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2010/02/12

ウッドストック40周年記念企画WOODSTOCK DIARY

2010/02/12(金)26:30-29:30@フジテレビNext(初放送2009/8/15-17)

2010/08/03(火)25:00-28:00

2010/08/09(月)20:00-23:00

1969年8月15日(金)から17日(日)の3日間開かれた20世紀最大のロックフェスティバルを、主催者の1人、アーティ・コーンフェルドが1994年に語った当時の裏話を軸に構成した作品です。出演アーティストの演奏もかなりふんだんに入っているので、ウッドストックの映画版を見た人も改めて楽しめる作品になっています。

イベントの正式名はウッドストック・ミュージック&アーツ・フェスティバル。ウッドストックという地名が付いていますが、実際の会場になったのはニューヨーク州ホワイトレイクのべセル近郊のマックス・ヤスガー氏所有の農場でした。会場がここに決まるまでの経緯も番組で語られます。8月15日に会場に集まった人は40万人とも50万人ともいわれ、当初は有料イベントだったものが、なしくずし状態で無料コンサートに変貌します。「40万とも50万人ともいわれ」るくらい実数が把握できなかった理由も語られます。会場周辺での壮絶な渋滞も語られます。(Uターンするのにも1時間かかるような状態)対応が後手後手になった食事やトイレなど、会場のインフラ整備についても語られます。

何といっても20世紀最大のロックフェスティバルですから、こうした裏事情にも興味深い話がたくさん入っています。

一方で、アーティら主催者の話だけでなく3日間に登場したアーティストの演奏も聞けます。ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョップリン、ザ・バンド、ジェファーソン・エアプレイン、サンタナ、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングなどなど。ここで説明するまでもない人達ですが、彼らの大半について、それぞれ独自のドキュメンタリーが作られていますし、それらもだいたい過去に訳した事があるので、それらも改めて書きたいのですが、ここでは8月19日に放送されたディック・キャヴェット・ショーについて書きます。

これは出演者も観客も、アメリカ自体がウッドストックの興奮冷めやらぬ状態での放送でした。出演したのはジェファーソン・エアプレイン、ジョニ・ミッチェル、そして飛び入りゲストとしてCSN&Yのスティーヴン・スティルス、デヴィッド・クロスビー。(彼らは「公衆電話が全て故障で直接スタジオ入りした」そうです。)ジミ・ヘンドリックスも出演予定でしたが、フェスティバルが長引いたため、トリを務めた彼は番組の収録には間に合いませんでした。ジョニ・ミッチェルはウッドストックに出演しませんでしたが、これは彼女のマネージャーの判断でした。ジミと同じように彼女がキャヴェットの番組に出られなくなる事を怖れ、彼女にウッドストック出演を認めなかったのです。(全国ネットのディック・キャヴェット・ショーに出る事が彼女のキャリアにとって、より重要だとの判断でした。)

ウッドストックは1969年のイベントです。当時、生中継がどの程度あったのか(または、なかったのか)考えると、この番組でのトークは放送当時の段階で、視聴者にとってかなりホットな話題だったのだろうと思います。「番組に間に合わなかったけど、ジミは『疲れた』って言ってたよ。8時までステージにいて、会場を出たのは10時だったから」といったトークがABCの心地よいスタジオで展開します。泥だらけの愛と平和の3日間の後のスタジオ。これもとても興味深い映像です。ウッドストック・ダイアリーとセットで見ると、1つの時代の1つの側面を立体的に見る状態になります。サマー・オブ・ラブと呼ばれた1969年は、単なるノスタルジア以上の光を放ち、それが今も新鮮に見える気がします。

2010/02/12 03:04 | 翻訳作品(音楽) | No Comments

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