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『人に伝える』ってなかなか難しいことじゃないですか?
僕の経験では、まず高校生の頃。演奏そのものもさることながら、バンドでMCをしたり演奏する態度であったりって難しい。他のアマチュア・バンドを観に行って、他のバンドの良いとこを真似して悪いところを真似しないようにした。超当たり前のことですよねぇ。なにしろ、良いとこと悪いところは目立ちますからねぇ。
社会に出てから、俺、まずビックリしたんですが、人に物事を伝えるのが上手な上司と下手な上司がいたんですねぇ。かなりテキトーな伝達しかしないくせに伝えちゃう上司がいて、真面目に、書面にして、ミーティングして、さらに確認しても伝えられない上司がいた。いや、むしろ後者の方が多かった。さらに、『伝達ごとは、しっかりしましょう!』『報告、連絡&相談のホウ・レン・ソウが大切です!!!』って会社って馬鹿っぽいなぁ~。って思った。ありがちじゃないですか?
営業の電話も新人のうちは、難しい。先方が耳を傾けてくれないこともあった。皆さん、ちょっと研究・練習しましたよねぇ?
ちょっと景気が良かったころは、人材育成の研修みたいなのがありました。非常にくだらない研修だったけど講師の先生のお話しをする自己演出・技術ってのが上手でさぁ、立ったり、座ったり、歩いたり、姿勢や身振り手振りや声色・音量の変化、もちろん話す内容の緩急も見事!くだらない研修の内容よりその講師の伝え方上手っぷりに感心しまくりましたよ。
それから、こちらからお願いに相手に『うん』と言わせるためには、『自分が話すより、相手に喋らせろ。』とか、小さな『ハイ』を繰り返し言わせて『ハイ』といいやすくさせろ。とかのテクニックありますよねぇ。
さらに、僕の得意分野でのお話。世の中には、スゲー演奏上手いのに詰まらないライヴってのが結構多くてさぁ。『気持ちが伝わってこないのよ!』『自分が歌いたいから、そこで歌ってるだけ!お客様のところに気持ちを届けて歌わなくちゃダメだよ!』とかって言うわけですよ。
人に伝えること、理解してもらうこと、難しい提案に『ハイ』と了承してもらうこと、好意的に受け止めてもらえる演出をすること、なかなか難しいことですよねぇ。
皆様、なにかにつけ、人様に『伝えなければならないこと。』『伝えたいこと。』があり、その手段や方法、テクニックを各自お持ちだと思うんですね。
ステージ立つ人は、お客様に興味を持っていただけるよう芸を磨くのと同時にMCや態度の研究をされると思います。
壇上に立って後輩達の為に講義をなされる方々は、いろんな話し方のテクニックを身につけられると思うんですね。
勤勉で真摯な我々日本人は、仕事なり、芸なりそのものの習得をしつつ、その上でさらにコミュニケーションを研究してテクニックを身に着け、さらに精神論です! 伝えたい気持ちが大切なんだよ!!!
ビバ!日本御家芸!!! 素晴らしい!!!
さて、サッカー王国ブラジルより、マルシアさんが日本人を一蹴事件発生!!!
半年くらい前のお話しなんですが、ある時、ブラジル人のマルシアさんが言いました。
『あの人、演奏上手いけど、楽しくない人だから、お客さん詰まらない。私も、つまらない。』
『あの人、演奏上手じゃないけど、楽しい人だからイイ♪ 私も、楽しい♪』
俺、衝撃を受けちゃったのですよ。。。
『え?それだけのことなんじゃねぇのか???』 (や!それこそ難しいことであるが、、、)
で、そのことが気になって、気になって、誰かが人前で物事を伝える時、自分が誰かに何かを伝える時、超気にしちゃってましたよ。
たまたまね、今、研修みたいなものを受講できる機会が続いて、いろんな講師さんのお話とかかなり真剣に意識を傾けてたんだけど、
そんな場でもやっぱり マルシアさんの言う通りかもしれないです。
そりゃそうかもですよ。話すテクニックなんて磨いたところで立川談志さんみたいに上手くなるなら別だけど、話すのがテクニック的に上手くても詰まらないヤツの話は、寝るね。逆に話下手でも楽しい雰囲気の人の話は、嫌な話でも面倒な話でも皆さん聞いてるもんでしたよ!
