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2019/01/16

 

あっという間に2019年。

もう遅いですが、どうぞ今年もよろしくお願いします。

最近は保護者であるかあちゃんもなんとか上達して、

子供たちとこうやって馬で自由に散歩に出ることが出来るようになりました。

保護者でありながら、

「何かあったらお母さんを助けるように」と先生から念を押されていますが、

もう最高!

この光!この景色!!

数年前までは自分たちの足で歩いていたのですが、

その頃に比べると格段に距離が伸び、

いろんなところへ行ける。

 

 

余裕綽々で進む子供たち、

「あ!鹿がいるよ!ホーホー」と。

動物って、ちょっと高い裏声を出すと反応してくれるの

知ってました?

いつも2時間ほどパッと出て帰るのですが、

先日、「みんなで一日トレッキングへ行こう!」の会に参加してきました。

一日?

お尻痛そう、、、

チャレンジです。

 

 

うちのクラブからは総勢13人!

氷点下続きでしたがみんな着込んでさあ出発。

 

 

丘を登って、

 

 

降りてを繰り返し。

なだらかに見えますが、

途中、用水路を飛び越えなくちゃいけなかったり、

ちょっとした崖を登ったり。

怖がって拒む馬も多く、

その度に勇気付けて前へ進ませる、となかなか大変。

森に入ると馬の足元、自分も枝をかき分けぶつからないよう気をつけながら。

目的地はまだまだ、

あの山の下の川を渡ってから登った先。

 

 

川を渡ると言うか、登るですね。

ここはいつも私たちが散歩に来ていた川。

途中までは車で来ていたのですが、

今回は全行程馬です。

すでに3時間ほど歩いた馬たち、

水を見ると次々に前足で水をかき始めて楽しそう!

だけど後ろから

「水かきしたら中に入る可能性があるからキックしてくださーい!」

と叫ぶしっかり者のお姉ちゃん。

その後まさにお姉ちゃんの馬がゴロリンと水の中へ、、、

飛び降りたので大丈夫でしたが、

お姉ちゃんの乗っていた馬が一番子供でやんちゃ盛り。

周りの馬を見て、思わず取った行動なんでしょうね。

馬も笑えますが扱うのは大変なのでかあちゃんは安心馬を選びます。

 

 

4時間弱かけてやっと目的地へ到着。

馬たちは紐で囲った中で一休み。。。

私たちも持って来たものをそれぞれ焼いてお昼ご飯。

 

 

ところがお昼を自分のおにぎり以外忘れてしまったドジな私。

子供たちは皆さんから色々分けてもらい、

本当にありがとうございました。

 

 

ひと休憩も終わり。

馬のセッティングをし直して、

さあ、再出発ですよ!

帰り道は馬も早く帰りたいと前へ前へと力強く、

手綱を離すと暴走しそうだったので写真は撮れず。

夕焼け前の一面がピンクに染まった空気は最高に美しかったです。

朝の9時半から夕方5時半まで、

子供たちも含めて初の一日トレッキングは最高に楽しく、

自分の足では歩ききれない水の中、森の中、

農耕地のど真ん中を歩き回る乗馬トレッキングは

このトスカーナを満喫でき気分をこれ以上なく上げてくれました。

やっぱりここで楽しめることはしておかないと!

現在、内ももの筋肉痛ですが、

2019年も馬の心に気持ちに近づけるよう、

かあちゃん頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

2018/06/01

「この間みんなでトレッキング行った時にすごいところ見つけたよ」

おいでおいでと私と連れて行く子供達。

「草、高くない? 今年、蛇がやたらと多いよ?」

なんてかあちゃんの心配もよそにぐんぐん進む子供達。

そして、

「めっちゃインスタポイント〜!」と喜ぶ。。。

 

そうなんですよねー、

今やイタリアも完全にスマホの時代。

こうやって綺麗なところを探して回るなどは良い展開なんですが、

メッセージの速さにはうんざりなところも。

あーでもないこーでもないと意見が言えると

環境が良くなったのかもしれませんが、

ギリギリまで決まりごとが決まらず、

最近はみんなが集まる夕食会も発表会も試験まで

段取りの時間がなくなっている感じがします。

 

