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2009/03/27

ご無沙汰しておりました、たいへん申し訳ありません…森口です。
なぜこんなにご無沙汰になったかという理由を軽く申し上げますと、昨年11月から3月にかけて3Kに忙殺されておったのです。

3Kを軽くご説明させていただきますと。。

ひとつめのKはコンサートです。プロ中のプロなら三日に一回本番というサイクルも当たり前だそうですが、私は一か月に二個くらいでもひーこらで、ありがたくもそのような状態が続いておりました。

ふたつめのKはコンクールです。コンサートというのは点数はつきません。稀に何かの賞の審査の入るコンサートなどもありますが、お客様に喜んでいただくのが一番の目的です。よって自分の考えに基づいた自分の個性のたっぷり含まれた演奏をしてもなんの問題も無いし、少しの指のもつれなどもご愛敬というか、そういったテクニック方面も大切ですがそれ以上の音楽的な感動をお届けするのが重要だと私は考えています。

しかしコンクールとなると少し話が違います。点数がつく!点数をつける相手(審査員)が目の前にいる!!というプレッシャーの中でできるだけテクニック的な問題を最小限にすることを常に頭の片隅に置きながら適度に自分の個性と一般的な解釈を織り交ぜた演奏をしなければならないのです。ちょっと指が転がった~と思ったところで客席の方からカサっと紙をめくるような音とかがしたらもう生きた心地がしません。一瞬にして沸き起こる「いまのアクションは何故おこされました?何か書きました?-0.5点とかデスカ…?」というようなことを一生懸命アタマの中から追い出しつつ、次の音のことや今弾いてるパッセージのことを考え、けどさっきのカサ音が気になるじょーという葛藤にさいなまれながらなんとか止まらず最大限綺麗な音と無難な音楽性(にしてるつもり)で最後まで弾ききるのです。
ようするに私はコンクールが嫌いです…きらいではありますが、大好きなエリーザたん(モーツァルト@マドモワゼルモーツァルト)がテーマのコンクールだったので、挑戦してみました。結果は2位という…うれしいんだか悔しいんだか…苦笑。とりあえずおでこに大きなニキビが悪化してもはや怪我になったものの跡が二つ増えました。すとれす…。

三つめのKは婚約です。世の中タデ喰う虫も好き好きですホンマ。。自分で言うのもなんですが、一生に何か月かの事なんでどうかおおめに見てやってくださいまし、と言わなければならんような口を開けば惚気のような時期であります。アホです。かような人生の春めいた時期に、先に述べたコンクルでモーツァルトのアダージオK540というテンションおかしいくらい下がりまくりの世の中すべての悲しみを代弁したような曲が課題に出ていてなんとか感情移入して表現しなくてはならないというorz。。。JunkStageでおなじみの柳樂さんよりCDをお借りしたワルタークリーン先生の淡々とした拍感が見事に悲壮感を倍増させている演奏をカンバスに、なんとかヒューズを失ったときの大佐(*1)の心境を塗りこめて形にしました(ちなみに私はヒュロイベースのハボロイ(*2)派)。

というわけで、軽くのつもりが…ただの近況報告で一更新分になってしまいました。

(*1)ヒューズを失ったときの大佐・・・
鋼の錬金術師第四巻、士官学校時代からの恋人親友マース・ヒューズ中佐を電話が微妙につながってる状態で失うロイ・マスタング大佐・・・マジ切ない。いつも大胆不敵なふるまいのロイロイが目を見開いて受話器に向かって叫び続ける様はもう涎垂モノ・・・アレ?

(*2)ヒュロイベースのハボロイ・・・
マース・ヒューズの結婚を機にロイ・マスタングとマース・ヒューズの関係は不倫に変わってしまう。そこへロイの東部移動辞令・・・心も体も少しづつ離れ離れになる二人。東部で見つけた忠犬ジャン・ハボック准尉(当時)からの熱烈な求愛に次第にほだされていくロイ・マスタング(総受)、しかしいつでも一番大切な人と言われて心に浮かぶのはマースであった。そして中央移動直前に殉職し二階級特進してしまったヒューズ准将。永遠に帰らぬ者を想い続けるにはハボックの求愛は激しすぎた。罪悪感を感じつつもハボックの愛に自分のすべてを委ね始めるロイ。その居心地の良(長くなりそうなので強制終了)

2008/10/27

今日は、ショパンのバラードの2番、というものを私的に紐解いてみたいと思います。
この曲は、昔大雨か洪水か呪いかで沈んだお城の物語を水の精がうたうだかなんだか、そんな内容で、テクニックはそんなに(って言うには難しいけど…)なんですが、なんとも精神面で難しい曲です。

