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2008/07/10

『Salsa』って『Cuba音楽』ではないのです。
今でこそ『Salsa=Latino達の大衆音楽』は正解です。
スペイン語圏の大衆音楽全てを『Salsa』と言ってしまったりもします。
しかし本来『Salsa』は、’70年頃NY ヒスパニック系のコミュニティーの中に生まれた『Cuba音楽』を起源とする音楽です。
『JAZZ』よりも長い歴史を持ち、後に世界中の大衆音楽に強い影響を与えた『Cuba音楽』は第二次世界大戦以前からNYで大人気の音楽でした。『Mamboブーム』もそのひとつです。しかしCuba革命後 Cuba人音楽家達はNYから姿を消します。その後、Cuba人音楽家達に代わってNYで『Cuba音楽』を演奏したのはプエルトリコ人音楽家でした。そして70年代に入り、彼らプエルトリコ人達が演奏した時代背景を色濃く反映したメッセージ色の強い音楽が『Salsa』です。また、当時はヒスパニック系の文化やアイデンティティー啓蒙ムーブメントも『Salsa』と言われていたようです。
今でもプエルトリコ人達は『Salsaはプエルトリコの音楽』と言いますし、『SalsaはNYの音楽』とこだわる人達もたくさんいます。

またCubaでも十数年前までは、
「『Salsa』!?そんなのこの国にはないよ。知ってるよ。アメリカのラジオから流れてくるデキの悪い俺達の音楽のことだろ?あれは『Son』っていう音楽なんだ。Cubaに『Salsa』なんてないよ。」
そう言われていたそうです。
「『Salsa』なんて知らないよ!!」って言い張るCuba人も大勢いたようです。
ところが、米国からの長い経済制裁を受けていたCubaが観光客誘致を推進しイタリア、フランス、カナダ、日本等からの観光客を大量に受け入れ始めるとお調子者のCuba人達は手の平を返します。
「『Salsa』はCubaの音楽です♪私があなたに『Salsa』のダンスを教えてあげます!」
Cubaは愛の国ですからイタリア、フランス、カナダ、日本等の可愛い子ちゃん達が大好きです。

僕が『Salsa』にどっぷりハマってしまい、CDやVideoを買い漁り、『Salsa』の楽器に手を出し、『Salsa Club』に通いダンスに興じまくるようになってしまったのは
ちょうどこの十数年にあたります。

他のもの事でも同じことですが、なにかにハマるとやっぱりそのルーツに心を奪われるものです。

現在のLatino達の大衆音楽にハマれば、70年代の本物の『Salsa』に傾向するようになるし、『ドSalsa』にハマれば『Cuba音楽』に傾向してしまいます。

Havanaでは毎晩24時にLiveが始まって朝まで踊ってる。
旧都Santiago de Cubaでは朝から真中過ぎまで道々に音楽家達が溢れ最高の音楽を演奏している。しかも街頭で演奏している音楽家達は、クラシック、ジャズ、声楽、伝統音楽、を全てマスターして国家資格を持っている。
ダンスの先生達も二年ごとに更新する厳しい資格にパスし続けなければならない。

旧都Santiago de Cubaは強いて例えるなら街全体がまるでDisneySeaだ。

とCubaを訪れた友人達が言う。

確かに夏になるとやってくるCubaの音楽家達はとんでもなく凄腕。
超高速で一拍ズレ演奏をノリノリにこなしてしまう。
しかも飛び入りが大好きで常に演奏したい欲求ムキ出し!!!

この十年に急速に増えた在日Cuba人達に語らせればその母国愛も尋常じゃない。

もちろんダンスなんか日本人なんて誰も足元にも及ばない。

そりゃ行ってみたくなりますCuba!!!

サラリーマンには到底ムリ。
あんな遠い国。
会社辞めてついに行きました、Cuba!!!

Cuba生まれCuba育ちとゆう日本の旅行代理店の社長さん自らが、「僕が案内をしてあげるから」と
絶好の機会を得て行きましたCuba!!!

Cuba音楽とCubaダンスの真髄を求めてCuba!!!

Havanaのホテル、バーにはいつでも演奏家がいて観光客達を踊らせてる。
街行く人々は大人も子供もやたらと人なつっこく『チーノ!チーノ!イチロースズキ!ブルースリー!』ひっきりなしに声をかけてくる。
チーノはもちろん本来中国人のことだが、アジア人はみんなチーノらしい。チーノのなかでもハポンが1番好きらしい。野球が強いから。テレビでNHKのドラマが流れてるから。

旧都Santiago de Cubaに移動すると
尋常ではない強い陽射し
青い綺麗な海
まるで別ものの旨いオレンジジュース
街の中心街の路地路地には老若男女混合のグループが朝から生演奏している。
ナイトクラブは朝から演奏してるし夜中になっても若者からおじいさんまでが女性を誘ってエレガントに踊ってる!!!
良い姿勢。ホントに小さなステップ。
エレガント!!!

発展途上国だと思うでしょ???

とんでもない!!!
音楽とダンスはとんでもなくモダンです!!

あの暑い熱い陽射し
朝から生演奏
朝から\100ほどで買えるビール。Cubaでしか買えない旨いラムのボトルも一日中持ち歩く。
毎回の食事は生演奏付き外国人観光客向けの海辺の絶景レストラン。
そして元気過ぎる明るすぎるCuba人が一日中寄ってくる。
とてもじゃないけど
夜まで起きてられたのは初日だけ。

僕は寝る間も惜しんで毎夜毎夜のLive三昧を楽しむ気でいたんだけど
とんでもない!!
ムリ!!
ホント、夜までなんて起きてられない。

Santiago de Cubaを訪れた時期は『Salsa』の原型になった『Son』という音楽のフェスティバル中でもありました。

フェスティバルの最終日は街の中心地近くの公園で夕方から次々とバンドが出演して演奏する。
地元の人々が大勢集まりはじめる。
なにここ??
八幡神社?氷川神社?
僕の生まれ育った埼玉県大宮市の八幡神社で盛大に開かれる町内会の盆踊り大会と全く同じ空気。
太陽が沈めば見た感じも一緒。音楽のジャンルが違うだけ。

日本に帰って在日のCuba人の友人に言いました。
「Cuba、Cuba人明るく元気でオレンジジュース旨いし海も音楽もダンスも最高だったけど普通の国だったよ。」

「なにを言ってる??
当たり前だろ??」

いや、確かに僕がおかしなこと言ってるのかも知れない。

いろいろあるんだとも思うし、問題もあるんだろうけど
人々が明るく元気で
オレンジジュースが旨くて
海と音楽とダンスが最高な普通の国だった。

2008/07/10 09:00 | その他の発言 | No Comments

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