、16チーム中6位という成績が悪いものであるはずはありません。
しかしチームは「なでしこリーグ」への昇格を目標として闘っていたわけですので、監督、選手の皆さんがブログ等で発信する言葉にも相当な悔しさがにじんでいます…。
ちなみに、優勝して「なでしこリーグ」への自動昇格を勝ち取られたチームの勝ち点は53。
入れ替え戦に出場されるチーム(2位チーム)の勝ち点は51。
それと比べて勝ち点で13、4勝と1分が足りなかった計算になります。
リーグ戦は、Aブロック、Bブロックと2つに分かれて闘われました。
最初に同ブロックの7チームと総当たりを1順、そのあと別ブロックの8チームと総当たりを1順、最後に同ブロックの7チームと総当たりをもう1順。
1シーズンは3期構成になっていました。
今年の『スフィーダ世田谷FC』は、第1期は好調に滑り出しました。
しかし、第2期に厳しい試合が続き…。
そして第3期。
当初はまだ昇格圏に浮上できる可能性も残しつつ、しかし早々に可能性が潰えて…。
そんな流れでした。
かなり重苦しい雰囲気に陥る日もあり、選手の皆さんの痛々しい姿は見るのも辛かったです。
でも勝負ごとですから、勝ちを望んでもすべてが上手くいくわけではない…。厳しいですね…。
辛いシーズンにはなってしまいましたが、来シーズンの飛躍、躍動を期待したいと思っています。
1シーズン、ひたむきなプレーに勇気をいただきました。
一緒に熱くなれたり、時には悔しくてしょうがないこともありましたが、勝った時は本当にうれしくなりますし、そんな気持ちを共感できることを有り難く思っています。
ところで夏に、『スフィーダ世田谷FC』の川邊監督が監督を務められている“東京都国体選抜成年女子”チームが、悲願の国体本戦出場を決めました。
選手も『スフィーダ世田谷FC』の選手を主体としています。
(それ以外にも力のある選手が加わりつつ)。
そして全国大会でも3位!
これは今シーズンの中での、もっとも明るいニュースだったのではないでしょうか。
で、栃木県で行われた、予選である関東ブロック大会。
ぼくは1回戦の応援には行っていないのですが、出場がかかった2試合目には応援に行けました。
そして歓喜の本戦出場決定の瞬間に居合わすことができました。
試合後、サポーター仲間、選手、スタッフの皆さんとみんなで喜べたこと…。
忘れられないです。
さて。
チームは今シーズン、“皇后杯”の闘いを残しています。
男子サッカーで言うところの“天皇杯”です。
トーナメントですから、負けてしまえば、即、今シーズンは本当に終了…。
1試合でも多く試合ができますように…。
会場が遠く、応援には行けない感じなのですが…。
その後は、シーズンオフ。
シーズンオフには、退団される選手の発表もあるんでしょうね…。
いろいろな事情で、結構多くの選手が毎年入れ替わっていきます。
寂しい季節を迎えることになります…。
そしてその後は、新入団選手の発表、始動、そして春のシーズン開幕へと…。
また来シーズンも、スタジアムに行ってパワーをいただきたいです。
返す返すも、今年の“皇后杯”。
健闘をお祈りしています。
そして、サポーター仲間の皆さま、クラブ関係者の皆さま。
来シーズンもよろしくお願いいたします!
押忍
8月の終わりに、住んでいるアパート(軽量鉄骨タイプ)の2階の方が引っ越された話を綴らせていただきました。
こちらです。
それにちなみまして、部屋でラッパを練習することにおける、ためらいや戸惑いについても綴らせていただきました。
今回のコラムは、その続編です。
まず…。
まだ2階には人が入って来ていません。
良い部屋なんですけどね。ぼく自身が引っ越しちゃおうかな、と思えるレベルです。
1階のぼくの部屋より日当たりが良いのです。
夏はそれほど変わらないのですが、真冬に大きな差が出ます。
真冬、ぼくの部屋は隣りのアパートの影になってしまうのですが、2階はセーフ、なんです。
ちなみに家賃は5000円ほど上昇してしまいます…。
さすが2階…。
まあ交渉すればあと2000円くらいは安くなるんじゃないかな、とは思いつつですが(ここもそのくらいまけてもらいましたし…)。
さてさて。
前回のコラムでもっとも書きたかったことは。
部屋で消音器をつけてラッパを練習していて、2階に聞こえているのかいないのか、それを日々心配していて。
最後にご挨拶をしたらその方、「全然聞こえていませんでしたよ」とおっしゃってくださって、ほっと胸をなで降ろした、という話でした。
でも…。
やっぱり自分の耳で確認できていない以上、その言葉を鵜呑みにするわけにもいかないな、と思っていました。
かつて山本リンダさんも歌っていらっしゃいました。「うわさは信じてはいけない」のです。
ぼくは基本的に、うわさは信じません。
ネット社会になって、うわさが氾濫する時代になりましたが、なおさらです。
とりあえず、それはそれとして。
この2か月間、上にはどなたも住んでいないわけなので、今は“騒音フリー”状態です。
なので夜中の2時頃に練習したりしています。
お隣りとは壁で部屋がつながっていない構造なので、上だけをケアすれば良いのです(そういう物件を吟味して探したんですよ)。
で。
良いことを思い付いたんです。
上に人が住んでいないこのチャンスに、上に行って音漏れ具合を確認できやしないかと。
ラッパの練習音を自分で確認することは不可能ですが、オーディオを鳴らしてテストしてみたらどうだろうと。
ナイス・アイデアです。
不動産屋さんの担当の方にメールを入れました。
自分が出す音が上にどの程度漏れるか(漏れていないか)を確認させてもらえないか、と。
部屋の内覧時とかに、5分もお時間をいただければ確認できるから、と。
ひと月半ほど返信がいただけなかったのですが、遂にそのチャンスを得ました!
