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2016/04/13

レッスルマニアを見ずに死んではいかん」まで言い切ったからには、当然ながら今年も見ましたよ、私は。
しかも今年は、WWEネットワーク開始のおかげで、完全にリアルタイムで見ることができました。
現地テキサスの日曜夜=日本では月曜の午前です。“副業”の会社は休みをもらいました。当然ですよ。どっちが大事だと言えば、明らかにレッスルマニアですから。

レッスルマニア本興行の前にキックオフ・ショーというのがあって、見所の解説やらその日までのご当地の様子なんかに加え、試合が行われるんですよ。それが、日本時間の朝6時開始なのです。
そういうわけで、休みだというのに朝5時に起床して、洗顔や朝食や洗濯物たたみなんかを済ませ、6時にはテレビの前に陣取りました。

※なお、Apple TVのアプリで見ると、どうもリアルタイムのストリーミング配信はやたらと再生が止まることに、前日の「WWE Hall Of Fame」の生中継で気づき、試験的にiPadからAirPlayでApple TVに送るようにしてみたところ、これがドンピシャ。途中で止まることなく楽しめました。
Apple TVでの再生にご不満の方は、ぜひお試しください。

キックオフ・ショー

何と、ほぼ全編がWWEのオフィシャルアカウントによってアップされていました。太っ腹ですな。

キックオフでは、例年1試合のところ、3試合が行われました。

カリスト×ライバック(US王座戦)

Team Total Divas × Team B.A.D. & Blonde
ブリー・ベラ、アリシア・フォックス、ペイジ、ナタリア、エヴァ・マリー
×
ナオミ、タミーナ、ラナ、サマー・レイ、エマ

ウーソズ×ダッドリーボーイズ

どの試合もなかなかのクオリティで、楽しめました。
女子の10人タッグマッチでは、この種の大人数試合にありがちなフィニッシャー(決め技)の連続競演も楽しめました。
試合を締めたのは、ブリー・ベラです。引退した夫ダニエル・ブライアンのフィニッシャー“イエス・ロック”を引き継いだだけでなく、これがまた見事な技の入り方でした。この入り方、ブライアンもやったのを見た記憶がありません。

▼そのシーンからの再生です。

そして、ブリーはこの試合が最後となるようです。ラストにそれを思わせるシーンも……

新WWE女子王座紹介

これは非常に重要なコーナーでした。
WWEでは、男性レスラーを「WWEスーパースター」といい、女性に関してはレスラーとそれ以外の登場人物をまとめて「WWEディーバ」と呼んで来ました。

イノベーターたるビンスCEOともあろう方が、女性タレントについては非常に保守的で、率直に言って、これまでは“セクシーな添え物”の扱いを受けていました。
セクシーなのはたいへん結構で喜ばしいのですが、才能ある女性が、それを存分に発揮できないのは問題です。

2つあった女子の王座が、“女子王座”ではなく、“ディーバ王座”に統一されたのが、象徴的な出来事でした。

しかしこの数年で、2軍であるNXTで奮闘していた若く才能ある女性“レスラー”達が、状況を変えたのです。
シャーロット、サーシャ・バンクス、ベッキー・リンチ、ベイリーの“4ホース・ウィメン”の功績です。

彼女たちは、“男みたいなプロレス”ではなく、ハードでスピーディながら、女性ならではのプロレスを作り上げて来たのです。
その過程は、心の底からリスペクトせずにはいられない道程でした。
彼女たちを中心にした、急速な女子の試合の地位向上は“ディーバ革命”と呼ばれ、これまでにない女子の試合の形ができあがっていく過程にあります。

「日本の女子プロレスも質が高いだろ!」とおっしゃる方、お気持ちはよく理解できます。
が、残念ながら、日本の女子にはレッスルマニアのような大舞台がないんですよね……
現在唯一の日本人ディーバASUKA(華名)がNXT女子王者に就いたことが状況を変えてくれるかも知れません。

そして、新しい女子王座のベルトのプレゼンターは、引退したディーバのリタが務めました。
リタと、そのライバルであるトリッシュ・ストラタスこそ、4ホース・ウィメンの先駆者とも言うべき人物です。危険を顧みないハードな試合スタイルで、命を削るような2人の攻防は、本当に凄かった……
まさに適役、心憎い演出です。

この段階で、まだ朝の8時。否応なく盛り上がってくるではありませんか!

つづく

2016/04/13 12:06 | 観戦記 | No Comments

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