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2015/07/23

モンタルチーノ

 

先週は、

スイスから友達家族が来ていたので、

泊まっているアグリツーリズモ、モンテカプリッリのプールへ毎日お邪魔しに。

ここ、ジャンプ台もあって深さも十分、

頭からでも回転でも、

飛びまくって大人も子供も大はしゃぎ出来ますよ〜。

 

土曜日には

 

温泉

 

夜7時を過ぎてから、冷たい温泉へ。

 

温泉

 

崖を見ると、登らざるを得ないんでしょうか?????

 

温泉

 

は〜、やっと降りて来た。。。

違う意味でヒヤリとしましたが、

何かと水を求めないと過ごしていられないくらい、

連日38度の南トスカーナです。

 

さて今週、

月曜日の朝、まだ暑い。

と言うか、朝なのにもう暑い。

だけど車の調子が悪いので、どうしても車屋さんへ行かないと、、、

と家を出た途端、私の携帯へメッセージが。

「今週また違うグループでサマーキャンプをするけど、

子供達、手伝いに来たくないかな?」

と馬の先生から。

読み上げた瞬間、家へ着替えに戻る子供達。

馬の事なら馬小屋の掃除でもなんでもやりたいのです。

 

馬

 

実は7月の頭に、

1週間のサマーキャンプにもう参加していたし、

今週は予約も支払いもしていない、

一応確認の電話を、、、

「今週は人が少ないし、手が足りないの。

馬を出して来たり、洗ったり、

他の子のレッスンにつき合うと馬にも乗れるし、どお?」

と。

いや〜、めちゃくちゃ嬉しいお誘いです。

簡単に言えば、労働した分お金ではなく、

乗馬で払ってくれるという素敵なオファー。

子供達も大喜び!

 

馬

 

クタクタになって帰ってきた月曜日の夜、長女は、

「今日から私はアルドールって馬を、

これからずーーっと観るようにって先生が言ってた。」

と。。。

 

実は長女、

7月頭のサマーキャンプ中に、

乗っていた馬が暴走し始めて、

コントロールしきれず派手に落馬、

そしてなんと、馬に踏まれたのでした。

少しずれていたら、大変な事になっていたのですが、

かあちゃんには突っ張って、

「大丈夫!痛くない!怖くない!!」

と言っていたのです。

後で先生から

「今ひとつ信頼関係が築けていなかったと言うか、

意思をハッキリと伝えきれなかったと言うか、、、

迷いがあると馬はどうして良いのか、わからないからね。」

と言われました。

なるほど、

 

今までは、10頭ほどの馬のお世話を、

先生の指示に従ってやっていたのですが、

これからは、

今まで通り+1頭につきっきりになり、

責任持って馬とのコミュニケーションを深めていく、、、

現在10歳半の少々反抗期。

反抗するくらい意思がハッキリしてきたと言う事でしょうか。

親からではなく他人から、

揺れ動き始めた思春期心を刺激してくれるのは

かあちゃんとして、

とても有り難いです。

 

馬

 

ちなみにこちらは低学年用のポニー。

 

「ポニーってね、

知らない人が乗っても全然動かないんだよ!

だから私がいなくちゃいけないの。」

 

と、動かない馬に

迷いなく「喝」を入れる次女。

先生が見ていないか、

ヒヤヒヤするかあちゃんです。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015/07/06

ハチミツ採取

 

イエーイ!

本当は子供達が体験するはずが、ギリギリになって

「やっぱり刺されたら怖い」

との言葉にとうちゃん嬉しそうです。

 

またまたアグリツーリズモアンドレイーニのモニカさんに

「ハチミツ採るよ〜」

と言われ行ってきました。

 

ハチミツ採取

 

こちらが用意された道具。

どう使うのでしょうか、

見慣れない道具を見るだけで楽しみになります。

 

ハチミツ採取

 

さあ、行ってらっしゃい〜

 

ハチミツ採取

 

と、子供達はハチが来ない安全な上から。

 

 

ハチミツ採取

 

麻布に火をつけ、

 

ハチミツ採取

 

フカフカと空気ポンプを押して、

ハチを燻し追いやるのは、とうちゃんの役目。

ですがなるべく刺激しないように、、、

 

ハチミツ採取

 

取れた!