北島三郎さんが、どんなに悲しい歌でも声だけは、明るくなくちゃ何も伝わらない。って昔、言ってたけど
そりゃそうだよね。暗い声で暗い歌 歌われたらお客さん 単に嫌になって帰るって。
いつも陽気な上司に尤もな小言言われたら『すみませんでした!』って素直に謝るけど、
いつも陰険な上司に尤もな小言言われたら殺意が発生するもんなぁ。
そして、ブラジル人だけじゃなくて、キューバ人もやっぱりそうだよ。中国人もアメリカ人もそうかもね。
『伝えたい気持ち!!!』なんてはじめから強い思いがある故のもんだから
それは、そのまんま強く放出していただいて
そして、テクニックばかりに走るより、
まずはやっぱ、楽しい方がいいでしょ♪
本日も前置きが超長かったですが、本題です。俳句より短い。
『楽しい方がいい。』
ちょっと昨日、今日、感じてる心境の変化がある。
たぶん良い心境。 正しい心境。
俺、『音』や『音楽』や『楽器』にはなかなか詳しい。
ただし、ちょっとだけ詳しい人よりも、もうちょっとだけ詳しい程度のことです。
何よりも重要な『クラシック』のことなんか、さっぱり知らない。
さっぱり知らないんだけども、知らないなりに受け止める耳や感覚は、さほど悪くもない程度なんだと思う。
大衆音楽に詳しい。ちょっとだけ詳しい人よりも、もうちょっとだけ詳しい。
アマチュア演奏家としても、全くダメなんだけども、俺、俺のお父ちゃん&母方のおじいちゃんなんかは、やっぱりどう考えても音楽の神様に愛されてると思う。
俺、ご幼少の折から音楽や楽器が好きだった。友人達も若者だから当然皆音楽が好きだったけど、ことさらに音楽好きが多かったし、クラシックだろうが、大衆音楽だろうが音楽的な感覚の仲間が多いし、音楽的な感覚の大人達・先輩達に可愛がってもらえるタチにあると思う。
ともかくブラックミュージックを中心とした大衆音楽が大好きだった。
ピアノ、金管楽器、ベース、パーカッション、そしてなんといってもドラマーに憧れつつ いつも手軽に手元にあったギターにも夢中だった。
エレキギターを買ってもらえなかったんだけど、高2の時楽器屋さんでぶっ壊れたヤマハのエレキギターが¥2,400で売ってるのを見つけた。お父ちゃんに頼んでギターを塗装するための塗料を買うお金を借りて塗装し、次のお小遣いで¥3,000くらいの安いピックアップを買った。先輩にエレキギターを借りて蓋を空けて見よう見真似で半田付けして修理を完成させた。なんてハングリーな高校生だったんだろ?俺の世代でそんなヤツはいない。その後大学何年かの時にまだ当時ガキどもは、ほとんど誰も持ってなかったけど憧れのギブソン!本物を手に入れるまでずっと使ってた。
そんな体験をしちゃってたから、プロの人達が通うようなリペア屋さんとかに通っては、優しくて物分りがイイ反面なにかがおっかないリペア屋のオジサンを質問攻めに合わせたりしてた。ときたま現れる凄腕のスタジオミュージシャン達がそのオジサンとどんな話をしてるのか食い入るように聞いていた。
あぁ!そうだ!大学の友人達のギターなんかもパーツ代と¥500ばかりの手間賃をもらって修理したりしてたっけ。
元CBSの人が地元バンドのプロデュ-スとかしながらやってた中古レコード店や
リズム&ブルースのレコードが何千枚だかあるバーでバイトしてた。
今思うとおっかない大人達に随分となついてた。いろんなこと教えてもらった。
大学を出て、山野楽器という楽器と音源商材を商売とする会社に勤めた。会社の先輩達は勿論、当然レコード会社の人達も出入りするんで特に年配の人達はいろんなことを教えてくれた。
