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2010/09/24

秋のお彼岸を迎え、葡萄、栗、柿、無花果(イチジク)などの秋の味覚を満喫する日々が過ぎて行く、川口です。

稲の穂がすっかり出揃い、畦草刈りも終えた田は、稲刈りまでしばらくの間仕事がありません。
他方、畑では冬、春野菜の種降ろしに忙しい時期になります。

先回は、私的百姓生活=「スローライフ」の忙しさについて書かせていただきましたが、その「スローライフ」、実にさまざまな力の助けがあって初めて成り立っています。
沢山の心強い味方、友達がいるのですが、そのなかの一つのグループを今日はご紹介します。

この友達によって自分の暮らし、命が支えられているのだ、という事を、少なくとも私は、都会でサラリーマン生活をしていた頃には全く認識できていませんでした。
しかし、百姓(スローライフ)修行も三年目を迎えた今では、この友達の助け無しには、恐らく人類は存続することもできないであろうと深く実感するようになりました。

その大切な友達は「菌類」です。

私が命を繋ぐ為に毎日口にしているものの実に多くが、ほぼ直接的に「菌類」の助けによって初めて成り立っているものです。

先ず、毎日のようにお世話になっている菌の代表としては、パンを焼く際に使っている天然酵母菌があります。
寝る前に小麦粉に水と少々のお塩と共にこの酵母を加えて捏ねて寝かせておくと、翌朝にはぷっくりと膨らんで焼かれるのを待っていてくれます。
酵母菌を主としたさまざまな菌達の働きで、小麦の炭水化物がさまざまなアミノ酸やアルコール分に変化して、実に風味豊かな美味しいパンになってくれます。
何度パンを焼いても、この菌達の不思議な力のすばらしさには驚嘆の想いを禁じえません。
いえ、寧ろ、毎日のパンの焼き上がりを味わう毎に、その想いは深くなってゆくようです。

やはり夏の間の食卓を飾ってくれる糠漬けやピクルスも、乳酸菌と酪酸菌の活躍なくして出来ません。

パン酵母は半日程の短期間で働いてくれますが、もっと長期に渉って働いてくれる菌達も沢山います。

お味噌、お醤油、ニョクマムなどの調味料はこれらの菌達の働き無しには成立しないのですから。

これらの眼には見えない菌達に支えられて、私は今日も美味しいご飯を頂けているのであります。

ありがたいことですね!

2010/09/24 05:41 | 暮らし | 2 Comments

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[…] あとはひたすら、スローライフの最強の友である、菌と酵素と時間に委ねます。 […]

[…] 実は、以前、このコラムで「スローライフの心強い味方」と題して、4つのモノ 菌 植物 月 太陽 を紹介させて頂いています。 […]