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2009/08/28

 

冒頭からノリノリのダンスで始まる、スウェーデンチームの2007年フリープログラム。
今まで10回以上開催されてきた世界選手権で半数以上のゴールドメダルを持つ強豪チームです。
愛称は Team Surprise。 その名の通り、観客がびっくりするようなプログラムを毎年毎年みせてくれます。
ハンガリー出身のアイスダンサー、アンドレア コーチが率いる、スウェーデンチームです。

このビデオクリップは、シンクロのビデオの中で最も視聴されているもので、私の大好きな演技のひとつです。
見所を順番に解説してみたいと思います。

最初の要素は、3列以上の列からなるブロック。16人のスケーターが、一糸乱れずに
素早いステップを確実なエッジ裁きでこなしていきます。
リンクの端でアップで写る際に、彼女らの体の面、衣装の見える様子がシンクロしていて
惚れ惚れしてしまいます。

ブロック要素の次は、3角形のインターセクション。3つのラインが互いに通り抜ける要素です。
互いに後ろ向きの状態から通り抜ける準備をして、回転動作をしながら通り抜けています。
一瞬一瞬で場所を把握しているんですね。

2列の要素はラインで、最も難しいレベルのラインの必須事項
・互いに至近距離にいて
・2本の列とも回転動作をしていて(ピボティング)
・互いの関係が常に90度
といったポイントを全てクリアしている演技です。

ラインの位置関係だけではありません。
位置を保ちながら、全員同じステップをこなしているんです。
同じ動きに見せかけて、少しずつ違うカーブを描いたり力の具合を
調節することで、出来上がるんですね。

さて、その次はムーブメント・イン・アイソレーションと呼ばれる最も派手な要素のひとつ。
4人で行われるグループリフトとペアリフトが、ぶつかりそうでぶつからない、スリル満点に
繰り広げられます。グループリフトのあげ方にご注目ください!1回転させてあげていますよね。

3文字の形をしたウィールという回転する要素では、回転しながら移動をしています。
端の選手にはかなりの遠心力がかかり、時折吹っ飛ばされることも。息が合わなければ出来ない要素です。

その後はサークル。円の形を保ちながら、移動したり、ステップを踏みます。

こうしてどんどんフォーメーションを換えながら様々なスケーティング動作をこなしていくのが、
シンクロナイズドスケーティングなのです。

Team Surprise は、高いスケーティングスキルと一瞬のうちに隊形変化を行ってしまうトランジションの素早さが
特長とも言えます。

その強豪チームに日本人選手が在籍していました。
今彼女は日本に帰国して、日本のシンクロチーム育成に励んでいます。
彼女のことはこちらから

2009/08/28 12:44 | 競技解説 | No Comments

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