この段取りの時間。

期限はいつ、下調べ、準備、練習に仕上げ、そして確認。

何事もこの時間を通過することによって、

心の準備が出来たり、ワクワク感が増したり、

自分の未熟さを知ることも一つ、

終わった後はやり遂げた感、つまり達成感が味わえるのではないかと

古い私は思うのですが、

それが希薄になっていると同時に、

何百何千のメッセージに絵文字やイイネだけで返す返事にうんざり〜。

そんなことに時間を費やして、

「時間がない」なんて言われる、本当にうんざり〜。

とまあ、

時代に乗り遅れたガラケーかあちゃんのぼやきはこの辺にして、

最近時々とうちゃんの仕事について行きます。

ここもまた歴史を感じる邸宅の地下での夕食会は、

若手イタリア人作家の集いでした。

主催者は、

「始まりが遅いから、手早く終わりたいの」

なんて言っていたにもかかわらず、

さすが15名もの作家が集まると、

自分の作品の話から体験談を順番にしゃべるしゃべる。。。。。。。

ミステリーからロマンス、

話し手も興奮すれば聞き手も大興奮、

気がつけば日がすっかり変わり、ヘトヘトになりましたが

みなさんの楽しそうで美味しかったよと満足げなお顔を見れば

こちらも感無量です。

 

所変わってこちらは近所のホリデーハウス、ポデーレパニーコ

クレーテセネーゼを堪能出来る立地条件で、

食事も地元のジビエを、

とよくこの暖炉で焼くキジの詰め物を注文されます。

ライトアップされた暖炉でゆっくりと回りながら脂が滴り落ちて、、、

なんてったってインスタ映えしますしね!

直火は肉の仕上がりが変わります。

ヴィンサントのソースがかかり、赤ワインが進む一品です。

こちらは家族友人がみんなで泊まり、

食事中も家長が投げかける議題に一人ずつが答えていき、

それぞれの意見に感心したり大笑いしたりと

和やかな良い夕食会でした。

 

そんなとうちゃん、

今度レバノンまで出張行ってきます。

(これはかあちゃん同伴出来ず、、、、)

お隣シリアが大変なことになっているのですが、

美味しいものでニッコリと平和が訪れることを願って、

お仕事頑張ってきてもらいます。

さて、どんなインスタポイントがあるのか、

全く違う雰囲気なのか、

報告が楽しみです。

 

 

 

 

2017/08/20

 

ほらほら、馬の歯磨き。

電動歯ブラシのようなもので磨くのですが、

これが長いんですよ、

見ていると「オエッ」ってなるくらい。

馬の口って奥が深いんですねー。

と言う事で、まだ夏休み、まだ馬に毎日。

ドイツやフランスからわざわざ馬バカンスに1週間とか来るんですから、

私たちは3ヶ月の馬バカンスだと思えば贅沢ですね。

 

 

最初は「子供たち、頑張ってね!」なんて思っていたかあちゃんですが、

「ちょっといてくれないかな?」から始まって、

数ヶ月の(シゴキの)結果、

今ではポニーのレッスンの仕方まで教わってしまったかあちゃん。

子供達と一緒に毎日馬バカンスをやっております。

 

ポニーに乗るのは3歳から小柄な10歳くらいの子供達。

大体、できない子ほど「できる」と言うのはなんでしょう!?

かあちゃん、13年もかあちゃんをやっているのに、

子供ってこんなに扱いにくいんだ!と改めて思います。

自尊心を傷つけてもいけないし、

だけど段階を踏まないで習えないし、と悩んでばかり。

出来ている事に注目して「出来てるね」と言うように心がけていても、

乗って1、2回で「ガロッポ(駈歩)したい」と言いだし、

さすがに出来ないよと言うと「もうやりたくない」と。

一度手を出したものは、

すぐに結果が出ないとやる気を失くす。

参ります。

今朝も5歳と6歳の2人の子供達のレッスンをしましたが、

2人とも「自分で出来るから(私が持っている)綱を外せ」と半命令気味。

親がすぐそばにいてもそんな言い方!と、

綱外して「はいどうぞ、自分で進んでください」と言うと、

蹴ろうが吠えようが動かないんですねぇ、馬って。

「あんまり蹴ると落とされるよ。」

から始まり、

「足の位置が違う!手綱が緩みすぎ!背中まっすぐ!

