Home > ラッパ吹きの日常生活

2015/10/31

前回のコラムで予告いたしましたとおり、奏法上の新たな“気づき”について綴りたいと思っていたのですが…。

結局のところ試行錯誤が続いていて、自分的に確証を掴むまでに至らずです…。

今月はノーコラムか…、というピンチだったのですが。

ところが昨日、「トランペッターの方々にお知らせしたい!」と思える事柄と出会いました。

というわけで、急遽…。

もうご存じの方も多いかもしれませんが…。

トランペッターの皆さま、

『Hetman』(ヘットマン)のバルブオイルのキャップが変わっていました!

バルブオイルとは、ピストン部分に挿す潤滑油です。ぼくは、吹き始める前に常に挿します。

さてこの『Hetman』のバルブオイル。

シェアは未知数ながらも、どこでも売られていますし、結構多くの方に愛用されているのではないでしょうか。

ぼくはかれこれ7、8年、“クラシック”という、「長年使っている楽器用」を使っています。

「長年使っている楽器用」がラインナップしている点が、ぼくにとっての最大の利点です。

で。

写真をご覧ください。

IMG_3380

左が旧型、右がニューモデルです。

ニューモデルのほうは、キャップがちょっと浮いた感じになっているのですが、お分かりになりますでしょうか。

実際、ちょっと浮いています。

これが少々、くせ者です。

というのも。

反時計回りに回せばキャップが取れるはずなのに!

“からから”と空回り音がするだけで何の手応えもありません…。

キャップが開かないのです…。

こういうタイプは得てして“押しながら”回すと開けられるものです。

しかし…。

押しながら回しても“からから”と空回り音がするだけで手応えなし…。

逆には回りません。歯で噛んで回そうと試みましたが、びくともしません…。

製品が収められていた紙箱を見ても、開け方が書かれていません…。

仕事に追われつつ一瞬のす隙をみて練習態勢に入ったのですが、虚しく過ぎていく時間…。

輸入代理店に電話させていただきました。

親切にご対応いただきました。

そして、「押しながら回してください」とのアドバイスをいただきました。

(いや、押しながら回してもだめなのだけれど…)と思いつつ、ここはひとまず「押しながら回しても開かない」こと確定させねばと。

渾身の力を込めて押しながら回してみました…。

そしたら…。

ちょっと浮いた感じになり、あとは普通に回してみたらば…。

開きましたっ!!!

結論です。

渾身の力を込める必要はないのですが、ちょっと力を入れたほうが良いです。

“からから”と音がする場合は、力の入れ方が足りません。

“からから”音ナシで半回転くらい回れば、OKです。

あとは押さずに回せば外れます。

参考にしてくださいっ!!!

…。

そんなこんなでございまして。

ライブが迫っております。

11月15日、日曜のランチライブです。

ワンマンです。

皆さまのお越しを心よりお待ちしております!

ご予約は、バンドHPに掲載のメールアドレスまで、お問い合わせください!(HPには、詳細も掲載しております!)

HPはこちらです!

そして、フライヤーはこちらです!

343flyer_1115_out2

このライブで、実践中のこと(奏法上の新たな気づき)について、手応えが得られたらいいなと思っているところです…。

とにもかくにも、自己ベスト更新を目指して。

よろしくお願いいたします。

押忍

2015/02/27

今回のコラムは、楽器紹介の続編的な内容です。

前々回、フリューゲルホーンについて書かせていただきました。

その後に気が付いたのですが、同じくJunkStageライター・鈴木真一さんが、さらに詳しい楽器解説コラムを書いていらっしゃいましたので、前回の私のコラム中で鈴木さんのコラムを紹介させていただきました。

そしてさらにさらに詳しい楽器解説コラムが、先日、鈴木さんのページ内にアップされました。

ぼくのとっ散らかった話を、補足・修正くださいながら、より深く解説されています。

読み応えがあります。

興味をそそられる内容ですので、ぜひご覧ください。

こちらです。

という流れの中、ぼくも負けじと、それに付随する話を。

いや、負けているのだけれども(特にアカデミックさ加減で…)。でも、やってみます!

あと何があるかな、と考えたら、これですね。

ミュート、です。

このところ、練習用ミュートについていろいろと書かせていただいたのですが、演奏用の、音色を変えるためのいわば“まじ”ミュートについて、ちょっとだけ掘り下げてみたいと存じます。

巷には、トランペット用としていろいろなミュートが存在しています。

練習用ではなく、演奏用として、です。

で、どんなのがあるかと言うと…。

ある意味メジャーなのが、この“プランジャーミュート”ですね。

笑点のテーマで、「ちゃっちゃらちゃちゃちゃら(ん)ちゃっちゃ(パフっ)」を2回繰り返したイントロ後に、メインテーマが演奏されますよね。

トランペットで演奏されています。コミカルに音を変化させながら。

音源はこちら

この“プランジャーミュート”というのは、カップ型になっています。

それを手で持ってラッパのベルの部分にあて、開け閉めしながら音を変化させます。

ちなみに名前の由来は、「トイレの清掃具であるプランジャー(plunger)のカップ部分を使用したことに由来する」とのこと…。

由来が微妙ながらも…。

ジャズのビッグバンドで使われたりしますよね。

ちなみにぼくは持っていません。

ぼくが使っている“まじ”ミュートはただ1つ、この“ハーマン・ミュート”だけ、です。

m-1

やや角度を変えて(年季が入っていますが…)。

m-2

“ハーマン”とはメーカー名です。

種類名としては“チーチーミュート”。

で、実はこのミュート、先端に小さなラッパ状のアタッチメントを付けて使われることもあります。

こんなやつですね(写真はイメージです)。

m-3

その状態の時、種類名が変わります。

“ワウワウミュート”と呼ばれます。

“ワウワウミュート”も、そのラッパ状のアタッチメントを手で開けたり塞いだりして、ワウワウとさせて演奏します。

テレビなどで、残念な時に、「ふぁんふぁんふぁんふぁんふぁ〜ん」という音が流れますが(最近は使われることが少ないかもですが)、その音はこれによって演奏されています。

