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2010/05/18

 いつの間にか暖かくなって来ましたが、まだ寒暖の差は酷いですね。

 さて、4月も過ぎゴールデンウィークも終わり五月病もそろそろ落ち着いて来たのでは無いかと思いますが、今年新社会人の方々もそろそろ仕事にも慣れて来た頃なのでしょうか?

 柏の所にも今年は新人が2名入りました。 昨今の不況?なのか?の影響が無いかと言えばそれなりに影響は受けている今日この頃ですが、こんな時期だからこそ新人というのはある種のカンフル剤的に社内に新しい風を運んでくれるものです。

 今年は今までの中でも、裏方業の中は人材余剰で新人達が入り込む隙間というのは少なかったと感じています。

 本当は今年はうちも新人を入れる予定は無かったのですが、お付き合いの有る専門学校の先生から2名程会って貰えないかとお話しを頂きまして、結果的には入って貰った次第です。

 やはり周りの取引先などの状況などを見ていても、今年は結構厳しいようで新人を入れたいけれど。。。という所は多いようです。

 そうなってくるとやはり真っ先に影響を受けるのが、音響などの専門学校に通っていた学生達なのですよね。 実際、昨年に数名の学生に仕事を手伝って貰ったりなどとしてきましたが、口を揃えて「就職口が無い」と言っておりました。

 只、それが本当に「就職出来ない程求人が無い」のか、「自分のやりたい事を出来る就職口が無い」なのかで大きく異なって来ると思います。

 昨年度も学生達を見て来て感じているのは、「これが出来ないなら就職しなくても良いや」という学生が多い事です。

 音響で言うならば、「バンド音響が出来なければやりたくない」というのが、一番多い意見かもしれません。 勿論、そのような事ばかり言っている学生達だけでは無いのは事実です。 今回うちに入ってくれた2名も「いろんな事をやりたい」と言ってくれていますから。

 しかし、ジャンルを限定する事で「就職」という扉を自分で閉ざしてしまっている学生がもしかすると多いのでは無いのかなと。

 確かに専門学校の生徒で有れば、2年間その為に勉強をして来ている訳です。 ならば、そのジャンルの仕事を希望するのも当然といえば当然なのですけどね。

 でも、自分は「もったいない」と思うのですよ。

 自分のやりたい事って、最初から思い通りになんてならないはずですから。 一つずつ階段を上るように自分の選んだ会社でどう動けるかという事を模索して行っても良いのでは無いでしょうか?

 「やりたい事だけをやりたい」だと、自身の可能性を自身の手で狭めてしまっている事も少ならず有ると思うのです。 勿論、それが現実に出来るなら素晴らしい事ですよね。

 しかし、それが出来ないから就職もしない、音響などの裏方業はやらない、じゃぁどうするか。 実は普通のアルバイトで生計を立ててる人が実は結構いるものです。

 折角2年間、4年間、で勉強して来た事が形に出来ないまま終わってしまうのは「もったいない」ですよ。

 

 「就職難民」この言葉の中の数字にはこうした状況の学生(卒業生)も含まれてしまっていると思うのです。 正直、専門学校などは就職率が下がると次年度の学生が入ってくれなくなるので、何とか頑張って数字を上げようとしているようですが、実のところ、こうした生徒達も多いのです。

 それが、本人達の選んだ道だから、と言ってしまえば簡単な話しですが、折角なら色んな事(音響だけでは無く、照明、映像などの裏方に携わるジャンルの仕事)にもチャレンジしてみるのも新しい道と発見が有るかもしれません。

そして、それを受けて自分達はこれから何年現場で現役でやっていけるか? と考えると、若い世代に伝えていかないといけない事も多いはずです。

 大事に甘やかして育てれば、、、なんて事はまったく思いません。が、若い世代がモチベーションを保っていけるような就職体制や就労体制を自分達の世代も考えていかないといけない時期に来ているのかもしれませんよね。

 裏方なんだから、劣悪な仕事環境なのは当たり前。だけというのは、社会的にもこの仕事の立場を押し下げてしまう気がしています。

 「就職難民」と言われてはいますが、少子化でこれからどんどん学生が減って行く中で、色んな意味でキツいこの仕事を選んでくれた若いパワーに自分達も何か残せるように頑張りたいものです。

2010/05/18 10:51 | 音響デザイン | No Comments

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