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2010/06/22

いよいよもってW杯まっただ中である。
思いの外(といっては失礼だが)、日本代表が健闘を見せているので、
どうやら、周囲の賑やかさも増してきているように思う。

さて、そんな雑音が耳に入りながらも、
大学院生の本分であるところの、学業をそれなりにこなす日々。

ふと、大学生と大学院生の違いは、と問われると、
今のところは、「読書量」と「飲酒量」の差を挙げることにしている。

当然、大学院生のほうが、「読書量」が多く、「飲酒量」が少ない。
もちろん、個人差があるだろうし、汎用的な回答でないのは承知の上だが、
当たらずとも遠からず、というところだろうと思う。

読書、という意味では、まず圧倒的に違うのは、
修士論文を書くために、研究テーマに関連する論文や書籍といった、
いわゆる先行研究を大量に読む必要がある、ということ。

いや、本来ならば、学部の卒業論文を執筆する際にも、
同じような手順を踏む必要があったのかもしれないが、
実際に、その段階で「先行研究を読み込んできました」というヒトには、
残念ながらお目にかかったことはない。

が、そこはそれ、修士という立場にもなると、
そこを誤摩化すことは、即落第に繋がるので、手を抜くわけにもいかないのだ。

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とはいえ、自らを振返ってみると、
少なくとも、元来、読書家ではない。

中学・高校の時分に、やたらと村上春樹にハマった時期があった以外は、
継続的に読書をする習慣というのも、とんと持ち合わせてこなかった。

そんな自分にとって、この活字攻めはかなりのハードワークである。
論文ともなると小難しい文章が多いのも、余計に眠気を誘ってくる。

おまけに、読むべき論文の対象は、当然の如く国内だけに留まらない。
特に、自分のように海外をフィールドに選んでしまったからには、
英語の論文を読む機会も、必然的に増えてくることになる。

大学院に入っておいて言うセリフではないのは百も承知だが、
英語が得意ではない、というより、むしろ苦手なほうだ。
英文ともなると、日本語のそれよりも読むのに十倍ぐらい時間がかかる。

と、そんな事情も相まって、
学部時代にはさほど用の無かった大学図書館に最低週に一度は通う日々。

幸い、我が大学の図書館はかなりの蔵書量のため、
求めている書籍等が手に入り易いのがせめてもの救いか。
高額な専門書などを自腹で買わなければいけない羽目になった日には、
それこそ目も当てられない。

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さて、そんなある日。

いつものように図書館に行ってお目当ての本を検索してみると、
どうやらその本は、今いる図書館ではなく、別キャンパスにあることが判明。

場所はなんと所沢。
ひとしきり悩んだ末、時間には余裕もあったので、
気分転換も兼ねて行ってみることにした。

が、道中で気付く。
所沢までの交通費が、バスも含めて片道710円(往復1420円)。
もしやと思い、到着してすぐに背表紙を見てみると、
そこに書かれていた書籍代1365円。

見事なまでに、微妙に、買った方が安いという周到な罠。
そして、そんな情けない話を友人にした際に、さらに追い撃ちをかける一言。

「国会図書館行けば良かったんじゃない?」

あまりにも悔しいから、国会図書館に件の本があるかは調べていない。
十中八九あるけれど。

図書館は賢く使おう。
そう強く誓った、初夏の出来事。

2010/06/22 12:00 | 大学院生活 | No Comments

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