Home > あまり歯科の臨床的でないこと

2013/06/18

こんにちは。根本齒科室の根本です。

今日は、ものすごく表現しにくいニュアンスについて語ってみます。
ストレートに書くといろいろ角が立つので、婉曲な表現になりますが、ご理解ください。

歯医者の問診票に[今回はここだけでいい/全体的に見て欲しい]という欄があります。
ここは、割とチェックすることが多いですね。でも[全体的に]にマルがついていても
(この人にとっての[全体的に]って、どういうニュアンスなんだろう・・・)
鵜呑みにはできません。

その他に気にして見る部分は、「その他何かありましたらお書きください」の空欄です。
ここに「久しぶりなので歯石も取っておいて欲しい」等と書いてあることが最近多いです。

見ると、割合初期の段階であるものの、かくれ歯石(縁下歯石)があるせいか、または
ブラッシングが甘いせいか、歯肉縁が、とくに内側(舌側)の歯と歯の間(歯間乳頭部)
を中心に赤紫に充血している部分が散見されるようです。

「歯石を取って欲しい」の言葉の裏は、何を意味するのだろう?悩みます。
(まさか、ただ取りゃイイ!とか今日全部とれ!ってワケじゃないだろう・・・でも)

問診票にわざわざ書くくらいなので、かなり「歯石」についてのこだわりは強そう。
とりあえず取る(上の方だけ取ったふりでも?!)と口にするだけでも、安心するかも。

(ううむ、1回では終わらなさそうだ)

さて、[治療系][歯石系]どちらが先になるでしょうか?
(さらに…)

2013/03/18

こんにちは。根本齒科室の根本です。

先日で、ついに震災から2年になりますね。

停電、断水、物不足、ガソリン不足、鉄道運休(線路陥没)、液状化現象。
私の住まいの周りでも、いろいろなことがいっぺんに起きました。
生まれて初めての給水車体験も、鮮烈な思い出です。

そして、(私ではありませんが)避難所生活。
仮に家が残っていても、電気/水道/ガス のどれかが止まると、住めない。
スタッフからのメールでこのことを初めて知ったときは、大変衝撃的でした。
身内の話ですが、先代根本歯科医院のあった北茨城では、避難所生活が2週間程にも及んだとのこと。
しかも、津波が自宅の500m手前まで押し寄せた、という話は、にわかには信じられませんでした。

計画停電、そして原発事故は言うまでもありません。
茨城ですらこれですから、東北の方々のご苦労は、まさに計り知れません。

あのころ、真剣に自●を考えたのを、今は懐かしく思い出します。
そして、何とか再開した院に訪れる患者様を見て、あることに驚きました。
(おまけ、本日付のTPP観について文末で軽く触れます)
(さらに…)

2013/02/27

こんにちは。根本齒科室の根本です。

昨今、つくづく思います。日本は修羅の国です。

シンガポールやマレーシアなどとEPAを結んでいるにもかかわらず、
誰も医師が日本で働きたがりません。

前回も書きましたが、日本には、日本語の壁以外に、何か特殊事情があるのかもしれません。

この間は、安倍さんがやけに紅潮して記者会見していました。
涙目の小浜さん、このまま引き下がるわけにはいきませんが・・・

ちょっと、私が危惧しているストーリーがあります。

          **********(仮 説)**********

ある日、マ●ーシア(マレーシアとは限りません)人材省の高官が述べました。
(さらに…)

2013/02/26

こんにちは。根本齒科室の根本です。

どうやら安倍さんが盛大にTPPをぶち壊してきてくれたらしく、
小浜涙目とのこと。ならば慶賀に堪えません。

とかコレとかソレとかアレのような見方もあります。
(個人的には「アレ」のパターン2かと思っています)

とにかく
 自民公約6条件の遵守
 毒素3悪の完全拒否
  ラチェット
(条項) ネガティブ(リスト) ISD(条項) にNo!
は必要最低条件です。
 

TPPを歯科から見た感想については、次回に投稿します。

気が付けば もうすぐJunkStage歴2年。
(さらに…)

2013/02/09

こんにちは。根本齒科室の根本です。

予算委員会、YouTubeで見ましたが、初日から面白かったですね。

 レーダー照射の報告が遅れた ← 民主政権時代は公表せず政治判断で隠蔽?
 グーグルアースで船が分かる ← 船は動いてるんですが何か?
 日銀の独立性がそこなわれる ← 「外債を買え」と日銀に言ったその口で?