会社にいて、楽器に詳しいとされている人達の考え方をいろいろ聞くんだけど、『どうもそれぁ違うんじゃないか?』ということがたくさんあり過ぎた。『いや、それは違う!なぜならば~』なんてぇことを言うと、いきなり何人かの先輩方を飛び越えて部長から怒られる。毎度毎度怒られた。仕事のことじゃなくて、『音』や『楽器』についてのことで違う!と言ってるんだから、こっちもなかなか引けない。それでも真面目に組織の中で働いてるわけだから『そうなのかなぁ~。』などと結局は引かなければならない。
で、13年ばかり居て、その後もっとマニアックなギターとベースのメーカーに転職しちゃうんだけど、その頃までにはすっかりサルサ系の音楽にハマってたし、日本を代表する凄腕のスタジオミュージシャン達と知り合っていろんなお話をおうかがいできるようになってたし、昔リペア屋さんでアツい視線を投げかけてた大御所さんと言葉を交わすような機会にも恵まれたりするようになってた。転職した会社のお客様は、ほとんど全員がお仕事で楽器を使われている方だったから、当然社長以下スタッフは、『音』と『音楽』と『楽器』についての本質に常に迫ろうという姿勢だった。社長の姿勢は素晴らしかった!『音楽のことなんかわからない。全部ミュージシャンに教えてもらえ!それで必要なものを用意しろ!なかったら作れ!』
長年の疑問がひとつづつ解決されていく。というよりも、過去に『本当は、こうでしょ!』と主張したものが、そのでは『馬鹿馬鹿しいほどの当然の事実』としてアルバイトまでが知ってた。
反対に、たまたま僕に交流のなかったところの山野楽器に凄腕のミュージシャンがいたことも本当に詳しい人がいることも知ることになった。
しかし、音楽家ってのは、凄い! 大衆音楽家だからってあなどれないよ! 本当に『音』『音楽』に詳しい! 『楽器』に詳しくない人はいるよ。 大御所さん達は、やっぱ考えられないほど詳しいし、アイディアの引き出しの扉のサイズが桁違い!!! ドアマンとか雇った方がイイと思います!
あぁ、そうだ! ミュージシャンを目指す方にちょっと情報ね! プロアマの違い!を一部紹介!
プロ・アマの違い1.ちょっと楽器をテストする時でさえ、集中力が全く違う! 背中からオーラが出てて話しかけられない。
プロ・アマの違い2.大御所さんになればなるほど、周囲下々へのお心配りが素敵すぎる!!! ホントに気さくな方が多い!!! 俺なんか、生まれて初めて名前を覚えたベーシスト!超有名人!大ヒット曲メーカーさんと仕事中に営業車で二人っきりでドライブしちゃったもんね!超超気さくに接していただいて、それがひとりひとりのファンに対する心からの優しさだってわかるのよ!
あれれ?俺、近々死ぬのかな?最近、昔話が多い。。。
で、やっとサルサ関係の話になるんだけども
僕に、はじめてのサルサのCDをくださった方、はじめてサルサ・クラブに連れてってくれた方から
様々なことを教えてくださったプレイヤーの方々、ダンスの先生、キューバに長年住んでらした方、マスとして、対個としていろんな情報を提供してくださるオーガナイザーの方々、キューバ人その人達!来日してフランクに本気で接してくれるミュージシャン!
あたたかくて、圧倒的な力量の差を示してくださるギター、トレス、ベース、パーカッションの師匠!
それにね!キューバ音楽なんてジャズよりも歴史の長い音楽だし、我が日本国においても 例えば俺のお父ちゃんもそうだけど、前の前の時代からキューバの音楽にアツい視線を投げかけて踊ってきた方々、演奏してきた方々が大勢いらっしゃるのね。
なのに、たいしてなにも知らない俺が、サルサイベントを企画したり、サルサのダンスレッスンをしたり、サルサについて語ったりしてるんだろうか?
ごめんね!!!! 感謝!!!!!
遅ればせながら、明けましておめでとうございます!!
今年も『歌いたい!! 踊りたい!!』とメラメラ燃える欲求について、ダラダラとアツい酔っ払いネタをくっちゃべらさせていただきます。どうぞよろしく!!!
