2010/01/31

バーにはいろんな業種のスペシャリストが夜な夜な集まってくる。ただでさえそのスペシャリストが話すスペシャルなお話は面白く、そこに酒が加わるとさらに饒舌になり面白さが倍増してくる。ある夜、フリーカメラマンS氏とウェブデザイナーK氏と元テレビプロデューサーO氏のクリエーター三人が席を囲んだ。いつものようにおバカなお話が延々と続くわけだが、その日のテーマは『美人時計』だった。

※美人時計とは、一日24時間1440分の一分ごとにその時刻を表示するプレートを持った美人を配し時刻をお知らせする時計です。今では美男時計とギャル時計のシリーズも展開中のようです。

その後『美人時計』に出ているというお客様も現れ一気に話とテンションが盛り上がる。ちなみにその美人時計に登場する美人さんは、六本木をお友達と歩いている時に声をかけられそのまま撮影されたのだと…。世間の話題になっている『美人時計』に出ているっていいですよね。ついつい出てくるまで美人時計見続けていたりしてね。

さてクリエーターの皆さまのお話が面白い理由の一つに突飛な発想と展開がある。この夜の美人時計話でもそのジンクスは壊れることもなく、いつしか美人時計に続くいろんな時計の可能性をかなり真面目に語り合いました。その中から出てきたのがタイトルに書かれた計算式から導き出された答え『鈴木時計』です。

『鈴木時計』とはいったい何なんだ?

一日 24時間 1440分、その一分ごとにいろんな鈴木さんに登場していただこうという趣向。1分ごとにその時刻を知らせるプレートを鈴木姓の方々に持っていただき1440分をつなげていこうということです。「美人は観ていたいが別にいろんな鈴木さんを観たくはない!」なんて冷たいお言葉は心の内に納めておいてください。しかし佐藤に続き日本で2番目に多い姓の鈴木だけあって案外見たい人も多いかもしれませんね。それにしてもなぜトップの『佐藤』ではなく2番目の『鈴木』なのか、それは…この時点では秘密にしておきます。

『鈴木時計』のお話、一夜だけの戯言だったらコラムに書いたりしないのですが、実際に作ってしまおうという具体的な動きが出てるから面白い。この夜集まったカメラマンS氏が写真を担当し、ウェブデザイナーK氏がフラッシュを駆使しサイトを制作、元テレビプロデューサーO氏が企画・制作進行を務めることに。とりあえずはmixiに『私の名字は鈴木です』というコミュを作りました。そこで鈴木姓ネットワークを作り完成まで走り続けたいと思います。さてさて完成はいつになることやら。

せっかくなのでこのコラムを読んだ皆様方にも『鈴木時計』にご協力いただきたい!もしもご自分が鈴木姓なら家族諸共ご参加ください。もしもお友達に鈴木姓の方がいらっしゃったらぜひ声をかけて下さい。よろしくお願いします。

私の名字は鈴木です』…よかったら見てみてください。質問等ありましたらmixi経由で問い合わせください。

556ogawa

2010/01/31 11:21 | 未分類 | No Comments
2010/01/29

↓ ボードゲーム『Yonmoque(よんもく)』がきっかけでした。

i-yonmoque.jpg

知り合いの鉛筆画家・川本洋輔氏から面白いゲームを作るタイルアーティストがいるとの情報でお会いしたのが山本光夫さんでした。一見いいおじさん風…だけどちょっと影があり、時代劇なら「三河屋、お主も悪やのぉー」って感じのシーンで出てきそう、もちろん三河屋のアルジ役で。実際の山本さんはアイディアマンでとても優しい人なんですけどね。

山本光夫さんとお話をしていると、とにかく話が止まらないし話題に事欠かない。いつか宇宙の話になった時、とても面白いのだがその突飛な発想とテンションの高さに途中で付いていけなくなり受け入れることを諦めたほどでした。時々この人の本職は何なんだろうって疑問が湧きあがってきます。ただやっていることの全てに共通しているのがタイルにアートを施すこと。ちなみに山本さんはボードゲーム作家でありながらタイルアーティストなんです。

