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2009/10/07

 今週は雨が多く肌寒くなって来てますよね。近くの中学校は新型インフルエンザで学級閉鎖だそうです。

 前回までの「舞台」モードから一転。 今回は、レコーディングとライブのちょっと危うい関係を書きたいと思います。

 さて。 昨今のCDの売り上げが落ちていて、ダウンロード販売が伸びているという話しは前に書きました。 それと同じ流れに近い話しです。

  CDの楽曲を聞いて、その後ライブに行って「あれ?」歌こんなだっけ? と、感じた事は有りませんか?

 最近のレコーディングでは、アーティストによってはヴォーカルに「ピッチ補正」と呼ばれる音程補正機能を使っているアーティストも多く見受けられます。

 感情を込めながら完全な音程を保ってレコーディングをするというのは、実は至難の業なのです(故にプロでも有るとは思いますが)。 しかし、昨今のCDリリースのタイミングで有ったり、様々な要因からレコーディングの日数を確保出来ないという場合も多いのです。 勿論、スタジオを3ヶ月ロックアウトしてレコーディングをする場合などはその限りでは無かったりするのですが。。。

 そんな環境の中、少しでもアーティストの負担を軽くする為にとあるソフトが1990年代に発売されました。 このソフトをデジタルレコーディング環境の中で使用する事によって、ずれてしまった音程を補正する事が出来るようになったのです。

 ダブル(同じフレーズを2回歌ったものを、同じ音量感で出す)という手法によって音程のずれを目立たなくする方法も有るのですが、これとは別の「ソフト依存」によって補正されてしまうので、ほぼ完璧な音程とヴィブラート(揺れ)がコンピューター上で補正、編集出来てしまうのです。

 半音程度のずれ(これは結構極端ですが)までは、あまり違和感無く有るべき音程に補正する事が可能です。

 この作業はコンピューター上の写真のような画面の中で、左のピアノ鍵盤の所の音程に、録音した音のグラフ(赤)、補正した音(緑)というように補正して行く訳です。(写真参照)。

 autotune

 と、言う事を鑑みてみると。

 CDとライブでの「声」が極端に違うという場合は、もしかするとこの様なソフトで編集されている事が有るかもしれません。 それを良いとするか、悪いとするかは人それぞれだと思います。

 この補正機能とは別に、あえてロボットっぽい声に変換する「VOCODER」というシンセサイザーで発生させた音階と、それに対してマイクで歌った声の倍音成分を機械的に合成するというもの。Daft Punk の one more time など、VOCODER Voice です。

 そして、少し前に爆発的に重宝されるようになり、既に定番となってしまったピッチ補正の極端な使い方。(Perfume的ヴォイス)。 これは前述のピッチ補正ソフト(Auto-Tune)というソフトを使用して(それだけでは有りませんが)います。

 じゃぁ、こうゆう「Voice」はライブではどうするのかと。

 Perfume や他のアーティストはライブではどうしているのかと。

 それはまた次回に。 

2009/10/07 03:25 | 音まめ知識, 音響デザイン | No Comments

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