バラードってのは物語性がある曲のことなので、それゆえ暗黒面が漂う曲が多いんですが、ショパンのバラ2はクラシック界に数あるバラードの中でも最も諦めの境地的なダークさが際立った曲だと思います。私としては、水の精オンディーヌのうたう悲しい城の物語よりも、空を歩く人アナキン(*1)が、ダースベイダーになるまでの物語、エピソード2と3あたりが浮かびます。曲の中に穏やかな部分と激しくとげとげしい部分が有るのですが、穏やかな部分もダーク。棘トゲしいところもずっとダーク。弾き手も自分の暗黒面を見つめなおし、それを曲に込めて表に出さないと、なかなか感動的な演奏になりません。現代日本社会に揉まれながら生きるオトナであれば、誰でも多かれ少なかれ暗黒面はお持ちだと思うのですが、それを最大限に極端化して精神的露出狂にならなければならないのです。
感情を振り切って狂ったような感じ、というともうダースベイダー化が完了しててちょっとシューマン入ってきてしまうので(シューマンのソナタ2番は、私的にクラシック界ナンバー1の狂気の沙汰の曲です)、あくまで、普通の状態で、でも普通の状態だからこそ耐えられないくらいの深い悲しみやら妬みやら羨望やら、それら全てを諦めたり、はーもーどーでもええわ疲れたわ…的な絶望の境地とか、諦めたときに出てくる妙な安心感など、とにかく暗黒面。小品とはいえなかなかに壮大な曲があっけなく終焉を迎える最後のフレーズでは、アナキン…辛かったね苦しかったね…これでやっと暗黒面に身を委ねられるね、たとえそれが一時のそして間違った形の安息だとしても…と涙してしまうのです(…)。

ちなみにルークたん(*2)な曲は、まだピンと来たことがありません。ルークたんは、映画では真の英雄、フォースの世界に新たな秩序と安定を与えた伝説のジェダイとして終わっていますが、原作?小説の続きでは結局暗黒面に落ちたり妹に最強ジェダイの座を奪われたり幽霊とかスパイとか変な人ばっか好きになってなかなか結婚出来なかったりいろいろ踏んだり蹴ったりなので、なんだかあまりに情けなくていやまたそのヘタレさが最高に受け受けしくて好いんだけど!

そんな踏んだり蹴ったりな曲には今のところ出会っておりませんで。。。

今週の萌

*1 空を歩く人アナキン

ご存じSW史上もっとも愛し合った(お互いに叫びあってたからな)師弟の弟子の方の人。

*2 ルークたん

SW史上最強最大(いや最少か)の受。EP5でソロ船長と見つめあったあの数秒間は伝説。ビバ公認CP!公式身長170センチらしい。スピルバーグ監督の構想段階では女性だったらしい。ぜひ女体化(女性化では無く)も見てみた(強制終了)

2008/10/06

今日は、腐女子系とはあまり関係のない、どうにもこう聞こえてしまって仕方が無いメロディーのお話をしたいと思います。
ショパンの2番のソナタの序奏の後の第1テーマが、愛ってなに?愛ってなに?愛ってナニィイイ愛ってナニっ!?とか、スケルツォ2番のアタマが、う~トコロテンっトコロテン・・ニッポォーーン文化国家!トコロテンっトコロテン・・なのは周知の事実ですが、他にもたくさんそういうメロディーを持つ曲があるのでご紹介します。クラシックになじみの少ない方には何のことやらかもしれませんが、できる限り曲名に動画をリンクさせておきますので、併せてご覧くださるとうれしいです。

まず、前出のショパンの2番ですが、わたしには、ラリっちゃダメ、ラリっちゃダメ、ラリっちゃダメぇぇえラリっちゃ駄目っ!にも聞こえます。薬物撲滅キャンペーン曲。
同じくショパンの練習曲作品25-3、最初は、のび太、のび太、のび太・・で、リンクの動画の13秒目あたりから、野比のび太、野比のび太、野比のび太・・名字まで。。
またまたショパンの英雄ポロネーズ、動画の3分12秒あたりから、左手の♪ミレドシがずっとブタキムブタキムぶたきむブタキム・・Es-durに転調しても更に激しくブタキム・・どんなけブタキムを渇望しているのか・・。
なんだかちょぴんばかりなので他の作曲家のも。。
ベートーベンの交響曲第九番の二楽章、動画の57秒あたりから、♪ク~ラリネットチョンボチョンボ☆フ~ルゥト~もチョンボチョンボ、は、まぁ有名です。
サンサーンスの交響曲第三番オルガン付き。オーケストラにピアノとパイプオルガン付きという、もう荘厳で壮大で大好きな曲なんですが、動画4分22秒くらいから、♪そーふぁーそーみーふぁーそー・・が、ア~コ~ヤ~が~い~がぁつーれーたぁあツレターツレターツレターツレター(アコヤ貝が釣れた!感動のあまりバックコーラス付き)。

単に音感と言葉の抑揚が一致しただけで意味も何もないんで、だからなに?と言われたらお終いなんですが、その単純さ故か、いったんそう聞こえたが最後、そうにしか聞こえなくなってしまうので、ご紹介した曲を演奏される機会がお有りの方は要注意ですって最後に書いても。。