あらためて生活している中でふと周りを見回してみるとさり気なくタイル製品に触れる機会がある。生活の中でのタイルの役割とは?…案外存在感を訴えないことの美徳をタイルは背負っているような気もする。そのタイルを利用し生活そのものを明るく楽しくするための演出を山本さんはやっているのだと思います。だがその役割ってのはそもそも必要なのか?あえて極論するなら、いらないのかも。タイルなんて真っ白でいいじゃないの。壁に埋まっているだけのタイルならそれはそれでいいのかもしれません。しかし山本さんの作り出すタイルアートは壁から、床から飛び出してくるんです。しかも素晴らしいアイディアで創り出されたあたたかい作品の数々に触れる人々に笑顔を与えてくれます。20歳をピークに衰えていく脳細胞の活性化にも大いに役立ち、ここ数年流行っている脳トレグッズに他ならない。

さてそんな山本光夫さんのタイルを使ったボードゲーム作品を紹介してみます。まずは冒頭にも上げています私との出会いのきっかけである「Yonmoque」です。まー言ってみれば四つ並べたら勝ちというシンプルなボードゲームなんですが、そう単純なものでもなく、ルール的にも、オセロと将棋と五目並べの要素を組み合わせ、さらにオリジナルルールをミックスしたものです。ゲームのクオリティが高いのはもちろんですが、タイルを使いそのゲームを作り上げている点は山本さんならではなのでしょう。実際にプレイしてみると分かるのですが、タイルの持つひんやりとした触感と適度な重量感、ボードに駒を打ち込んだ時に響く心地いい音、トータル的によくできた作品です。他にもこれまでに作ったボードゲームは ↓
g-3andc.jpg3andC   g-addon.jpgAdd On   g-beehive.jpgBeehive 

g-checkit.jpgCheck it g-cifra.jpgCIFRA  g-cifra25.jpgCIFRA25

  g-ef.jpgCheck it  g-passeo.jpgPASSEO g-shooter.jpgShooter  

g-skips.jpgSkips          g-skips-2.jpgSkips-2    woodac1.jpgAC=「古代建築」

1994年に最初のゲームを作り上げ、そこからは怒涛のごとく…。一つずつを説明してみようかとも思ったのですが…途中で息が切れそうなので最初から諦めました…すいません。それにしてもよくもまーアイディアが浮かぶものだなと。アイディアが浮かんだとしても具体化することはさらに難しいのに、ほんとその精力的な創作活動には頭が下がります。

それにしてもゲームを作るってのはどんな感じなんでしょうね。自分でルールを決め、そのルールを突破していく。…SMに近い?サディズムな要素を持ちルールを決めより厳しく動きを拘束する。マゾヒズムな要素を持ち拘束されたその状況を脱出しようと試みる。そのバランスを保ちながらエンタテインメント的なゲームが生み出されるのかもしれない。

本日のまとめ…『ゲーム作家はSMの極み』ということになりました。

機会があったら山本光夫さんのボードゲームお楽しみください。

2010/01/29 03:03 | アーティスト | No Comments
2010/01/17

友人の記者に「検索ストーリー」なるものを教わり、作ってみた。

Googleが仕掛けた『検索ストーリー』という新しいサービスらしい。5個の検索キーワードを使ってひとつのストーリーを作り出し、30秒のコマーシャルに作り上げる。誰もが参加でき、その出来上がった30秒の作品はYouTubeにアップされ、優秀な作品はちゃんと評価され景品としてマックブックを贈呈されるらしいです。

検索していく過程というのはストーリーのあるドラマに似ているかも…、話がちょっとそれますが、私、以前はドラマのお仕事をやってまして、ぺいぺいの頃は過酷なお仕事の代名詞でもある『アシスタントディレクター』で地獄を見たものです。ある時『復習の手引き』という復習するための方法をドラマ仕立てで紹介するかなりヤバイ系のビデオを作りました。もちろん正統派の全国ネットのドラマも作ったことあるんですよ。そんな経験からですが、起承転結のあるドラマは、検索を重ねて求める答えを導き出すことと似ていると思います。

