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2010/01/29

↓ ボードゲーム『Yonmoque(よんもく)』がきっかけでした。

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知り合いの鉛筆画家・川本洋輔氏から面白いゲームを作るタイルアーティストがいるとの情報でお会いしたのが山本光夫さんでした。一見いいおじさん風…だけどちょっと影があり、時代劇なら「三河屋、お主も悪やのぉー」って感じのシーンで出てきそう、もちろん三河屋のアルジ役で。実際の山本さんはアイディアマンでとても優しい人なんですけどね。

山本光夫さんとお話をしていると、とにかく話が止まらないし話題に事欠かない。いつか宇宙の話になった時、とても面白いのだがその突飛な発想とテンションの高さに途中で付いていけなくなり受け入れることを諦めたほどでした。時々この人の本職は何なんだろうって疑問が湧きあがってきます。ただやっていることの全てに共通しているのがタイルにアートを施すこと。ちなみに山本さんはボードゲーム作家でありながらタイルアーティストなんです。

あらためて生活している中でふと周りを見回してみるとさり気なくタイル製品に触れる機会がある。生活の中でのタイルの役割とは?…案外存在感を訴えないことの美徳をタイルは背負っているような気もする。そのタイルを利用し生活そのものを明るく楽しくするための演出を山本さんはやっているのだと思います。だがその役割ってのはそもそも必要なのか?あえて極論するなら、いらないのかも。タイルなんて真っ白でいいじゃないの。壁に埋まっているだけのタイルならそれはそれでいいのかもしれません。しかし山本さんの作り出すタイルアートは壁から、床から飛び出してくるんです。しかも素晴らしいアイディアで創り出されたあたたかい作品の数々に触れる人々に笑顔を与えてくれます。20歳をピークに衰えていく脳細胞の活性化にも大いに役立ち、ここ数年流行っている脳トレグッズに他ならない。

さてそんな山本光夫さんのタイルを使ったボードゲーム作品を紹介してみます。まずは冒頭にも上げています私との出会いのきっかけである「Yonmoque」です。まー言ってみれば四つ並べたら勝ちというシンプルなボードゲームなんですが、そう単純なものでもなく、ルール的にも、オセロと将棋と五目並べの要素を組み合わせ、さらにオリジナルルールをミックスしたものです。ゲームのクオリティが高いのはもちろんですが、タイルを使いそのゲームを作り上げている点は山本さんならではなのでしょう。実際にプレイしてみると分かるのですが、タイルの持つひんやりとした触感と適度な重量感、ボードに駒を打ち込んだ時に響く心地いい音、トータル的によくできた作品です。他にもこれまでに作ったボードゲームは ↓
g-3andc.jpg3andC   g-addon.jpgAdd On   g-beehive.jpgBeehive 

g-checkit.jpgCheck it g-cifra.jpgCIFRA  g-cifra25.jpgCIFRA25

  g-ef.jpgCheck it  g-passeo.jpgPASSEO g-shooter.jpgShooter  

g-skips.jpgSkips          g-skips-2.jpgSkips-2    woodac1.jpgAC=「古代建築」

1994年に最初のゲームを作り上げ、そこからは怒涛のごとく…。一つずつを説明してみようかとも思ったのですが…途中で息が切れそうなので最初から諦めました…すいません。それにしてもよくもまーアイディアが浮かぶものだなと。アイディアが浮かんだとしても具体化することはさらに難しいのに、ほんとその精力的な創作活動には頭が下がります。

それにしてもゲームを作るってのはどんな感じなんでしょうね。自分でルールを決め、そのルールを突破していく。…SMに近い?サディズムな要素を持ちルールを決めより厳しく動きを拘束する。マゾヒズムな要素を持ち拘束されたその状況を脱出しようと試みる。そのバランスを保ちながらエンタテインメント的なゲームが生み出されるのかもしれない。

本日のまとめ…『ゲーム作家はSMの極み』ということになりました。

機会があったら山本光夫さんのボードゲームお楽しみください。

2009/12/07

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ギャラリーBARと名乗るからにはもちろんアートを展示しているのですが、これまで10年を超えるギャラリー展示の中でも一押しのアーティストがこの人・オダハヤトです。

普段556で飲んでる時は普通に酒好きの好青年なのだが、いざ作品を描きだすとアーティストへと変貌する。ただ残念なことに描いてる姿を見る機会はなく、アーティスト然とするその有志にはお目にかかれないが、描き上がったその作品のパワーにはいつも圧倒されます。

元々は556で写真展を開いた写真家・石川登氏の知り合いとして、その写真展を見るために初めて556にやってきたのがきっかけの出会いです。それからもう7年か8年くらい経ちますね。その後二度ほど556でも作品展を開いていただき、その都度にオダハヤトの才能に驚かれました。しかもその時その時の作品の持つ雰囲気がかなり違ってくる。それを極めていけばいいのに…なんて勝手に思ったりするのですが、ご本人にインタビューすると「描きたいもの、描くそのスタイルは変わってくる」のだとか。いつまでも進化し続けるオダハヤト、かっこいいんですよね。 

写真は、先日アトリエへお邪魔した時に作品前で撮らせていただきました。なかなか作品の撮影を嫌がる方もいらっしゃいますが、オダハヤトさんの場合は快くOKをいただき、しかもオダハヤトさんご本人もご一緒に。…手に持つインスタントコーヒーのプレンディはご愛嬌ということで。いつか遠くない日にオダハヤトさんが有名なアーティストになった時、この写真がきっかけで『プレンディ』のコマーシャルやったりしてね。違いの分かる男…みたいなね。

ちなみに写真の作品はまだ未完成とのこと。素人の私的にはもうこれで十分と思うのに、違うんですね。いつ頃にこれが完成するかはまだ未定とのことです。早く完成した作品を見たいものです。

画家オダハヤトは確実に才能を持ったアーティストです。このコラムをご覧になった皆様方、頭の記憶の隅に留めておいてください。そして晴れて有名アーティストになった時にその記憶と結び付けてみてください。「私は昔からオダハヤトを知っていた」と周りの人に自慢してください。