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2010/12/08

growingupmovie.jpeg @allcinema

LEMON POPSICLE @IMDB

このソフトの翻訳をしたのは2004年の4月から5月頃でした。当時も公開から25年が過ぎていましたが、今では30年以上前です。これを見たのは確か渋谷東急です。当時の僕は11歳。小学校5年の3学期です。どう考えてもマセたガキでした。でも、友達にも「『毛ジラミかいかい』(テレビでの本作の宣伝)って、笑えるよな」なんて言ってる奴もいたし、去年の今頃書いた「レベルポイント」も6年生で見て強烈な印象が残っているので、まあ、実際マセたガキだったのですが、同時期に「アルプスの少女ハイジ」の劇場版も見ていたりして。思春期って、そんなものだと思いますが、違う?

さらに、「アルプスの少女ハイジ」は同級生の女の子に「一緒に見に行ってくれいない?」なんて誘われたりして。(というか、正確に言うと「頼まれた」感じです。1人で都内まで映画を見に行く三浦半島の子供でしたから、「しっかりしていて安心」みたいな。)結局、これは一緒には行かなかったけど、何でだっけな…。

という青春の1ページにふさわしい下ネタいっぱいの、ほろ苦い青春映画。エッチ系のドタバタ学園ものというより、ナイーブな男の子の思春期をオールディーズに乗せて描いた秀作だと僕は思います。「ちょっと、上品ぶってんじゃないわよ、アンタ」みたいな下品さがあるけど、それこそリアルな思春期でしょう。

という話をしているのは、「バーレスク」の監督のインタビューを訳したからです。名前はスティーヴ・アンティン。彼は昔、俳優でした。「グローイング・アップ」のアメリカでのリメイク「グローイング・アップ/ラスト・バージン」(1982)で元祖のモテ男ボビーの役回りを彼が演じています。何よりビックリしたのは、インタビューの映像を見た瞬間に「見覚えのある顔」と思い、次の瞬間には「グローイング・アップだ」と思い出せた事です。彼の若々しさにビックリし、自分の記憶力も悪くないね、と自己満足にしばし耽りました。

そこで一気に頭の中がBack to the 80’sしてしまい、「グローイング・アップ」について書いているわけです。

元祖の「グロイーング・アップ」はオールディーズのメロディ満載でしたが、アメリカ版は80’s初期のヒット満載で、このサントラもまたいい感じのコンピになっていたはずです。ぶっちゃけあんまり覚えていないけど、ポリスやカーズが入っていたと思います。

また元祖「グローイング・アップ」に戻りますが、このソフトには監督のボアズ・デヴィッドソンを始め、編集などで製作に関わった人達のインタビューが入っていて、さらに封入のブックレットには日本公開当時の配給会社ヘラルド映画で宣伝を担当されていた人のインタビュー記事も入っています。作品そのものも楽しく見られますが、公開当時の宣伝の裏話も、実際に撮影していた監督の気持ちも、聞いてみると楽しみが増します。

その特典の監督の話によると「グローイング・アップ」は監督の実体験を映画にしたようなものだそうです。そしてこの作品のヒットの理由をこう分析しています。

1つ学んだ事がある

心がある映画は

誰もが抱える問題を扱った映画は

国境を越える

日本人が見ても

オーストラリアでもロシアでも

国籍に関係なく共感できる

(中略)

はっきり言えるけど

女の子を好きになると
戦争があっても

撃ち合いになっても
彼女しか見えなかった

フラれると泣いて

彼女を追っただけだ

確かに、この作品は国境を越えて訴えるものがあり、さらに時代も越えていると思います。傑作でもないし、他愛ない青春ドラマですが、とても共感できる点が多い作品で、せつなくなります。

DVD発売日: 2004/07/07

2010/12/08 07:20 | 翻訳作品(映画) | No Comments

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