前を見る!手綱を引かない!馬を傷めない!」

立て続けに言う大人気ないかあちゃん。。。

なんとか自分の事を知ってもらいたいだけなんですがね。

自分のできる事を知る喜び。。。

難しい。。。

順を追うには時間がかかります。

集中した時間をかけるほど、

基礎が固まるんじゃないのかな?

今日はちょっと自信をなくしたかあちゃんに対して

 

 

裸馬にも悠々乗る子供達。

そしてどんどんバージョンアップする秘密基地のその後。

 

エントランス

 

サロンからの眺め

 

 

関係ないけど鴨料理を仕上げるとうちゃん。

ローマは一日にして成らず、

かあちゃんも頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/06/15

 

南トスカーナ、暑いです。

ここブオンコンヴェント、

ついこの間、オバマ元大統領がバカンスに来たとか、

ミッレミリアが来たとか、

学年末の各種の発表会があったとか、

色々ありまして、今週から夏休みです。

「え?もう??」

と、各国から聞こえそうですが、

そうなんです。

3ヶ月です。

そして我が家、夏休みに入ったその日から、

かあちゃんより馬と過ごす方が長い子供たち、

 

 

広い広いところから、お客様の為に必要な馬を連れ出し用意、

などの手伝いに朝から晩まで。

大変だね〜なんて思うのですが、

最近何か様子が違う。。。

迎えに行っても

 

 

シーーーン。

でも、

 

 

怪しいので近づいてみましょう。

密かに声が。。。

 

 

 

ジャーン!

見つけてしまいました。

大慌てで「大人立ち入り禁止!!」と

チビちゃんたちに押されたので写真がブレてしまいました。

しかも、

「秘密だから写さないで!」

とお姉ちゃんに言われたにもかかわらず、

写してしまいました。ごめんなさい。

夏休み前から、

しょっちゅう手や腕に棘が刺さったとか、

意味不明な切り傷とか、

これだったんですね。

子供達、一番小さなサイズのスイスナイフ一本で、

コツコツと薮の裏から穴を開けて秘密基地を作っていたのです。

木陰で風通しよく、景色バッチリ。

最高じゃないですか!

しかしまあ、よく切り開いたこと!!

隣には仮のキッチンがあり、水の保管場所やコップ立てを作っている最中で。

昨日の帰り道には

 

 

こっちからも、

 

 

あっちからも、野生のスモモをもぎ取り、

袋がないからTシャツを引っ張りポイポイ放り込み。

また秘密基地で楽しく食べるんでしょうね。

だけど課題が残ります。

心地の良いところは人間だけが心地よいわけではないですよね?

先日も行くとヘビが寝ていたそうです。

ヘビがいるという事は他にも、、、

ふふふ、

対策に頭を悩ませてください。

色々考えて、色々試して最高なものを作って、

最高に満足してください。

かあちゃんは、

余ったスモモやサクランボで

シロップや梅干し作りです。

さあ、

夏休みを謳歌しましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/05/02

おはようございます。

肌寒さが残る南トスカーナですが、

ここ何週も連休続きで、

親子共々、身体も心もすっかり「休み慣れ」してしまって、

今朝の学校の行きは

カバンが鉛のように重かったんじゃないかと想像します。

その連休中、

いろんなイベントがありました。

 

 

ブオンコンヴェントではこの週末、

「ノーヴァエロイカ」と言う自転車のレースがあり、

それに合わせて町中が、

 

 

メルカート。

イタリア中から特産品が集まり、歩くと

「味見!味見!」と声をかけられるので、

地ビールを飲みながらブラブラと一周するだけで結構いいおつまみ。

中でも、ゴルゴンゾーラが大好きな次女、

トスカーナでは限られたメーカーしか買えないので

せっかくロンバルディアから来てるしと買いに行くと、

 

 

「見ててよー、ゴルゴンゾーラ丸ごと切るよ!」

と切り始め、

 

 

「ほらほら!!この真ん中!」と、ドヤ顔。

はい、しっかりと買って帰りましたよ。

スーパーで切り売りしているものとは全然違う、

切り立てはトロトロで本当に最高。

とそんな賑やかな街中に後ろ髪を引かれつつも、

私達は毎年恒例の馬のジムカーナ大会へ行って来ました。

 

 