先日、六本木のサルサクラブに行ってきました。
ってサルサについて書いてる奴が言うな!!! みたいな妙な発言なのですが、我ながらビックリしてしまうことに実はちょっと久々の六本木でございました。
サルサ・クラブってところは、妙なところでございまして月曜日から木曜日の平日でもどこかしらのサルサ・クラブが週末の如く盛り上がっております。
サルサ・クラブにもいろいろございまして、バカ騒ぎに近い ともかく陽気に楽しい傾向のクラブがあれば、熱心に技を試しあう 道場のようなクラブもあります、常連達が集って飲み中心のクラブもあります、エロ中心のような場所もあります。
それぞれのクラブでは曜日ごとに数多くのダンス・インストラクターさん達が19:00~21:00といった比較的空いた時間帯にサルサのダンス・レッスンを開いています。
レッスンの内容も、LAスタイル、NYスタイル、Clubスタイル、Cubanスタイル、on1、on2、等様々なSalsaのスタイルもあって、さらに初心者クラスからパフォーマンスの為のクラスまであります。
サルサ・クラブの特徴と様々なスタイルやレベル、それから当然 インストラクターさんの人気の高低、さらには、レッスン終了後の時間帯に踊れる人達が多く集まるか否かによって、平日にも関わらず大いに盛り上がってしまうサルサ・クラブがあります。
先日、僕が出かけたのは、六本木老舗のSalsaクラブ『Salsa Sudada』の木曜日。
『Salsa Sudada』の木曜日は、もう十数年前からその時代の大人気先生によるレッスンが行われており、レッスン後の時間帯も大いに盛り上がっています。特にこの6~7年??? CubaのHavana出身のフランク・アベルさんというインストラクターさんがレッスンを担当するようになってからは、年々盛り上がりすぎるほどの大盛り上がり。また、フランク・アベルさん効果で踊れる人達が多く集まるものだから、さらにまた人を呼んで、近頃では在日のCuba人達も多く集まるようになり とんでもない大騒ぎです。
しかし、反面、大騒ぎも、大盛り上がりも楽しくって大いに結構なのですが、、、
大混雑過ぎて踊れない。
混んでるときに、ダンス覚えたての勘違い野郎が下手なダンスを場所を使いまくって踊る。
人にブツかる。。。ブツかる。。。ブツかる。。。
等の常連さん達は閉口。。。みたいな部分もなきにしもあらず。。。
なのですが!!!
久々の木曜『Salsa Sudada』!!! 超~ぉ~!!! 楽しかった!!!
新橋の串焼き屋で中生3杯と焼酎ロック(氷1個)を数杯をいただいた後で乗り込んだ『Salsa Sudada』超~ぉ~!!! 楽しかった!!!
Cuba産の美味しいラム。Habana Clubの7年をロック(氷1個)を片手に久々に会う常連達に挨拶回り。デッカイ音で流れるMusica Cubana(何故かこの日はCUBA音楽ばっかりでした。)
踊る人達の日本人離れしたデッカイ笑顔♪
同じ路線の親しい兄貴分に『廣川さん、そろそろ0時ですよ。ご一緒しませんか?』と声をかけていただき、気づいたら一曲も踊らずに挨拶ばっかりして帰ってきたのですが、
超ぉ~ぉ~!!! 楽しかった!!!
いや、好きな音楽をデッカイ音で聴いて、好みのお酒を飲んで、コイツは、楽しむことに関してデキる奴だと”そのテの信頼”をおける仲間達と言葉を交わしたら、それだけで当然ハッピーなのですが、
この日、ダンス・フロア(と言っても店全体がダンス・フロア)を埋め尽くした皆さん方がなかなかケッコゥだったのです!!!
飲んで、陽気に、デッカイ笑顔で、音楽と一体化して快適に躍動して踊ってる!!!
人として生まれてきたからには、当然のことです♪
そして、踊る人の心には、音楽に対する尊敬や愛情 踊る心地よさや開放感♪
踊ってくださる方への思いやりや、友情、愛情&下心♪
僕は、美味しくお酒をいただいてスイッチが入っちゃったら、誰よりも一番楽しみます♪
サルサ・クラブには、そうゆうタイプの方が多いんです♪
自分が『Salsaを踊る心』これは、超純真に楽しく心が洗われるような思いがする時があり、時に猛烈な下心が燃え盛る時であり、音楽の渦の中に溺れるような思いであり 実は上手く表現できるようなものではないのですが、
『飲んで、陽気に、日本人離れしたデッカイ笑顔で、音楽と一体化して躍動する人々の姿』を眺める時、思います!!! 触れた気がします。『踊る心』。いいもんです♪ しびれます!!! 笑顔になります!!!