さてそんな面白そうなサービスがあるのならとついついやってしまいがちな私。まずはメインテーマとストーリーを考えないと・・・。そこで556のPRを『検索ストーリー』でやってみようと思った訳です。女性が一人静かに飲みたい場所を探しているという設定で検索を始める。なんとなく検索したその中に『556』という数字を見つけ、さらに検索を進める、その結果556のホームページにたどり着くという結末です。まーそうそう狙い通りにはいかないのかもしれませんが、ひとつのPRの手段としても面白いですね。

サービス業にとってのPR手段は、いつの時代も新しい発想が求められるもの。特にインターネットが世に出て、デジタルの進歩が著しいこの時代だからこそ効果的なPR方法がまた模索されています。インターネットPR…その代表的なものがホームページであり、そのホームページに導くための手段がキーワード検索なのでしょう。ただホームページへアクセルできるそのキーワードを検索させることがまたひと苦労。よくあるキーワードなら検索結果も多数出てくる訳だし、その検索結果の一覧から自らのホームページをクリックさせることも厳しくそれほど効果的ではない。また自社ホームページへたどり着くマニアックなキーワードを検索することはそれこそ稀である。そこで注目されるのが『SEO対策』なのでしょう。よくあるキーワードでもその検索結果の上位(一枚目のページ)に出てくるように仕向けるその対策がいわゆるSEO対策なのだが、ただそこにはまたそれなりのお金が掛かってくるし、求める結果に見合った金額が必要になってくる。要は金でPRすることに他ならない。

そうなんです。PRの方法は変わるが、お金を使い宣伝することはいつの時代も変わりないというわけなんです。いやらしい話、金が全てだってことですよ。

…いやいやお金を使わなくてPRする方法あるんですよね。時々そんな状況を目の当たりにすることがあります。アイディアは金じゃなく才能だってことを痛感させられる瞬間です。

2010/01/17 01:21 | 未分類 | No Comments
2010/01/09

飲食店にはいろんなお客様がやってくる。10年もやってると珍しい方だったり、有名人だったり、日頃会う機会がない人に出会えたりするのも楽しいものです。かつて山崎まさよしさんも来たらしいのです…『らしい』とはなんだ? 556は狭いお店ですし、基本私一人でやっているものですから、お客様がやって来ると確認できないことはないんですが、山崎まさよしさんがいらっしゃったらしい時、私は未確認でした。

その事実が発覚したのが、後日556へやって来た客さまと来店のきっかけ話をしている時でした。その女性の556来店のきっかけはお友達(A子さん)の紹介だったのですが、「そのA子さんはどうやって556の来たんだろう?」と聞いたら、「A子さんはミュージシャンの山崎まさよしさん達と一緒に来たって言ってましたよ」って。ということは山崎まさよしさんは556に来たんだって結論に至ったわけです。しかし残念なことに今でも私の記憶に山崎まさよしさんの来店はないんです。でもグループでやって来ていたら、その一人一人の印象は何かお話でもしないと記憶に残らないのかもしれませんね。

売れっ子ミュージシャンさえも気付かない私が、一般人で初めての来店、その一回のみにもかかわらず私の記憶に深く刻まれている人がいます。タイトルに書いてあるミシュラン風紳士がその方です。昔話になりますが、週末土曜の夜、常連客がお二人ほどカウンターにいた時、そのミシュランからの電話が鳴りました。556は暗証番号が分からないと入れないので、ビルの下からその番号の問い合わせの電話でした。その数分後に入口が開き入って来た紳士がミシュラン。その風貌、その振る舞い、まさしく紳士という表現がぴったりくる感じでした。スコッチのシングルモルトを飲みながらさりげなく質問してくるその内容がお店のことについてだったり、さりげなく店内を見回すその様子は独特の雰囲気を醸し出していました。一時間ほどで帰られたのですが、帰られた後に常連客とその紳士のお話をしている時に『あの人ミシュランだ!』って話になったんです。こっそり来店して556の諸々をチェックしに来たんだって…。でもその後ミシュラン本に556が載った記録はもちろんなく、ただの妄想にすぎなかったんですけどね。