蜜蝋で固まっているので、巣箱の蓋も巣板もなかなか外れません。

 

ハチミツ採取

 

そ〜っと優しく、刷毛で残ったハチを取っていき、

 

ハチミツ採取

 

蓋つきの箱へ収めていきます。

この、表面がキッチリと蜜蝋で覆われていると採り頃で、

これが覆われていないうちに採取すると、

ハチミツでも腐ったりするそうです。

自然の除菌膜ですね。

ハチミツ採取は、

一枚一枚の巣板をこの作業の繰り返しで取っていきます。

 

 

ハチミツ採取

 

暑い暑いと2人が防護服を脱いでいる間に、

子供達を放っておくとこんな事になります。。。

「いい匂い〜〜〜」と、

ポタポタと垂れてくるハチミツは最高の味でしょう。

 

ハチミツ採取

 

次の作業は、

金櫛で表面の蜜蝋を剥いでいきます。

これを取らないと蜜が出て来ないので、丁寧に丁寧に、

子供達も順番に真剣です。

 

ハチミツ採取

 

遠心分離機にかけて

最初はゆっくり、そして一気にグルグル。

ここは男の力で!と、

モニカさんの長男も張り切ります!

そして下の蓋を開けると、

 

 

ハチミツ採取

 

とろ〜りと出てきました!!

先ほどの剥がした蜜蝋も一緒にザルの上に置き、

トロトロトロトロと、8キロものハチミツがーー。

小さなハチが小さな花の蜜を少しずつ吸い持ち帰った物がこんなに、、、

と思うと感動です。

ところで、

ミツバチってとっても繊細って知っていました?

ちょっとした事ですぐに病気になったり、

死んでしまったりするので、

オーガニックのハチミツでも、

許されている抗生物質があるそうです。

でもこちらではそれも使いません。

周りの環境に気を使い、

どうしてもと言うときは、

薬になる草木で対処するそうです。

 

ハチミツ採取

 

すっかり蜜が無くなった巣板は、

また巣箱へ戻されミツバチに頑張ってもらいます。

 

「人間ってずるいよね〜」

と言いながらの作業でしたが、

その場でパンにつけて頂いたハチミツは

味も香りも最高でした。

当たり前ですが、

本当にトロリと甘い!

アグリツーリズモの朝食でももちろん味わえますが、

すぐに瓶詰めされた物を直販売もしているので、

お土産にいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

2015/05/07

アグリツーリズモアンドレイーニ

 

こちらかあちゃんの、

化石やエトルリア人の墓探しに一緒に行く友達、モニカさん。

 

「料理を担当していたお母さんの調子が良くないから、

手伝いに来てー!」

と言われ、ちょくちょく行っている

アグリツーリズモ アンドレイーニ

サイトは英語かイタリア語なので読みにくいかも知れませんが、

ここ、野菜、肉、オイル、ワイン、ハチミツ、、、

すべて自家製なんです。

でもそのはずが、

「あれ?スーパーで買い物したの?」

と尋ねると、

「割高になるけど、足りないときはここのスーパーで買うの。

卸している人が地元の人で、どう育てたか知ってるし」

との答え。

さすが!

 

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とうちゃん、早速キッチンへ。

時間がかかる、スペッツァティーノ(肉の煮込み)と

ラグーソース、そして豆を炊くのから取りかかり。

 

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私は外へ。

まだ朝が早いので霧が晴れませんが、

緑は十分生き生きしています。

 

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キッチンへ戻ると、

こんがりトーストされたアーモンドのいい香り!

さて、何に使うのでしょうか?

 

「リボリータの野菜が足りないよー」

と、とうちゃんから。

 

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小さなナイフを持って外へ。

こちらはアグリツーリズモ用に栽培したフダンソウですが、

周りには、いくらでも生えている有り難い草なんですね。

 

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はい、タップリ入りました。

このリボリータ、トスカーナの伝統(農民)料理なのですが、

白インゲンと野菜をこうやって煮込んでおいて、

食べる時には、カリカリのパンを敷いた上に、

もう一度ボッリータ(沸騰)させてから、

熱々を頂きます。

その時点ではもうドロドロとなっているのですが、

旨味がギュッと出て美味しいんですよ。

 

「ちょっと豆の様子を見に行こうよ」

とまた外へ。

 

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これはエンドウ豆。

まだもう一息かな〜?

で、その奥に。

 

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「わあーーー、ちょうどいい!美味しい!!最高だね!」

と、

かあちゃん今となっては、

カフェでお茶しながらではなく、

畑でもぎり食べしながらしばしの女子会です。

 

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戻ると肉が良い感じになっていました。

ここからみじん切りの野菜と

自家製のトマトソースと赤ワインが入り、また煮込みます。

 

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オーブンから出て来たのはなんでしょう?

 

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こうなればわかりますか?

これもトスカーナの伝統お菓子、

カントゥッチです。

最初のアーモンドが出て来ましたね。

ここからまた乾燥させてザクザクの食感にして、

ヴィンサントという甘い食後ワインに浸して頂きます。

 

これだけ丁寧に一から育てられ、

守り継がれた伝統料理は、

「美味しい」以上の「満足感」が得られますね。

 

車があれば、ここからシエナ、モンタルチーノやオルチャ渓谷見物、

川湯温泉やサンガルガーノ修道院、ヤギチーズの見学などが楽しめます。

まるでエトルリアの時代のような、

現実から離れたバカンスはいかがですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

2015/03/20

 

出来ましたよ!

