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2011/12/14

曲独楽 巳也 コマの曲芸って な~に?

まず 私の持っている コマですが

このコマを 作る為には とても高い技術が必要です

その技術が大変だという事は

ろくろ で コマを作る方が たくさんいらしても

曲独楽を 作れる方が 日本国内には 数人しか いなくて

しかも

毎日それを 寄席で演じるに耐えるだけの 精度の高い曲独楽が

誕生する為には

作る事とは また 違った技術が必要です

製作する技術は もちろん大切なことですが

それが どれだけ  職業で 曲独楽を回している

曲独楽師の要求に 応えてくれるのかを

確認できる事が 大切なのです

わかりにくいから 一例で説明しますが

バイオリンを作る人は

バイオリンが弾けなくてはいけません

ギターを作る人も

車を作る会社も

それが どれだけのものなのか

確認が出来なくては いけないのだという話です

曲独楽の形は

大抵 一生懸命すれば 完成するようです

しかし

曲独楽師の手に渡って 実際に演技して数年から数十年のち

そのコマが 本物の曲独楽であるかどうかは

曲独楽師 本人が 一番わかることなのです

私の手元にあるこの コマたちですが

お付き合いしてきて はや 20数年が経ちました

本物中の 本物の 曲独楽です

これらを 作って頂く時に

私は 立ち会いました

コマの愛好家の方々の 情熱の横顔は前回にもちょっと触れましたが

本当に 個人の想いの注ぎ込みようは

そりゃ 凄いものがあります

私財を投げ打って郷土資料館 、博物館を作る方もいるのです

でも その一方で

愛好家の高齢化と共に

専門的知識のない管理団体の傘下に入る施設の

収蔵されている 資料の管理

展示中の紛失が まったく感知されていないという怖い裏話を

年を取って もめごとが嫌いな愛好家さんから聞いても

ここで 取り上げる事ぐらいしか

私には できないので…

今まで 展示されてきた 江戸コマのおもちゃ、そして

ごく少ないですが曲独楽も、

何もしなかったら

誰も話題に取り上げなかったら

多分 散逸する事と思います

今までは

寄席 という 日本の エンターテイメントを 楽しむ為の 専門の場所に

海外の いろんな 楽しみが入ってきた 明治時代から

それに対抗する 日本の古典的な 大衆芸

曲独楽 太神楽由来の曲芸 日本の奇術である和妻 などは

守っていただける 場所がありました 

でも どうでしょう

今の経済的な 尺度が 大半を占めている 状態ですと

その 寄席という 有り難い 最後の砦も

私達を 黙って守ってくれるはずもないのです

曲独楽を演じる側も

作っていく方も

何もしなかったら

とにかく

これからは

どうなるか

わからない…

そして

私が 細々としている

曲独楽の歴史を調べて

考えていく作業も

ちょっとでもいいから

何か動いて欲しいと

願う気持ちだけでしていることです

大きくとらえると

木材を加工して

何かの形にする作業は

いろいろな物を生み出してきましたから

手近な地域の 古い木材の歴史の流れを追うことは

もしかしたら

曲独楽や

伊予の ちょんがけ独楽 肥後熊本の ちょんかけ独楽

その物 人 そして芸の流れや 動き方を知る

わずかな 手がかりにも

なるかもしれないと

今 地元 愛媛県 内子町五十崎の 熱意ある Oさんの所から持ち帰った 本

~長州大工が遺した社寺建築 伊予・愛媛における足跡~

読み始めた所なのです

2011/12/14 05:54 | 曲独楽の歴史の手がかり | No Comments

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