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2009/09/24

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先週、ついにDVDリリースされました。これは2001年にアメリカで放送を開始し、結局2006年まで、なんとシーズン6まで続いたリアリティショーです。毎週男女3人ずつ計6人が3つの極限のスタントに挑戦し、最後に残った1人が5万ドルの賞金を手にするという番組です。

日本でも2002年初頭からAXNでOAしましたが、その時はシーズン1だけでした。この時、字幕翻訳をしていたのが僕で、その流れから、今回のシーズン1と2のDVD化に当たり、引き続き翻訳しています。この種類のリアリティショーはネタが尽きるので長続きしにくいはずですが、この番組は5年に亘り142回も放送されました。

6人の挑戦者が挑む3つのスタントは、だいたい1つ目と3つ目が高所か水中での挑戦で、2つ目がゲテモノ喰いか、ゲテモノに埋もれる系です。1つ目と3つ目はカッコいい方向で過激ですが、2つ目はグロい方向で過激なので、見る人の好き嫌いがハッキリ別れます。(というか、たいていの人は嫌うでしょう。)翻訳していても飽き飽きしてくるというのが正直な感想です。(毎回「もうイヤ」、「最悪」、「不安だわ」、「緊張しちゃう」、「頑張れ」、「もう少しだ」といった定型文が多いというのも、訳していて「他にいい表現ないかな~」と悩む原因だったり。)

ちなみに、この番組はいわゆるゴールデンタイムにOAされていました。アメリカの食後の時間帯です。グロい挑戦を流してよく苦情が来なかったものだと思ったら、「番組を見て気分が悪くなった」系の訴訟も、少なくとも1件は起こされていたようです。

この番組が長続きした理由は何なのかな、と思うと、これが難しいのですが、強いてまとめてみると、普通の人が普通に怖がる事を絶対安全な状態(命綱などの防護は万全なので)で挑戦させて、「恐怖の要素(フィアー・ファクター)」に勝てた人が賞金を手にする事が1つでしょう。プレッシャーに勝てれば、普通の人でも勝てる。体力だけが勝敗を分けない事が多く、それなりに戦略も考えられるし、他の人の挑戦を参考にもできるので、それなりの頭脳戦でもある。さらに面白いのが、他人にプレッシャーをかけようとしたり、他人を蹴落として自らの勝利を目指す人は、案外早く脱落する事が多いです。どの挑戦も、ほとんどは自分との戦いなのです。結局、視聴者(僕も含め)は、挑戦者達に共感しながら、「これは大変」とか「これくらい出来ろよ」とか思いながら見てしまうのでしょう。

そして、これは翻訳した僕だけの楽しみ方になってしまうのかもしれませんが、挑戦者6人が生む人間ドラマが、何よりも興味深い番組なのです。挑戦そのものよりも、その前後の会話や、他の人が挑戦している時の周囲の会話から、人間性が見えるようで、これがとても面白いのです。

翻訳はシーズン1については8年前の字幕を少し手直しして使い、シーズン2は今回初めて翻訳したものです。今年の8月から9月は、フィアー・ファクターでお腹一杯状態でした…ふぅ。(シーズン1と2の合計で、30時間分近くありますから…)

よかったら見てみて下さいな。YouTubeでハイライトを見られます→フィアー・ファクター

2009/09/24 02:16 | 翻訳作品(テレビ) | No Comments

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