馬を競技場まで移動させる娘達。

一番後ろでポニーを連れて行く次女。

こうやって大きな馬と並んで歩くと

「キャー可愛い、小さい子がポニー乗ってる」

と、よく言われます。

乗馬クラブにいても、

次女ぐらいの子供達が、

「馬に乗れる!1mの障害飛べる!まだポニー??」

なんて小馬鹿を露にされたり、

馬関係ではアルアルな小競り合い。

ポニーの難しさを理解してくれる人、

なかなかいません。

細くて小柄な次女は先生にも、

「馬に乗せられていくのではなく、

彼女は馬を御する事が出来るけど、

馬を操る足が届かないのと力と体重が足りない」

と言われてずっとポニー。

本人はポニーが好きなんですが、

端から軽く見られ続けた次女は、

相当苦々しい思いをしたに違いありません。

もしかしたら、

それを見ていたかあちゃんの方が

苦虫を噛みしめる顔をしていたかもしれません。

が、今回のジムカーナゲーム。

 

 

みんなの前で思いっきり襲歩でポニーを走らせた次女。

「マンマ、ポニーの力はすごいね。

止めるのが大変だったよ!」

と、どれだけ気分爽快だったでしょうかね!

いやいや、

やっぱりかあちゃんの方が

「いひひひーー、ヤッターー!!」

と叫びたかったくらいです。

 

 

でもまあ、

ポニーからお友達と楽しそうにおしゃべりしてる姿を見ると、

うちに秘めた自信で

そんなに苦くはなかったのかな?なんても思います。

さあ、

ゴルゴンゾーラ、たっぷり食べましょう!!

あと2週間ほどで今度はミッレミリアがやってきますよ〜

 

 

 

 

 

 

 

2017/02/17

春ですね〜、、、

と言いたくなるような天気が続いている

南トスカーナのブオンコンヴェント。

眺めるだけで時間が、日々があっという間に過ぎていきます。

 

 

子供達は相変わらず

 

 

馬に夢中で、

ひとりぼっちのかあちゃん、

カメラ片手に何も持たず、

気ままに歩きに出ました。

 

 

えへへ、こんな景色を独り占め、いい気分。

周りには何もありません。

 

 

なんでしょう、

音もなく、誰もいない世界を楽しんでいると、

自分の陰を見るだけで楽しくなってきます。

 

 

あんまりにも綺麗なので、

草をかき分け池まで降ります。

 

でも、かき分けてはいけませんでした。

ビックリした野ウサギが!キジが!

バタバタとすごい勢い&迫力で逃げていきます。

一人ではありませんでしたね。

見えていなかっただけで、

自然の中でそれぞれ共存している所へ、

挨拶もなく入り込むかあちゃんは、

無断侵入者でした。

池の周りをぐるりとしてみたかったけど、

このままエゴを通して

ヘビやイノシシに怒られても怖いので、

ゼエゼエ言いながらまた登り、

なるべくトラクターの跡がある所を歩いて行くと、

 

 

いつの間にかどなたかの畑の真ん中に。

あらら、完全に不法侵入者な私。

が、まあ誰も咎めたりしないので

ここは本当に一人っきりで畑を突っ切りました。

広いですね、一人って余計に広く感じます。

 

 

やっと見慣れた道が見えて来た!

 

 

変な道を通ったから、誰だ?と見回りに来た馬達。

怪しいものではありませんーーー

 

 

ただいま〜

はー、

ちょっとひと周りしただけで、

地球の一片を歩いたかのような気分になれる私は、

かなり得な性格なんでしょうね。

かあちゃんが地球冒険している間に、

 

 

ずっと馬のお世話をしていた子供達。

田舎暮らしはドキドキワクワクが止まらない、

なんて話を興奮して喋る私に、

「あー、あの道?よく馬で通るよ」

と、軽く言われてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016/11/15

毎年この時期に

国際馬見本市がヴェローナで行われます。

ヴェローナ、ここから遠いです。

「朝5時20分にバスがでるから、5時10分には家を出ようね」

と子供達に言い聞かせていたかあちゃん、

目覚ましを無意識に消していて5時5分に飛び起き!!

