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2012/03/15

前回に粘土の制作についてお話いたしました。

今回から木の制作についてお話いたします。

1、材料に縦横に粘土と同じ正方形の升目を描きます。

その後、正面から見た部分と横から見た部分の絵を書き写し、余分な部分を取り除きます。

 

この時は、直線で削りやすいように描き、余裕を持って木取りを行います。

2、次に斜めから見た角を削りとっていきます。

 

 

1と同様に直線で角を取っていきます。

この繰り返しで徐々に縮めていき完成へと、もっていきます。

この写真から彫刻の形の見方についてお話いたします。

角を取るといくつかの平らな面積が出来上がります。

この平らな面積の事を私たちは、面(めん)と呼びます。

彫刻において面の構成がすべてで、これを崩してしまうと形が追い込めていない(立体感が無い)作品になってしまいます。

私の場合、美術館やお寺などで仏像を見る時、始めに全体のバランスと面の構成を見ます。

その後、部分的な面の構成を見てから細かな細工等を見ていきます。

案外、細かな細工等に目がいってしまいがちですが、彫刻にとってもっとも重要なのは、この面と構成のバランスなのです。

言葉では説明しにくい事ですが、制作する時や生徒さんに教える際は、特に重要視しています。

この点が分かる様になれば、仏像や他の彫刻を見たときに楽しさも倍加すると思います。

又、過去の有名な仏師の作品を見ると、その面の構成を理解しており、驚きと発見の連続で食い入る様に見てしまいます。

この事は写真などではわかり難く、実際に現物を見ないと分からない部分です。

今後その事について分かりやすく説明できればと思っております。

2012/03/15 11:11 | 未分類 | No Comments

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