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2010/09/03

素晴らしき日
【ONE FINE DAY】1996年

ラブコメになるのか、ラブストーリーになるのか。
主演のミシェル・ファイファー 【Michelle Pfeiffer】にしても、
ジョージ・クルーニー【George Clooney】 にしても、黙っていると割とクールに見える。
そんな二人がこんなテンポの良いどたばたストーリーで共演、というギャップがいい。
恋愛モノなら今だダントツにマイ1位。

しかも96年といえば、大学卒業直後の社会人1年目。
子持ちバツイチ・メラニーと親権なし・でもたまにやってくる娘がいるバツイチ・ジャックの話で
自分を重ね合わせて共感した、って訳では絶対ない。

改めでどこが魅力なのかを考えてみる。
恋愛ゴトももちろんだけど、それ以上に親子の関係を丁寧に描いているコトに気がつく。

ストーリー前半、サッカーの試合にパパは来てくれるのかとたずねる息子サミーに
他のパパとは違って、ミュージシャンは急に仕事が入ることもあって、
来れないこともあるのよ、と、まさかに備えるメラニー。
そして『愛しているわ、サミー ものすごく』 とくくると『パパのことは?』 と聞き返される。

少し間があって、答えたのは
『愛しているわ だって あなたのパパだもの』
『I will always love your daddy because he gave me you.』
自分にあなたを授けてくれたのはパパだから当然愛しているわ、ってこと。
確かに嘘じゃない、うん。

かたやストーリー後半、大事な記者会見へ向かう途中なのに、
猫を追いかけて迷子になった娘マギーを引き取りに行くことになったジャック。

タッチ&ゴーの勢いでマギーを連れて行こうとするが、猫と遊びたいとだだをこねられる。
遅れてパパがクビになってもいいのかと叫ぶと、首をふるもののマギーは納得していない。
そしてここであっさりとジャックは腹をくくり追い立てるのをやめる。すばらしい!
短時間だけれど、丁寧な話合いの末、猫のボブをジャックの家に迎え入れることで決着がつく。

一件落着、ジャックがすかさずたずねる。
『じゃ 記者会見に行こう』
『Now can we get outta here already?』
行こう、って言うより、もう行ってもいいだろ?というお伺い。

いずれもついて来いというには理不尽な大人な事情に巻き込まれる子供たちに
ただ理不尽について来いと言わないふたりの対応、
こんなシーンがところどころにちりばめられている。

けれど、やっぱりこの映画、シングルマザー&ファザーに送る恋愛映画であることは間違いない。
だいぶ後半、お互い好き合っているんじゃないかと気がついてきたのに
それでも素直になりきれないふたりがタクシーの中で言い合う

+++
メラニー 『男は信用できないわ』
ジャック 『君みたいな女が俺を女嫌いにさせるんだ』

Melanie 『Men like you have made me the woman I am.』
Jack 『All the women I know like you make me think all women are like you.』

+++

ジャックがメラニーに、なんで君はそう素直になれないんだ、っていう会話から続くこのセリフ。
『あんたみたいな男がいるから私がこうなっちゃうのよ』 とメラニーは主張し
『君みたいな女が、僕に女はみんな同じって態度をとらせるんじゃないか』 とジャックが反論。

『あんたみたいな 男/女 が 私/僕 をあんたが嫌いっていう 女/男 にさせるんじゃないか』 
って、ともすれば責任の擦り付け合いというか、過去の経験からの不信感というか、
つまりは似たモノ同士。

オンタイムで見た当時はこんなセリフにつまづいた覚えはなかったけれど、
15年たった今、うっかり共感してしまった。

2010/09/03 03:50 | movies | 1 Comment

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