「今から部屋の照明設置に行くが、その時に確認できますけどどうですか?」という連絡が!
その日は外出する用事もなかったので、「ぜひ!」とお願いしました。
そして、オーディオを鳴らしてチェック開始!
まず、“ここまでの音量は出さないな”という大ボリュームで音楽を鳴らし、2階へ。
さすがに、低音(ベースとバスドラムの音)は漏れていました。
昼間でしたが、静かにしているとちょっと聞こえる程度に。
床に耳を当てると、はっきりわかります。
でも、中域、高域はほとんど聞こえませんでした。
生活音は結構大丈夫な印象。
いいぞ、この建物!
そしてもう1度、今度は“まあちょっと大きめかな”くらいにまで音を絞り、また上へ。
そしたら、その程度ならばまったく聞こえていませんでした。
床に耳を当てても聞こえません。
となると、消音器を付けてのラッパの音はそれよりも小さいはずなので、ほぼ上には漏れていない、ということが確認できたのです(概ね)。
まあ、夜中のもの静かな時間帯にはもうちょっと聞こえる可能性はあります。
なので、常識的に気を付けたほうがいいとは思いつつですが。
それに…。
測定器で計測したわけではないので、まあアバウトなテストです…。
“ちょっと大きめなオーディオの音量”というところがそもそもアバウトです…。
なので、もう1歩踏み込みました。
ボリュームつまみはそのままで、オーディオを鳴らしながらラッパの練習をしてみて、その音がラッパの音より本当に小さいのかを確認。
オーディオを鳴らすとメトロノームの音がかき消されましたので、ラッパの音よりそれは大きい、はず。
うんうん。
結構安心できました。
この物件、使えるぜ!
長々書くほどの内容ではなかったのですが、一応、ご報告ということで…。
(小心者の、小心話でした…)
押忍
先日、懐かしいCDを買って、久しぶりに聴いて、そしてタイムカプセル的な感覚を味わいました。
アマゾンで、中古で見つけたCDです。
一時期、半年間とか1年間とか、割と長いスパンでめちゃくちゃヘブィにローテーションしていた1枚なんですよ。
しかし以後、ぷっつりと聴かなくなっていて。
とあるJ-POPです。
それをよく聴いていたのは、25歳くらいの頃(20年以上前ですね。1991年発売作品です)。
レコード会社から送られてきた、サンプルのカセットで聴いていました(自分で購入したものではないのです…)。
ぼくは大学卒業後ずっと出版社で編集の仕事をしてきたんですね(会社は何社か変わりつつ)。
で、雑誌にCD紹介ページがあったりすると、毎月、レコード会社からたくさんのサンプルが届くんですよ。
で、気になるものをもらったり。
当時は、サンプルはカセットでした。
世の中的には、アナログレコードからCDへと完全に移行し終わった的な時代だったと思います。
CDの初登場からは10年近く経った頃です。
ちなみにぼくは、自分のリスニング環境をCDに移すのが比較的遅かったほうだと思います。
中古盤、輸入盤で音楽を聴くことがほとんどだったので、レコードのままで良かったんです。
中古盤と輸入盤は、アナログレコードのほうが多く流通していたんですね。
ところがぼくが23歳くらいの頃ですかね、ついにタワーレコードの売り場のほとんどがCDに変わってしまい…。
というわけで、遂にCDプレーヤーを購入せざるを得なくなりました。
そうすると同時に、カセットデッキが必要なくなっていきました。
カセットは、自分のレコードを家以外で聴くために必要だったりしていたんですね。
カセットに落として、外でウォークマンで聴く、みたいな。
しかしCDに移行した後は、CDウォークマン的なものを使えばよくて、テープに落とす必要性が低くなっていきました。
ちょうどその頃、家のカセットデッキが寿命を迎えたということもあり(次のカセットデッキは購入しませんでした)。
しかし。
クルマの中は、以後の数年間、カセット環境のままでした(カセットとラジオだけの環境)。
というわけで…(だいぶよこ道にそれたのですが…)。
サンプルのテープは、クルマの中で聴くためのソフトとして活躍したのです。
(その数年後には、サンプルも徐々にCD化が進んでいきますが…)。
さて。
このような状況により、家で聴く音楽とクルマの中で聴く音楽がまったく異なる、という時代がその後何年か続きます。
家ではブラジルものとかジャズとかを中心に聴いて、クルマの中ではなんだかよくわからないJ-POPを聴く、みたいな…。
