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2015/01/24

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決して車軸の両輪のような関係には
なり得ない、むしろ互いに相反して
摩耗するものと知りながら.

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それでもそうすることに
何らかの意味を持たせて
絡ませようと推し進めていくとき.

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いつしかそれは、作品を形成するにおいて
互いに欠くことのできない、
密接な関係となるのかもしれない.

元日に更新すると随分間が開いてしまった
ようにも感じてしまいます.

今回はまだ少し先の話になるけれど
夏に向けてちょっとずつ自分の頭の中で
練られている作品展開について書こうと思います.

現段階で、次回の展示ではおそらく
二人の被写体さんを織り交ぜたカタチに
なると考えています.

「絡み」

と、ちょっと扇情的に書いたけれど
「深入り」では一人の被写体さんを
数年かけて撮り続けた流れと変遷の中で
そこに「距離感」というものを意識して
構成していました.

今まで写真展して構成した作品中に
複数人、別個の被写体さんがいたことはありましたが
特別それを意識したことはありませんでした.

けど今回はあえて二人の被写体さんがいる…
それをはっきり意識して創ろうと考えています.

「俯瞰した視点で」と言い表すこともあるけれど
僕はそういう神の視点的な切り取り方を
出来ないと思うので、どこまでも正面から、
それぞれが写ったカットを両軸の関係として
視よう、創ろうとする.

フォーカスする二人の被写体さんは他人同士.
僕が撮った、ということ以外に
何らかの繋がりがあるわけでもないので
そこに相容れないというか、
どこか無理が出てくるのは当然だったりします.

撮られた時間、場所…
そこには両者それぞれの気持ちと想いが
あって、それは二人だけが持っているもので
同じものは二つとは無い、柔らかいようですごく硬いもの.

そんな硬質なもの同士を(無理矢理)絡ませようとして
作品構成をしていくと、乱暴なやり方でありながら
そこに扇情的な匂いのするものが立ち現れていくようで.

比較して比べようとするのか(何を?何と?)
同位置に置こうとするのか(何処と何処を?)
全く別個のものとして扱うか.(差をつける?つけない?)
そんな底意地の悪さと自己嫌悪とかもありながら…

それを考えていると、車軸という位置にいるのが
自分で、一人の作家として思うのは、
何もその両輪がいつでも円滑である必要はなくて、
むしろ両輪相反するものであったときに
問われるのは車軸となる者のチカラとか強さ.

それでも転がそうとするところに
作家のエゴを感じないわけではないけれど
そういうものを求めて新しい作品を創るのも
良いのではと、そんな感じで考えています.

複数の想い同士を絡ませて両輪として展開する…
またそんな難しくて深い領域に行こうとしてるくせに
いつも通り、自信なんて全くなかったりもして.

そもそもそういうことが写真で可能なのか
それもまた、今の自分には解らないけれども.

人の想いや痛み、感情というものの全てを
写真家、作家一人が制御出来たり動かしたり
把握出来たり、出来るつもりで何か達観したかのように
作品発表することはすごく大それたことだと思っていて.

ならばせめて、一作家として出来ること
それまで全く無関係だった人や物事の
感じたり抱えたりするものたちを
一人の作家を通して描き出していくことで
何かしら新しく産み出されたり
紡ぎ出されたりしてくものに仕上げていくこと.

これなら自分にも出来る可能性がある.
被写体さん始め、作品に関わり、触れてもらえた方々の中で
何か残せて、繋がればいいなと…

そういう関係性の中で、作家っていうのは
「車軸」となり得る存在だと思うから
ならなければならないと思うから.

少し複雑な作品になるので
導線となるような、キャプション的なものを
たとえば図録であったり、展示解説であったりと
綿密に考えてみたいとも思います.

あと、今回はたぶんカラー作品になります.
カラー作品は2001年の、湯布院での個展
「Freeze Blue」(於ギャラリーブルーバレン)以来です.
あのときは確かカラーとはいっても青しか無かったような気がします.

でもモノクロへの未練はもちろんあって
「あなたのモノクロが観たい」って言ってもらえるのは
すごく嬉しいけれど、今回は「色」を出してみようかと.

タイトルは…初発表で未だ仮称ですが

「化身(けしん・けもの)」(仮)

自信が無いのでグレー表記です…

次回はいよいよ3月に迫った「MONOCHROM SHOW」のこと
書きたいと思っています.

2015/01/24 08:54 | アート, 未分類 | No Comments

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