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2010/03/10

番外編つづいてすんません。
何度か言ってるかもしれないけれど日本でエミネムの評価が低すぎる気がしてならない。

まあこのサイトを書いている人はエミネムの熱狂的なファンであるわけですが、最近ドレイクっていうラッパーをエミネムが拾い上げてコラボしていることもあって、エミネムの話題が増えて嬉しいです。ここ最近あんまりなかったからさ・・・

http://news.jp.myspace.com/NewsArticles/6020.aspx
グラミー賞、ビヨンセが6部門獲得!!

2010/2/2 2:10配信:

(ライター:MySpace Japan)

世界最大の権威と認められている音楽賞、グラミー賞が日本時間の今日2月1日午前中に米ロスアンジェルスのステイプルズ・センターで開催され、ビヨンセ(Beyonce)「Single Ladies (Put A Ring On It)」がソングズ・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

ビヨンセはその他にもアルバム『I A…Sasha Fierce』やシングル曲「Halo」、「At Last」などで、ポップ・パフォーマンスとR&Bパフォーマンスのそれぞれ女性部門や、R&Bアルバム、R&B楽曲、伝統的 R&B楽曲の各部門も受賞、計6部門ものグラミーを獲得した。

一方ラップ・カテゴリーではビヨンセの夫ジェイ・Z(Jay-Z)がシングル「D.O.A.」でソロ部門と、リアーナ(Rihanna)、カニエ・ウェスト(Kanye West)との共演曲「Run This Town」でコラボ部門を受賞。ラップ・アルバム部門はエミネム(Eminem)の『Relapse』が受賞した。エミネムは50セント(50 Cent)、ドクター・ドレー(Dr. Dre)との「Crack A Bottle」でグループ・パフォーマンス部門でも受賞を果たし、ジェイ・Zとともにそれぞれ2部門を獲得している。

また大活躍だったレディ・ガガ(Lady Gaga)は主要な賞を逃したものの、ダンスミュージックカテゴリーで2部門を受賞。ブラック・アイド・ピーズ(Black Eyed Peas)もアルバム『The E.N.D.』とシングル「I Gotta Feeling」でポップカテゴリーの2部門を、さらに「Boom Boom Pow」でショート・ビデオ賞もとって計3部門を受賞した。

一方、よりアンダーグラウンドな作品を評価するアーバンと名付けられたカテゴリーではインディア・アリー(india.arie)がシャーデー(Sade)をカバーした「Pearls」が受賞を果たしている。

全体にベテランの受賞が目立ったアーバン・ミュージック関連だが、特にラップ・カテゴリーについては、グラミー賞の式典開催前にネット上で結果が公表され、ヒップホップ・ファンからは同賞がラップを軽んじている証拠だなどと不満の声も上がっていた。(notrax)

うちの会社の端末でエミネムって検索したけど全然出てこなかった!クソだね!世界に名だたるエミネム様なのにね!とにかくエミネムの評価が低い!

先だっての吉幾三ブームでも発覚したことだが、ヒップホップの汎用性はやばい。

何がすごいかっていうと自分の伝えたいことをこれだけストレートに言えるということ。そしてラップという新たな音楽形態にとても忠実に、自分のことばをリズミカルに紡ぎ出せることがすばらしい。
その証拠と言ってはおかしいかもしれないけれど、彼のライムがこれだけいろいろな曲に乗せられても、きちんと彼の曲って分かる。これがエミネムのすばらしさ。

彼はMarshall Mathers LP以上のアルバムは作っていない。でも私は敢えて今エミネムに振り返りたい。Refillという、Relapseと抱き合わせみたいなせこいアルバムを作ってもやっぱり好きなんです。
それどころか私はRefillを聞いて新しいエミネムが見えたような気がした。Drakeとかの曲を聴いたときには、攻撃的に、そして暴力を表現することによって新たなステップに進んだことが分かった。
エミネムの3.A.M.という曲は、明らかにこれまでの彼になかった局面を表している。個人史でもなく、実際にあったことでもない。なのに、身に迫るリアリティの強さはこれまでの曲と同じくらい感じられる。彼が自分の目の前の出来事、感じていることを抽象化する術を身につけたことが分かった。
自分を商品化し続けることは辛い。だからこそ彼はwhen im goneで一度キャリアに一区切り付けた。beautifulという曲の曲調は、これまでであればヘイリー(娘)に語り掛ける曲にしか使われてこなかったものだ。しかし実際の中身では、「他人に『美しくない』なんて言わせるな」という、多くの人を対象として紡がれている。どこかでけなされる子どもや、疎外感を感じている人たち、そしてエミネムを嫌いな人たちに対しても歌われている曲。そこにはこれまでとは違う、新しいエミネムの姿があった。

正直言ってrelapseは消化不良のアルバムだ。もっともっといい曲あるだろ!作れるだろ!という気持ちになる。でも確かなことが1つだけある。エミネムはまだ全然終わっていないということ。きっとこれからも、もっと他人の目を気にせずにやってくれると思う。そして他人の目をひたすら気にしなければならず、揚げ足取りばかり盛んになってしまった現代社会に対して、舌を出し続けてくれるはずだ。そんなことばっかり言っていてどうなるんだ、根本的な問題はもっとあるだろう、ということを、暴力的な表現に抽象化することで表している。ロックな態度で、ラップという手法で、本当の意味で暴力的な社会になっている恐ろしい資本主義のシステムそのものを批判していく、そんなエミネムであり続けてほしい。

2010/03/10 04:08 | 番外編 | No Comments

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