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2011/04/28

Facebookが、今、爆発的にキテいる!

と、言ったら、みなさんはどう感じるだろうか?

「Facebook? たしかに流行ってきてる気もするけど…」
「最近はじめてみたけど、イマイチ、使い方がよくわからない…」
「半年くらいやってみて、ようやく楽しさがわかってきた」
「ようやく来たか。俺はもう2年以上前から使ってるぜ!」

などなど、おそらく反応はさまざまだろう。
自分の周りでも、じわじわとキテいる感覚はあるが、
それでもまだまだ利用者は圧倒的に少数派だ。
数年前、mixiが、それこそ爆発的に普及した頃の勢いでは無い。

さて、前置きが長くなってしまったが、
実は、冒頭の話、日本のことを指しているのではない。

ヒマラヤ山麓の小国、ブータンで、いまFacebookが大流行中なのだ。
そう聞いて、ブータンに対する見方が変わる人も居るのではないだろうか。

だって、まさか、1999年にようやくテレビ放送がはじまった、
あのブータンで、日本に先駆けて…(以下略)

いや、正直にいえば、早いから凄いとか、
そういうことは露ほども思わないのだが、
しかし、驚嘆に値する事実であることは間違いない。

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昨年8月に初めてブータンを訪れる前から、実は、
ブータンでFacebookが流行りはじめている、という噂は耳にしていた。

しかし、その時は、さほど気にも留めていなかったし、
実際、ブータンを訪れた際に、お世話になった農家の長女が、
「Facebookアカウントを交換しよう」
と言ってきた時も、
「おー、ほんとに流行ってんだ、すげー」
ぐらいにしか思っていなかった。

が、それからわずか半年。
この3月に、再びブータンを訪れると、状況は一変していた。

インタビュー調査のため、官公庁や企業を訪問すると、
どこへ行っても口をついて出てくるのは、
「みんなFacebookばっかりやっていて、仕事にならない」
と、こうだ。

ある国営企業では、こんなことを言っていた。

Facebookへのアクセスが多く、朝晩は通信が混雑する。
業務効率が下がるので、業務中はアクセスを遮断している。
始業前1時間、昼休み、終業後1時間だけアクセスできる。
多くのオフィスで、同じようにアクセスをブロックしている。
社員からは、自由の侵害だ、という苦情も出ている。

仕事場に来てFacebookばかりやっていて自由も何も無いと思うのだが、
そこはそれ。

ブータンは、ごく最近まで農業で生計を立てている人が圧倒的多数で、
会社勤めをする、なんていうこと自体、初めての経験なのだ。
農作業中にぼんやりとラジオを聞く、くらいの感覚、と考えれば、
なるほど、わからなくはない異議申し立てなのかもしれない。

また一方では、こんな意見もある。

Facebookの普及によって、みんながオフィスに居るようになった。
(各家庭にはPCは普及していないので、オフィスのPCを使うから)
用事があるときに居てくれるので捕まえやすくなった。

なんだかもう、呆れるを通り越して微笑ましくすらある。

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なぜ、ブータンでは、すんなりFacebookが受け入れられたのか?
なぜ、日本では、Facebookが普及するまで、時間を要しているのか?

ブータン人に、普及した理由を尋ねてみても、いまいち釈然としない。
冗談めかして、「離婚率が高いからさ」なんて言う人も居た。

曰く、
離婚する→新しい出会いを求める→FacebookへGo!
と、こういう図式らしいのだが、真偽のほどは定かではない。

そもそも、流行っている流行っていると騒ぎ立てているものの、
実際、どれくらいの人数が利用しているのか、
そこのところが、もうひとつよくわからない。

Facebookは、世界中で普及が進んでいるが、
ことブータンについては、その広がり方そのものが、
情報化の広がりとリンクしている節が多分にあるのではないか。
そんなふうに思われてならない。

どうやら、この謎の解明が、
今夏のフィールドワークの新たな課題になりそうだ。

2011/04/28 12:00 | ブータン, 情報科学 | 1 Comment

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