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2009/04/20

またもや更新が早いのは暇だから、、、では有りません。日曜日は天気が良かったですよね(都内しか知りませんが)久しぶりに洗車しながら汗をかいてました。あれ?暇じゃ無いですよ、暇じゃ。

 さて、今回は前回の続きです。何故に携帯音楽プレーヤーの音が悪いか、という所でした。では早速前回にお約束したファイル形式によって違う音の出方について写真を交えてご紹介出来ればと思います。 今回の測定条件は、ピンクノイズと呼ばれる人が聞く事が出来る周波数をほぼ全てカバーしている波長を使って、CDクオリティーでその波長を出した時と、指定のファイル形式にした場合との差で見て頂こうかと思います。

 今回のシリーズはちょっとマニアックですが、でも皆さんの音楽生活の参考になれば幸いです。

 まずは、CDクオリティーです(16bit,44.1k)この先も解りやすいようにこの発生周波数領域を緑で表記してます。ちなみに、このグラフの一番下から上までが人が聴こえるとされる周波数の範囲になります。

 ちなみに横に表記されているレベルは参考レベルなので、実際の視聴環境によっても異なりますので、あくまでも今回の測定時のレベルです。

aiff.jpg

 どうでしょうか?ちょっと細かくしているので個々の周波数の微量な差が有りますが、全体的に全域をカバーしているのが見えると思います。

 では、次に。多分、皆さんが一番多く耳にするであろう、mp3の形式で見てみたいと思います。今回は2種類作成してみましたビットレートと呼ばれますが(96k,128k)という取り込みの音質の差が出れば面白いかと思います。

mp396k.jpg96kです。

mp3128k.jpg 128kです。

 96k、128kの形式双方で、高音部分の青いグラフが低くなってますよね。要はこの部分は同じ音のファイルを圧縮する事によって、人が聴こえにくい部分をカットしてしまってるんです。以前にお話しさせて頂きましたが、このグラフが下がっている部分は年齢とともに聴こえにくくなる部分でもありますので、ここに重点を置いて圧縮されているのでしょうか?

 では、次に。Windowsの音楽ファイルの形式(wma)です。

wma.jpgwmaです。

 mp3よりは上が出ていますが、これも取り込みのレート次第で変化してきます。どんどん行ってみましょう。次はWindows と来たらMacという事で、現在のitunesのデフォルトの形式(AAC)です。

aac.jpgAACです。

 なんか上まで出てますが、なだらかに下がってます。じゃぁ、同じMacの形式のAppleロスレスエンコーダーです。

applerossless.jpgAppleロスレスエンコーダーです。

 ほぼAACと同じですが、低音の方がちょっと下がり気味ですかね。

 ざっくりと飛ばしてきましたが、このように音を圧縮するという事は有る部分の音が出ていない、もしくは下がっていると簡単に考えてもらっても良いと思

2009/04/18

何やら汗ばむ日が有るかと思えば、雨で寒い日が有ったり。皆さんは体調は大丈夫ですか? うちの事務所でも風邪ひきさんが増えて来たので、お気をつけ下さいませ。

 今回は「音響デザイン」からちょっと離れて(とはいっても関連はしますが)、皆さんが毎日使っているであろう<携帯音楽プレーヤー>についての話しなんぞしてみようかと思います。 

 そうです、今回は柏の更新が早いんじゃないかと思って下さった方(あ、関係ないですね)。ipodなどのプレーヤーや携帯で音楽聞きながら通勤通学する方、もしかすると外国語のレッスンを聞きながら海外へ想いを馳せている方。

 今や数有るメーカーや機種は置いておいたとして、結構な人が持っているであろう携帯プレーヤー。電車内でのマナーの問題や交通事故の原因にもなるほどの社会性も併せ持った。

 現代の「音楽小箱」携帯音楽プレーヤー

 お題目が「恩恵と弊害」しかもPart.1って、なんか仰々しいですよね、でも、今回は何故にこの話しなのかと?前置きが長過ぎましたね。すみません。

 先日、髪を切りに行った時の事。 いつも柏の頭にいつバリカンを入れるかを楽しみにしていてくれる(何故バリカンかは秘密ですが)美容師さんとの会話の中で<音の質>の話しになりました。 その中で出て来たのが「CD ウォークマンが欲しい」という話しでした。 何を今更と思う人もいるかも知れませんが、要は彼自身もの凄くアナログな人なのだそうで、個人ではPCも携帯音楽プレーヤーも持っていないとの事。