超~ぉ~ぉ~楽しく帰ってまいりました♪
すみません。人の『踊る心』なんて表現できません。
是非、踊って体感して、踊る人を見て感じていただきたいと思います♪
知っておいて損はなく、知らないとバチがあたります♪
ってことで、告知します♪
サルサ・パーティー今年も企画しています♪
お時間ご都合つかれる方、是非遊びにいらしてください♪
19:00からですが、21:00、22:00くらいにいらしていただいても充分追いつけます♪
Salsa Party vol.7
Vamos a Bailarl
Jan.24.2009(Sat)
Open 19:00~
mini Live 20:00~
DJ time 20:30~24:00
JR大塚駅南口徒歩3分
Live Restaurant Espeto Brazil
TEL:03-5979-4433
http://espetobrazil.hp.infoseek.co.jp/
Entrance 1,000yen
Beer 525yen
Caipirinha 840yen others
サルサ・クラブなんかでは、踊りまくるだけじゃなくて、最高に気持ちよさそうな笑顔で 歌いまくる人達の姿をよくみかけます。サルサは音楽ですし、大衆音楽なのですからアホらしいくらいに当たり前のことです。特に、そもそも歌うことが大好きなような方々がダンスにもハマりやすい?? そんな風にも思います。って、それも当たり前か♪
踊りたくなるのが先か? 歌いたくなるのが先か?
歌いたくなるのが先か? 踊りたくなるのが先か?
考えるのも馬鹿馬鹿しいことです。
サルサ・クラブに通い始めた途端に、サルサのCDの歌詞カードながめて歌うようになって、スペイン語のテキスト買ってきて、、、って、サルサにハマった人のほとんどの人がやるんじゃないかと思います。仲間達の間をサルサのCDが歌詞カードのコピー付で飛び交います。
僕の場合は、もうちょっとアホなので、サルサ・クラブに通い始めた途端にコンガとボンゴとティンバレスを買いました。
でもね♪ サルサに出会うその前に楽器やバンドの経験の有無も関係するとは思うのですが、個人差として時間差があるものの結局多くのサルサにハマっちゃう人達って、『踊りたい♪』『歌いたい♪』『演奏したい♪』『パーカッションやりたい♪』っていう区別がなくなってきちゃうように思うんです。
僕も含め、『学生の頃バンドやってました。』みたいな人達って、好きになった音楽は自分で弾いてみたくなっちゃうのが習慣だから、『サルサにアツくなったとたんにコンガとボンゴとティンバレスを買いました。』ってそんな特別なことじゃないと思うんです。好きだから、当然。って感じですね。
だけど、やったことのなかったダンスの視点からは、ちょっと驚きの感覚がありました。『なんか最近、ダンス・レッスン受けることと、家でギターの練習することが同じことのように感じてきたんだよねぇ。』って仲間に話したことを覚えています。
長く踊ってた人。踊り専門の人だと思ってたら、いつの間にかパーカッション教室に通ってて、いつの間にかバンドやってて、バンドで歌っててとか。聞いてみると、『全く音楽経験無い。つい最近になって始めた。』『Cubaで習ってきた!』とか。そうゆう人達もウジャウジャいます。
『踊りたい♪』『歌いたい♪』『演奏したい♪』『パーカッションやりたい♪』その心って、コレきっとみんな同じです。
いやぁ、、、今回 実は冷や汗が、、、、 と言うのは、Junk Stageの記事更新計画として、自分で今回のテーマを『演奏する心』にしちゃったのですが、、、そもそも 僕のタイトルは、『Salsa!! 歌いたい!!踊りたい!!』ですし、先日、『踊る心』で書かせてもらってるし、『演奏する心』について書かなくっちゃね♪って軽い気持ちで今回のテーマを決めちゃったのですが、、、
か、か、か、かけない。。。。『踊りたい心』と『演奏したい心』はいったい何が違うんだ???
