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2010/03/19

前回のコラムに続く感じですね。お気に入りのアーティストとの出会いは案外難しいって感じのお話でしたが、告知していたアートイベント『Geisai vol.14』に行ってきました。場所は湾岸にあるビックサイト。参加アーティスト…総勢…いったい何人なんだ?300人くらいかな(アバウトですいません)。さてそんなエネルギー溢れる会場を回っていると案外疲れるんですよね。あれは何なんだろう…パワーを持っている皆さんに吸い取られている感じかも。それでも力を振り絞り会場を歩いて回りました。しかし思いのほかピンとくる人に出会えない…。もちろんうまい方はそれなりにいる。しかし上手いだけで魅力があるのとはまた別もの。まー上手いだけとはずいぶんと失礼な言い方になってしまったが、正直上手くなくても魅力的な作品の方に私は興味が湧いてしまうんです。…誤解されるとまずいので一言「魅力的なものに上手くないものはきっとありません」。さて、会場の半分を回ったところで声をかけたアーティストは一人も出てこず、もちろんいいかもって思ったアーティストは二名ほど…だけど声をかけて話すまではいたらなかった。今回の作家さん探しは空振りに終わってしまうのかと思って少々焦り気味で後半戦にいざ出陣。そしたらやっと見つけました。白と黒を組み合わせていろんなものを表現している「さひとろしし」というアーティスト。その作品を言葉で表現するのは難しいのでぜひホームページをご覧ください。ちなみに作品ではカラーを使った作品も制作中とのこと。いずれ遠くない日に556での展示が実現するといいのですが…。さて一人見つかると一安心、勢いにのってまたまた素敵な絵描きさんに出会えました。心温まる作品を描いている「サカモトセイジ」さん。温かいという表現がぴったりの作品なんです。色使いと空間の使い方、あとは距離感の描き方が私は気に入りましたね。昨日の事、サカモトセイジさんが556に来てくれて七月に作品展を開くことも決定しました。しかも作品展に向けて556に合った新作を制作してくれるとのこと。いやいや嬉しい限りです。今回お声をかけたのはもう一人、最後の方は写真でアートを表現している人なんですけど、一見何だか全く分からないんです。カラフルな色合いのでっかい写真が飾られていて、まー綺麗なのでついつい足を止められてしまう。作家の中山淳一さんにお話を聞いたら、小さい玩具を接写してその作品が出来上がっているのだと。もちろん写真は思いっきり寄って撮影しているので、それが何かなんて全く分からず、いろんな色が混在して映っている作品なんですけど、それでも心惹かれるものがある。ギャラリーBARやっていることをお話し、名刺をいただいてその場を離れました。ということで、本日の『Geisai』で出会ったアーティストは三名。その方々の556での作品展が実現することを祈ります。

その夜に帰宅し出会ったアーティストさんのホームページ等を見てたら、最後に会った写真家の方のプロフィールにちょっと驚きました。なんと昨年の『Geisai』のグランプリ受賞者だったんです。いやいや私の見る目も間違っていないなって、自分を褒めてあげました。(つっこみはごもっとも)…すいません、私ではなく受賞したその方が素晴らしいだけなんですけどね。ただ評価された人に出会えたことはそれはそれで良かったのかなって思いました。評価された人に会ったのではなく、会った人が評価されていた人だったってことがね。

2010/03/07

いっぱいいるんですけどね。でも見つからないんですよ、なかなか。インターネットの進歩でリサーチ能力は格段に上がったのは言うまでもないが、それでも実際に作品を見て、そのアーティストと会って話をしてみないと自分が探し求めているアーティストなのかそうでないのかは判断しづらいし、なによりも魅力的な作品をコンスタントに生み出すことの難しさってあるんですよね。ただ一点だけだったら思いっきり心惹かれるんだけど、なぜか他の作品が段違いに…とか。今日もアーティスト探しに頭抱えてます。

さて私のやっているギャラリーBARは『ギャラリーBAR』と謳っているだけあって、もちろんギャラリー的要素を備えているのですが、とはいえメインはあくまでも酒を飲むためのスペースであり、店内の壁スペースをアーティストに無料で提供して作品を展示してもらっている感じですね。オープンして間もなくの頃からギャラリーとしての役割をスタートさせ、これまで137回の作品展を開き、129人のアーティストが参加してくれました。アマチュアもいればプロもいる。ジャンルだって、画家、カメラマン、イラストレーター、キャンドルデザイナー、スクラッチアート、切り絵、木版画、銅版画、タイルアーティスト、墨絵、書家、俳人、貼り絵…ほんとにいろんなジャンルのアーティストが参加してくれてます。たとえば画家というジャンルの中でも、油、水彩、アクリルなど描くための絵具材が違ったり、描き方で分けたとしてもほんとたくさん。カメラマンの中にも、写真家です、フォトグラファーです、写真作家です…とかいろいろ。案外間違えると気に障る方もいらしたりして…。その腕前の程度もバラバラで、既に出来上がった世界を持っている方にお願いしたり、数年後にはその道で有名になっているだろう将来を期待してチャレンジしてもらったりしています。そんなアーティストとの出会いも様々で、ギャラリーBARと知って来店してくれたアーティスト、友達の紹介でやって来たアーティスト、私がネットで誘ったアーティスト、実際にいろんなギャラリーを回って見つけたアーティストなど出会いのきっかけは様々なんです。その中でも昔から通っている『デザインフェスタ』と『ゲイサイ』は若手アーティストの発掘の機会としてはいいイベントですね。最近ちょっとさぼってて…というか昔に比べるとそう刺激が無くなってきているような気がなんとなくなんですけどするんです。←この遠回しな表現が私の本心を言い当ててるんですけどね。バシッとくる人に出会ってないんですよね。きっといるはずなんですけど。

ということで、今度の日曜日にビックサイトで開催される『ゲイサイ』に行ってきます。知ったアーティストが出ることもありますが、新しい才能と出会えることを期待してレインボーブリッジを渡りたいと思います。新しい才能についてここで書けるといいのですが。

このコラムを読んだアーティストの方で “我こそは” という方はぜひ私までご連絡をください。