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2009/09/04

さて、鈴虫が歌い出す秋が足音を立てながらやってきてます。そして、舞台に向けての準備はまさしく佳境です。 毎日のように飛び交う確認メールや、電話の嵐がすぐ本番という緊張感を高めてくれます。

 先日、場当たり確認が一部主要スタッフ達によって行われました。 とても有意義な時間で有ったと思います(準備はとても大事ですから)。

 そして。

 本番が近づくにつれ様々な事が問題点や準備事項として明確になってきております。

 そんな中、先日「シンガーソングライター大輔さん」のレコーディングを行いました。 その様子は立ち会った代表須藤さん、大輔さん共に素敵な記事を書かれております。

 こうして書いて頂いた中、自分が書かないのもおなしな話しなのと、やはり感じる事が有ったので書こうと思います。

 今現在、9月4日AM3:03 もう本番は明日です。

 実は今回のレコーディングの件に関しては書く事をひたすら悩んでおりました。 というのも、特にこれが明確な自分の気持ちなのかそれとも違うのか自分でも計りかねておりますが、同じ年代の大輔さんを羨ましく感じたからかもしれません。

 ギターをここまで愛してそして音にする。

 他者に決して迎合せず自分のポジションを俯瞰で見る事が出来る。

 音楽を愛する身として、そしてアコースティックギターに特別な想いを抱く者同士としてしか解り合えない何かがそこにありました。

 そんな事を考えながら「南青山」にオープニングで流れる彼の「音」を彼がレコーディングを終えて帰った後にその「南青山」に迎合するようなアレンジを考えている自分に嫌気がさしたのは事実です。

 そして第1弾のアレンジはボツにしました。

 第2弾はMACのフリーズによって消去されました。

 そんな紆余曲折を経て完成した「オープニング」は彼が大事にする。「フォークソング」「ブルース」です。

 その共通点は「人の気持ち」です。

 「フォークソング」は自分の気持ちをストレートに歌にします。 恋愛で有ったり、身内への想いで有ったり、「世界を自分で回せる歌」だと思います。

 その一方、「ブルース」は黒人文化から来た「鎮魂歌」です。 様々な政治的圧迫で有ったり亡き友や遠い故郷を思う気持ちだったりを歌っています。

 そのような事を考えた時に、大輔さんの今回の1分32秒のオープニングをどのようにアレンジをして「南青山」という土地に流すか。

 彼の気持ちをどう昇華するか。

 それが全員に届かなくても良い。 彼はそう考えるでしょう。 しかし、その彼の気持ちを昇華する事によってお客様全てに届くオープニングにしたい。

 結果的に「フォークソング」「ブルース」には一聴してそう聴こえないアレンジにしました。

 しかし。

 そこに「人の気持ち」が入っているからこそ、このオープニングは「フォークソング」で有り、「ブルース」で有るのです。

 南青山に流れる大輔さんの「気持ち」

 レコーディング翌日に須藤さんと「なんか身体がだるいんですよね」なんて言っている場合では有りません。

 1回しか流れないオープニング、様々なジャンルの方々が織りなす舞台のたった1分32秒。

 製作日数:レコーディング1日、アレンジ4日、の1分32秒。

 そこには「音の魂」が凝縮されています。

 

2009/09/04 03:34 | JUNK STAGE 舞台 | No Comments

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