大慌ての出発です。

なのでバスから降りてもボーーーッとしていた所、

 

ヴェローナ国際馬見本市

 

あっちからもこっちから蹄の音。

普通の公道ですが、

 

ヴェローナ国際馬見本市

 

いきなり馬車の行列に出くわし、

なんだか不思議な目の覚め方です。

まあ、とりあえず会場へ入りましょう。

 

ポニーゲーム

 

ポニーゲームです。

ポニーなので大きさが解り難いですが、

騎乗しているのは子供達。

大人顔負けに障害を越えたり思いっきり走らせたり。

うちの子供達はここだけで十分な顔をしてガッツリと見入っていたのですが、

パディリオンは沢山あります。

とりあえず一つ目入ってみようと背中を押して。

 

馬国際見本市

 

「これこれ、見たかった!」と子供達。

馬の上で器械体操のような、、、

馬はもちろん速足で進んでいるのですが、

その馬に飛び乗ったかと思うと、上で立ったり逆立ちしたり、、、

一体どんな練習をしているんでしょう?

 

馬博覧会

 

次、馬、飛びます。

障害物を一つずつ高く増やし、飛ばせていきます。

この後、騎乗して障害を越えるのも見たのですが、

それは練習だけで、後から

公式国際試合として別のチケットがいるとわかりガッカリ。

これだけでもうお昼、外に出てなにか食べようと出ると、

 

ポニー

 

「わ〜、ポニーがいる〜」

とずっとポニーのお世話をしているうちの次女。

こうやって、会場内外、そこらへんに普通に馬がいるのでなで放題。

「広場でショーが始まるよ」と情報を得て走って行くと、

 

フリージアンホース

 

フリージアンホースのショーが始まったばかり。

こちらはテノール歌手の方。

騎乗しながらCon Te Partirò , 君と旅立とうを熱唱、

馬も見れて歌まで聞ける、いいじゃない〜

 

フリージアンホースショー

 

こちらはテクノ調のリズムに合わせて、

まるで馬が音楽を聴いて踊っているかのように。

ドレサージュと呼ばれる調馬ですが、高度な技術です。

高度だとわかっていても私は今まで、

馬を支配しきっている人間像がなんだかイヤだったのです。

が、この後ドレサージュの先生が出て来て、

「馬に無理矢理やらせようとしても出来ません。

馬の出来る事を人間が理解して、

人間が馬に寄り添って、理解を深めると

馬にとってはしんどい事でも難しい事でも何でもないんです」

と説明され、

腑に落ちなかった部分がストンと納得させられたかあちゃんでした。

 

ハンガリー、フリージアンホース

 

次、

個人的にはハンガリーから来たこの人が一番感動しました。

5頭ものフリージアンを操って、

しかも後ろ2頭に立ってるし、

途中から片手でものすごく長いムチを振り回し、

その間ずっと5頭とも全速力で走っています。

振り上げられたムチに当たらないように頭を下げながら、

蹴り上げられた砂で砂まみれになりながらの迫力でした。

 

ブッテロ

 

こちらはブッテロと呼ばれる、

トスカーナ州マレンマ地方の

マレンマーノと呼ばれるマレンマ種の馬や犬とともに暮らす人達。

写真がよく撮れなかったのですが、

次女より小さそうな男の子がいました。

マレンマーノは馬も犬も大型です。

この大型の馬を全力で走らせ、きっちり止まらせと出来るのは、

共に生活しているからなんだろうなと

違う世界を覗き見たようでワクワクしました。

他にもいろいろと、

たっぷりとショーを見終わったら帰りの時間が迫っていました。

それに気がついた次女が

無理にでもと私の手を引っ張って行ったのは、

 

ミニポニー

 

ミニポニーのブース。

赤ちゃん達が眠っています。

かわい〜

 

ミニポニー

 

大きくなってもこの大きさ。

うちのチビちゃんは最初から最後までポニー、

よっぽど好きなんでしょうね。

この先、ポニー友達なんかが出来るといいのにね。

それまではかあちゃん、

しっかりつき合いますよ!

