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2010/01/31

バーにはいろんな業種のスペシャリストが夜な夜な集まってくる。ただでさえそのスペシャリストが話すスペシャルなお話は面白く、そこに酒が加わるとさらに饒舌になり面白さが倍増してくる。ある夜、フリーカメラマンS氏とウェブデザイナーK氏と元テレビプロデューサーO氏のクリエーター三人が席を囲んだ。いつものようにおバカなお話が延々と続くわけだが、その日のテーマは『美人時計』だった。

※美人時計とは、一日24時間1440分の一分ごとにその時刻を表示するプレートを持った美人を配し時刻をお知らせする時計です。今では美男時計とギャル時計のシリーズも展開中のようです。

その後『美人時計』に出ているというお客様も現れ一気に話とテンションが盛り上がる。ちなみにその美人時計に登場する美人さんは、六本木をお友達と歩いている時に声をかけられそのまま撮影されたのだと…。世間の話題になっている『美人時計』に出ているっていいですよね。ついつい出てくるまで美人時計見続けていたりしてね。

さてクリエーターの皆さまのお話が面白い理由の一つに突飛な発想と展開がある。この夜の美人時計話でもそのジンクスは壊れることもなく、いつしか美人時計に続くいろんな時計の可能性をかなり真面目に語り合いました。その中から出てきたのがタイトルに書かれた計算式から導き出された答え『鈴木時計』です。

『鈴木時計』とはいったい何なんだ?

一日 24時間 1440分、その一分ごとにいろんな鈴木さんに登場していただこうという趣向。1分ごとにその時刻を知らせるプレートを鈴木姓の方々に持っていただき1440分をつなげていこうということです。「美人は観ていたいが別にいろんな鈴木さんを観たくはない!」なんて冷たいお言葉は心の内に納めておいてください。しかし佐藤に続き日本で2番目に多い姓の鈴木だけあって案外見たい人も多いかもしれませんね。それにしてもなぜトップの『佐藤』ではなく2番目の『鈴木』なのか、それは…この時点では秘密にしておきます。

『鈴木時計』のお話、一夜だけの戯言だったらコラムに書いたりしないのですが、実際に作ってしまおうという具体的な動きが出てるから面白い。この夜集まったカメラマンS氏が写真を担当し、ウェブデザイナーK氏がフラッシュを駆使しサイトを制作、元テレビプロデューサーO氏が企画・制作進行を務めることに。とりあえずはmixiに『私の名字は鈴木です』というコミュを作りました。そこで鈴木姓ネットワークを作り完成まで走り続けたいと思います。さてさて完成はいつになることやら。

せっかくなのでこのコラムを読んだ皆様方にも『鈴木時計』にご協力いただきたい!もしもご自分が鈴木姓なら家族諸共ご参加ください。もしもお友達に鈴木姓の方がいらっしゃったらぜひ声をかけて下さい。よろしくお願いします。

私の名字は鈴木です』…よかったら見てみてください。質問等ありましたらmixi経由で問い合わせください。

556ogawa

2010/01/29

↓ ボードゲーム『Yonmoque(よんもく)』がきっかけでした。

i-yonmoque.jpg

知り合いの鉛筆画家・川本洋輔氏から面白いゲームを作るタイルアーティストがいるとの情報でお会いしたのが山本光夫さんでした。一見いいおじさん風…だけどちょっと影があり、時代劇なら「三河屋、お主も悪やのぉー」って感じのシーンで出てきそう、もちろん三河屋のアルジ役で。実際の山本さんはアイディアマンでとても優しい人なんですけどね。

山本光夫さんとお話をしていると、とにかく話が止まらないし話題に事欠かない。いつか宇宙の話になった時、とても面白いのだがその突飛な発想とテンションの高さに途中で付いていけなくなり受け入れることを諦めたほどでした。時々この人の本職は何なんだろうって疑問が湧きあがってきます。ただやっていることの全てに共通しているのがタイルにアートを施すこと。ちなみに山本さんはボードゲーム作家でありながらタイルアーティストなんです。

