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2010/10/05

 秋が音も無く、雨が降る度に深まって行く日々ですね。

 今回は音の制作、楽曲の編集や制作について書きたいと思います。

 かれこれもう何年になるのでしょうか、こうして楽曲を編集するという事をし始めてから。

 劇団の音源制作に始まり、テレビ番組、CM、イベント音源、etc… 様々な音を編集してきました。

 いつの頃からか、ダンサーの音源を編集するようになり、その中でもコンテンポラリーダンスに対して自分の意識が向き始めたのはもう10年以上前の事です。

 与えられたテーマに対する楽曲が数曲有って、それらを指示の有った分数にピッタリと仕上げる。 場合によっては必要な効果音を乗せる。そんな事をしてきました。

 しかし、ここ暫くコンテンポラリーダンサーとのコラボレーションとしての楽曲を制作するという事、自分が楽曲を作る、ダンサーが使いたい曲と自分の音を紡ぎ出す、そんな作業が多くなっています。

 そして今回、舞踏家、振付家として活躍中の 原田みのる との楽曲編集、楽曲制作として彼の公演の音を一緒に創り上げるという事が進行中です。

 彼の持ち寄った音、そして自分が感じる彼の踊りの呼吸と自分が創り上げる音、その相乗効果によってどんな舞台に、そして踊りになっていくのか、自分の音の世界と彼の踊りの世界が一緒になった時にいったいどんな世界が生み出されるのか。

 最初に楽曲を作り出す為に打ち合わせと仮編集をした時に、彼はその場で今回の踊りに対する「コンセプト」「想い」を言葉とそしてその場で踊る事によって表現をし、自分は彼の踊りに音を被せて行き、お互いが悪い言い方をすれば「殴り合い」のような妥協の無い本気のぶつかり合いが有って生まれた「曲」がそこに有りました。

 そして、自分の投げた「曲」という「欠片」に彼が「踊り」という「全」を生み出してくれた事、そしてそれが公演という形で「人」に届くという事、そこで初めて「完成」する「ひとつ」が有るのでは無いかと。

 「無」から生み出す事によって、最終的に「板」の上で完結する、そんな何か自分の内面をさらけ出すような「連鎖」に関わる事はとても自分として嬉しくも有り、何か裸で銃弾の中に飛び込んで行くような気分でもあります。

 そんな舞台公演、DANCE PLATFORM 2010 が、新国立劇場で公演されます。

 公演ちらしはこちらのURLから。

 http://www.nntt.jac.go.jp/dance/pdf/20000353.pdf

 今回は、現場の音響という事では無く、こうした活動も自分は「音響デザイン」というものの一つだと考えています。

 「音」に関わる全ての要素を創り上げてみたい。

 それが出来たらそんな素敵で幸せな事は無いなと。

 道はまだまだ続いているみたいです。

 

20000353.jpg

2010/10/05 09:03 | 音響デザイン | No Comments

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