« | Home | »

2009/03/30

先週はお休みしてしまいました。年度末で皆様もお忙しいと思いますが、やっと暖かくなったのかと思いきや、又もや寒い日が数日続きましたね。

 桜の開花宣言が東京では出て、ちらほら桜も咲き始めてます。新しい学期や新しい年度の始まりはいつもドキドキしてしまいます。皆さんも春に胸ときめかしている人も多いのでは無いでしょうか?

 さて、今回はそんな春とは関係有るのか無いのか。「パーティー」の現場のお話しをさせて頂きたいと思います。

 パーティーと言っても色々有るとは思うんですが、今回のパーティーは一般には公開される事の無いパーティーをご紹介してみようかと思います。

 とあるファッションショーのアフターパーティーです。今回のこのパーティーは六本木の某商業複合ビルのレストランで行われました。

 今回みたいにレストランでパーティーが行われる場合は、その時々で変わりますが既設の椅子やテーブルが使用される場合とそれを全部撤去してしまったりもします。 今回の会場では殆どの椅子やテーブルは運送会社さんによって撤去されて普段のレストランとは違う顔を覗かせています。

 こうして普段と違う空間をまず創り上げる事によって、非現実(非日常)へと変貌していきます。そして、そこに施行さんによって各種パネル(展示用)や映像の画面をはめ込んで元々は無い壁を造作していきます。

 この施行の時点で映像、照明、音響と各種機材をセッティングしていく事によって、さらに普段とは違う空間を創り上げて行く事が出来ます。 その為に、綿密な下見と打ち合わせがとても重要になります。

 会場下見の時点で、音響デザインの方向性を考えて行きますが、施行さんもそこで会場デザインを考え図面を引いて行きます。そしてその図面や会場既設の設備を確認してデザインを提案して行き、そして実際の仕込み当日にイメージを形に変えて行きます。

 

 

party01

 元々設置されていない物を設置していくので、一から空間を創り上げるイメージとそして設置位置が空間を壊さないか、そしてどうしても必要になるケーブル関係(電源であったり、音声を送るラインであったり)がきちんと綺麗に設置させる事が出来るか、そして人が通るポイントの養生がきちんと出来るかなどなど、、、上げて行ったら切りがない位のポイントを確認をしながら空間を創り上げて行きます。

 こうしてお客様をお迎えする頃には非現実(非日常)が出来上がる訳です。ちなみに今回のこのパーティーでは機材搬入~本番までに全てのセクションで5時間程度で仕上げています。

 パーティーで大事なのは、如何に来て頂くお客様が心地よく過ごして頂くかで有ったり、非現実(非日常)の空間に身も心も置いて頂く事でパーティー自体だけでは無く、そのパーティーの前のイベントをより印象的に焼き付けて頂く事でも有ります。

 非現実(非日常)とはやはり心地が良いもので無くてはならない。

 そして、音響デザインがそこに存在する事が出来るのは、前回お話しさせて頂いた舞台での呼吸とは又違う「楽しんで頂く」という気持ちです。

 エンドユーザー様が「楽しんで頂く」為に素敵な空間を創り上げる事、スタッフの立ち振る舞い、仮で設置された壁やスピーカー、照明などが如何にその空間に溶け込んで違和感が無いか、色々要素は有るのですが何より空間を創る上で大事なのは。

 それは、「目につかない」「違和感が無い」

 あたかもそれが前からそこに存在したかのような、存在感の無さ。それが空間を自然な物へと昇華させてくれます。

 人の目や意識は面白いもので、違和感を感じる物に対しては絶対に目がいきます。 それが音響デザインをする上で一番邪魔になる要素です。 やはり目立たないというのがとても大事で、主張したいのは自分たちの機材でもケーブルでも無い。

 主役はお客様だという事を念頭に音響デザインをしていきます。

 故に、非現実(非日常)がお客様にとって心地良く楽しんで頂くもので有ると。

 舞台のように存在感が必要な音。

 パーティーのように存在感が不必要な音。

 

 なかなかこうしたパーティーは一般の方々の目に触れる事も少ないのが現実ですが、しかしそうしたパーティーの要素は「結婚式」で有ったり、卒業式の後の謝恩会で有ったり、入学式後の親睦会で有ったり、様々な人が集まる所には溢れていると思います。

 しかし。

 あまりその点を気にしすぎないで下さい。気にならないように裏方達は今日も試行錯誤、切磋琢磨していますから。

party02.jpg 

2009/03/30 12:41 | 音響デザイン | No Comments

Trackback URL
Comment & Trackback
No comments.
Comment




XHTML: You can use these tags:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">