あらためて生活している中でふと周りを見回してみるとさり気なくタイル製品に触れる機会がある。生活の中でのタイルの役割とは?…案外存在感を訴えないことの美徳をタイルは背負っているような気もする。そのタイルを利用し生活そのものを明るく楽しくするための演出を山本さんはやっているのだと思います。だがその役割ってのはそもそも必要なのか?あえて極論するなら、いらないのかも。タイルなんて真っ白でいいじゃないの。壁に埋まっているだけのタイルならそれはそれでいいのかもしれません。しかし山本さんの作り出すタイルアートは壁から、床から飛び出してくるんです。しかも素晴らしいアイディアで創り出されたあたたかい作品の数々に触れる人々に笑顔を与えてくれます。20歳をピークに衰えていく脳細胞の活性化にも大いに役立ち、ここ数年流行っている脳トレグッズに他ならない。

さてそんな山本光夫さんのタイルを使ったボードゲーム作品を紹介してみます。まずは冒頭にも上げています私との出会いのきっかけである「Yonmoque」です。まー言ってみれば四つ並べたら勝ちというシンプルなボードゲームなんですが、そう単純なものでもなく、ルール的にも、オセロと将棋と五目並べの要素を組み合わせ、さらにオリジナルルールをミックスしたものです。ゲームのクオリティが高いのはもちろんですが、タイルを使いそのゲームを作り上げている点は山本さんならではなのでしょう。実際にプレイしてみると分かるのですが、タイルの持つひんやりとした触感と適度な重量感、ボードに駒を打ち込んだ時に響く心地いい音、トータル的によくできた作品です。他にもこれまでに作ったボードゲームは ↓
g-3andc.jpg3andC   g-addon.jpgAdd On   g-beehive.jpgBeehive 

g-checkit.jpgCheck it g-cifra.jpgCIFRA  g-cifra25.jpgCIFRA25

  g-ef.jpgCheck it  g-passeo.jpgPASSEO g-shooter.jpgShooter  

g-skips.jpgSkips          g-skips-2.jpgSkips-2    woodac1.jpgAC=「古代建築」

1994年に最初のゲームを作り上げ、そこからは怒涛のごとく…。一つずつを説明してみようかとも思ったのですが…途中で息が切れそうなので最初から諦めました…すいません。それにしてもよくもまーアイディアが浮かぶものだなと。アイディアが浮かんだとしても具体化することはさらに難しいのに、ほんとその精力的な創作活動には頭が下がります。

それにしてもゲームを作るってのはどんな感じなんでしょうね。自分でルールを決め、そのルールを突破していく。…SMに近い?サディズムな要素を持ちルールを決めより厳しく動きを拘束する。マゾヒズムな要素を持ち拘束されたその状況を脱出しようと試みる。そのバランスを保ちながらエンタテインメント的なゲームが生み出されるのかもしれない。

本日のまとめ…『ゲーム作家はSMの極み』ということになりました。

機会があったら山本光夫さんのボードゲームお楽しみください。

2010/01/17

友人の記者に「検索ストーリー」なるものを教わり、作ってみた。

Googleが仕掛けた『検索ストーリー』という新しいサービスらしい。5個の検索キーワードを使ってひとつのストーリーを作り出し、30秒のコマーシャルに作り上げる。誰もが参加でき、その出来上がった30秒の作品はYouTubeにアップされ、優秀な作品はちゃんと評価され景品としてマックブックを贈呈されるらしいです。

検索していく過程というのはストーリーのあるドラマに似ているかも…、話がちょっとそれますが、私、以前はドラマのお仕事をやってまして、ぺいぺいの頃は過酷なお仕事の代名詞でもある『アシスタントディレクター』で地獄を見たものです。ある時『復習の手引き』という復習するための方法をドラマ仕立てで紹介するかなりヤバイ系のビデオを作りました。もちろん正統派の全国ネットのドラマも作ったことあるんですよ。そんな経験からですが、起承転結のあるドラマは、検索を重ねて求める答えを導き出すことと似ていると思います。

