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2009/04/17

 私は仏像を制作する職業を営んでおりますが、その職業名称を『仏師』(ぶっし)といいます。       

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なかなか聞いた事の無い名称で、あまり想像がつかないと思います。 では、仏師について自分の解釈からご説明したいと思います。

 『仏師』とは簡単に言うと仏像を専門に制作し職にしている人の事を言います。

他にもお寺や仏壇にある古くなって壊れている仏像を修復する仕事も行っています。

そして仏像は奈良、平安、鎌倉、頃の時代に形が完成したといわれ、その形を忠実に伝承していく事が現代の仏師の役目となっております。

その為自分の好きなように彫れるわけではなく決まり事に基づき制作を行う必要があるのす。

制作者はその決まりごとの中でそれぞれの思いや、工夫を取り入れるのです。s-1-2801.jpg  _dsc7688-1.jpg

自分が制作した同じ仏像でもその時の考えや技術、環境、思いなどの違いから全く違う姿になることもあります。

なかなかイメージ通りの仏様が出来ないからこそ、やりがいや面白みに繋がり一生かけて勉強の出来る仕事だと思います。

又、昔の物にどれだけ近づけて彫れるかと言う考えは、新しい物へ、目の向きがちな現代には大変珍しい役目の仕事だと思っております。

それと、仏像は仏教と密接に関わっているため技術的な考え方以外に人の心に自然と溶け込むような不思議なパワーがあると思います

それは千年以上前から時代の流れと共に人の苦しみや悩み、願い等、人の営みの中で、苦しみの声をやさしく聞き入れてくれるお姿へと変化して行き、今のお顔やスタイルになったのだと思います。

時代の年表を見て照らし合わせると何があってこの姿になったのかと分かってくる気がします。

現代どんな仏像が求められるのかを考える事は今の仏師にかせられた使命だと思うときもあります。

今後は私自身で日々感じた出来事などを自分なりの視点から理解し、なるべく多く仏像成作に取り入れて行きたいと思っております。

今後もどうぞ宜しくお願いいたします

2009/04/17 12:12 | 仏師 | No Comments

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