このアタッチメントは“ワウワウミュート”に付属しています(アタッチメントなしで売られてはいません)。

でもぼくは“ワウワウミュート”状態で演奏することがないので、そのアタッチメントは外し、さらに紛失しています…。

一旦、整理しますね。

○アタッチメント付きの状態の一般名詞→“ワウワウミュート”。
○アタッチメントを外した状態の一般名詞→“チーチーミュート”。
○“チーチーミュート”の別名(むしろその呼び方のほうが浸透)→“ハーマンミュート”。
※“ハーマン”とは、メーカー名

で、ぼくもこれを、“ハーマンミュート”と呼んでいます。

ところでなぜ、“チーチーミュート”状態の時だけが、“ハーマンミュート”と呼ばれるのかと言うと(そして、なぜその名前のほうが浸透しているのかと言うと)。

ぼくの敬愛するジャズトランペッター、マイルス・デイビスがこの“ハーマンミュート”を多用したからです(アタッチメント付きの状態では演奏していません。ぼくの知る限りでは…)。

ミュートを付けたマイルスの音色は、本当にスペシャルです(もちろん、オープンの音もスペシャルだけれども)。

そしてマイルスが使っていたのが、まさにハーマン社製のもので、イコール“ハーマンミュート”として世に浸透していった、という次第なのです。

こんな音です。

こちら

くぅ〜…。スモーキーです…(って、ほど良く息の音も含まれているからなのですが)。

そして、ほぼ“ノンビブラート”。

ちなみに、ぼくの“ハーマンミュート”サウンドもお聴きください。

こちらです。

ぼくも、ほぼ“ノンビブラート”です。

マイルスを敬愛しているからです。

そして、この曲のエンディングでは、結構、マイルスっぽい。まじで(自称)。

(YouTube音源では、そこまで入っていないのですが。というか、この音源の映像、ちょっと恥ずかしい…。しまった…)。

押忍

2015/02/23

今回は、比較的、トランペッター向きの内容になることをお許しください。

練習用ミュートについての続編です。

今回は特に、フリューゲルホーン用の練習用ミュートについてリポートしたいと思います。

(ところで前回、フリューゲルホーン自体について書かせていただいたのですが、同じくJankStageのライターで、トランペット奏者でもある鈴木さんが、ぼくよりも深い楽器紹介コラムを上げていらっしゃいました。こちらです。さらに、とあるぼくのコラムについても触れてくださっています。それはこちらです。ともに充実の内容ですので、ぜひ!)

さて。

その前に、トランペット用の『ブレンナー・シーミュート』の使い心地について。

それまでに使っていた『ヤマハ・サイレントブラス』(旧モデル)との比較になるのですが。

『ブレンナー・シーミュート』、いいです。実に、いいです。

これを使ったことで、上達が進んだ、かどうかはまだわかりませんが、今後その方向に作用する予感があります。

何がいいかというと、ずばり、唇へのダメージが減りました。

前に書かせていただいたことがあるのですが、トランペットの練習において大事なことは“ダメージは溜めずにポイントを溜める”ことだと思っています。

ポイントとは、良いイメージだったり、スタミナだったり、ポテンシャル全般です。

しかし、ダメージを溜めてはいけません。ほんと、これは絶対に。

ダメージが残ったほうが練習した感を得られます。自分もそう感じがちです。

しかし、これが上達への障害になるのです。

というわけで、ここ数年は以下を実践しています。

30分吹いたら、最低でも1時間のインターバルを取る。

で、『ブレンナー・シーミュート』を使うようになって、インターバル明けのダメージの残り方が、相当に少なくなりました。

これは今後、半年とかのスパンで、絶対に効いてくるはずです。

はずです…。そうに違いありません。…。

さて、フリューゲルホーン用のプラクティスミュートについてです。

そもそも、フリューゲルホーン用のそれを欲しい、という頭はなかったのですけれど。

練習はトランペットでやればいいから、です。

実際、それで概ね問題ないのですが、以下の部分だけ、ちょっと…。

低いC♯とDを吹く時に3番管を動かして音程を取るんですが(3番のピストンを押した時に空気が通る管の長さを伸ばして音程を取る)、トランペットとフリューゲルでは、3番管を動かす操作方法が異なります(ぼくの所有楽器においては)。

なので、フリューゲルで吹くフレーズにC♯もしくはDを含んでいる場合、そのフレーズに関してはフリューゲルで練習したいところです。

さらに、セッションとかでフリューゲルだけを持っていこうと思った時、出番の直前にウォームアップをしたくなります。

これまでは、フリューゲルしか吹かないとわかっていても、ウォームアップ用にトランペットとトランペット用プラクティスミュートを持っていったりしていました。

なので、フリューゲルの練習用ミュートもあったほうがいいな、とは思っていました。

でも…。

フリューゲル用の練習用ミュートは、世の中に存在しないと思っていたんです。

まったくの思い込みです。

今回、『ヤマハ・サイレントブラス』の新作が出ていたことを知るにつけ、初めてフリューゲル用もあることも知りました。

で。

トランペット用の練習用ミュートを買うついでに、フリューゲル用も買おうと考えました。

トランペット用のミュートは『ブレンナー・シーミュート』がいい、という結論に達したわけなので、ならばフリューゲルも『ブレンナー』でOK、と思って、それだけ試してみました。

吹奏感(抵抗感)の少なさは、トランペット用と同等。

しかし、案外音が大きい…。

しかし、ブレンナーがいいという頭になっていましたので、他の選択肢を考えることなく、買うか買わないかは大いに悩み迷いつつも、結局買って帰りました。

家で使ってみたのですが…。

普通に吹いて、ちょっと音の大きさが心配になるレベルでした(ぼく的に)。

特に、上のEの音以上の高い音で、消音性能が落ちる印象です…。

まあ、特別なフレーズだけ練習できればいいのでそもそも必要頻度は少ないですし、小さい音を心がけて練習すればいいのですが…。

しかし、もう1点気になることが…。

そのものの大きさも、でかいのです。

フリューゲルに付けたままでソフトケースに入れてみると…。

ぎりぎり入るのだけれど、きつきつ過ぎる…。ちょっと細部にテンションがかかってなんか不安な気持ちになるレベル(ぼくのケースでは)。

ミュートと楽器を別々のケースに入れて持ち運ぶのは、ちょっと違う気がするし…。

というわけで、吹き心地は良いのだけれど、少々もやもやしつつ…。

で、丁度その時、ちょっとした探し物があり、楽器屋さんに何件か問い合わせをしていて、ぼく的に旬なフリューゲルの練習用ミュートの話になり、『ブレンナー』以外にもいいのがありますよ、という話になりましてですね。

