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2010/10/01

こんにちは。
あの暑かった日々はいつのことだったたのか?と何だか不思議な気持ちながらも、素晴らしい秋晴れの空の下、様々な実りに日々、感謝、感激の川口(お百姓になれる日はいつだろうか?)です。

今日は、スローライフの味方、その弐。

植物。

初秋の空の下を見渡すと、この谷間には、様々な実りが溢れています。

田では一面に稲穂が垂れ拡がり、日に日に黄金色を濃くして行っています。
畑ではまだトマト、きゅうり、ピーマンなどの夏野菜達、秋茄子も元気に枝を伸ばし、大豆や黒豆などの豆類も日に日に膨らんでいます。そろそろ生姜も食べ頃です。傍らでは大根や白菜、ほうれん草などの冬野菜も芽を出し始めています。

村の荒神社の入り口の銀杏(いちょう)もたわわに実を付け、そろそろ、風に揺られるたびにぽとぽとと落としています。
柿は早生はすっかり色付き、晩生の富有柿やつるし柿(干し柿)にする渋柿たちもそろそろ色付き始めます。
栗も早生栗から中手の旬を迎えています。

きれいな緑色の柚子や酢橘の実もたわわに実っています。

みんな、植物です。

今、この谷間で生きている、これらの植物たちがもたらしてくれる秋のめぐみを余さず味わい尽くすのは、中々に大変なことです。わざわざ遠いところから運ばれて来るようなものを食べている暇は殆どありません。
私の日々の時間の殆どは、ただただ、そうしためぐみを美味しく頂戴する為に過ぎ去って行くのです。

尤も、かつては、この辺りにも沢山の人が暮らしていて、これらの植物たちのめぐみだけでは養ってもらえない程だった事もあったのだそうです。その頃には、これらの植物は、人が食べるだけではなく、トラクター代わりだった牛や、鶏、豚などの家畜を養い、さらに、毎日の炊事やお風呂焚きの薪としても必需品だったのですから、田や畑はそれこそ隙間もなく拓かれており、雑木林にも枯れ枝や落ち葉の一枚も残らない程、それでも足りなかったそうですが・・・。

今となっては全く想像し難いことではありますが、本来、「持続的」に資源を使って生きようとすると、そんな暮らしにならざるを得ないのでしょうね・・・。

いずれにしても、私たち人間が、起きている間も、寝ている間も、一瞬たりとも休むことなく、植物たちは光合成をし、呼吸をして、私が生きて行く為に必要なものを作り続けてくれている。彼らの助け無しには、私の生活は全く成り立ちません。彼らが生きて居てくれなかったら、一体、私たちはどうして生きていられましょうか?私が知る限りにおいて、彼らの代替物は在りません。

そもそも、彼らの助け無しには、われわれ人間を含む動物たちは息すらも吐くことが出来ないのですからね。

私の畑では今、和綿も真っ白な実を弾けさせて風に揺られています。摘み取ると指先からその温かさが身に沁みるようです。

実に、実に有難いことです。

2010/10/01 06:39 | 暮らし | 1 Comment

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