 

 でも、それはとても有る意味素敵な事だなと、結構羨ましくも思ったのですが、とはいえ、今更CDウォークマンってどうなの?と彼自身が言っていたので、柏は「でも音は普通に標準設定のままのipodなどを聞くよりも良いよ。」という話しをした訳です。

 何故にipodなどの携帯プレーヤーよりもCDウォークマンの方が音が良いか。(あくまで工場出荷時の設定だとするとって事で。)

 そこが今回のテーマです。

 ちょっとデジタルに精通している方ならお解りかと思いますが、携帯音楽プレーヤーの音って、原音から圧縮されているんですよね。 この圧縮率は取り込みの方法によって結構変わるのですが、じゃぁ圧縮ってどうなのさ?って口で言われても、お店で説明されてもピンと来ないですよね? オーディオマニアの方なら理論を展開出来る程の知識もお持ちでしょうが、今回は簡潔に行きたいと思います。

 簡単に言えば、100だった物を10程度に圧縮する事によってデータ容量を少なくして持ち運び出来る曲数を多くしようという事です。通常、CDは80分で800M程度ですが、それが10分の1になるって事は持ち運べる曲数が増えるって事ですよね。

 これが、「携帯音楽プレーヤー」の最大の恩恵だと思います。 車で出かける時、昔はCDケースに大量のCDを入れてお出かけしませんでしたか? それから解放されるというだけでも、元のCDを持ち運ばなくて良いって事はCD自体を大事に出来ますよね?

 又、ダウンロードなどによって好きな曲だけ買う事が出来るという付加価値も開発されました。 各社競い合うようにダウンロードは今現在で主力の販売方法だと思います。

 しかし弊害も増えました。メリットが生じればデメリットも有るというのは人の世の常ですよね。 まず、音を生業としている身として思うのは、音が悪い(これに関しては後述します。)後、著作権が守られない状況が出て来てしまった。CDが売れなくなって来た。など、色々有ります。

 このように色々なメリット、デメリットが有るんですが。じゃぁ、何故に音が悪いと思うのかと、圧縮されて10分の1にどうしてなるのかと?

 それは簡潔に言えば、「間引く」という作業を取り込みの際にしています。この「間引く」というのは、例えば。楽器で使われるコードというもので例えると。

 Cというコードは ド、ミ、ソ という音で構成されています。でも、この音の真ん中の ミ という音を無くしても Cというコードに聴こえなくもありません。(圧縮に置いて、厳密にはもっと細かい倍音成分で引いています。)

 このように人の耳に聴こえにくい音を緻密に無くして行く事によって、普通に移動中などの雑踏の中などで聴く分には違和感の少ない方法で圧縮をしていく訳です。

 以前に高い音ほど年々聴こえにくくなるという話しを書きましたが、その理論もこの圧縮に活用されています。

 じゃぁ、どんだけ引かれてて、どれだけ高音が無くなっているのか?

 この部分を次回にひっぱりたいと思います。しかも写真付きで。

 何故写真?かというと、音響という仕事の世界にはアナライザーと呼ばれる物が有ります。 これは、スピーカーなどの調整でも使用するのですが、20Hz-20kHzの幅で、人が聴こえるであろう音の出方を測定出来る機械(ソフト)で実験をしてみました。

 通常のCD音声、mp3(96k)、mp3(128k)、wma、AAC、Appleロスレスエンコーダー、など。数種類の圧縮された音の出方を測定する事によって見えてくる世界が有ります。

 ちなみに上記の羅列は取り込みの種類の名前です。取り込むソフトによって標準の取り込み方が違うので、自分の音楽ファイルの情報を見ると形式はお解りになられると思います。

 で。次回を読んだら、CDウォークマンが欲しくなっちゃうかもしれませんよ。と、言いつつも画像は柏が使用している歴代ipodです。 

ipod.jpg

 って思わせぶりですがお楽しみに。

 柏