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2013/10/31

秋も深まり暦は「霜降」、間も無く霜がやって来て、本格的な冬の到来となりますね。
この谷間の田畑でも、すっかり影が伸び、5時前にはお日様が山の端に隠れてしまうようになりました。田ではたわわに実った黄金色の稲の穂が揺れています。間も無く今年も稲刈りを迎えます。

この谷間に住む家と田畑をお借りして私が「農的な暮らし」を始めてから、早いもので6年目の冬を迎えようとしています。が、実は始めの2年間はわたくし1人身での単身田舎暮らしでした。その間、妻の方は東京での仕事を続けていました。当時の彼女の仕事場は日本橋。毎日、地下鉄に乗って家に帰る前に日本橋高島屋を巡ってお買い物を愉しむ日々を過ごしていたそうです。噂によるとカードのポイントが沢山貯まってポイントだけで何でも買えてしまうのではないか?というほどだったとか…(笑)。

月に一度程度は三連休を作ってはこちらに合流してくれて、一緒にお米作りの農作業を手伝ってくれたり、瀬戸内の季節折々の幸をふんだんに使ったご飯を作って一緒に食べたり、瀬戸内近辺を一緒に巡って遊んだり、といった時を共に過ごして愉しんではいましたが、当時の彼女の暮らしの中心はあくまでも東京での仕事、そして、お買い物(笑)だったのです。

そんな彼女が東京での職を辞して、私のここでの貧乏な(殆ど消費活動と無縁な)田舎暮らしに加わった事は、今、改めて想い返しても、実に大変な事だったなぁ、と想います。何しろ、この谷間では高島屋のポイントが幾らあっても何の役にも立たないですからね(笑) その上、そもそも彼女は、こちらでの暮らしを始めた頃の私と同様に過去に作物を育てた経験、知識はほぼ皆無。東京近郊の団地で生まれ育ち、私が多少は齧っていたようなアウトドアでの活動への興味や経験も、基本全く無し、な人だったのですから…。

…。

そんな彼女も、4年目ともなればこの谷間での暮らしにも漸く馴染んで、わたしに負けずにここでの暮らしを愉しんでいるのではないかな?と想う事が多くなりました。

例えば、最近は、こんな事が。

近隣の街の映画館の支配人さんがとてもアイディア豊かで積極的な方で、「スマホでつくる短編映画&CMワークショップ」という講座を地元の映像作家さんと一緒に企画・開催して下さったのですが、そちらに妻も参加したのです。ほとんどi-phoneだけで撮影、編集した6分間程のドキュメンタリー映画(?)ですが、完成時には他の参加者の皆さんの作品と共に、新幹線だって停まっちゃう駅前にある立派な映画館の大きなスクリーンで上映されたのです!初めて作った作品が映画館のスクリーンで上映して貰えるだなんて、素晴らしいですよね…。

この春から夏に至る間の、わたしたちの「自然農」による「農的な暮らし」の一端を切り撮ったドキュメンタリー(映画というよりスライドショーに近いかな・笑?)ですが、共に「自然農」でのお米作りを学んでいる友人たちの大量の組織票のお蔭もあって、有り難い事に、観客投票による優秀作品の一点に選出までして頂きました。

わたしたちの暮らしの有り様の一端を見て頂くことが出来ますので、ご紹介させていただきました。お愉しみ頂けたら幸いです!

2013/10/31 04:46 | お米作り, 暮らし | No Comments

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