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2013/11/30

ショーシャンクの空に
【The Shawshank Redemption】1994年

出会う人の8割ぐらいに好きな映画は、と聞くとそのまた8割ぐらいが
この「ショーシャンクの空に」をベスト3に入れる。

私自身は、まだ見たことがなく、
アメリカからの荷物にはVHS版があったのに、それは家の本棚で10年埃を被り
いつか、とも、その内、とも思いつつ今に至る。
“良い” と言われるものを見るタイミングは難しい。

それが最近何かのタイミングで、原作がスティーヴン・キング【Stephen King】と知り
ちょうど彼の児童書『ドラゴンの眼【The Eyes of the Dragon】』を
読んでいたので、これはタイミングがやって来た、と奮い立つ。

モーガン・フリーマン【Morgan Freeman】の淡々としたナレーション、
の、妙な安定感にうっかり忘れてしまいそうになるが、
日常の出来事のようにさらっと社会のダークな部分が組み込まれていて、
ちょっと待てよ、と考え直すと、本質的な悪が見え隠れ、むしろ前面にも出てくる。
あえてそこをえぐる、S・キングらしくすごいところだなぁ、と思う。

ツボにはまったのは、言葉の言い回しが面白いセリフが多いところで、
一つ一つを抜粋すると、結局台本全部になってしまいそうに
言葉が美しい。

主人公アンディ【Andy】(ティム・ロビンス【Tim Robbins】)が
ショーシャンク刑務所にやって来て1ヶ月、なんで奥さんを殺したんだ、と
刑務所内の調達屋レッド【Red】(モーガン・フリーマン)が聞くと、
アンディが答える。

殺してないさ
I didn’t, since you ask.

こういう風にsinceを使う言い回し、好きな英語の言葉のひとつ。

“あえて” 君が聞くから答えるけれど、やってない、
どうせ無実、って言っても刑務所にいるんだから信じないだろうけれど、
聞かれたから答えるよ、っていう意味が since you ask に組み込まれる。

初めてこの言い回しを知ったのはアメリカに行ってからで
何故、時間的な『〜から』という意味を持つsinceが、
理由の『だから』の意味を持つことになったのかがすごく興味深かった。

sinceの語源を調べると、時が理由のキーである場合の接続詞であり
since 1999 のように時を刻む『から』、
since she left him, he has been very miserable
(彼女が去ってから彼は落ち込んでいる)のように
因果関係のある出来事がつながれ、時と理由の両方を持つ『から』、
そして今回のように理由の『から』に三段活用されている、らしい、ざっくり言うと。
自分調べなので確かではないが、感覚的に納得。

日本語で考えるとbecauseを使ってしまいそうなところをsinceを使う。
響きがいいなぁ。

2013/11/30 10:34 | movies | No Comments

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