とは言っても、月に1本か2本ですかね、持ち帰るサンプルは。
サンプルで送られてくるものは、これから売り出そうとされている有名になる前の方の作品が多かったんです。
しかし、たまに掘り出しもの的なのも混ざっていて(自分比)。
今回の1枚もそういうタイプのものでした。
自分的にはよく知らなかったのだけれどお名前はよく目にしていたので、ちょっと聴いてみようかな的な感じで。
ところが聴いてみたらば妙にクセになり、しばらくはそれだけを繰り返して聴くことになった、という次第なのです。
『PSY・S』(サイズ)という2人組みユニットの『HOLIDAY』というアルバムです。
ぼくは、『PSY・S』のアルバムは、これしか聴いたことがありません(通算9枚発売されているようですが。件の作品は通算7枚目のオリジナルアルバムです)。
で。
クルマに乗ればそればかり聴いていたのですが、テープが寿命を迎えたのか何なのか、その1本がクルマの中から消えてからは、その作品はぼくの中で完全に封印されました。
街で流れることありませんでしたし、テレビで見かけることもありませんでしたし、買って聴き返そうという発想も起こらずに…。
思い出すことも希でした。
ただ2曲目は特に好きで、その曲のことは希に思い出すこともあったのですが。
で、今はYouTube時代。
先日その曲のことをかなり久しぶりにふと思い出し、YouTubeで探してみたんです。
しかしクリアなオリジナルバージョンを見つけられず。
そしてアマゾンで探してみたらば…。
見つかりました。
中古でなんと「1」円…(送料350円…)。
届いて聴いてみました(サンプルカセットで聴いていたので、ジャケはまったく記憶になし)。
2曲目以外はすべて忘れていました。
でも、それぞれの曲が始まるごとに、「おー、これこれ」とそれぞれを明確に思い出していきました。
まるで、乾燥しきったワカメが水に浸されて元に戻っていくかのように…。
(もっと良い例えが見つからず…)。
長いスパンでヘヴィローテーションしていたものなので、具体的な思い出が蘇るということよりも、
その頃の時代が、当時の感覚が、匂いとか、埃っぽさとか、食生活の貧しさとか(今もか…)、なんかすべてが蘇ってきました。
乾燥しきったワカメが水に浸されて元に戻っていくかのように…。
というわけで、今回もまた相当に聴いています。
そしてまた、完全に封印してみようと思っています。
また20年くらいたったら聴いてみます。
そしたら、2つの時代が蘇るのかな、どうなのかな。
(その前に死んじゃったりして。いや、生きるけど)。
押忍
今日、管楽器屋さんに行ってきました。
ちょっとした故障を直すためです。
今日行ったそのお店は、ぼくが大学生の頃から利用しているお店です。
もう30年のお付き合いになるんですね、改めて数えてみたら。
とは言っても、管楽器屋さんって頻繁に通うところではないので、行った回数をすべて合計しても100回に満たないとは思うのですが。
オイルなどの消耗品はどこで買ってもよいので、通りすがりの知らないところで買ったりします。
ターミナル駅にあるわけではないので、ちょっと寄ってみた、的に行きにくいんですよね。
そのお店じゃなきゃだめ、という用事の時だけしか行かないんです。
アベレージで、年に3回行くかどうか…、そんなもんだと思います。
1年で1回も行かないこともあります(最近は楽器が壊れがちで、ここ数年はちょっと回数が上がりつつですが)。
ちなみに、そこじゃなきゃだめな用事と言えば、“楽器本体を買う”、“マウスピースを買う”、“リペアに出す”、以上です。
楽器本体を買うことなんかは、本当に稀ですしね。
ちなみにぼくがそのお店で買った楽器の総数は、30年間で4本です。
大学のジャズ研に入って早々に、外国製の中古品を買いました。
それが、そのお店での1本目です。
たいして高くもなかったのですが、2年ローンを組んだように記憶しています。
それ以後、トランペットを1本、フリューゲルホルンを2本。
フリューゲルホルンというのは、トランペットよりもひと回り大きくて、しかしキーは同じ、音域もほぼ同じ、音色がちょっと丸くて暖かい、そんな楽器です。
ぼく的には、あくまでトランペットがメイン、フリューゲルホルンがサブです。
で、その4本のうち今でも手元に残っているのは、1本のトランペットだけ。