今回、考えれば考えるほど全く違いがわからなくなりました。
まぁ、ブラジル音楽やってる人達も、パーカッションやって、歌って、踊ってるもんなぁ♪
同じだなぁ。。。
じゃ、同じってことで♪
『踊りたい♪』『歌いたい♪』『演奏したい♪』『パーカッションやりたい♪』って欲望がメラメラです!!!
僕には、夢がありました!!!
『歌って、踊れる黒人になりたかった!!!』
今回は僕と『サルサ』の出会いについて自己紹介的にお話させていただきます。
僕の家には父のギターがありました。
1番最初の1番お気に入り『おもちゃ』はそのギターだったそうです。
ギターのサウンド・ホール、いわゆるギターの穴に怪獣の人形を突っ込んだり、
畳の8畳間をずるずる引いて歩くのが大のお気に入りだったそうです。
まさに僕はモノゴコロつく前からギターを引いてたわけです。。。
幼稚園の頃、お誕生会の前に父は僕にキラキラ星を教えてくれました。
お友達みんなが集まるお誕生日会で発表したのですが、、、
後にアイススケートで全国を舞台に大活躍する島田君が、
こともあろうに、僕のお誕生会でギターを弾くどころか時折、
ギターのボディーをパーカッシブに叩きながら演奏してみせるのです。。。
その日をきっかけにギターへ愛情は一切失いました。
また、断片的にしか記憶にない幼少記の記憶の中に、楽しかった誕生会などの記憶はなく、
島田君の雄姿ばかりが鮮明に焼き付いたのでした。
ところが、あのヒットラーも 上手いことを言ったもんです。
『若い者には音楽とアイドルさえ与えておけば、おとなしくしてる。』
テレビでみる歌謡曲の歌手やシンガーソングライター。
父が楽しみにしていた日曜日のラジオ番組から流れるジャズ、カントリー、映画音楽。
それから父の持っていたクラシックやラテンのレコード。
ヒットラーの思う壷で、僕には、幼き日の忘れ難い屈辱の記憶があるにも関わら
ず 小学校5年で再びギターを手にするのです(>_<)
音楽ってイイよね♪
クラシックもイイけど大衆音楽もイイもんだよ♪
そして中学生。
僕が恵まれていたのは お友達の平林君♪
平林君のお兄さんが大学のジャズ研に入ってることで、平林君経由でオススメのジャズやブルースの
情報がどんどん入ってくる。
後に埼玉県で1番頭のイイ高校に入学する賢い平林君は、
自分が聴きたいもんだからジャズやブルースの巨人達のエピソードをアツく語って
どうにか僕にレコードを買わせようとするのです(>_<)
僕はジャズとブルースに夢中になりました♪
僕は事あるごとに
ジャズとブルースのレコードのおねだりに走るのでした。
平林君の思う壷(>_<)
平林君と二人 、部屋で真冬にクーラーを掛けてコートを着て
『緊張感あるね!!!』
とか言いながらジャズやブルースのレコードを楽しんでいました。
平林君がブルースやジャズを紹介してくれたことをきっかけに
中学~高校~大学~社会人となるごとに
僕は、どんどんブラックミュージック一辺倒に傾向してゆきました。
ブラックミュージックにギターで挑戦していくと
小編成のバンドにもシビれますが、なんといっても大編成のバンドをやってみたい!!!
という夢が膨らんできます。
E.W&FとかP-FUNK ALL STARSとかです。
『ホーンセクションがずらっと列んでない音楽なんか貧乏ったらしくて聴いてらんないね。』くらいのコトをほざいてました(>_<)
ドラム、ベース、ホーンセクションが特別に好きでねぇ♪
だけど、そういったバンドには、もっと気になるヤツら何人かいました。
パーカッション叩き、踊りながら、コーラスする連中!!
アレがね!
