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2008/09/08

今回は、ピアノと萌えがさらりと交差したときの話をさせていただきたいと思います。

これはどういう事かというと、ある曲が何かのマンガの一場面にぴったりだと思ったり、マンガを読んでるうちにこのキャラにぴったりな曲はあれだな、と思ったりして、その曲を練習してる間中、マンガのいろんな場面が頭の中を駆け巡ったり、何か練習以外の日常生活を営んでいるときでも頭の中にイメージ映像とともにその曲が絶えず流れて仕方ないような状態になる事です。

ファイブスター物語(FSS)といういつになったら終わるのか、作者が老衰でお亡くなりになるまでにすべて描き切れるのか不明なほど、スケールの大きく、作者様が激遅筆のマンガがあって、まぁこの漫画に関しては恐ろしく壮大な作者様脳内年表に基づいた恐ろしく複雑怪奇なストーリーを、恐ろしく細部まで把握してる恐ろしくコアなファンが多数いらっしゃいますので詳しい説明は割愛させていただきますが、それにジュノーって惑星のコーラス王朝というのが出てきて、ある日この王朝のテーマソングとして私の脳内でモーリス・ラベル作曲の鏡というピアノの組曲の中の「道化師の朝の歌」という曲がヒットしました。私が持つコーラスのなんか無国籍というか多国籍というかアジアラビアッパ(アジア+アラビア+ヨーロッパ)な印象とマッチして止まらなくなり、朗々とした歌の部分を練習してると頭の中でコーラス三世がジュノーンに乗ってる(*1)よう、四度のグリッサンド(指を鍵盤につけて滑らせる奏法)を弾いてたらクローソー(*2)めんこいよう可哀そうだよう、ソの連打でイラついてるとソープ主人公かもしれんけどちょっとウザいようと色々なイメージが飛び交うようになりました。一度結びついたものはなかなか離れません。私の中でFSS萌えは過去のものとなった今でも、道化師の朝の歌を聴いたり弾いたりすると頭の中にバババーっとジュノーンの悲劇がよみがえるのです。

最近では、このところ練習してるフランクのバイオリンソナタというバイオリンとピアノの曲で、四楽章の最高潮の盛り上がりでハ長調になる部分が、ゴーストインザシェルの素子さんがバトーさんの必死の努力にも関わらず(バト素(*3)は私が脳内妄想できる数少ないノーマルカップリング(*4)の一つなのです。)変なオジサン(人形遣い)に誘われるまま更なる上部構造にシフトした瞬間にマッチしました。大変な苦悩を抱えながら突き進み、急に解決なんて次元ではない何か新しい世界が降ってきて涙する、今までの日常と同じものがこれからも続くが今までと同じには見えない。そういう感じが四楽章の後半部分とリンクしました。

次回は、ピアノと萌えがディープに絡み合った状態のお話をさせていただきたいと思います。

今週の萌え

*1 ジュノーンに乗ってる
…ジュノーのコーラス朝の皇族のMH(モーターヘッド、星団歴980年に完成した人型戦闘兵器、言ってしまえばガンダムのようなもの)が、ジュノーンという名前。

*2 クローソー
…MHを駆るのに必要な、ファティマという人造コンピューター人間(若い娘さん仕様)のうちの一人。サラサラの紺色の長髪がめんこい。

*3 バト素
…バトー×素子、攻殻機動隊世界における最重要かつ公認のカップル。

*4 ノーマルカップリング
妄想する対象が男同士のカップルでは無く男×女のカップルである場合に、腐女子はカップリングすなわち男同士という常識なのでソレと区別するためにこう呼ぶ。一般的に、男同士のカップリングで妄想するのがライフワークな人の場合はノーマルカップリングを妄想するのは苦手、その逆も同じである。

2008/09/08 02:43 | ピアニストが出来るまで | No Comments

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