それにしても六本木のBARはいろんな人が現れます。

2010/01/09 02:17 | 未分類 | No Comments
2009/12/27

2009も終わります。いろんな事がありました。いろんな人に出会えました。

556作品展に参加していただいたアーティストの皆様方とも出会い素敵な作品を目にしました。

記憶の糸を辿りつつ今年のアーティストの作品を振り返ってみます。

まずは helmetworks.さん。インパクトのあるおっさんのイラストは印象的でした。

helmetworks3.jpg helmetworks1.jpg

Web上で作品を見かけ声をかけて作品展を開いてもらうことになったのですが、打ち合わせでお会いするまで完全に男性アーティストだと思ってて、実際に会ったら若く可愛い女性だったことにびっくりしました。ムービーの作品もなかなか個性的で、「ラジオパンティ」は秀逸でしたね・・・ぜひYouTubeで検索してみてください。

どデカイ作品を描くのに驚かされたのは苗村肇さんでした。

naemura3.jpg naemura4.jpg

556での展示作品は控えめなサイズでしたが、事前にお邪魔したギャラリーでやってた時の一番大きな作品は、横8m縦2.5mぐらいかな。その迫力はすごかった。しかし大きさもさることながら、原色の色使いと走らせる筆のその勢いを思いっきり感じさせてくれるアーティストでした。

次に展示したいただいたのが、クールな抽象画を描く小嶋克典さん。

kojimakatsunori1.jpg kojimakatsunori4.jpg

抽象画とはちょっと違うかな…。描くモチーフはすべて女性なんですけど、556で展示している作品を見たお客様が『湖にネッシーがいる…』と言ってて・・・、観る人にとってはほんとに違う見え方、印象を持つものなんですよね。

夏前には久しぶりに切り絵作品を展示。高木亮さんのモノクロの世界に感動しました。 

takagi1.jpg takagi2.jpg

屋根の上から下を覗き込む猫…その愛くるしい雰囲気がよく伝わってきます。展示している作品の中にはカラー作品もあったのですが、モノクロもカラーもその技の細かさに驚かされます。

556の10周年の記念の月には、小楠アキコさんに作品展を開いてもらいました。

ogusuakiko3.jpg ogusuakiko4.jpg

小楠さんの描く超明るい絵は観ている人をものすごく元気にしてくれます。今回の展示作品は全てドイツベルリンに滞在して描き上げたものを展示していました。どの絵にも登場する太陽は小楠作品の象徴なんです。

 最後はライブペイントなどでも活躍するイラストレーターの須永直美さんです。

sunaganaomi2.jpg sunaganaomi1.jpg

独特の世界観を持つ須永さん、描かれるその作品の魅力は奥深さだと思います。時間を忘れついつい見入ってしまいます。

2009年の今年も素敵なアーティストと出会えました。それでも数いるアーティストの中のほんの僅かに過ぎません。これからまた来年以降もいろんなアーティストに出会えることを楽しみにしています。そして出会ったアーティストたちが注目を浴びることが私の願いでもあります。そのきっかけの一端を担えればとギャラリーBARを続けています。

556作品展のアーティストさんによくお話しすることあります。今後有名になって「笑っていいとものテレフォンショッキング」「徹子の部屋」「情熱大陸」なんかに出演することがあったら、その時は『556』のことをちゃんとコメントの端々にはさむようにって。

…このこと、全くの絵空事ではなく真剣に思ってるんですよ、真剣に。

2009/12/27 10:14 | 未分類 | No Comments
2009/12/16

私今現在45歳なのですが、いつの頃だったかな…なんとなくお店をやろうと思ってて、それでも「45歳で」という年齢だけはやけに断定的な感じで自分の中にありました。ただ元々かなりの飽き性な性格を持つ私は、お店を45歳でやろうと思っていたことさえも忘れて目の前にある楽しいことに心奪われる日々を過ごしていました。なんとなくのその時間的なスパンは2年。最初の就職先である世界のトヨタも2年で辞め、学生に戻り社会復帰してからもほぼ2年スパンはキープされていました。

さてBAR556のことに話を戻しますが、45歳で始める予定が実際始めたのは10年早い35歳でした。そして今現在も続けて11年目に入っています。奇跡です。かなりの飽き性で、ここまでしっかりと2年スパンを守り通してきた私が10年を越えてひとつの事を続けている…ほんと自他共々認める奇跡なのです。

