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2010/12/01

ビーチバレー FIVBワールドツアー 2010 ハイライト

半年近く翻訳し続けてきたビーチバレー・ワールドツアーですが、男子はダルハウザーとロジャーズのアメリカペアの優勝。女子はラリッサとジュリアナのブラジルペアの優勝で幕を閉じました。

正直言って、バレーボールは苦手なのでこれほど試合に注目したのは初めてでしたが、屋内バレーより遥かにハードなスポーツだと感じました。6人でコートを守るのと2人で守るのとでは大違いですし、砂場で裸足なのと屋内のコートでシューズを履いているのとでも大違いです。

ビーチバレーの方が肉弾戦のような感じで、汗を感じます。天候に左右されるという弱点はありますが、コートの準備は屋内よりも手軽でしょうし、こちらの方が市民権を得てもおかしくなさそうな気がします。

ただ、2対2での戦いで体格の差が大きいと、それだけで戦力の差が出るので身長でクラス分けをしてもいいんじゃない?と、素人としては思い切り無責任に思ったりもしました。

ちなみに獲得賞金は優勝した男子ペアで38万7千ドル(83円換算で3200万円少し)。女子は35万ドル超(同、約2900万円)。プロスポーツの中でもかなりハードな部類に入る気がしますがペアでの賞金ですから、山分けするとその半額。スポンサー料など他にも収入があるとしても、案外少ないのかなと思います。いわゆるメジャースポーツだと億単位の数字がポンポン飛び出してくるわけだし。

でも夢を追い、世界を巡る彼ら、彼女達の笑顔は輝いています。「好きなスポーツをやって食えるんだから幸せだ」という気持ちが毎回伝わってきました。ファンとの距離も近く、何というか庶民のヒーローって感じです。

来年も放送があるかどうかは未定だそうですが、皆の活躍、そして今回は一度も番組には出てこなかった日本勢の活躍があれば、また来年も…。

という事で、ここで締めたいわけですが、またやってしまいました。誤訳。

#19の放送でドイツペアのサラ・ゴラーとローラ・ルドウィグの取材の時です。ルドウィグのコメントを「サラとは7歳の時からペアを組んでいて、嫌いな人と組むなんて考えられない」と訳しました。実際は「サラとは7年前からペアを~」でした。

なぜ間違えたかと言うと…。各国の選手のコメントを織り交ぜる番組だったので、母国語で話している選手は英語の吹き替えになっている場合も多かったのですが、彼女は自ら英語でコメントしていました。彼女は英語でこう言いました。「Sara is my only partner. We are together since 7 years and I can’t imagine to have a partner at my side I don’t like…。」この中の「since 7 years」が問題なわけです。英語はスクリプト通りのものです。これをちゃんと聞き直してみると「since…7 years NOW. And I can’t…」と言っていました。いわゆる正しい英語からすると文法的に間違っているわけですが、言いたい事は伝わります。「彼女と組んで、もう7年になるわ」というだけの事で、「7歳の時から~」なら「since 7 years OLD」になるはずです。より正確には「since I was 7 years old」でしょう。

ルドウィグが14歳で7年前に7歳だったらよかったのですが、彼女は24歳。ネットで調べても、やはり7年前から組んでいるというのが正しい事も判明しました。

それで#21の放送時(ツアー終了後の総集編)に同じコメントが使われた時には「7年前からペアを~」に直しました。気になってしまった人がいたら申し訳ありません。( #19は編集の都合上、直せないはず。許して下さい。すみませんm(_ _)m )

2010/12/01 09:15 | 字幕.com, 翻訳作品(テレビ) | 4 Comments

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Comment & Trackback

落合さん、はじめまして。
同じくjunkstageで「I love Choreography!」を書かせていただいている、山根と申します。
私もビーチバレーは、生で見たことがあります。
なぜか2回とも国外でしたが・・・(爆)
夏場で屋外でやるとなれば、観戦するだけでもけっこう大変ですから、競技するのはもっと大変ですよね。
おっしゃるとおり、ファンと選手との距離が近いのも魅力のひとつだと思うのですが、日本ではあいにくそうもいかなくなってきたようです(苦笑)。
日本の選手があまり活躍できないのは、案外そういうところも影響しているのかもしれませんね。

ところで、「since 7 years」というのも確かに中途半端でわかりにくい表現ですね。
「7年前から」というのであれば、「since 7 years ago」か「for 7 years」と表現すべきところだったのでしょう。

ともあれ、来年は日本の選手にも活躍してほしいところですね。
今後のコラムも楽しみにしております。

山根さん、こんにちは!

スポーツ、色々見ているようですね~。
こちらは靴を履いている時間が1週間で10時間とか、
そんな状態なので羨ましい限りです。

コメントからすると日本のビーチバレー事情も色々ありそうですね。

スポーツはやる側も見る側も楽しめなくちゃ始まらない気がするので
改善するといいですね。

それより、ローラースケートのフィギュアをメジャーにしたい!
(と、脈絡なく叫んでしまいますが、これこそマイナーで…)

で、話を戻して、このビーチバレーの字幕は他にも苦労があったんですよ。番組の元々の原稿が人名を間違えていたり。発音とか表記は仕方ないにしても、「ヤマダタロウ」が原稿の段階で「ヤマダジロウ」だったような感じです。これに関しては幸い「ヤマダ」だけの字幕しか入れていなかったので大丈夫でしたが…。

油断もスキもあったもんじゃない。

最後に山根さんの広州、残念でしたねぇ。入場券。もしかしたら、そんな状態でもフィギュアローラースケートは券が余ってたりしてたのかな(汗)

Posted at 2010.12.3 12:23 AM by author

落合さん、ありがとうございました。

いやはや広州ではまいりました(苦笑)。
これまで海外で見たスポーツ大会で、当日券が取れなかったことがなかったので、なめてかかっていたのが失敗の素でした。
ちなみにフィギュアローラーは11月25・26日に行われていましたが、私は23日には帰国しなければならなかったので、チケットがあったとしても残念ながら観戦はできませんでした。
でも、これから注目してほしい競技のひとつであることは、間違いのないところだと思います。

これにめげずに、2014年は韓国・仁川で行われるアジア大会には、また行ってみようと思っております(爆)。

山根さん

考えてみると「これまで~取れなかったことがなかった」のも不思議だし、そうであれば、今回取れなかったのも不思議ですね。

こうしたイベントの前売り事情は国によって違う事は想像がつきますが、何が違うんだろ?

フィギュアローラーは30年前から「これから注目してほしい競技」リストに入ってるので、なんか未来は大して明るくない気がしてなりません…。

でも楽しいんですけどね。

Posted at 2010.12.8 4:35 PM by author
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