(今、フリューゲルホルンも1本持っていますが、それは師匠から譲っていただいた楽器なので、そのお店で買ったものではないんですよ)。
手元にない3本はどうしたかというと…。
もう1本のトランペットは、なんと、電車の網棚に忘れて遺失…(過去のコラムでも触れたことがあるのですが)。
2本目のトランペットは、最初のを無くしてしまったから買った、という次第なのです…。
そして、2本のフリューゲルホルンは、というと…。
若かりし頃の生活苦時代に、質屋に入れて流してしまっています…。
買っては流し、買っては流し…。
ここで質屋マメ知識を少々。
質屋では、外国メーカーの管楽器って、結構いいお金になるんですよ。
国産の3万円くらいの時計を質に入れたことがあります。
3000円くらいでしか取ってくれませんでした。
それに対して外国製の楽器は、半額くらいでとってくれたように記憶しています。
まあ、比較的まだ新しかったから、ということもありますが。
楽器屋さんに売るという手もありますが、買った楽器を売ることに罪悪感があったので(自分で買った楽器とはいえ)、楽器屋さんには持って行きにくかったですね。
すぐにお金が欲しかったりもしますので、質屋のほうが手っ取り早いですし。
流れる前に戻そうという気持ちもありましたし…(戻せませんでしたが…)。
ちょっと、悲しく横道にそれてしまいましたが、話を戻しますね。
で、その管楽器屋さん。
ぼくが大学生だった当時、営業の方がよくジャズ研の部室にいらしていました。
Iさんという方でした。
新入生とか、新しい楽器を買おうとする時は、そのIさんと連絡を取ってから買いにいく、という感じだったような気がします。
そうすれば、普段営業に出ているIさんもお店にいてくれて、それで値引きもしてくれる。
そんな感じだったような気がします。
で、今日お店に行ったら、久々にIさんにお会いできました。
20年はお会いしていなかったので、懐かしかったです。
Iさんは外を回っていることが多かったですし、ぼくもたまにしかお店に行ってませんでしたから、お会いすることがなかったんですよね。
Iさん、ぼくのことを覚えていてくださいました。
そしてジャズ研の、伝説的な先輩の話でしばし盛り上がりました。
その先輩は、楽器を買ったり売ったりをよくされる方で、Iさんとはツーカーでした。
群を抜いて、ツーカーでした。
で、その先輩。
超スゴ腕でしたので、結局プロになられました。
しかしその後、サラリーマンに転身。
営業職に就かれました。
営業をされているその先輩と、ぼくは街でばったり出くわします。大学を出て、10年くらい経った頃でした。
で、営業のダミー役をやらされるようになりました。
営業のダミー役というのは…。
回る件数自体にノルマがあったようで、ぼくのところに営業に行ったことにしてくれ、と言うんですよ。
で、会った人には次の日に電話で“プッシュ”をしないといけない、とのことでした。
で、月末でノルマが厳しくなってくると、ぼくのところ(職場の電話)に“プッシュ”の電話がかかってくる、という…。。
その電話は監視されているとのことで、ある程度、話を聞いてもらえないとノルマとしてカウントされないとのことでした。
なので、ある程度のところまで聞いてからでないと、電話を切ることは許されませんでした。
「話がこういう展開になったら、こう言って切れ」と、細かく指示されていました。
で、今日Iさんとその大先輩の話題になって、そんなことをやらされたもんですよ、と話したら、
なんとIさんも、そのダミー役をやっていたようです。
Iさんとは久しぶりだったわけですが、その大先輩を通じて、ある意味、つながっていたんだな、と、ちょっと感慨深かったです。
そのIさん、お年をお聞きしたら、今年で58歳、とのことでした。
ということは、初めてお会いしたときは28歳だったんですね。
あと2年で定年なんでしょうか。
そのお店に定年制があるのかはわからないのですが。
しかし、もし定年されるとしたら、それこそ、もう次にお会いすることもないのかもしれません。
そう思うと、ちょっと寂しいですね。
…。
長く書いた割に、話の盛り上がりが中途半端ですみません…。
ちょっとうれしかったので、コラムとして書かせていただきました。
押忍
※昨日、1本コラムを投稿したのですが、あまりに安易な内容だったため、削除させていただきました。
サイトの“新作一覧”にタイトルだけ残ってしまっています。
紛らわしいことをしてしまいまして、申し訳ございませんでした。