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2010/10/06

1990年10月27日(土)。翻訳:落合寿和というクレジット(実際はローマ字でした)が初めて電波に乗りました。番組は土曜深夜のテレビ朝日系の映画の情報番組「ハロー!ムービーズ」(吉田照美&戸川純コンビの頃)でした。20年前の今頃は、この番組の仕込みで大変でした。これに加えてWOWOWの試験放送開始特番「1億人の映画マラソン」(だったよね?正式なタイトル)の海外取材の素材の翻訳、スチルなどの素材集め等々。22歳だったあの頃と今を比べると何が違うのか?年だ…。中身はほとんど成長していない(大汗)。

この1年近く前の大学在学中に喜多郎の海外ツアーの資料の翻訳をやった事はありました。それから大学を出て、最初の就職先はコンピュータのレンタル会社でしたが、新卒で就職したばかりの4月にラジオの文化放送が翻訳部門を新規に始めるという事で在宅翻訳者を募集していて、それのトライアルを受けて最年少で合格しました。まだ新人研修中だった僕は、その文化放送からの仕事の量に圧倒され(週末1回で給料1ヵ月分くらい、仕事をした事もありました)、社会人になって半年でフリーになって、その10月を迎えていました。

話を「ハロー!ムービーズ」に戻すと、僕がちょうど仕事を始めた頃、「パシフィック・ハイツ」という20世紀FOX配給の作品がアメリカで公開される前くらいで、そのEPKの最後に「ホーム・アローン」の予告が入っていました。番組のディレクターとEPK素材を最初から最後まで見て面白い部分を抜き出し、そこだけ翻訳するのですが、毎週30分の番組で見る素材は、おおざっぱに言って10本くらい。20分から1時間くらい、作品によって長さは様々でしたが、だいたい毎週3時間から5時間分くらいの素材をディレクターと見て、そこから使うかもしれない場面やインタビューを30分くらい抜き出して、放送では15分くらい使う感じでした。(ちなみに、この作業を今やったら丁寧すぎて製作費がなくなります。さらに来日スターや監督の独自インタビューも製作費からENGを出して撮り、それも訳していましたから。)

話が逸れましたが、その「ホーム・アローン」はアメリカでも劇場公開される前(アメリカ公開は1990年11月)でした。でも予告が余りにも楽しかったので、同席していた番組ディレクターに『(メインの「パシフィック・ハイツ」は置いといても)これはぜひ入れましょう!』と言って、その予告を訳しておきました。それがたしか僕の翻訳担当2回目のOAの中の新作紹介で使われたのですが、結果的にアメリカでの公開時期と重なりました。当時はインターネットは普及していなかったので「ホーム・アローン」の情報をいち早く紹介したのが、この番組という事になりました。(とはいっても、早すぎて誰も注目していなかったから、目立ったわけでも何でもなかったわけですが。)

そういえば、この頃は本当に情報が限られていたので、僕は毎週アメリカのVARIETY誌を読み、番組のプロダクションに届いた英語版のプレスキットの翻訳もしていました。これに「1億人の映画マラソン」の仕込みが同時進行で、さらにその素材スチル集めもやっていたので、ずっと自宅の作業場にこもりっきりの今とは違い、ずっと家に帰れない状態が多かったのを思い出します。『石原プロ行って「黒部の太陽」のスチル貰ってきて』とか、いわゆるADの仕事もやっていたのです。

でもやはり翻訳がメインの仕事で、「ハロー!ムービーズ」では独自取材でのインタビューもさせてもらい、「プリティ・ウーマン」で来日したリチャード・ギアや「トータル・リコール」のアーノルド・シュワルツェネッガーの取材に行かせてもらいました。(まあ、取材と言っても、10分程度、ありがちな質問をするだけでしたが。)

そうするうちにWOWOWの試験放送が1990年11月30日に始まり、やっと翻訳家かADか分からない立場から解放されたら、今度はTBSの報道局で外信ディレクターをやる事になりました。それが1991年4月に放送が始まった、今でいうと朝ズバの前半の時間帯の「ニュースコール」です。その準備として91年の2月にはCBSイブニングニュースの原稿チェックを手伝ったり、同時にレコード会社からCDの対訳の仕事を受けたりもしていました。「ニュースコール」のキャスターは、僕が担当した曜日は柴田秀一アナと山岡三子キャスターで、別の曜日では松原耕二アナと小笠原保子アナでした。最近も皆テレビで顔を見ますが、あんまり老けない。

と思っていたら、この前、「ニュースコール」の同窓会に行ったら「お前こそ全然老けてない」と言われ、成長のなさを露呈したりもしましたが…(汗)

ちょっと時間がないので、過去話はここまでにして、もう1つの本題「爆音映画祭@横浜」。(←このサイト、開いた後、ちょっと間をおいてデカい音が出ます。気をつけて)

そういえば、ここで「コラム」を書き始めて今回が100回目のエントリーになるのですが、それもキリがいい数字だ。

で、これまでに紹介してきた「カルティキ/悪魔の人喰い生物」と「地獄の門」と「ビヨンド」が、うちの近所の横浜は黄金町のジャック&ベティという映画館で上映されます。「カルティキ」は爆音上映ではないようですが、僕も大きなスクリーンで見たいな。たぶん行っている余裕はないけど(涙)

 
 カルティキ/悪魔の人喰い生物
 10月23日(土)15:10-16:23
 10月25日(月)13:30-14:43

 地獄の門
 10月27日(水)20:10-21:42

 ビヨンド
 10月28日(木)19:55-21:22

時間割がやたら厳密なのが面白いですが、行けそうな人は行ってみて下さい。

それにしても僕のデビュー20周年記念上映(勝手に言ってるだけね)、「地獄の門」ですよ。恐るべし…(笑)

2010/10/06 02:38 | 字幕.com | 1 Comment

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