さっそくのブーメラン連発、野党になって本来の切れ味を取り戻したというか
大いに楽しませてもらいました。
ここ数日、鼻の調子が苦しいというのにw

  あ      べの        み      くす

安 倍 美 楠


あまりにも時宜に合致しすぎて、逆に追及ネタに苦しむ野党に、ある意味同情します。
「足りぬ足りぬは工夫が足りぬ」「欲しがりません長妻では」うん、企業努力ですね。
ところで、

「日銀の独立性」最近この言葉をよく耳にします。
「手段の独立」同じくらいこの言葉も耳にします。
「ガバナンス」さらに多くこの言葉も耳にします。

歯医者の立場で、この言葉を聞くと、若干「どきっ」とするところがあります。
(さらに…)

2013/01/24

こんにちは。根本齒科室の根本です。
本年もよろしくお願いいたします。

ご案内のとおり、今年は、伊勢神宮で20年ぶりの式年遷宮が行われます。
一説によると、遷宮に合わせて社会・政治・経済の大きな流れが変わる節目になる
ことが多いとも言います。
パワースポットとしても人気の伊勢神宮、参拝者数も増加傾向と仄聞します。

昨年末は衆院選の結果、3年3ヶ月の民主党政権から安倍政権に移行しました。
選挙が『風(≒新聞・テレビ)』と真逆の結果に終わったのも、象徴的でした。
争点となったデフレ脱却(金融緩和・財政出動)は、完全にネット発のムーブです。

また、日本維「新」の会という、デフレ期に構造「改革」・新自由主義を謳うという
珍しい政党が出現しました。
この党を、なぜか新聞・テレビが一生懸命記事にして、認知活動に協力しています。

維「新」・・・なぜ、違和感が拭えないんだろう?
(さらに…)

2012/10/22

こんにちは。根本齒科室の根本です。

茨城県南では目下、医大阿見病院(東京医科大茨城医療センター)の
保険取り消し問題で、かなりあわただしいことになっています。
その件についてグダグダ書いてみます。今日は長めです。ごめんなさい・・・

で、あ、あのー、作曲しました

(さらに…)

2012/09/21

こんにちは。根本齒科室の根本です。

すっかり、ベストセメントが定着してきました。

ある日の午後など、全員ベストセメント関係の治療になってしまいました。
本当に、どなたも、削られたり麻酔されたりするのが、心底嫌なようです。
はっきり顔色で分かります。

「痛くない(No Pain)」
「削らない(No Drill)」
「麻酔なし(No Shot)」
のコンセプトの元
「ぬるだけ」「つめるだけ」
という、詐欺 魔法のような簡単治療。

もうひとつ、頭に「○○だけ」を付け加えると、当歯科室のコンセプトは完成します。
「○○」それは、また後日お話しできると思います。

「○○だけ」「ぬるだけ」「つめるだけ」

ところで、今日は、右翼動画かと思いきや医療系の役立つ動画のご紹介です。
(さらに…)

2012/09/02

こんにちは。根本齒科室の根本です。

5年ほど前のことです
とある「殺菌水(微酸性電解水)」のセミナーに参加していたときに、
講師の先生が、ちらりと口にしました。

「『○○セメント』を齲窩(うか;むし歯の穴)に充填しておくと
 3Mix-MP法みたいな感じでカリエス(むし歯)が治ります」

前回触れましたが、『3Mix-MP(スリーミックスエムピー)法』というのは、
宮城県の開業医の先生が開発した、削 ら な い 画期的なむし歯の治療法で し た 。
3種類の抗生物質をある種の水溶性ワセリンに溶いて、むし歯の穴に詰めて
フタをするだけで、むし歯が無菌化・再石灰化する、という魔法のような方法です。
現在ほぼすたれましたが、5年前はまだ、今よりは信じられていました。

へぇ~、と思いながら、話しを聞いていたら、主成分は「カッパーシール」
という、銅イオンを含む仮詰め用のセメントと同じだ、ということでした。

…ネタだろ、そりゃ。

そのときははそう思いました。
仮詰め用のセメントでむし歯が無菌化するなんて、いくら何でも出来すぎた話ですw
その「ネタ」は、チラッと頭の片隅に押しやり、その場はやり過ごしました。

それから5年間、私の「闘い」の日々は、結局終わることを知りませんでした。
(さらに…)

2012/08/30

こんにちは。根本齒科室の根本です。

先日、大変な話しを人伝に聞きました。
近隣の駅のそばの、とある大きな歯医者での出来事だそうです。

ある患者様が初診でそこにかかり、診療室に入りました。
しかし、どうも診療室内の “空気” が悪い感じだったようです。
その方のほかには患者様はいなかったとのこと。

院長は、なにか助手さんともめていたようでした。
そして何と、やおら院長はハサミを助手に向かって投げつけるという暴挙に出ました!
そしてそのまま院長室にこもって、出てこなくなってしまった、だそうです
?????

唖然とする、残された助手さんとその方(新患さん)。

患「今日は時間が無いので、またにしようかと」
助「もう院長は当分出てこないと思うので、出直してきてください」

…これは院長、見えない何物かと闘いすぎでしょう…(夏ですねぇ)

患者様の前で凶器を投げつけるような暴挙、もちろん正当化されるものではありません。
ただ、「闘うべきか、闘わざるべきか」の観点から言うと
私はその先生の心の乱れが、全く分からないでもないところもあります。。

ちなみに、私はこの仕事が「好きだし、きらい」です。
(さらに…)

« Previous | Next »