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2009/10/28

 先週はあまりにバタバタしておりまして、記事を飛ばしてしまいました。 すっかり秋深しという感じですが、都心では紅葉が深く無いので東京タワーのイルミネーションが冬バージョンになった事が季節が変わって来たなと思わせてくれてます。

 今回のテーマですが、オーディオマニアとエンジニアに関する興味深い討論が先週ありましたのでそこに付いて書いてみたいと思います。

 何がテーマかというと、「高級ケーブル」です。

 機器を接続するケーブル(マイクケーブル等のオーディオケーブル)、機器の電源のケーブル、などが有ります。 これらを変更する事によって音が良くなるというのです。

 音が良くなる事を謳って販売されているケーブルの中には、1m 数千円~数万円する高級ケーブルが存在します。

 果たしてこれらのケーブルは「音が良くなる」のでしょうか?

 上記のケーブルの中で、一番音に関わっているケーブルというのはオーディオケーブルです。 これらは、ケーブルの電気抵抗、伝導率、接点の違い、などによってケーブルによって音が変わります。 「無酸素銅」を使用してます。という電動効率の良いケーブルなどもこれらに含まれます。

 これらはあくまでも「音が変化する」ので有って、決して「音が良くなる」という事では有りません。 イコライザーという機材で音を変化させる事が出来るのですが、極端な事を言えば、ケーブルを変える事によって「音を変化」させているに過ぎないのです。

 特にマイクなどはミキサーに入るまでは<微弱電流>です。ケーブルの素材や長さによって音が変わって来ます。

 これらを鑑みると、「音が良い」では無く「好みの音がする」だと思うのです。

 実はケーブルは消耗品です。

 新品でケーブルを作ったとします、そして現場やレコーディングで使用していくうちに中の芯線(銅など)は酸化して行きます。これは空気に触れる事によって起きる化学変化なので、いくらケーブルの長さの中心といえど端から次第に変化していく訳です。 数年も経たないうちに新品時とはまったく音の違うケーブルになっている訳です。

 人の価値観の違いなので、現場やスタジオなどで「このケーブルは~~~~」と言って、値段を言うと人は不思議と音が良く感じるものです。 これはエンジニアとしてはお客様によっては武器として活用する場合も有るので、存在を否定はしておりません。

 しかし、これらの高級ケーブルでは長さが 1m , 2m, など短いものが多いのです。 通常自分たちが現場などで使うケーブルは最低でも1.5m位のケーブルから、ステージで使うケーブルなどは 10m~20m などと全然長さも違う訳です。

 確かにケーブルは短い方が外的ノイズが乗りにくいなどのメリットが有ります。 しかし、そんな短いケーブル、どう使えと?というのが現場の本音です。

 確かに「高級ケーブル」と呼ばれるケーブルは「音の変化」を意図的に作っている物が多いです(低音が出やすいケーブル、高音が出やすいケーブル)などです。 これらを意図的に使用するのは「適材適所」ですから良いと思うのです。

 ケーブルメーカー「CANARE カナレ」社のケーブルがデファクトスタン

2009/10/28 03:54 | 音まめ知識, 音響<道草>デザイン | No Comments

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