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2015/06/30

みなさん、こんにちは。
「滲色(にじいろ)写真」の井上周邦です。
凸レンズ1枚だけで撮影すると、被写体のエッジ部分がレンズ収差によって独特な感じで滲みます。そのような写真を、私が勝手に「滲色写真」と命名しています。

2010-04-10-0002
今回の写真は、季節外れですがサクラです。
サクラ並木の下を舞うように歩く女性が小さく写っています。

ソメイヨシノがいっせいに咲くと春が来たことが実感できます。日本で育った人間のネイティブな感覚だと思っています。

ソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンを交配させ、人が作り出した観賞用のサクラだそうです。しかも、自分で種子を作れないので、人の手によって一般的に他の台木に接木をして育ったものや挿し木、植え替えによって増えていきます。日本にある全てのソメイヨシノは、最初のソメイヨシノの子孫ではなく、最初のソメイヨシノそのもの(クローン)が増えたことになります。

今年は、衰弱するソメイヨシノが増えたというニュースがありました。
関連するニュースの中で、「大径になる木は理論上は寿命がないと考えられているが、植えてから60年ほど経ったソメイヨシノに関しては、樹勢が衰える木が多い」という記述を見かけ、環境の変化の影響や「ヘイフリック限界」(細胞寿命)という見知らぬ言葉が影響しているのではないかという記述もありました。
このニュースは興味があって、いろんなサイトを読み漁ってしまいました。

自然のモノに、人が好む機能を付け加えるために、人が手を入れたことで、自然から見れば異物のように捉えられ、自然から排除されているのではないかと、なんとなく思ったりもしています。単なる素人考えですが・・・。

どんな原因なのか分からないのですが、ソメイヨシノは大好きな花なので、いつまでも元気に咲いていて欲しいと願っています。

井上の個人サイト
「lens aberration ― レンズ収差のある写真【滲色(にじいろ)写真】 ―」
http://shu-i.com/

2015/06/30 09:46 | 記事 | No Comments

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