それにしてもなぜ続けていけるのか…時々自問自答することがありますが、いつも答えを出せずにいます。ひとつ分かっていることは『楽』なんですね。けして繁盛店ではなく、裕福でもないのにその状況を受け入れている。これがいいことなのかどうかということにほんと今迷っています。ぬるま湯に浸かっている感じで、何のチャレンジもしていない。それでもなんとなく続けてきた。しかし昨年から続く世界同時不況はこんな小さなBARさえも飲み込み(※大袈裟ですね、ただお店が暇になっているだけのこと)、お店再建の策を講じなければならない状況に迫られています。

・・・アレッなんだか深刻な雰囲気になってきましたね。

まー元々水商売だし浮き沈みはあるもの。ただ私的にはこの状況をいい機会だと思っています。これまでとは違う新しい一歩を踏み出すいいきっかけができたのだと考えています。

不思議なんですけど、追い込まれるとついつい笑ってしまう癖があるんですよね。けして追い込まれることを喜んで受け入れているわけではなく、なんだかテンション上がり気味になったりするんですよね。すると状況はさておき笑ってしまう、変ですね。

少しだけ話がそれますが、しかも不謹慎な感じなんですが私台風大好きなんです。あの何かが起こりそうな雰囲気が私をいつも興奮させます。史上最大の台風が日本直撃とかコメントされると一日中天気図見てますよ…なんなんでしょうね。レールで引かれたその安心できるストーリーとは違うアクシデントをついつい歓迎してしまう。でもそのアクシデントに潰されないようにしないと。

残りの2009年とりあえず一生懸命頑張ります。

2009/12/16 01:00 | 未分類 | No Comments
2009/12/11

hadakatotsuki.jpg

この絵の作家さん知りませんか? 

 もうずいぶん前のことですが、表参道の駅から青山通りを渋谷側へ歩き、こどもの城の少し手前を右に入った奥側の左手の建物でかなりの数のアーティストが参加した展示があった。ほんとにいろんなジャンルのアーティストが、確か平面のみだったような・・・、その展示の時に惚れ込んで買ったのが上にある作品。これ写真では分かりづらいかもしれませんが切り絵なんです。エロいんですけど可愛くて心惹かれるものがあった。その当時は作家のお名前を覚えていたはずなのに、すっかり忘れてしまって。ネットでずいぶんと探し回ったのですが見つからない。その時、もう一枚飾っててそれも買えばよかったって思ったほどに好きな作風でした。誰かこの作品の作家さん知りませんか?知ってたら556オーナーの私まで御一報ください、お願いします。

556はギャラリーBARなのですが、通常のギャラリーとは違い展示のお金をもらったりはしていなくて、無料でアーティストの方に展示の壁をお貸ししています。こう書くととても親切な人に見えますがそういうわけではなく、オフホワイトの壁一面に何もないとそれはそれは殺風景で、しかしその壁にアーティストの作品が並ぶと一瞬にして風景が変わる。556の場合は一ヶ月ごとに作者を入れ替えるパターンがベースですが、その一ヶ月ごとにお店の印象がほんと変わるんです。これを自費でやろうものなら大変な労力と費用が掛かります。556的にはお店の雰囲気を変えてもらえるし、アーティストの皆さんとしては作品の発表の場を持てる。お互いにプラスの要素を持ててるのがいいシステムだと思えます。

さてそのアーティストを探すのが一仕事なんです。いい時は勝手に集まってきたりするんですが、なんだかダメダメの時は見つからないループに嵌ってしまいます。なぜか今はそんな波に飲み込まれてる感で素敵なアーティストに巡り会えないでいます。

どうやってアーティストを探すか?

展示会を観に行く。デザインフェスタとかゲイサイなどのイベントは若手アーティストを見つけるにはいい機会で、時間が合えば出かけたりします。また知人の作品展を観に行ったそのついでに近くのギャラリーを巡ってアーティスト探しをすることもあります。

あとネットは便利ですね。キーワードで検索していろんなアーティストのページを回ってお気に入りの作家さんを探して回ったりします。これまでも何人となくネットで気に入ってメールで声を掛けて作品展開催にたどり着いたことがあります。

 もうひとつの確実な方法が、アーティストの友達はアーティストがいたりするもので、556で作品展を開いたそのアーティストの友達でアーティストがいたりしてつながっていくこともあります。

世の中にはそれでも出会えない素敵なアーティストが山ほどいます。出会うことも運命なのかもしれませんが、出会えないことも寂しい運命なのかもしれません。でも出会いたい、素敵な才能あるアーティストに会いたい!

