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2011/04/25

 

こんにちは。上田麻希です。

さっそくですが、

そもそもなぜ「アーティストという生き方」なんて、大それたタイトルのブログにしてしまったのかを、今日はお話ししましょう。

「アーティスト」というと、なんとなく胡散臭くて怪しい、そしてロックで特別な人種といったイメージを持たれる方は多いかと思います。・・・たぶん、そのイメージは現実からはそうかけ離れていないかと。(^^)

もちろんアートの聖地であるここヨーロッパでは、そのイメージは日本よりは多少マシですが、基本のラインはそう変わりません。子どもの学校などで、「あなたの職業は」と聞かれて、「芸術家です」と答えると、「あら、まあ! そう。へー。」と目を丸くされます。

みなさんの周りに、いますか? 職業「アーティスト」なんていう人。そうそういないでしょう。

けど、だからこそ、「アーティスト」という響きが「カッコいい」とイメージする方がいらっしゃるのも事実です。特に若い方。実際、アーティストという職種は、名が出るまでの生活に苦労しますから、そのリスクを負ってでも自分の表現を追う生き方には、潔いものを感じますよね。

では、どうやったら「アーティスト」になれるのでしょうか。

カンタンです。「あなたは何をやってる人?」と聞かれて、堂々と「アーティストです」と答えられれば、あなたは立派なアーティストなのです。

もしAさんが、日々絵を描いて暮らしているけど、それで生計は立てられないから、実は昼間は会社勤めしているとしましょう。それでも、「あなたのご職業は?」と聞かれ、「アーティストです」と言えるのであれば、Aさんは立派なアーティストです。社会の中で自分を「アーティスト」と位置づけるのは、それだけ勇気が要る事なのです。Aさんには、「会社員です」という社会的に安全な選択肢だってあるのですから。

(余談ですが、「会社員」というのは、国際的には職業とは見られません。英語に訳すのに困る言葉のひとつです。日本にオリジナルな職業カテゴリです。)

ではなぜ、自分がアーティストであると答えるのに、勇気が要るのでしょう。前述した「あまり良くない社会的なイメージ」の他にも、要因があるのです。

「アーティスト? でも、あなた、会社勤めしているでしょ」
「はい、それはまあ、絵描きではなかなか生計たてられないから・・・」
「じゃ、アートは趣味?(= 売れない、つまり、才能が無いのね。)」

そう見られるのがオチです。それを覚悟で、「自分はアーティストです」と言えるかどうか。カッコ悪い自分も含め、アーティストである自分を認める覚悟があるかどうか。そこが分かれ目なのです。

アーティストか、そうでないか。そこを分けるのは結局、そういった生き方なり生き様なりを受け入れられるかどうか、という一点に尽きるのだと思います。才能があるかとか、絵の上手いかとか、絵を売って生計が立てられているか(その世界に認められているかどうか)などは、別な問題なのです。

・・・とエラそうなことを言っている私自身も、この考えに至ったのはほんの最近のことなんです。試行錯誤の人生の中で、見つけた考え方です。

私の経験を、夢見る若い方達に少しでも生かしてもらえるのであればと、ブログコラムの執筆をお引き受けし、このタイトルを与えました。次回も、この命題に対して考えてみる予定です。乞うご期待〜。

2011/04/25 04:12 | アート=生き方, 自己紹介 | No Comments

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