試しに行きました(いつも行っているお店と違うところ)。

以下を試しました。

Fl-h_m

写真左から、

01・ブレンナー・シーミュート(sshh mute)税抜き定価:9200円
02・ベストブラス・ウォームアップ 税込み定価:1万2600円
03・ベストブラス・イーブラスジュニア 税込み定価:6825円

(って、01の製品はすでに持っているのですが、その事実は隠しつつ…。すみませんでした)

ちなみに01は、フリューゲルホーン/アルトトロンボーン用、02、03は、トロンボーン/フリューゲルホーン用です。

比べたところ、抵抗感の少なさは『ブレンナー・シーミュート』が1番でした。

トランペットの練習用ミュートと同様です。

しかし、消音性能は『ベストブラス』の2つのほうが、高い(静か)かな、という感じでした。

そして小さい(楽器に付けて、そのままソフトケースに余裕で入る)。

ちなみに、02と03は、同シリーズでトランペット用もありましたですね。

トランペット用でのその2つは、『イーブラスジュニア』のほうが消音性能が高かったのですが、トロンボーン/フリューゲルホーン用に関しては、若干『ウォームアップ』のほうが上(静か)でした。

というわけで、もう買ってしまった後ですが、『ベストブラス・ウォームアップ』を購入…。

ちなみに、それでも、フリューゲル用のミュートは、音が大きいですね。

楽器自体の“ラッパ”部分が大きいほど、消音は難しくなるようです。

結論です。

トランペット用の練習用ミュートは『ブレンナー・シーミュート』が実にいい。

フリューゲル用は、『ベストブラス』製品がおすすめ。

以上です。

(このコラムが、どなたかの参考になりますように…)

押忍

2015/02/17

前回、トランペットの練習用ミュートについて書きました。

で今回はその続編として、フリューゲルホーンの練習用ミュートのことを書こうと考えたのですが…。

まずは、楽器自体のことを紹介させていただこうかな、と思い立ちました。

トランペッター向け、フリューゲルホーン用プラクティス・ミュートについては次回、お贈りする予定です。

さて、フリューゲルホーンです。

(これまでにもちょこちょこ話題にさせていただいておりますので、以下、過去コラムと内容のかぶりがあったらすみません…)

で、これがぼくの愛用しているフリューゲルホーンです。

fl-h

年季が入っております。

多分、新品時にはラッカーがかかっていたと思われますが、現状、ほぼノーラッカー状態です。

さて。

“フリューゲル”とは、ドイツ語で“翼”を意味する、とのことです。

なので、ホーンではなく、フリューゲルホルン、と呼んだほうがより正確なのですが、ぼく的にはホーンのほうがしっくりきます。

ジャズがアメリカを中心とする文化だからでしょうか、雑誌やライナーでも英語読み(フリューゲルはドイツ語のまま)で標記されることが多かったような気がします。

さらには、ホーンを取って、“フリューゲル”と呼ばれることも多いですね。

ぼくも普段は“フリューゲル”と呼んでいます。

さらには、“ゲルホン”と呼ばれることもあります。

より、ジャズマンっぽい呼び方でしょうか。

でもぼくは、その呼び方はほとんどしません。ぼくがいたジャズ研ではそのように呼ぶ人はいませんでした。

なんとなくですが、ビッグバンド系のジャズマンに多いような気がします。“ゲルホン”と呼ぶ方が。

で、このフリューゲルホーン。

トランペットとキーが同じで、音域もほぼ同じです(高い音は少々出しにくいのですが…)。

ちなみに、コルネットという楽器もありますよね。

それもトランペットとキー、音域とも同じです(ぼくは所有しておりませんが…)。

コルネットのほうが、トランペットよりも多少、音色が柔らかでしょうか。

フリューゲルホーンは、さらに音が太く、柔らかく、暗いです。“甘美”、なんて言われ方をすることもあります。

トランペットとコルネットの音の違いよりも、トランペットとフリューゲルの音の違いのほうが大きいですね。

って、これを書きながら気が付いたのですが、トランペットって、キーも音域もほぼ同じなのにタイプ(音色)が異なる楽器が3種類もあるわけです。

これはちょっと異例ですね。

いや、さらにあと2タイプありますね。

ポケットトランペットというコンパクトなタイプと、ピストンではなく“ロータリー”式になっているトランペットもあります。

おっと、まだあります。

通常のトランペットはキーがB♭ですが、キーがCのトランペット(C管)もあります。

前者は、ドレミファソラシドを吹くと、ピアノで弾くB♭の音階の音が出る、というタイプ。

トランペッターはドレミ〜と吹いているつもりですが、その音はすなわち、シドレミファソラシ(シとミは♭)である、という次第です。

それに対してC管は、ドレミファソラシドと吹いて、ドレミファソラシドの音が出るんですね。

そちらのほうがいろいろと便利だと思うんですが、C管は特殊なタイプです(あまり使われていません。クラシックではちょこちょこ使われているっぽいですが…)。

というわけで、トランペットはタイプ違いが計6種類あります。

これは、相当に珍しい状況だと思われます。

木管楽器ではこんなことはないです。

例えばサックス。

音域の高い楽器から、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、とありますが、それぞれ、キーも音域も異なります。

