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2007/11/29

JunkStageをご覧の皆様、今晩は。
最近午前2時から5時がコアタイムになりつつある、
JunkStageプロデューサーの須藤優でございます。
ちなみに、お酒が入っているからコアタイムなわけではありません。

ここまで、3回連続でスタッフ紹介をしてきましたので、
たまにはメディアとしてのJunkを語ってみます。

勝手にプロデューサーコラム vol.6
Junkの軌跡~「場作り」って、何ぞや

「ライブドアや楽天になる気はなかった」
いま思えばそうだったのだ、と思うことが、ある。

JunkStageが名前すらない頃、
実際にライブドアや楽天にお邪魔していた。
私は「金をくれ」とか言う気は全くなくて、
ただ、ブログやWEBのスペシャリティがどう思うのかが、聞きたかった。
いま思えばそれを受け入れてくれて、「金出せ」とか言わずに率直に意見をくれた方々は(しかもたいていコーヒーとかを出してくれた)、ほんとうに稀有だったとも、思う。
あの日があるからいまがある、と、よく思う。

始動前は応援されたが、サイト公開後には、よく言われたことがあった。
「書き手が1000人、いればね。」
「お金を生まなきゃ、価値はないんだ」
「メリットがなければ、人は離れていく」

私は21歳を境に、ひとの話を聞く、ということをひとつのポリシーのように大切にしてきたので、よくよくよくよく、考えはした。
しかし、書き手を1000人にして個人情報を取り、広告収入でお金を得ることがそんなに社会的に偉いことだとは、いろいろ考えてみたものの、思えなかった。
まして、そんな広告収入による小銭(←広告屋としては失言)を還元すればいいライターが残ってくれるなどとも、思えなかった。
そうして、そんな大人はかならず言うのだった。
「人を繋ぎとめるのは、大変なんだよ」

人を「繋ぎとめる」なんて言い方をする目の前の大人を、
あのときの私が「それが世の中」と割り切っていたら、どうなっていたのかはわからない。
無駄に喧嘩などしないことを覚えてはいたが、でもただ、無視した。

しかしその頃のわたしはやっぱりなんだかへんな反骨精神にまみれていたことも確かで、
じゃあそれが本心からの信念だったかと問われれば、かなり怪しい。

が、ここにきて、JunkStageはラジオだの雑誌だののマスメディアに露出し、
このサイトをフックに寄稿や仕事の依頼が来たりすることも増えた。

しかし私自身はそれは、JunkStageという媒体の力ではないと思っている。
(いや、私がこんなことを言ってはいけないのかもしれないが)
あくまで、ライターひとりひとりの力、魅力だ。
JunkStageが異常に長けていた点がもしあるのだとすれば、
それは「人を見る目」だったのだろう。
ほとんど例外なく、JunkStageのライターは前へと進んでいる。
その進化において、JunkStageという媒体の果たした役割は、相当小さい。

それでも、JunkStageのライターは、わたしが焦るよりも
ずっと長い目でこの媒体を見て、いっしょに歩んで行こうとしてくれている。

そしてわたしが何よりも衝撃的だったのは、
無名の人間が無名のメディアで発信活動をしていても、
見ている人は見ているもので、そのクオリティによって
コンテンツにも、パブリシティにさえなるということだった。

情報が氾濫するネット社会だからこそ、
本当にいいものが淘汰されていく。
そう信じた、というよりは願ったあの感覚が間違いではないと、
わたしたちはいま、教えられている気がする。

JunkStageは、良くも悪くも
「考えながら走る」よりも、「追いかけながら走る」。

それでもわたしは、
なにもできない自分とか、ただの箱でしかないメディアの存在が、
やっぱり不謹慎にもうれしいのだった。

奇跡に近い、この運や縁を思いながら。


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