楽しそうで、カッコよくって、今度は
『俺はパーカッション叩きながら歌って踊れる黒人になりたい!!!』
ってほざきはじめました。
大学を出て僕は音源商品と楽器の老舗に就職しました。
はじめのうちは小売り店にいたのですが、洋楽の仕入を任せてもらうと、
やっぱり『好きこそものの上手なり』でブルースを中心にやたらとブラックミュージックが売れる妙な店になってしまったんですね。
そんな時、マニアックなブラックミュージックなんかを扱うレコード会社さんが
「こんなんどうですか?」とあるサンプルCDを送ってくれました。
『オスカルデレオン』
NYを中心に活躍するベネズエラ出身の男性サルサボーカルの大スター若かりし日のベスト盤CD!
当時は、BMGビクターからお昼の人気テレビ番組のエンディングやサントリーのCMに使われたサルサのオルケスタデラルス、midiから化粧品のCMに使われたボサノバの小野リサさん、鬼平犯科帳のエンディングテーマだったジプシーキングスが大ヒット。
ワールドミュージックブームと言われていました。
CDとはいえいきなり聴いちゃった本物のサルサ!!
天気の良い音!
お気楽な感じなんだけど大編成でいろんな音が目まぐるしく動いてるし!
サビに入ると大編成バンドが一緒になってどんどんアツく走ってく!
ホーンセクションやベースは重厚だし、素晴らしくキレる!
この曲、終わるのか!? くらいに盛り上がってく!
宙に浮かび上がってぐるんぐるん回転しはじめるような、とんでもないグルーヴ!!
なんだこりゃw(゜o゜)w
歌詞カードを開いてみると 『混血の女の子のお尻はたまらなく可愛い』とか言う内容がだらだらと。
ハマりましたこのCD!!!
年柄年中このCDばっかり聴いてました。
それから数年経った後
外販の部署に移り、取引先と一緒にレコード会社に営業に向かった時
取引先さんのカーステレオでサルサが流れてて
『あれ!?サルサじゃん♪』
『あれ!?広川ちゃんサルサ好きなの!?じゃ、今夜イイとこ連れてってあげるよ。』ってなことで、連れてってもらったのが、
サルサクラブ初体験♪
今みたいに雑誌や深夜番組でサルサクラブ潜入なんてやってなかったし
サルサクラブなんてぇものが存在するなんて全く想像すらしていませんでした。
ビックリしましたw(゜o゜)w
今とは違い、日本人が数少ない。
海外の観光地より日本人が少ない。
サルサのダンスを目の前で見たのも初めて。
わずかながらの日本人達もそのサルサのダンスを踊ってる。
あんなダンスをする日本人をはじめて見ました。
なんだ!?
この人達なかなかカッコイイ!!
それに、やっぱり、この音楽はイイ♪♪♪
この飲み屋も好きだ!!!
『踊りなよ!』とか言われて、
『踊りたい!!』 って思ったんだけど、、、
みんなバリバリ踊ってて、さっぱりどんなステップしてるのかわからない。
『いや、まずじっくり見てみます!』とか言ってちょっと真面目に見てたんだよね。
でっかい音で流れるサルサ聞いて、見てたらさ
あ!!
ジャズやブルースやロックなんかに出てくる アレやソレはラテンのコレだったんだ!!
なるほど!! なんて納得しつつ
アレw(゜o゜)w コレw(゜o゜)w
『コレやれば、 ソウルのバンドとかでパーカッション叩きながら歌って踊れる黒人になれるんじゃないのか!?!?!?!?』
「俺、コレやります!!! 教えてください!!!」
あれから、かれこれ13年。
このお話は、僕なりの『サルサ、出会いのパターン』ではあります。
ですが、その後のお話をすれば、
その後サルサを通じて本当に多くの皆さんとお友達になりましたが、
ハマり始めた後は、皆さん似たようなものです。
スペイン語会話の本を買う。
スペイン語会話の教室に通う。
歌いたくなっちゃうんですよ。スペイン語で!!
パーカッションを始める。
楽器を習いに行く。
演奏してみたくなっちゃうんですよサルサ!!
それから食事や飲み会の二次会は必ずサルサクラブ!!
普通の飲み会だけじゃ満足がいかなくなってしまう。
お酒を飲んだのに踊らないなんて考えられない!!!!!!!!!
『サルサ』、『歌いたい!! 踊りたい!!』という人に備わった機能を猛烈に刺激する音楽です。