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2010/07/05

今回は、本来なら「コンパクトシティ」について記事をアップする予定でしたが、

参議院選挙が公示されました。

そこで思うことがあるので、時節柄この記事を優先しました。

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消費税の増税が計画されていますね。

医療現場から見て、増税はどうなのか。

あと、増税とセットで、法人税の減税が行われるようです。

この2つを考えてみたいと思います。

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選挙(政治)と市民活動がなんの関係があるのか?と思われる方もいらっしゃると思います。

直接的な関係は無いにしろ、政治はありとあらゆるものに大きな影響を及ぼします。

もし、それが体感できないのならば、ある意味あなたは幸せ者です。

政治の成り行きに翻弄されている人をたくさん見てきているから、そう強く感じます。

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のっけから話がそれましたが、今回は、消費税を増税してまでも、社会保障の基盤を整えるのか、

そういう手段をとらず、別の方法でその目的を達成するのか?が問われています。

消費税の税率を上げて、社会保障の財源へ。

これは一見よくわかる理屈です。

例えば、W杯で対戦したデンマークは、高負担、高福祉です。

負担なくして、高福祉は個人レベルではありえても、国家的な枠組みで見た場合、ありえません。

では、消費税を10%にすればそれが解決するのか?ですが、

私が関わっている医療の現場をみた場合、医療費が無料になるわけでもないだろうし、

難病指定の病気が一気に増えるわけでもないと思います。

なぜ、そういう風にいえるのか?

それは、 消費税税率を上げても、法人税を下げるからです。

結局のところ、国に入るお金(税収)は増えるわけではありません。

私は、消費税を15%にしても良いので、医療費を無償化して欲しいという論者です。

ですから、税率アップは、医療費無償化(減額)が絶対的な条件です。

医療費無料化?そりゃありえんだろう。。。という方もいらっしゃると思いますが、

日本でも、子どもや、高齢者の方に限って無償、また、国が変われば国民全員が限りなく無料 のところもあります。

そう、やればできるんです。

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治療で一番大切なのは、「早期発見、早期治療」ではないでしょうか。

今、貧困が原因で、医療費どころか、保険料を納められず、健康保険証をもっていない方がたくさんいます。

(保険証をもっていない方が100万人に達する見込みです)

そういう方は、病院にいくと100%自己負担ですから、なかなか病院に行けません。

重症化してから救急車で病院に運ばれ、命を落とすなんてこともあるんです。

これは海外のどこかの貧しい国の話ではありません。私たち日本で実際に起こっていることです。

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では、どうやって解決すればよいのか?

企業の法人税を下げて、その分、国際競争力をつけさせ、たくさん儲けて貰って、税収を増やそう!

国や、企業はそう考えているようです。

でも、本当にそういう風に行くかな?

日本の家電メーカーのすべての利益を合わせても、韓国のサムスン一社の利益に負けます。

利益が大きなサムスンは、韓国に(日本企業が日本国に納める税金より)たくさんの税金を納めています。

アップルもそうです。アメリカにたくさんの税金を納めています。

「税率が日本より安いからサムスンやアップルは儲かっているんだろう」と、言う考もあるでしょう。

日本の法人税は約40%です。

これは確かに他国に比べて高いと言う意見もある。

でも、これが「実効税率」となる一気に下がります。

日本の上位100社は、実質負担は30%程度です。

これは税率が高いと言われているフランス(33%)なんかより安いわけです。

先日の株主総会でも明らかになっていますが、ある有名メーカーなどは、

十数パーセントしか税金を支払っていません。

なんのことはない、そんなに税金が高いわけではないのです。

法人税の減税をせずとも、しっかりと経営をすることはできるはずです。

もし、消費税の増税をするならば、医療、福祉目的税化が絶対的な条件で、

間違っても軍備には使わないで欲しい。

以上が、私の考えですが、みなさんはいかがですか?

もうすぐ投票日です。

どこに、誰に投票するかは自由ですが、棄権するのは勿体無いです。

折角の選挙権です。その権利を大いに行使しようじゃありませんか。

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さて、話はここでいったん終わりです。

でも、面白い記事を発見しましたのでご紹介しておきますね。(新聞記事です)

記事の中身は、「サムスンやアップルと日本企業の法人税減税」について書かれていました。

もう少し詳しく書くと、(有名企業経営者があつまるある団体は)

日本企業が世界で苦戦しているのは、法人税が高いからだと言う。

では、減税したら、サムスンのように売れる家電が作れるか?、

アップルの、iPadの様な独創的な商品が創れるのか?でした。

結論から言うと、税率の問題ではないと書かれていました。(同意!!)

要は、企業の姿勢ひとつなんです。

顧客のニーズに応えようとする姿が良質の商品を産み、

結果的に、 たくさん売れて儲かり、税金をしっかりと納める。

その図式が本来の姿で、儲からないのは、日本の税率のせいだ!と言うのは、ちょっとおかしい。

企業のモラルの低下は目を覆うばかりです。

頑張れ日本!と言う前に、先ずはしっかりしろ、日本!!と言いたい。

このままでは、猛スピードで、「お金の切れ目は、命の切れ目」の世の中になる。

2010/07/05 12:59 | 京都サポートハウス | No Comments

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