さてそんな面白そうなサービスがあるのならとついついやってしまいがちな私。まずはメインテーマとストーリーを考えないと・・・。そこで556のPRを『検索ストーリー』でやってみようと思った訳です。女性が一人静かに飲みたい場所を探しているという設定で検索を始める。なんとなく検索したその中に『556』という数字を見つけ、さらに検索を進める、その結果556のホームページにたどり着くという結末です。まーそうそう狙い通りにはいかないのかもしれませんが、ひとつのPRの手段としても面白いですね。

サービス業にとってのPR手段は、いつの時代も新しい発想が求められるもの。特にインターネットが世に出て、デジタルの進歩が著しいこの時代だからこそ効果的なPR方法がまた模索されています。インターネットPR…その代表的なものがホームページであり、そのホームページに導くための手段がキーワード検索なのでしょう。ただホームページへアクセルできるそのキーワードを検索させることがまたひと苦労。よくあるキーワードなら検索結果も多数出てくる訳だし、その検索結果の一覧から自らのホームページをクリックさせることも厳しくそれほど効果的ではない。また自社ホームページへたどり着くマニアックなキーワードを検索することはそれこそ稀である。そこで注目されるのが『SEO対策』なのでしょう。よくあるキーワードでもその検索結果の上位(一枚目のページ)に出てくるように仕向けるその対策がいわゆるSEO対策なのだが、ただそこにはまたそれなりのお金が掛かってくるし、求める結果に見合った金額が必要になってくる。要は金でPRすることに他ならない。

そうなんです。PRの方法は変わるが、お金を使い宣伝することはいつの時代も変わりないというわけなんです。いやらしい話、金が全てだってことですよ。

…いやいやお金を使わなくてPRする方法あるんですよね。時々そんな状況を目の当たりにすることがあります。アイディアは金じゃなく才能だってことを痛感させられる瞬間です。

2010/01/09

飲食店にはいろんなお客様がやってくる。10年もやってると珍しい方だったり、有名人だったり、日頃会う機会がない人に出会えたりするのも楽しいものです。かつて山崎まさよしさんも来たらしいのです…『らしい』とはなんだ? 556は狭いお店ですし、基本私一人でやっているものですから、お客様がやって来ると確認できないことはないんですが、山崎まさよしさんがいらっしゃったらしい時、私は未確認でした。

その事実が発覚したのが、後日556へやって来た客さまと来店のきっかけ話をしている時でした。その女性の556来店のきっかけはお友達(A子さん)の紹介だったのですが、「そのA子さんはどうやって556の来たんだろう?」と聞いたら、「A子さんはミュージシャンの山崎まさよしさん達と一緒に来たって言ってましたよ」って。ということは山崎まさよしさんは556に来たんだって結論に至ったわけです。しかし残念なことに今でも私の記憶に山崎まさよしさんの来店はないんです。でもグループでやって来ていたら、その一人一人の印象は何かお話でもしないと記憶に残らないのかもしれませんね。

売れっ子ミュージシャンさえも気付かない私が、一般人で初めての来店、その一回のみにもかかわらず私の記憶に深く刻まれている人がいます。タイトルに書いてあるミシュラン風紳士がその方です。昔話になりますが、週末土曜の夜、常連客がお二人ほどカウンターにいた時、そのミシュランからの電話が鳴りました。556は暗証番号が分からないと入れないので、ビルの下からその番号の問い合わせの電話でした。その数分後に入口が開き入って来た紳士がミシュラン。その風貌、その振る舞い、まさしく紳士という表現がぴったりくる感じでした。スコッチのシングルモルトを飲みながらさりげなく質問してくるその内容がお店のことについてだったり、さりげなく店内を見回すその様子は独特の雰囲気を醸し出していました。一時間ほどで帰られたのですが、帰られた後に常連客とその紳士のお話をしている時に『あの人ミシュランだ!』って話になったんです。こっそり来店して556の諸々をチェックしに来たんだって…。でもその後ミシュラン本に556が載った記録はもちろんなく、ただの妄想にすぎなかったんですけどね。

それにしても六本木のBARはいろんな人が現れます。