 

 

 

 

 

 

2016/10/03

チャッチーナ

 

チャッチーナです。

フォカッチャ、スキャッチャータ、チャッチャと色んな呼び方がありますが、

この辺ではチャッチーナ。

うすーく延ばしてローズマリーと塩を振り、

たっぷりのオリーブオイルをかけて焼き上げます。

パリパリで美味しいですよ〜

さて、日曜日は化石掘りに行く予定でしたが、

前夜の雨でぬかるみ過ぎの為中止。

で、朝から子供達の学校用にこれを焼いていました。

でも天気も良くなって来たし、、、

一旦ダラケてしまった子供達ですが、

「キツネ刈り観に行こうよ!」

と誘うと少々のウォーキングも喜んで!

 

エロイカ

 

ちょっと歩くとやたらと自転車が。

今日はエロイカだったのをすっかり忘れていました。

イタリア人に限らず、色んな国の人達が参加しているアンティーク自転車レース。

この時点でもう80kmほど漕いでいるんですよね。

すごい。

 

エロイカ

 

それでも「チャオ〜」と声をかけて去って行くのはイタリア人。

陽気で元気ですよね。

しばらく自転車を眺めていると、

 

キツネ刈り

 

向こうから現れました、

キツネ刈り軍団!!

 

キツネ刈り

 

物々しい雰囲気です。

 

キツネはどこだ!?

 

な〜んちゃって、

本当の狩りをするわけではないのでご安心を。

ここではただの乗馬のゲームとして開催されています。

 

キツネ刈り

 

と言う事でキツネはこの人。

背中にキツネのしっぽをつけています。

ゲームの内容は、

揃って朝から3時間ほど、

倒れた木や水路など、

自然の障害物を常に速歩から駈歩で乗り越えていきます。

常にちょっと走っているんですね。

よほど鍛えられた馬でないと、

3時間も駈歩なんて出来ないし、

乗っている方も大変です。

なので何人かは、到着時点ですでに参加不能。

馬も人も汗だくでした。

 

最終地点へ来ると、

 

キツネ刈り

 

襲歩にてシッポを狙います。

逃げまとうキツネさん、

角度を変えて追い込む他、

すごい速さに圧倒され続け、

あれよあれよと言う間にシッポは奪われてしまいました!

 

終わった後のみなさんはヘトヘトのはずですが、

清々しい笑顔で、

「来年は参加しにおいでねー」

と、食い入って観ている子供達に。

頬を赤らめて揚々としている子供達の横でかあちゃん、

『自転車でも乗馬でも、

こんなにハーハー言うまで運動したのはいつだっただろう???』

と、先輩方の美しい姿を眺め、

年をとっている場合ではないと思い返し、

それでもトボトボと歩いて帰ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

2016/07/05

オルチャ渓谷

 

オルチャ渓谷と言えば必ず出て来るこの景色、

現在の色です。

6月20日まで寒くて湿気た夏の始まりでしたが、

21日からガラリと夏日、10日も夏日が続くと一気に乾きます。

 

ブオンコンヴェントのヒマワリ

 

6月10日に学校が終わり夏休みに入りました。

3ヶ月、何する?

「歩く!」と決めたお姉ちゃん、

毎朝家から、日々少しずつ開いて行くヒマワリを眺め、

 

ブオンコンヴェント

 

ヤギやヒツジの間を通り、ハエを払いながら丘を登りきると、

 

トスカーナで乗馬

 

乗馬に来る観光客の為のセッティングのお手伝いをし、

水を飲んでまた歩いて帰ると言う、

合計8キロほどのウォーキングコースを

かあちゃんも付き添ってやっていました。

最初は足にきましたが、慣れると一日がスッキリするもんだ!

と喜んでいたんですが、

夏って夜のイベントが長いんですよね。

朝は眠いし9時を過ぎると暑い!!

これはムリ〜、、、

と、コースを変えました。

 

ブオンコンヴェント

 

やっぱり森はきもちイイ!

 

ブオンコンヴェント

 

飛び石を渡ってさらに1kmほど歩くと

程よく汗ばみ身体も火照る頃、グッとまた崖を下ります。

そして、

 

ブオンコンヴェント

 

気持ちイイヨ〜〜〜〜

魂抜けそう。。。

 

冷たい川の中でゴロンと寝転がり、

頭の先からチョロチョロ水が流れ、

上を向いて、下を向いて、また上を向いて、、、

太陽に当たっても全然暑くない、

最高にリラックスですよ〜!

だーれも来ないので、我が家のプライベートリゾートです。

同じ川でも少し場所を移動すると、

 

ブオンコンヴェント

 

崖からジャーーンプ!!

