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2009/11/24

 
▼先日、10年連れ添った可愛いやつとお別れしました。
 
imacdv.jpg

時代遅れのスケルトンボディにはしゃぎ過ぎなピンク色を纏って、機嫌を損ねると爆弾を投げつけてくるエキセントリックな彼女=iMac DV (ストロベリー)。メインPCとしての役割はもう5年以上前に終わっていたのですが、情が移って別れられずにいたのです。

 
思えば、メールもネットもブラインドタッチもみんな彼女で覚えました。
元旦なにげなく起動したら、「あけましておめでとうございます」改まった挨拶をされてびっくりしたのも良い思い出です。

 
下取りに出すため、中のデータを削除をしたり、移管し忘れていたデータをコピーしたりの作業中、ふと某女子の名前が記されたローマ字が目にとまりました。このiMacを購入した当時、自分が好意を寄せていた女子の名前でした。彼女の名前が「このコンピュータの名前」として、システムプロフィールに登録されていたのです。

 
意外と忘れてる人も多いみたいですが、パソコン本体にはそれぞれ名前が付けられます。
WindowsでもMacでも、買って最初に起動したとき諸々のセットアップをする画面で「このパソコンの名前」を決めるのコーナーがあります。
たいてい「my PC」とか「”持ち主のフルネーム”のコンピュータ」なんていう味気ない名前が初期設定で付いていて、そのまま変更しない人も多いみたいですが、イトウは、そのときどきに好きな女子の名前を付けています。

 
これ、万一、他人にシステムプロフィールを覗かれでもしたら、購入当時にイトウが好意を寄せていた女子の名前がまるっと分かってしまうので、大変危険です。

 
似たようなことで、中1のときにひどい目にあいました。
 
 
当時僕が心血を注いでやっていたファミコンソフトで「サンサーラ・ナーガ」と「虹のシルクロード」という2つのRPGがあったのですが、このRPGというジャンルのゲームは、だいたい主人公とその仲間たちの名前を自由に設定できます。当然、中学生イトウは、その当時好意を寄せていた女子の名前をそこに付けていました。
 
 
そこに、一つ問題がありました。2つのゲームで付けていた女子の名前が違ったのです。
そこには自分でも大いに自己矛盾を感じながらゲームをプレイしていましたが、どっちが好きで誰が恋人なのか、そんなの簡単に割り切れるもんじゃありません、その先の人生に綿々と続くであろう深いテーマに取り組み始めた、イトウ弱冠12歳です。

 
ところが、ある日この秘密が親友N谷くんの口からクラスメイトにばらされてしまいました。

 
「イトウ君、**さんとOOさんが好きらしいよ」
「ゲームに勝手に名前入れたんだって」

 
この手の話は中学生の大好物です、半日で学年中に広まりました。
誰が好き等はともかく、名前が2人分あったのは、非常によくありませんでした。
**さんもOOさんも、それ以後、僕に対して非常に微妙な反応でした。

 
ただ好きな女子の名前をゲームに入れただけなのに、二股根暗の二つの称号を背負わなければならなかったその後の学校生活。
情報漏洩の恐ろしさたるや、現代にも通じるものがあります。

 
(ちなみに、上記2つのファミコンソフト「サンサーラ・ナーガ」と「虹のシルクロード」は、マニアックですが非常に良くできたゲームでした。普通RPGというと、「ドラゴンクエスト」とか「ファイナルファンタジー」等のように「複数の仲間たち」との「冒険活劇」が主流ですが、上記2つのタイトルは、「主人公とパートナー女子の2人きり」で「比較的しっぽり旅」をするという、好きな女子の名前を付けるにはうってつけの内容だったのです。「サンサーラ…」の方は、かの押井守氏が脚本・監修をやっていたりして、「人間はそんなに急に強くなれない」という考えの元、主人公が一切レベルアップ等の成長をしなかったり、町の人間も全員殺すことが出来たり…、アナーキーな作りが非常に好きでした。)

 
そんな目にあいながらも、懲りずにめげず、いまだ好意を寄せる女子の名前を様々なシチュエーションで入力し続けているイトウです。
亡くなった人のお骨から人造ダイヤを作って形見の指輪にしたりする葬儀ビジネスがありますが、まあそういう感覚です。

2009/11/24 10:10 | 未分類 | No Comments

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