その意味では、完全に別楽器です。

ちなみにキーは、ソプラノから順に、

B♭、E♭、B♭、E♭。

さらにちなみに、ソプラノサックスには、楽器が真っ直ぐな形状の通常タイプと、曲がったタイプの“カーブドソプラノ”があります。

とは言っても、音色はほぼ同じ。普通のソプラノと、カーブドソプラノは、同じ楽器と言ってしまってOKでしょう(サックス吹きではないので、少々乱暴…)。

それに対して、トランペットはタイプ違いが6種類もあるとは…。

面白いですね。

(面白ですね、で片付けてしまうという…)。

さて、ぼくのフリューゲルの話を…。

この楽器をぼくは、中古でゲットしました。

ぼくが25歳くらいの時に、師匠から譲っていただいたものです。

師匠はこれを、高校の時に買ったとおっしゃっていました。

ということは多分、1970年代終盤に生産されたモデルではないかと(師匠はぼくよりも4歳歳上なので計算して…)。

『ケノン』、というブランドで、今はなきメーカーです。

しかし、その音色の良さは、今もなお誉れ高い(知ってる人の間では…)。

特に、古い時代に生産されたもののほうが評判が良いですね。

ぼくのも、良いとされる時代に生産されたグループに入っていると思います(といいつつ、ちょっと自信がないです。ネットで検索しても、調べがつかず…)。

ただ、グレードが高いモデルではないです。

なので、楽器屋に持っていっても、良い値段が付くことはないと思われます。凹みも結構ありますし…。

って、これを手放す気はゼロなのですが。

(価値を知りたい気持ちはありますが…)。

さて、このケノン。音色は良いのですが、音程が取りづらい、と言われています。

つまり、扱いづらい。

師匠も音の良さは認めつつも、プロユース的には音程がイマイチで使いにくかったようで、違うメーカーのものも持っていらっしゃいました。

そうは言いつつも、こちらもステージで使っていらっしゃいましたが…。

でもぼくが欲しがったので、安く譲ってくださった、という次第です。

(そのうちに、師匠についても綴らせていただきますね)。

そんなこんなでございまして。

この楽器、とても良い音がするのです。

ぼくはどちらかと言えば、トランペットよりもフリューゲルの音色を褒められることのほうが多いのですが、それはまさに、この楽器そのものの音色の良さなんですよ。

その意味でも、ぼくはこの楽器を手放せないのです(師匠から譲っていただいたものだからという理由以上に)。

とかなんとか書くと、じゃあ、どんな音なのよ、って気になる方もいるかもですね…。

そんな方は、こちらのYouTube音源を、どうぞ。

まさに、ロングトーンに命をかけた、太田祥三の神髄がここに。

イントロ後半から登場いたします。

あとは、中盤からは、もう、ずっと伸ばしっぱなしです(しかし、ノンビブラート)。

と、結局、YouTube音源に誘導する回となってしまいました…。

(この音源、もう3年以上前の録音なので、今のほうが上手くなっている、はず…)

正直、トランペットは新しい楽器がほしいのですが、フリューゲルはいらないです。これを一生使い続けようと思っています。

押忍

2015/01/29

練習用のミュート(消音器)の最新事情をレポートさせていただきます(一般的に有用な情報とは思えないながらも…)。

まずは練習用ミュートがどのようなものか、というところから入らせていただきます。

(実は2012年の2月のコラムで練習用ミュートのことを書いております。それとだぶる内容も含みますが、相当に日にちも経っていますので改めて…)

ミュートとは、ラッパの“ベル”の部分に装着するもので、音色を変えるためのアタッチメントです。

で、音色を変えるというよりも、消音に特化したものが“練習用ミュート”です。

ちなみに、トランペットやトロンボーンなどの金管楽器は、ベルの部分にそれを装着して消音することが可能ですが、サックスなどの木管楽器では、そのような消音スタイルがとれません。

サックス等は、楽器本体に押さえる穴がたくさん開いています。

そのようなタイプの楽器は、楽器全体から音が発せられるので、消音のしようがないのです。

なので、サックス類は練習場所の確保が大変です。

それに対して、トランペットは幸せです。

それを使えば、家の中でも概ね普通に練習できるのですから。

ぼくが使っているのは、YAMAHA製の『サイレントブラス』という製品です。

15年くらい前から使っています(製品は1995年から存在していたようです)。

これはミュートと小型アンプで構成されている製品で、ミュート内部にマイクが入っていて、小型アンプを通しヘッドホンで音が聴ける、という機能を持っています。

ぼくはこの機能を、一切使っていません。

この約15年の中で、3分くらいしか使っていません。

擬似的な音という色彩が濃く、ぼく的にはそれを聴けることにあまり意味を見い出せず…。

(練習用の伴奏と一緒に吹ける等々、利点はあるようですが…)。

しかしながら、消音効果は相当に大きいです。

そして吹き心地に大きな違和感がないのです。

十分に使えるアイテムだと思っています。

どのくらい消音できるかというと、普通に観ている時のテレビの音量くらい、もしくはそれ以下まで下げることができます(って、どのくらいの音量でテレビを観るか個人差がありますが…)。

まあまあ、オープンで吹ける環境があれば(意地でも作って)その環境下で練習したほうがいいのですが。

やっぱり、自分が出している音を聴くことは、とてもとても重要なんですね。

なので、時々はスタジオで個人練習もしています…(それほど頻度は多くないです)。

あと、練習用ミュートで練習する上でのコツもあります。

コツというか、“意識すべきこと”ですね。

それを意識することで、練習用ミュートを使った練習の効果を上げることができる、と考えています。

個人的に思うことであり、正しい認識でない可能性もありますが、参考程度に書かせていただきますね(って、ラッパを吹かない方にとっては、何の参考にもならないのですが…)。

ポイントは以下の3点です。

1・出したい音をしっかりとイメージすること

2・今出している音(ミュート越しに聴こえる音)が、実際はどんな音なのかを感じ取ること

3・細かな部分をおろそかにしないこと

それぞれを解説させていただきますね。

まず、1について。

これは練習用ミュートを付けていないときでも同じなのですが、出したい音をイメージすることが、ラッパを吹く上でもっとも大事なことだと考えています。

良い音をイメージせずに、良い音を出すことはできないと思っています(多分、一般論…)。

次は、2について。

練習用ミュートを使って吹いていると今どのような音が出ているのかがわからないわけですが、そこをなんとか、どんな音が鳴っているか感じ取る必要があると思っています。

個人的には、ここは相当なポイントだと思ってます。

ドラッグストアの“ポイント8倍デー”並みのポイントの高さだと思っています(相当ですよ、ポイント8倍デー)。

どのようにそれを感じるかと言いますと。

主には、唇の振動している感触から、こういう感触の時はこんな音がしている、と感じ取るようにしています。

感触と、ミュートを介して聴こえる音(響き感だったりアタック音だったり)を分析して、頭の中でそれを実際の音として構築しイメージする、という作業です。

今鳴っている音を聴けないのことが練習用ミュートの最弱点ですので、それに対処しようという話なのです。

“闇雲に吹く”、これは避けたいです。

そして3つ目。

正確な音を聴けないことをいいことに、細かな部分をないがしろにしがちになります。

これは非常に良くないです。

練習をしているという満足感は得られても、まるで練習になっていない、という状況を生み出す危険をはらみます。

(ほんと、どうでもいい話ですみません…)