お願いです。もしも皆様の近くに才能あふれるアーティストがいましたらぜひご連絡ください。 

2009/12/11 01:33 | 未分類 | No Comments
2009/12/07

img_0998.JPG

ギャラリーBARと名乗るからにはもちろんアートを展示しているのですが、これまで10年を超えるギャラリー展示の中でも一押しのアーティストがこの人・オダハヤトです。

普段556で飲んでる時は普通に酒好きの好青年なのだが、いざ作品を描きだすとアーティストへと変貌する。ただ残念なことに描いてる姿を見る機会はなく、アーティスト然とするその有志にはお目にかかれないが、描き上がったその作品のパワーにはいつも圧倒されます。

元々は556で写真展を開いた写真家・石川登氏の知り合いとして、その写真展を見るために初めて556にやってきたのがきっかけの出会いです。それからもう7年か8年くらい経ちますね。その後二度ほど556でも作品展を開いていただき、その都度にオダハヤトの才能に驚かれました。しかもその時その時の作品の持つ雰囲気がかなり違ってくる。それを極めていけばいいのに…なんて勝手に思ったりするのですが、ご本人にインタビューすると「描きたいもの、描くそのスタイルは変わってくる」のだとか。いつまでも進化し続けるオダハヤト、かっこいいんですよね。 

写真は、先日アトリエへお邪魔した時に作品前で撮らせていただきました。なかなか作品の撮影を嫌がる方もいらっしゃいますが、オダハヤトさんの場合は快くOKをいただき、しかもオダハヤトさんご本人もご一緒に。…手に持つインスタントコーヒーのプレンディはご愛嬌ということで。いつか遠くない日にオダハヤトさんが有名なアーティストになった時、この写真がきっかけで『プレンディ』のコマーシャルやったりしてね。違いの分かる男…みたいなね。

ちなみに写真の作品はまだ未完成とのこと。素人の私的にはもうこれで十分と思うのに、違うんですね。いつ頃にこれが完成するかはまだ未定とのことです。早く完成した作品を見たいものです。

画家オダハヤトは確実に才能を持ったアーティストです。このコラムをご覧になった皆様方、頭の記憶の隅に留めておいてください。そして晴れて有名アーティストになった時にその記憶と結び付けてみてください。「私は昔からオダハヤトを知っていた」と周りの人に自慢してください。

2009/12/07 01:05 | アーティスト | No Comments
2009/12/05

いやー掛かりますね、掛けようと思ったらいくらでも掛けられます。なんならオープン前に破産してしまいそうな勢いで…。しかし逆を言うなら掛けないための方法もいくらでもあって、予算に合った理想のお店を如何に効率よく作り上げるかに頭を使わなくてはなりません。それでもあえていくらあればBARをオープンできるかと問われ、答えるなら…ざっくり300万弱ってとこですか。使い始めたらほんといろいろお金って出て行くんですよね。

さて何にどんだけ掛かる?もう10年前のことなので記憶も遥か昔…アバウトな感じで無くしかけた記憶の糸を辿ってみましょう。

まずはBARを営業する店舗賃貸料、保証金、契約手数料、前家賃、火災保険などなど合計で100万越えてきますね。

内装工事がまた大金が掛かるんです。業者さんにすべてお任せなんていってたらいくらでも予算付けてきますからご注意!556の場合は居抜き物件を借りたので、先に使ってたスナックの造作をなるだけ使い、もちろん内装の改装も必要になりプロに頼むとこは出費を覚悟し、自分でできるとこはなるだけ仲間でやりました。でトータル材料費等コミコミで50万くらいかな。一点で一番お金掛かったのがお店の入口のドア、テレビの頃の仕事仲間の美術デザイナーに『鉄っぽいの』とリクエストを出してたら、かっこいいシルバーのステンレス製のドアを持って来てくれました。鍵を設置したり少々デザインを施したりでその作業も含めて18万くらいだっけな・・・。