ここは2m以上深さがあるので余裕です。

海もいいけど、川の水の後は肌もサラサラで本当に気持ちがいいです。

道中で、

 

野花 トスカーナ

 

色々な花を摘んで、匂いを嗅いで、

 

野花 トスカーナ

 

野花ノートを作るチビちゃん。

 

ネズの実

 

とうちゃんのラグーソースの為のジュニパーや、

 

スモモで梅干し

 

かあちゃんの梅干し作りの為のスモモも摘んでくれたりします。

梅干し、

いつもはスモモやプルーンで作っていたのですが、

今年始めてアプリコットで作ってみました。

一番奥の瓶がすでに干し上がったものですが、

美味しいのなんのって!

やっぱり皮の感じや果肉が梅と似ているんですね。

これはすぐになくなりそうなので、

追加で漬けているのが手前から2番目。

手前から1番目と3番目は野生のスモモです。

もうそろそろ梅酢があがっているので、

後はお手製の網戸籠を吊るして、

このカンカンの太陽に干すだけ。

あとのスモモ梅干しも楽しみ〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016/05/30

前々から計画していた、

乗馬クラブからの遠足。

ちょうど3日前くらいから夏日になった南トスカーナ、

「海に行くのにバッチリだね!」

と、みんなウキウキでブオンコンヴェントを出発した昨日の朝。

行き先はピサ。

ピサの斜塔のピサなんですが、

正確には、ピサにある自然公園。

その大きさが、

カーニバルで有名なヴィアレッジョから

ピサを通り越してリヴォルノまで

海岸沿いをすべて覆う大きさの自然公園。

その中にある乗馬クラブを訪れました。

あまりの広さに写真に納まらず、

どんな所か興味のある方はこちらをどうぞ。

http://www.parcosanrossore.org/Eindex.php (英語)

 

馬を見に来たのですが、

あちこち自由にいるもんで、なかなかカメラもとどきません。

敷地内の林の間を歩いて歩いて、

 

マレンマ牛

 

やっとカメラに納まったのは、マレンマ牛の群れ。

トスカーナ州の海沿いをマレンマ地方といい、

そこのオリジナルの品種です。

 

マレンマ牛

 

角がなんとも美しい。

残念ながらこの遠足、

出発直後から大雨。

雨の中、人間は何をしているんだ?とでも言われているかのように

5m進んでは止まってを繰り返し、

ジッとこちらを見つめていました。

せっかくの遠足にピクニック、

こんな大雨で、、、なんですが、

ポジティブなイタリア人仲間と一緒なら、

何があっても楽しいんです。

 

馬車で海まで

 

さあ、今回の目的はこれ。

雨もあがって、ハンガリアン種に引かれる馬車に乗り込み海まで!

 

馬車で海まで

 

のんびり松林を1時間弱。

馬車の揺れとスピード、

リラックス効果抜群です。

ですが、子供達は何かを発見!

 

松林からイノシシ ピサ

 

松林からイノシシの親子が、

 

ウリボウ ピサ

 

なんだなんだと何処からともなく、沢山の小さな小さなウリボウが!

一生懸命走って来る姿が可愛くて可愛くて。。。

 

馬車で海まで ピサ

 

海〜!!

ここで一休憩。

 

ピサの海

 

ガイド無しでは絶対に入れない保護地区、

ゴロゴロ転がる岩が真っ白でウットリしている間に、

 

ピサの海

 

なんだこれ?

見覚えのあるサンダルが、、、

 

ピサの海

 

子供達、あっという間に走り去り、水着になって水遊び。

雨の後で結構寒かったんですが、

この天気に誰もいない砂浜、

興奮しない訳がないですよね?

「向こうに見えるのがピサの街で、、、」

なんて説明はどうでもいいです。

耳に入りません。

キャーキャー叫びながら波と戯れる姿、

かあちゃんもトレッキングシューズを脱ぎ捨てて、

「あ〜、きもちイイ〜〜〜」

最高でした!!

 

また馬車で戻るともう夜の7時を廻っていたので、

 

ピサ 地元食材

 

地元食材市で仕入れたもので

もう一度ピクニック。

大雨に苦笑いで始まった遠足、

最後には大笑いで、

晴れやかな楽しい一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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