ところで、このYAMAHA製『サイレントブラス』の登場以前にも、他社製の練習用ミュートは存在していました。

しかしそれらは、抵抗感が結構違っていて、使えるものという認識を持てませんでした。

なのでYAMAHAの『サイレントブラス』が登場しても、これも同じようなものだろうと、たかをくくっていたんですね。

と、そんな時、大学のジャズ研の誰かの結婚式の2次会で、ぼくより相当に上手なラッパの後輩に会いました。

どうやって練習しているか、という話になり、彼曰く、

「工場で練習しているが(会社を経営しているんです。彼)、譜面をさらったりとかなら『サイレントブラス』で家で練習しています」

「いやいや、キミキミ、練習用ミュートで練習にならないでしょ」

「いえ、全然大丈夫ですよ。使えますよ」

(ぼくより相当に上手い彼が言うのですから、使えるのかも…)

「そなの? で、いくらよ、それ」と聞いたらば、

「1万5000円くらいっすかね〜」とのことで。

当時ぼくは、ラッパの練習のためにクルマを所有していました。

車体はおんぼろでしたのでローンは早々に終わっていたものの、駐車場代、保険、税金、車検代で、年間60万円ほどが消えていました(もちろん、他の用途でクルマを使うことはありつつでしたが…)。

というわけで即、楽器屋に行き、『サイレントブラス』を試し、確かに懸念していた“抵抗感の違い”はそれほどでもなく。

大事なのは音をイメージすることだな、と感じ。

自宅で練習できるくらいまで音量を下げられるその利点を重んじ購入、即クルマは処分、以来『サイレントブラス』を使い続けている、という次第です。

で。

ちょっと前にふと気が付きました。

『サイレントブラス』の新製品が出ているではないですかっ!!

多分、初のモデルチェンジだと思われます(もう1年以上前に出ていたっぽい)。

約18年振りで新しくなっているのだから、下手をすると劇的に品質が向上している可能性もあります。

これは試すしかないっす!!

たまたま今月、臨時的なお仕事の原稿料が入る予定があり(若干)、ついつい気持ちも大きくなり、先日楽器屋さんに行き、試してきました。

そしたらば…。

この約15年間、YAMAHAの『サイレントブラス』だけが唯一の使える練習用ミュートだと思っていたのですが、知らないうちに他社からも良いものが出ていたようで…。

この15年で、状況はいろいろと変わっていた、のです…。

ここまで相当に長くなってしまいました…。

禁断の“続きモノ”形式を取らせていただきます。

って細かいことを言いますと、一部在庫が切れていたりして、まだ注目製品を試せていないのです。

というわけで、現状、未確認情報があり、それも確認した上で、“練習用ミュート最新事情”のまとめをさせていただきたいと思っております。

昨日、楽器店より在庫した旨のご連絡をいただきましたので、早速試してきます。

それでは、続編をお待ちください!

押忍

2014/12/18

今年の1月に、「指とピストン」と題したコラムを投稿いたしました。

多少の反響をいただけて、「続・指とピストン」「続々・指とピストン」と、計3回にわたって深追いさせていただきました。

それぞれリンクを貼らせていただきましたが、要は、「ピストンから指が離れないように気を付け始めた」という内容でした。

あれから約1年、ようやく8割方、できてきました。

(日々このことだけに着眼して練習しているわけではありません。何を吹くにしても、都度いろいろなことに注意しながら、考えながら練習しております。すべてなかなか上達していかないけれども…)

で、今回は、ここに至るまでの取り組みと、さらなる調査結果をご報告させていただこうと思います。

(なんか、どーでもいい感じが…)

さてさて。

まずは、昨年の記事を簡単におさらいさせてください(リンクを辿らなくても大丈夫なように…)。

指がピストンから離れないように、と思い立った理由は。

○中指と薬指を同時に押さえようと思った時、中指がピストンから離れているために中指が遅れる。

○これが弊害となり、とあるフレーズがどうにも上手く吹けず…。

○学生の頃に読んだ、とあるアメリカ人ジャズトランペッターのインタビュー記事を思い出した。

「指とピストンの間にコインを挟んで練習したよ。コインが落ちなくなるまでね。わっはっは」(最後の笑い声は、アメリカ人ぽいかなと思って…)。

このような流れで、「よし、今こそこれに取り組もう」と思い立った、という次第です(コインの練習はしていません。すぐに落ちてしまうので…)。

で、他の楽器はどうなんだろうとネットで調べてみたんですね。

すると、ピアノなりサックスなり、「鍵盤やキーから指を離さないように」と、早い段階で指導されているくさい、ということがわかってきました。

でも、自分は楽器を始めた小学生時代も、大人になって師匠についた時も、そのような指導は受けなかったなあ…。

と、ここまでが、最初のコラムの大体の内容です。

そしてそのコラムを受けて、知り合いのトランペッターの方お2人がコメントをお寄せくださいました。

ともに「意識したことはなかった(でも意識して確認したら、指は離れていなかったよ)」と。

というわけで、トランペットだけは、「指を離すな」と指導されていないくさい、ということもわかってきました。

(このあたりについては『続』や『続々』で綴らせていただきました)。

さてさて、そんなこんなでございまして。

この1年の取り組みについてです。

思っていた以上に、壁は高かったです。

(多分、ぼくに才能がない、というか運動神経が低い、というか指を動かす能力が低い、ということなんだと思います…)

