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2009/09/21

レディ・イン・ザ・ウォーター
【LADY IN THE WATER】2006

ナイト・シャマラン【M. Night Shyamalan 】と言えば、
やっぱり、1999年のシックス・センス【The Sixth Sense】。
その視点の新しさと、ストーリー展開の隙の無さは、誰もが素晴らしい作品と言うだろう。
私にとっても THE BEST 10 MOVIE を挙げろと言われれば候補に入れたい映画の1つだ。

しかしながら、それだけ鮮烈な作品を作れば、その後の作品に誰もが期待し、
そしてその期待故に、その後の作品タチはイバラの道を進まざる得ない。

もちろん、私もそんな大衆の中のひとりにすぎず、アンブレイカブル【Unbreakable】、
サイン【Signs】、そして2008年のハプニング【The Happening】と見続けていたけれど、
それほど反応できず、ヴィレッジ【The Village】に至っては、 その題材と、
それまでの作品の流れから、食わず嫌い状態で、正直、見よう、とも思わずじまいのママ。

そんな中、どういうワケか 『レディ・イン・ザ・ウォーター』 はリストから抜け落ちていて
ナイト・シャマランの作品とは知らず、タイトルとカバー絵に惹かれてDVDで見た。

おとぎ話仕立てのストーリーは、淡々と進み、登場人物タチは平凡に日常生活を営み続ける。
けれどそんな中ドラマは静かに進行し、少しずつまわりを浸食していく。
その進みと言えば、普通に失敗を重ね前進していく登場人物タチの積み重ね。
けれど、誰もが内なる力を秘めていて、全体の中の個の存在の意味そのものを感じさせていく。

ストーリー後半、『通訳Symbolist』が、展開を読み間違える。

+++

通訳 『間違えたよ』
    『ごめん』
    『儀式の中心になるのは女の人じゃない』
    『よく見たら男の人だった』
    『彼が7人の姉妹の儀式を取り仕切る』

Symbolist 『I read it wrong』
        『It was my first time.』
        『I thought it said, “She will lead a ceremony of seven sisters…』
        『… to bring strength to the moment.”』
        『I looked at it again. It say “he.”』
        『”He will lead a ceremony of seven sisters to bring strength to the moment.”』

+++

通訳は『ごめん』『間違えたよ』というけれど、決して『Sorry』などと謝ってはいない。
『I read it wrong.=読み間違った』『It was my first time.=これが初めてだったんだ。』

誰しも初めてのことから上手にいくことなどない。読み間違ったこと自体は謝るべきことだけれど、
初めての慣れないことの結果としての許しがあっていい。
見直したら、ちゃんと答えが見えたワケで、それは決して遅すぎることはなく。

現実的には間に合わないことはたくさんあるかもしれない。
けれど、自分の能力に努力を惜しまず、そして都度自分の能力の限界を素直に認めるのならば、
間違えたこと自体は謝ることだけれど、まわりが責めることではないと、そう思う。

そんなシンプルなメッセージを伝えるナイト・シャマランは、やはりすごいと思い、
それをおとぎ話【bed time story】仕立てにする手法に、子供タチも含む万人に伝える力を感じる。
先入観なしに彼の作品を見直してみたら、また新しい発見があるかもしれない。

+++

音楽が良いなと思い調べてみたジェームズ・ニュートン・ハワード 【James Newton Howard】。
シックス・センスからハプニングまで全てのシャマランの音楽を担当しているばかりではなく、
プリティ・ウーマン【Pretty Woman】を初め、ダークナイト【The Dark Knight】など
数々の有名作品を手掛けていた。

アウトブレイク【Outbreak】、ベスト・フレンズ・ウェディング【My Best Friend’s Wedding】、
素晴らしき日【One Fine Day】、ディアボロス/悪魔の扉【The Devil s Advocate】、
ボルケーノ【Volcano】など個人的に好きな作品も多数、音楽くくりで観るのもありだなと。

2009/09/21 02:52 | movies | 2 Comments

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[…] れど、レディー・イン・ザ・ウォーカーは好きだった。 […]

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