« | Home | »

2010/05/18

皆様、こんにちは。

ついこの間まで、ただひたすらに山菜ばかりを食べていた、自称「百姓」の川口です。

いやぁ・・・、今年の山菜も美味しかったなぁ、満喫しました!!!

が、ふと気が付けば既に季節は初夏。

山菜に代わる初夏のめぐみといえば、畑の豆です!サヤエンドウ。スナップエンドウ。そして、蚕豆です。

今はもう遠くなった昨年の初冬、寒さに震えながら降ろした種(豆)から出た小さな芽は、じっと身を縮めて長い冬を耐えます。そして、春の訪れと共にニョキニョキと成長を始め、暦が夏に変わる5月に入ると一気に花を咲かせて実をつけ始める。初夏の豆の旬は短いものですが、出来始めてしばらくの間は、毎日どんどん熟れてゆくので、負けずにどんどん採ってどんどん食べなければいけません。

 5月の風に揺れる蚕豆、地這いサヤエンドウと弦で上るスナップエンドウ

これが今年の畑の春の豆エリアの様子。

この豆たち、また大変な美味しさで、山菜の事などすっかり忘れてしまう程であります。朝一番に畑で収穫した豆をすぐに料理して食べる美味しさは格別です。もっとも、料理などしなくとも生でそのまま齧るのが最高に美味しいのですがね。

サヤエンドウ、スナップエンドウ、新玉葱の胡麻油炒め

更に、初夏は百姓にとっては種降ろしで忙しくなる季節。すぐ目と鼻の先の山に山菜採りに行く間も惜しい、急転、田畑での種降ろしに忙殺される日々になるのです。

私の所でも、ようやく畑に十数種類もの野菜の種、豆や芋、和棉の種などを降ろしました。田では冬の間に準備しておいた苗代に、先日ようやく、種籾を降ろし了えました。

私のお米作りは、いわゆる「自然農」というやつでして、機械は一切使わず、全て鍬と鎌だけが頼りの手作業です。

こちらが今の田の風景。小麦と一緒 に春の雑草が生い茂っています。

 5月の田にて 小麦と雑草が生い茂り揺れる

こちらの草が無い、灰色がかって見える部分が田の中に作った畑苗代です。

 苗代に種籾を降ろした夕べに

早速、雀に種籾を食べられ、昨年同様、今年も地団駄を踏んでおります(涙)

これから5月末前までは、その苗代(雀のダイニングテーブル)での苗の生育状況に一喜一憂しつつ、水を入れる前の乾田に種籾を一粒づつ直播きで降ろしてゆく、気が遠くなるような時間が続きます。

そして、6月半ばまで直播した株の成長を待ってから、いよいよ田に水を入れ、田植えを始めます。この田植も恐らく6月中に終わらせられれば上出来、という気が遠くなる作業です。(テレビなどでお馴染みの綺麗に整地された泥のプールに一斉に苗を植える、という光景からは懸け離れた、殆ど苦行と呼ぶべき「田植え」なのです。)

そんな今時の普通の農家ならば誰もやらない、自称、「百姓」ならではのお米作りの有様や、畑の様子について、また、何故にそんな苦労をしているのか?について、これから、折々にご紹介させて頂きたいと想っています。

どうぞ、お愉しみに!?!

2010/05/18 05:14 | お米作り, 食べる | 1 Comment

Trackback URL
Comment & Trackback
Comments are closed.

[…] 更新が途切れると「まさか雨で収穫できなかったのだろうか…」「よもや暑すぎて稲が死んだか…!?」と思うほど、春は筍・スナップエンドウから始まり、初夏にはマルベリー、秋にはワイン用のブドウの収穫、そして冬には実ったお米の脱穀の様子など、普段私達が忘れがちな旬の食べ物の話題が満載。 素材そのもののお話もさることながら、川口さんのコラムに登場する料理が非常に!おいしそうで、読むだけでおなかがすいてきそうです。 […]