特に、中指がピストンから大きく離れがちで、それを矯正するのが難しかったです。

薬指って独立していませんよね(中指、小指と一緒に動きがち)。

でぼくの場合、薬指だけを押そうとする時、逆に中指を上げて反動を付ける、というクセがついていたんです。

薬指の独立よりむしろ、中指が独立するかどうかがポイントとなりました。

とにかく中指は、何かつけて上がりがちなのです。

特に、人差し指と薬指を同時に押さえる運指の時に、この傾向は顕著でした。

どう集中しても、中指に「動くな」という信号が伝わらないのです。

とにかく、離れないように離れないように念じながら練習すること約1年…。

ようやく今、どのような局面でも概ね指がくっついたまま、という状況を作り出せるようになりました。

しかし、動きの滑らかさがまだ足りません。

むしろそこが重要ですから、実質はまだまだ道半ば、なのですが。

(なので本番では、滑らかさ重視で、指は時々離れます…)。

こんなところです。

しかし成果は感じられております。神様に感謝です。

さてさて。

この「キーなり鍵盤なりから指が離れないように」という観点は、本当に全楽器共通(トランペットを除き)の観点なのか、という問題について、最近、ちょっとだけ追加調査をいたしました。

ピアニスト、バイオリニスト、フルーティスト(フルート奏者)、それぞれに方々にお話を聞く機会が持てたのです(そのお三方+パーカッション、という編成のバンドのライブを観に行ったのです)。

すべてプロフェッショナルな方々です。

まず、ピアニストの方いわく。

「指導者にもよる。必ずしもそのように指導されるとは限らない気がするが、自分は楽器修得段階においてそれを意識し、指を離さなくても強く弾けるように練習した。もちろん今でも基本、指は常に鍵盤に触れている」とのことです。

バイオリニストの方いわく。

「普通、習い始めの早い段階で、弦を押さえていない時も大きく弦から離さないように、と教わる。自分も指導する際には、それを早い段階で教える」とのことです。

さて、フルーティストの方なのですが。

この方は超絶にお上手な方です。しかし演奏を見ていて、結構キーから指が離れる局面が多かったんですね。

高速フレーズの時は離れないんですが。

フルートではスルーされているんだな、と思いながら演奏を拝聴しておりました。

でも…。

サックス奏者とか見ても、キーから指が離れる人は少ない印象を持っていたので、意外な気もしつつ。

一応お聞きしました。

すると…。

「フルートではキーのストロークの深さはせいぜい2mmほど。それだけの動きですむのだから、離すべきではないし、離さないように指導されるのが普通です」

「あれ? お見受けしたところ結構離れていたように思ったのですが…」

「お…。自分は時々、敢えて離します。キーを叩きつけるその打音が欲しい時があるんです。タンギング(舌を使って音の立ち上がり、区切りを明瞭にする奏法)的に使う時もあります」

おー、こんな方が!

