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2013/06/17

ワーキング・ガール
【Working Girl】
1988年

『ワーキング・ガール』と『プリティ・ウーマン(1900)』が
単なる女性のシンデレラ的サクセスストーリー映画、と、ざっくりした記憶だったけれど
いやいや、メラニー・グリフィス【Melanie Griffith】が演じる主人公のテス【Tess】は
努力のヒトでした。

昼休みには話し方教室【Speach Class】、
定時後には株式講座【Emerging Marets seminar】、
そして、学歴優先で選ばれる証券マン養成コース【the entree program】を
なんとか受けたいと思うけれど、結局は夜学と秘書養成学校卒、と馬鹿にされる。
【You’ve got some night school, some secretarial time on your sheet.】

アシスタントを探しているから、と紹介されたボブは仕事を餌にデートしたいだけ。

アシスタントの話はウソね
Bob, you’re not seriously looking for a new assistant, are you?
と問い詰めると
早急に求めてはいないが、いずれ…
Not at this moment. But I’m always on the lookout for new blood.
とごまかすボブ (ちなみにここだけの登場ですが、ボブ役にケビン・スペイシーが)

そんな彼にテスは言い放つ。

=====

テス: 見損なわないで
I am hungry, but I am not that hungry.

=====

この“that”がいい。やれることは、やるわよ。
でも自分の誇りを売ってまで言いなりになるつもりはない、という威厳。

テスは女性だったけれど、本来この志に男女の差はなく、そして時代の差もなく
働く、という面での自分と社会との本質的な境界線の意識と思う。

この後更に女性上司からの裏切りを受け、そっちがそうくるなら、と戦闘体制に入り、
シリアスな内容ながらも、コメディタッチで話は進んで行く。

この時代にすでに男性上司vs女性部下から
女性上司vs女性部下の時代に入っていたのだな、と
改めてアメリカと日本の女性の働き方の時差を垣間見る。

* * *

アカデミー主題歌賞を受賞したオープニング曲も印象的で、
自由の女神とフェリーからの通勤の雑踏とその音楽の組み合わせは忘れられない。

ボストンからNYに職を探して移ると決めた時に
私もああやって将来は船で職場に通うんだ!と思っていたし、
NYはフェリーじゃないと通えない、とも思っていた。

実際Wall Streetはマンハッタンのだいぶ南に位置していて、
コニーアイランドやニュージャージー州から通う金融関連の友達もいた。

私の職場はミッドタウンで、家は近くに、が基本で選んでいたので
ほとんど歩きで通い、憧れてたフェリー通勤には縁がなかった。
それなのにあの曲を聞くと自然とNYでの仕事時代を思い出す。

いつかまたNYを訪れ、Let the River Runを聞きながら、
頑張ってた日々に思いを巡らせ、ハドソン川の風に吹かれるのもいいなぁ。

2013/06/17 10:38 | movies | 1 Comment

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