Private Chef Hiro

(プライベートシェフヒロ、クリックしてみてください)
ずっと手ほどきを受けていた友人に

最後のチェックをしてもらい、

いろいろな箇所のサイズ調整を行いやっと開けました。

ウェブサイトって、

そんなちょっとした事でガラッと表情が変わるのですね。

まるで素顔とプロのメイク後のようで、

自分の顔なのに、いつの間にか商品のような見栄えに驚く!

(自分なりの評価ですが。。。)

ただただ感謝です。

英語だけですが、覗いてみてください。

 

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今日はとうちゃん、

ヴィーガン料理教室を頼まれ行ってきました。

本当は、肉や魚の方が得意なのですが、

20年もレストランで働いていると、

必ずヴィーガンやベジタリアン、

アレルギーなどの方達の対応をしなくてはいけません。

そしてここ数年、

ヴィーガンとまではいかなくても、

ヴェジタリアンメニューを好む方が格段に増えています。

こちら、

Podere Salicotto (ポデーレ サリコット)

のオーナーのシルヴィアさんも、

「ヴィーガンを始めたけどレパートリーが少な過ぎて、違うものが食べたい」

と言う事で、

 

 

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本来ミートソースのパスタにベシャメルソースを合わせ、

チーズをタッブリかけてオーブンで焼き直す、

「パスタアルフォルノ」という料理を、

すべて植物性の食材で作りました。

これなら肉がなくとも、

ドッシリと満足感が得られます。

ベシャメルソースを上に塗っているとうちゃんの向こう側、

窓からの景色が素晴らしくないですか!?

キッチンは広々、どこを振り向いても大きな窓から

景色が一面に望めます。

28ヘクタールのこちらの敷地は、

オーガニックの穀物を栽培していて、

ついでに自家用の畑から、

芥子菜のつぼみを採って来て天ぷらにしたり、

 

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豆腐と野菜のミルフィーユを作ったり。

とっても楽しい2時間でした。

ここ、シルヴィアさんの声かけで、

宿泊客のみなさんで食事会をしたりするんです。

その時はとうちゃんが料理をするので、

是非とも味わいに来てくださいね。

 

ところでかあちゃん、

最近密かに嬉しい事が。

 

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12月の誕生日まで、

「みんな持ってるんだよ!携帯買って〜!!」

と散々言っていたお姉ちゃん、

ここ数ヶ月、そんなダダ捏ねはピタリと止まり、

なんと、少し離れた友達と文通を始めました。

考えましたね〜

今ではチビちゃんもこんな調子!

毎日、郵便ポストを開けるのが楽しみで楽しみでたまらない様子です。

 

ほんの数行の携帯メッセージではなく、

何枚も何枚も、

書いては消してを繰り返す手書き、

そして返事を何日でも待つ。

気持ちの入り方が全然違いますね。

なんだかこちらの心までホッコリです。

 

 

 

 

 

 

 

 

2015/03/02

ウェブサイトはまだ開かないのか?!

なんて言わないでくださいね。。。

周りの人たちからも、

「早く宣伝しないと!サイトもチラシも目につくように!」

と言われるのですが、

実はもう動いています。

 

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早速モンタルチーノのアグリツーリズモからお声がかかり、

出張してきました。

とうちゃん、仕事中は楽しそうですね〜。

久しぶりにトスカーナへ戻って来られたお客様だったので、

とうちゃんのトスカーナ料理を堪能して頂きました。

このお客様、

モンタルチーノのレストラン時代からのお客様なので、

また夏に戻られるのが楽しみです。

 

さて、最近の私たちは、

近辺のアグリツーリズモへ出掛ける毎日です。

そして、

 

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息を飲むような景色に

 

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改めて驚かされています。

こんな景色に空気にワインに料理、

満腹になったらそのままベッドへ。

贅沢なバカンスじゃないですか?

 

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こちらはキャニーナ牛の飼育も行う、

アグリツーリズモ アンドレイーニ。

 www.agriturismoandreini.it 

4月からはとうちゃんを呼んで、

キャニーナ牛、グリル&バーガー祭りを定期的に行う予定です。

他にも、

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ブルネッロ解禁祭へ出掛けた際に、

ワイナリーから声がかかったり、

友達からパーティー用のケーキを頼まれたり、

他何軒かのアグリツーリズモからも週一で来て欲しいと言われたり、

スケジュール調整に頭を捻るかあちゃんです。

ちなみにこの木曜日には、

ここブオンコンヴェントのリストランテ ダ マリオにて

「インド料理の夜」を行います。

なんだか自由になって楽しいです。