「でもこれは、人から怒られる奏法です。特に、修理の方からは(笑)」

ですって。

いやー、面白い話が聞けました。

いろいろなやり方があるんですね。

これを踏まえ今回の結論は以下です。

「人生は自由だ」

そしてやっぱり、概ね多くの楽器で、「キーなり、鍵盤なりから指を離さないように指導される」ということのようです。

そして、トランペットではそのように指導されるケースが少ない(これは前回の結論ですが…)。

これについては、機会を見てもうちょっと調査してみたいと思います。

ただ、トランペッターは、指よりも、口、息、この方面の技術会得が優先で、指のテクニックはあまり指導されない楽器、という傾向はあるように思います。

ちなみに前回、この話を書いた時、パーカッション関係の方も「手なり、スティックなりを、打面から離れすぎないようにしています」とおっしゃっていました。

さらにちなみに言うと、ボクシングもそうですよね。

構えたところからそのままパンチを繰り出します(反動をつけない)。

(そして、脱線…)。

押忍

2014/08/30

今日、管楽器屋さんに行ってきました。

ちょっとした故障を直すためです。

今日行ったそのお店は、ぼくが大学生の頃から利用しているお店です。

もう30年のお付き合いになるんですね、改めて数えてみたら。

とは言っても、管楽器屋さんって頻繁に通うところではないので、行った回数をすべて合計しても100回に満たないとは思うのですが。

オイルなどの消耗品はどこで買ってもよいので、通りすがりの知らないところで買ったりします。

ターミナル駅にあるわけではないので、ちょっと寄ってみた、的に行きにくいんですよね。

そのお店じゃなきゃだめ、という用事の時だけしか行かないんです。

アベレージで、年に3回行くかどうか…、そんなもんだと思います。

1年で1回も行かないこともあります(最近は楽器が壊れがちで、ここ数年はちょっと回数が上がりつつですが)。

ちなみに、そこじゃなきゃだめな用事と言えば、“楽器本体を買う”、“マウスピースを買う”、“リペアに出す”、以上です。

楽器本体を買うことなんかは、本当に稀ですしね。

ちなみにぼくがそのお店で買った楽器の総数は、30年間で4本です。

大学のジャズ研に入って早々に、外国製の中古品を買いました。

それが、そのお店での1本目です。

たいして高くもなかったのですが、2年ローンを組んだように記憶しています。

それ以後、トランペットを1本、フリューゲルホルンを2本。

フリューゲルホルンというのは、トランペットよりもひと回り大きくて、しかしキーは同じ、音域もほぼ同じ、音色がちょっと丸くて暖かい、そんな楽器です。

ぼく的には、あくまでトランペットがメイン、フリューゲルホルンがサブです。

で、その4本のうち今でも手元に残っているのは、1本のトランペットだけ。

(今、フリューゲルホルンも1本持っていますが、それは師匠から譲っていただいた楽器なので、そのお店で買ったものではないんですよ)。

手元にない3本はどうしたかというと…。

もう1本のトランペットは、なんと、電車の網棚に忘れて遺失…(過去のコラムでも触れたことがあるのですが)。

2本目のトランペットは、最初のを無くしてしまったから買った、という次第なのです…。

そして、2本のフリューゲルホルンは、というと…。

若かりし頃の生活苦時代に、質屋に入れて流してしまっています…。

買っては流し、買っては流し…。

ここで質屋マメ知識を少々。

質屋では、外国メーカーの管楽器って、結構いいお金になるんですよ。

国産の3万円くらいの時計を質に入れたことがあります。

3000円くらいでしか取ってくれませんでした。

それに対して外国製の楽器は、半額くらいでとってくれたように記憶しています。

まあ、比較的まだ新しかったから、ということもありますが。

楽器屋さんに売るという手もありますが、買った楽器を売ることに罪悪感があったので(自分で買った楽器とはいえ)、楽器屋さんには持って行きにくかったですね。

すぐにお金が欲しかったりもしますので、質屋のほうが手っ取り早いですし。

流れる前に戻そうという気持ちもありましたし…(戻せませんでしたが…)。

ちょっと、悲しく横道にそれてしまいましたが、話を戻しますね。

で、その管楽器屋さん。

ぼくが大学生だった当時、営業の方がよくジャズ研の部室にいらしていました。

Iさんという方でした。

新入生とか、新しい楽器を買おうとする時は、そのIさんと連絡を取ってから買いにいく、という感じだったような気がします。

そうすれば、普段営業に出ているIさんもお店にいてくれて、それで値引きもしてくれる。

そんな感じだったような気がします。

で、今日お店に行ったら、久々にIさんにお会いできました。

20年はお会いしていなかったので、懐かしかったです。

Iさんは外を回っていることが多かったですし、ぼくもたまにしかお店に行ってませんでしたから、お会いすることがなかったんですよね。

Iさん、ぼくのことを覚えていてくださいました。

そしてジャズ研の、伝説的な先輩の話でしばし盛り上がりました。

その先輩は、楽器を買ったり売ったりをよくされる方で、Iさんとはツーカーでした。

群を抜いて、ツーカーでした。

で、その先輩。

超スゴ腕でしたので、結局プロになられました。

しかしその後、サラリーマンに転身。

営業職に就かれました。

営業をされているその先輩と、ぼくは街でばったり出くわします。大学を出て、10年くらい経った頃でした。

で、営業のダミー役をやらされるようになりました。

営業のダミー役というのは…。

回る件数自体にノルマがあったようで、ぼくのところに営業に行ったことにしてくれ、と言うんですよ。

で、会った人には次の日に電話で“プッシュ”をしないといけない、とのことでした。

で、月末でノルマが厳しくなってくると、ぼくのところ(職場の電話)に“プッシュ”の電話がかかってくる、という…。。

その電話は監視されているとのことで、ある程度、話を聞いてもらえないとノルマとしてカウントされないとのことでした。

なので、ある程度のところまで聞いてからでないと、電話を切ることは許されませんでした。

「話がこういう展開になったら、こう言って切れ」と、細かく指示されていました。

で、今日Iさんとその大先輩の話題になって、そんなことをやらされたもんですよ、と話したら、

なんとIさんも、そのダミー役をやっていたようです。

Iさんとは久しぶりだったわけですが、その大先輩を通じて、ある意味、つながっていたんだな、と、ちょっと感慨深かったです。

そのIさん、お年をお聞きしたら、今年で58歳、とのことでした。

ということは、初めてお会いしたときは28歳だったんですね。

あと2年で定年なんでしょうか。

そのお店に定年制があるのかはわからないのですが。

しかし、もし定年されるとしたら、それこそ、もう次にお会いすることもないのかもしれません。

そう思うと、ちょっと寂しいですね。

…。

長く書いた割に、話の盛り上がりが中途半端ですみません…。

ちょっとうれしかったので、コラムとして書かせていただきました。

押忍

※昨日、1本コラムを投稿したのですが、あまりに安易な内容だったため、削除させていただきました。
サイトの“新作一覧”にタイトルだけ残ってしまっています。
紛らわしいことをしてしまいまして、申し訳ございませんでした。

2014/02/22

今回は、“トランペットの壊れにくさ”について書いてみたいと思います。

(地味…)。

さてさて。

先日、練習をしながらはたと気が付いたんです。

トランペットって、壊れにくいな…、と。

その理由は、「メカニカルな部分が少ないから」です。

例えば、サックス。

トランペットと比べると、結構壊れやすいイメージです。

サックスは、めちゃめちゃメカニカルな楽器なんですよね。

間近で見せてもらうと、ぼくはいつもこう思います。

「工場だな…。ファクトリーだよ…」と。(英語で言い直す必要はなかったですね…)。

キーを操作してパッドを開閉させて演奏するんですが、キーからパッド部分まで結構距離があったりするんです。

その、動きを伝えるためのシャフトが、工場内に張り巡らされたパイプのようなんですよ。

って、いきなりわかりにくいことを言っちゃっいましたが(主観だし…)。

ともかく、動く部分(メカ)は“壊れる”可能性をはらんでいる、というわけです。楽器に限らず。

あと、電気楽器、電子楽器も、トランペットと比べると、結構壊れやすいイメージですよね。

メカ(機械)を一杯積んでいますから。

接点の接触不良や断線と言ったアナログ的な故障から、電子パーツの故障などなど。

ところで、トランペットにも“メカ”はあります。

ピストンか“メカ”です。

しかし、かなりシンプルです。

バネが入っているだけ。

いわゆる、スプリングです。螺旋状のあれです。

このバネはとても丈夫なシロモノで、20年使っていても、まるで壊れませんし、反発度合いも一定です。

ただ、“メカ”としてはシンプルですが、その一方で、精密さは相当です。

気密性が相当に高いですし、押したとき、離したときそれぞれで、ピストンの穴と管の穴がジャストで合わなければいけませんし。

ちなみにこのピストン。壊れにくいのですが、消耗品ではあります。前にも書かせていただいたことがあるのですが。

長年使っていると、徐々に磨耗していくんですね。

ピストンの摩耗は修復のしようがありません。よって、古いトランペットが高値で取引されることはほとんどありません。

結論です。

トランペットは、消耗楽器だけれど、壊れにくい。

といいつつ…。

ウォーターキーと呼ばれる、管内の水を抜くためのキー。

ここは唯一、壊れます。

バネが仕込まれていて、このバネは小さい割に結構強力で。

いつも力がかかっているんでしょうね。頻繁に動かしますし。

毎日吹いていると、3年位で壊れるイメージです。

でも、楽器屋さんに持っていけば簡単に直ります。

工賃と部品代を足しても1000円かかりません。その場で直りますし。

というわけで…。

トランペットは壊れにくい。しかし一部、割と簡単に壊れる場所もある(でもすぐ直る)。

これが今回の、真の結論です。

(どや顔)。

(ところで、今月あと2本か…。いけるのか!? おれ!!!)

