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2018/11/22

2018年12月4日発売

少し前に書いた「地獄のヒーロー2」はベトナム語のセリフの部分がどうなっているか確認した結果、字幕では出さないという事になりました。

「戦争の犬たち」はアフリカの架空の国ザンガロを中心に展開する物語で、現地の言葉がたくさん出てきます。でも撮影は北米大陸のメキシコの南にあるベリーズという国。映画の中で使われている現地の言葉が何語なのか特定する手立てがなく、ひとまずフレデリック・フォーサイスの原作の日本語訳を読んでみました。すると映画版と原作版の違いがずいぶんある事に、まず驚きました。映画ではクリストファー・ウォーケン演じる主人公が視察のためにザンガロに潜入し、帰国後、作戦の準備をし、そして決行する流れですが、原作では依頼主とのやり取りにかなりのページが使われます。原作は600ページもある長編で、映画は2時間弱なのでムリもありませんが。いずれにせよ現地の言葉が原作ではどのように扱われているのかを見ていくと、これがほぼ皆無でした。正直言ってホッとしました。現地の言葉だけで数分も続くような部分がありますが、何を言っているのか分からないまま話が進みます。実際、何を言っているのか分からないままでも分かる展開になっていたので、それでも構わないとは思っていましたが、原作者もその意図で書いていたのだという事が確認できたわけです。

というわけで、この作品の新訳も現地の言葉に字幕は入っていません。少し地味な「ワイルド・ギース」という感じの本作ですが、エンディングのカタルシスはこちらの方が上だと思います。それから、新訳では主人公と黒人の少年との交流の部分が、より分かりやすくなっていると思います。

2018/11/22 07:11 | 未分類, 翻訳作品(映画) | No Comments

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