内装ができたら次は装備品の購入・・・当初556はソファバーだったのでラブソファを三点とテーブルを二点購入。これが25万。

あとは何を揃えたかな・・・冷蔵庫、電子レンジ、照明関係、壁に飾る絵、オーディオ、スピーカー、音楽CD20枚、テレビ、DVDプレーヤー、DVD20枚、グラス、食器、ダスター、布巾、シェーカー、オイルランプなどなど、ほんといっぱい気持ち良いくらい買い物しました。これで締めて70万。

最後にバーになくてはならないお酒を買わないくては・・・50本くらい買ったかな、締めて15万。

単純に足してみると260万ですか…これに運転資金を準備しとかないといけない感じですね。

いやいややっぱお店開けるのお金掛かりますね。それまでの人生で貯金の概念がなく、ある金をあるだけ使い切る日々を過ごしていた私がこの資金を持っていたことにいまさらながら驚きます。

オープンしたのが1999年の8月なのですが、その直前の6月末までの半年は資金調達のため半年間びっしりとドラマの現場に張り付いてました。それがなかったら開業資金準備できてなかったかも。でもまー何とかなるものですね。

2009/12/05 02:24 | 未分類 | No Comments
2009/12/01

タイトルを決める時、一見意味不明でその実深みがあるってのがいいかなと思い、このタイトルにしました。『深み』というほどの深さはないかな…。

556というのは私が経営していますギャラリーBARの店名です。556と書いて『こころ』と読みます。店名を決める時、こだわっていたのがとにかく数字三桁にしようということでして、その三桁の数字に言葉を重ねることにしました。『184』で「いやし」とか、『810』で「ハート」とか、まー真面目なものから馬鹿げたものまでいろいろと考えたんですが、最後に残したのが『556』で「こころ」でした。言葉の意味の広がり方も良いし、呼んだ時の音の感じも良かったので決めました。

さてタイトルにある『その鍵』とは、556の入口かけられている鍵のことなんです。オートロックになってて暗証番号を押さないと入れないようにしてるんです。で、まったく暗証番号を知らない方がお店前にやってきた場合、きっと店名の『556』を押して入ろうとするはずなんですが、暗証番号は『556』ではないのでもちろんドアは開きません。

というわけで、556入店の際のご注意を単刀直入にタイトルにしたためた次第です。

さてお店を始めてからもう10年を過ぎましたが、よく「なぜ鍵掛けてんですか?」って聞かれるんですが、そもそものきっかけは『ニューヨーク恋物語』という田村正和さん主演のドラマなんです。もう何年前のドラマかな…20年は経っているような気がしますが、そのドラマで田村さんがニューヨークでBARの店長やってるんですが、そのBARがかなりかっこ良くて、もちろんニューヨークなので治安も良くない設定だからお店にはセキュリティのための鍵が掛かってたんです。入口外にカメラが設置されててカウンターの内側にモニターがあり、お客様をチェックして入店させるかどうかを判断し鍵のロックを操作するシステムのものでした。同じ仕様の鍵を付けようとするとしっかりと予算オーバーでしたのでかなり安めの投資で鍵を掛けることにしたんです。鍵を開けるための決められた暗証番号をお知らせしておいてお客様本人がその番号を押して入るシステムの仕掛け・・・なかなかお客様の評判もよく10年経った今もそのシステムは継続中です。実際に良く分からないお客様が迷い込んでくることもないし、店内で飲んでいるお客様にとっては鍵の存在が少なからず安心できる要因となっているようです。入口のドアもシルバーのステンレス製でかなり強度の高いものなんですが、それに鍵が掛かってるとかなり屈強な構えのドアに見えるんですねきっと。一度麻布警察の方がいらっしゃった時にその入口をまじまじと見ながら「これなら大丈夫ですね」って言ったんです。とりあえずありがとうございますって答えておきました。

・・・『何が大丈夫なのか』って今でもその疑問は消えてません。

2009/12/01 01:53 | 未分類 | No Comments

« Previous | Next »