押忍

2013/12/25

月に4ポストを自らに課し、概ね丸2年守れてきましたが、いよいよ今月は黄信号が点滅中…。

とりあえず、これが今月2本目です(25日なのに…)。

で、今回のコラムのテーマなのですが、年の瀬ということもあり、単独ではネタになり得なかった小ネタを、敗者復活的に複数、綴ってみたいと思います。

つまり、ボツネタ救済コラム、というわけです。

案外、改めて書いてみたら、面白かったりするかもです。

●『トランペットを吹くと、暑い!』

題名を読んだだけで、どうでもいい感じがぷんぷんですが、トランペットって結構疲れる楽器だ、ということを説明しようかな、と思ったわけです。

ちなみにネットで調べてみました。

そうしたら、だいたいの消費カロリー、簡単に調べがつきました…。

参考程度(あくまで目安)で載せてみますね。

立って1時間吹いて、120kcalくらいのようです。

えー、意外に少ないな…。

ウォーキングで、大股でさっさと歩いて、1時間で300kcalくらい消費されるらしいですが、それの半分以下…。

そんなもんですかね…。そんなもんかな…。

でも吹いてると、結構暑くなるんですよ。

ぼくは消音器をつけて、部屋の中で練習しているんですね、普段。

で、真夏、エアコンの設定温度28度、Tシャツ1枚、扇風機も弱で風を当てっぱなし(首振りはしないで)、それでも汗をかきますね。

冬の場合、エアコンの設定温度23度、しかし練習するときにはエアコンOFF、それでTシャツ1枚で30分も吹いていると、軽く汗ばみます。

…。

(やっぱりこのネタ、膨らみませんね…)

●『トランペットをたしなむ場合のランニングコストは?』

楽器をやっていると、どれくらいお金がかかるのか、ということをテーマにしてみようと試みました。

弦楽器は、結構弦が高かそうです。

木管楽器も、リードが消耗品ですから、案外、ランニングコストがかかりそうですね。

その点、トランペットは安いと思いますよ(楽器代は計算に入れないで)。

トランペットにおける日々の消耗品は、以下の2つくらいです。

ピストンにさす、「バルブ・オイル」と、スライド管部分に塗る「スライドグリス」。

「バルブ・オイル」は、吹く前に必ず毎回、さします。

ピストン自体が消耗パーツですから、そして摩耗してしまったら修理が効きません。

なので摩耗を抑えるために、オイルは絶対に必要です。

ぼくは1日に、何度か時間を開けて練習しますので、時間が開いたらその都度さします。

まあ平均、1日に2回はオイルをさすイメージで、1つのピストンに対して1、2滴程度で。

それで、1本1000円のオイルが、2か月くらいもちますかね。もうちょっともつかな…。

あと、「スライドグリス」。

これは、月に1度、楽器を水洗い(内部もブラシで洗います)した後に塗ります。

1つ1000円くらいのスライドグリスが、1年くらい使えますかね。

それ以外は、ほとんどお金がかからないです。

その、内部を洗うための道具も、まあ1000円くらいしますが、数年使えますし(でも、2、3年で壊れますかね)。

というわけで、ざっと計算して、月に600円程度でしょうか。

…。

(やっぱりだめでしたね…(>_<)。)

押忍

2013/05/25

地味なテーマですね…。

お役に立たない内容だとは思うんですが、そーなのね、くらいに思っていただけたら幸いです。

結論から入ります。

ラッパは、ケースにしまって保管しましょう。

ハードケースでもソフトケースでも、どちらでもOKです。

ケースに入れておくことは、伊達ではないんですよ。

かれこれ、15年くらい前のことなのですが。

インテリアの本とか見ていると、ときどき、ギターをスタンドに立てかけて飾ってあったりしますよね。

好きなときに弾けるように、ということでそうしているんでしょう。

そして、ちょっとかっこいいです。

というわけでぼくも、ラッパをスタンドに刺して、部屋に飾ってみたことがあるんです。

数日して、はたと気がつきました。

ラッパはすっかり黒ずんでしまっていました…。

空気中の湿気にさらしていたことが原因なんだと理解しました。

ぼくのラッパは銀メッキしてあるタイプです。銀の食器とか、銀のアクセサリーとか所有していないので分からないんですが、そういったものもそうなるんでしょうか。

で。

この黒ずみは、磨いても落ちません…。

かっこいいかなと思ってやったんですが、誰が来るわけでもない一人暮らしの部屋がかっこよくても、ラッパが黒ずんでしまっては、マイナスです…(かっこよかったかどうかも疑問ですが…)。

ちなみに、この黒ずみを落とそうと思ったら、『シルバーポリッシュ』という磨き剤を使うしかありません(何かほかの裏ワザも存在しているかもしれませんが…)。

この『シルバーポリッシュ』は良い製品です。なかなか落ちない汚れも、大概は落とせます。

ぴかぴかになります。

しかし注意も必要です。

研磨剤が含有されております。

結局、表面を削って汚れを落とすわけです。

ピカピカになっても、磨きすぎると相応にメッキがはげていくので、しばらくするとそこからメッキが完全にはげていってしまったりします。

なので、ぼくは黒ずんだままにしておきました。

削ったメッキは蘇りませんから。

しかし…。

10年位前、当時お付き合いさせていただいた女性が、黒ずんだラッパを見かねて、ぼくの留守中に、わざわざこっそり『シルバーポリッシュ』を購入して磨いてくれていました…。

確かに、新品同様に光輝いていました。

お礼を言いました。

そしてやはり、以来、メッキははがれていくことになったのでした…。

でも、手に持つところだけです。今のところはげている個所は。

以来、練習した後はしっかりと拭くようにしていますので、ある程度輝きも保てています。

そして、2度と『シルバーポリッシュ』は使用しておりません。

ということで、概ね結果オーライです。

さて。

今回のまとめです。

ラッパをケースから出しっぱなしにしてはいけません。

『シルバーポリッシュ』の使用は、最小限にとどめましょう。

以上です。

(テーマも地味なら、起承転結的にもパンチがなかったですね…)。

押忍。

Next »